概要
金色に輝く神秘的な魚。
フルコースの中でもトップクラスの旨味を持ち、
ブラックトライアングルをはじめとする、
グルメ界の全海洋に流れる旨味を絶え間なく生産している。
鯨王ムーンが天敵であり、
ブラックホールで全てを吸い込む鯨王に襲われると光の速度を超え、
魂の世界に逃げる。
その際、凄まじいスピードで何度も脱皮を繰り返し、脱皮した数千の皮は稚魚として旨味を保ったまま泳ぎ続け、その中の一匹は成魚にまで成長する。
アナザが泳いだ後には光輝く
星屑の川が流れるが、
それらのほとんどは稚魚によるものであり、
ブルーグリルで調理されているのもそれらの個体である。
調理方法
アカシアのフルコースの中でも最も調理の難しい食材の一つ。
調理には60万年という膨大な時間がかかるため、時間が限りなくゆっくりが流れる
魂の世界で行う必要があり、
金の調理器具と
霊食を捌ける料理の腕が求められる。
光の速度で逃げるアナザを疲れさせるのに1万年、鱗を取るのに5万年、内蔵を取って血合を洗うのに10万年、一次煮込みに30万年と、
工程の多くを「待つ」という時間が占めるため、
料理人にかかる精神的負担は半端ではない。
食材として
裏の世界に味をそのまま持っていける唯一の食材であり、あの世とこの世の架け橋と言える。
食べると
グルメ細胞の悪魔の「舌」が復活し、新たな味覚が開花するとともに
グルメ細胞が忘れていた記憶を思い出させてくれる。
極端に言うと石ころでも何でもおいしく食べられるようになり、
ニュースなどの味が無い食材の味も認識できるようになる。
来歴
アナザ編では、
小松たち人間界の精鋭たちと
十貝五人衆が魂の世界で調理に挑む。
60万年という圧倒的な調理時間は
小松と
フローゼの
グルメ細胞の悪魔の手によって65年に短縮され、無事調理完了。
その後、ブルーグリルの国民皆に食され、魂の取引によって忘れてしまっていた記憶を思い出させた。
関連項目
最終更新:2016年11月30日 20:06