概要
このページでは、トミカが歩んできた歴史を振り返ることを目的としています。
目次
前史
1924年
- 2月2日 タカラトミーの前身となる冨山玩具製作所が冨山栄市郎によって設立された。
1959年
- プラレールの前身である「プラスチック汽車・レールセット」がとみやま商事から発売される。当初は手転がし式であった。
1963年
- 冨山商事がトミーに改称。
- プラレールがトミーから発売される。
1969年
- トミカワールドの前身として、アメリカ向けに製造されていた小型ミニカー用パーキングタワー2種類が『トミーミニカーワールドシリーズ』として発売される。
1970年代
1970年
- 6月30日 トミーからトミカの発売が発表される。それ以来この日はトミカの日となっている。
- 8月18日 この日からトミカの販売が開始される。最初はトヨタ・2000GT※未作成などの6台が発売された。当初の値段は180円であった。また、当時は『トミーミニカーワールドシリーズ』の一つとして発売された。
1971年
- 香港での製造が開始される。しかし、翌年には国内の生産設備が整ったことにより、中止された。
1972年
- トミカの上位シリーズ『トミカダンディ』の展開が開始される。
- 古河ホイールローダ FL140※未作成が発売される。若干の変更はあれど、2007年まで35年間販売され、ロンドンバス※未作成に次ぐ記録を持つ。
1973年
- テレビ番組を題材にしたシリーズ『マスコミトミカ』の展開が開始される。同年に終了。
- 戦車を題材にしたシリーズ『コンバットトミカ』の展開が開始される。
- 飛行機を題材にしたシリーズ『スカイトミカ』の展開が開始される。
1974年
- 価格が220円に改定される。
- 初めてトミカに絶版車種が登場する。
- アメリカ市場向けに『ポケットカー(Pocket Cars)』という名前で輸出される。
1975年
- この年からギフトセットの販売が開始される。当初はトミカワールド内の「トミカのまち」シリーズでの展開であった。
- 通常品よりスピードを追求した『トミカダッシュ』シリーズの展開が開始される。後に『スーパートミカダッシュ』に改名。
1976年
- この年から外国車シリーズの販売が開始される。
- 初代ロングトミカの販売が開始される。
1977年
- 7月 外国車シリーズでロンドンバスが発売される。シリーズ廃止以降もNo.95としてラインアップに残り、2022年現在に至るまで発売され続けている。
1978年
- レーサーの長谷見昌弘選手と契約し、トミカシェブロンが誕生する。
1979年
- 累計販売台数が2億台を突破。
- トミカダッシュを進化させた『パワートミカ』シリーズの展開が開始される。
1980年代
1980年
- 誕生10周年を迎える。また、価格が280円に改定される。
1981年
- 価格が320円に改定される。
1982年?
- トミーのロゴが赤色を基調とし、丸みを帯びたものに変更される。
1984年
- 外箱のデザインが黒と黄色を基調としたものから現在の赤基調のものに変更される。
1985年?
- 初代ロングトミカの販売が終了する。
1988年
- 国産車シリーズと外国車シリーズが統合され、現在の120番体制になる。
1990年代
1990年
- 20周年を迎える。
- トミカ初のオリジナルストーリーとして「トミカ未来緊急隊アースコマンダー」の展開が開始される。
1991年
- 価格が360円に改定される。2014年まではこの価格が維持された。
1992年
- B/Oトミカの発売が開始される。
1994年
- 製造国が日本から中国へ移行される。
1995年
- 25周年を迎える。
- トミー公式サイトがオープンする。
1996年
- トミーテックが設立される。
1997年
- B/Oトミカがモータートミカに名称が変更される。
- 6月? トミカ公式サイトがオープンする。
2000年代
2000年
- 30周年を迎える。
- トミーのロゴが青色を基調としたものに変更される。
- この年から毎月必ずトミカが発売されるようになる。
- 8月 東京都豊島区でミニトミカ博が開催された。
- 8月 大トミカ博が開催された。
2001年
- トミカドリームモータースの展開が開始される。当初はトミカ関連のイベントへの展示が中心だった。
- ビットチャーGの展開が開始される。
- 4月 トミカリミテッドの展開が開始される。
2002年
- 7月 マグナムレスキューシリーズの展開が開始される。
2003年
- 6月 初回特別カラーが初めて発売される。最初に設定された車種はWILL サイファ※未作成。
- 12月 マグナムレスキューの大型玩具『緊急発進マグナムパトレーラー』で子どもが指を切断する事故が発生し、メーカー主導の回収につながる。
2004年
- 1月 トミカリミテッドヴィンテージの展開が開始される。
2005年
- 35周年を迎える。
- 8月10日 トミカショップ1号店が東京駅一番街内の東京キャラクターストリートにオープンする。
2006年
- ハイパーレスキューの派生シリーズであるハイパーブルーポリスが誕生する。
- 3月発売分から毎月2台新車が発売されるようになる。それに伴い、初回特別カラーの発売は2011年まで休止された。
- 最後に初回特別カラーが設定された車種は前月に発売された日産 ディーゼル クオン※未作成であった。
- 3月1日 製造・販売元のトミーがタカラと合併しタカラトミーとなる。
- 10月 トミカリミテッドヴィンテージ NEOの展開が開始される。
2007年
- 6月 2020年まで発売した光岡オロチが、箱の右上にタカラトミーのロゴが基調としたものに変更される。
2008年
- 製造国が中国からベトナムへ移行される。ただし、しばらくの間はトヨタ 86など中国で製造されるモデルも混在していた。
- トミカタウンがコンセプトはそのままに、従来より小型のものにリニューアルされる。
- 4月 ディズニーとタイアップし、新ブランド『ディズニーモータース』が立ち上げられる。
- 4月5日 トミカ初の特撮ドラマ『トミカヒーロー レスキューフォース』の放送がテレビ愛知・テレビ東京系ほかで開始される。
- また、同月からディズニーショップでの先行販売が開始された。(*1)
- 12月 2代目ロングトミカの販売が開始される。
2009年
- 3月28日 『トミカヒーロー レスキューフォース』の放送が終了する。
- 4月4日 特撮ドラマ2作品目『トミカヒーロー レスキューファイアー』の放送がテレビ愛知・テレビ東京系ほかで開始される。
2010年代
2010年
- 40周年を迎える。
- 3月27日 『トミカヒーロー レスキューファイアー』の放送が終了する。
- 4月 トミカ40周年を記念して日産 フェアレディ Z 40周年記念車※未作成が発売される。
- 6月 日産フェアレディZが販売期間1年5ヶ月という衝撃が走った、入れ替えは日産フェアレディZロードスターで発売した。
2011年
- 6月 中国でトミカの販売が開始される。
- 7月 この月に発売されたNo.113-3 ランボルギーニ レヴェントン※未作成を皮切りに、初回限定カラーの発売が再開される。
- 「トミカ ハイパーシティ」の名称でアメリカでの販売が再開される。
2012年
- 12月 ドリームトミカの販売が開始される。
- アメリカでの「トミカ ハイパーシティ」の展開が終了する。
2013年
- アメリカでアーテルブランドでトミカが発売される。
- 6月14日 トミカリミテッドの販売終了が発表された。なお、リミテッドヴィンテージ·ヴィンテージネオは販売を継続する。(*2)
2014年
- 2月で発売したトヨタクラウンアスリート、なんとセダン史上最長寿という衝撃を受けた、現在はラインナップで売られてる
- 2月 メーカー価格が450円(税抜)に改定される。
- それに伴い、特注トミカやイベント限定のトミカは軒並み600~700円(税抜)に値上げされた。
2015年
- 45周年を迎える。
- 3月 ロングトミカ初の初回特別カラーが発売された。
- 4月 プレミアムトミカの展開が開始される。
2016年
- この頃からトミカの初回特別仕様のネット上での転売が増加する。このため、各販売店では個数制限が設けられるようになった。
2017年
- 3月 トミカタウンがトミカタウンビルドシティにリニューアルされる。
- 4月15日 トミカ初のテレビアニメ『トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド 機動救急警察※未作成』の放送がTBS系列で開始される。
- 11月にモリタ消急車FFA-001が廃盤 2004年のトミカは13年間の幕を閉じた。
- 12月23日 『トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド 機動救急警察』の放送が終了する。
2018年
- 1月20日 『トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド 機動救急警察2018』の配信がYouTubeで開始される。
- 6月 フェラーリが数十年ぶりにトミカに登場することが発表された。
- 8月24日 『ドライブヘッド』の映画版『映画 ドライブヘッド〜トミカハイパーレスキュー 機動救急警察〜』が劇場公開される。
- 10月 トヨタジャパンタクシーが発売中止、代わりに日産GTRパトカーが発売した。
- 10月27日 トミカ4Dの発売が開始される。
- 11月17日 トミカプレミアムRSの発売が開始される。
- 12月24日 『トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド 機動救急警察2018』の配信が終了する。
2019年
- ウォルマート限定でアメリカでのトミカの販売が再開される。対象年齢は日本のものとは異なり、8歳以上に引き上げられている。
- 10月 トミカ標識セットが子会社のタカラトミーアーツから発売される。
2020年代
2020年
- 発売から50周年を迎える。
- これを記念し多数のイベントが開催される予定だったが、コロナ禍によりトミカ博を含めすべて中止となった。
- 3月 この月に発売される予定だったNo.19-9 スズキ KATANA※未作成が諸般の事情により4月発売に延期された。
- 4月5日 テレビアニメ『トミカ絆合体 アースグランナー』の放送がテレビ大阪・テレビ東京系列で開始される。
- 6月 No.1~120の新製品がコロナ禍の影響で発売されなかった。(*3)
- No1~120の新製品が発売されない月はトミー時代の1999年10月以来となった。(*4)
- 7月 この月は4代目フィット※未作成のみ発売された。
- なお、1台のみ新車が発売されるのはトミー時代の2006年2月以来となった。(*5)
- 8月18日 発売開始から50周年を迎える。
2021年
- 3月28日 テレビアニメ『トミカ絆合体 アースグランナー』の放送が最終回を迎える。
- 9月頃 50周年に関連するイベントが全て終了する。
- 11月20日 漫画や映像作品に登場する劇中車を忠実に再現したトミカプレミアムの派生シリーズ「トミカプレミアムunlimited」の発売が開始される。
2022年
- ドリームトミカが発売から10周年を迎え、様々な作品とコラボした商品が続々と発表、発売される。
- 4月29日 トミカタウンがリニューアルされ、持ち運びができるサイズに小型化される。
- 7月1日 メーカー価格が通常品550円、ロングトミカ1,045円(いずれも税込)に値上げされた。
- また、トミカワールドのおかだづけコンボイとパーキングケース24もそれぞれ400円近く値上げされた。
- これにより、一部の販売店でも35~50円ほど値上げする措置が取られた。(*6)
- 9月1日 上記以外の商品のメーカー価格が55~770円値上げされた。
- また、イベント限定モデルやイオン特注など、限定品もそれぞれ50円値上げされた。
- 11月 「千と千尋の神隠し」などで有名なアニメ制作会社スタジオジブリとコラボした「ドリームトミカ ジブリがいっぱい」シリーズの展開を始めた。
2023年
- 3月18日 BANDAI SPIRITS(*7)とのコラボレーションとの一環として、アニメ「機動戦士ガンダム」のトミカが発売された。(*8)
- これとは逆に、タカラトミーの玩具である「ゾイド」がBANDAI SPIRITSの一ブランド「超合金」で発売された。
- 3月24日 公式インスタグラムが開設される。
- 4月28日 トミカ博が3年ぶりに大阪で現地開催された。以降各地でトミカ博が開催されている。
- 6月1日 一部のギフトセット・トミカワールドで値上げが行われた。
- 値上げ幅は110~220円ほど。
2024年
- タカラトミーが100周年を迎える。これを記念し、7月にはチャンピオンレーサー(*9)のトミカ、100周年記念のギフトセットが発売された。
- 2月17日 タミヤ(*10)とのコラボレーションとの一環として、ミニ四駆のトミカが発売された。
- 3月16日 ドリフト走行ができる新シリーズ「ドリフトトミカ」の展開が開始される。
参考文献
- 『トミカライフ 1970~2005』(ネコ・パブリッシング、2005年発行)
- おもちゃと共に歩んだ100年|おもちゃのタカラトミー100周年記念サイト|会社情報|タカラトミー (2024年4月14日閲覧)