土曜教室から
自然派の土曜教室
土曜教室は最初から自然派だったのですが、最近、ますますその傾向を強めたようです。
見てください、右下の写真。栗の木の下の青空教室です。白黒写真だとわかりませんが、緑一色です。いったいここはどこ?家のそばです。これを用意するのにかかった費用は?0円です。テーブルはその辺に生えていた竹で作ったもので、3~4時間でできてしまいました。木を切っただけのこしかけは近所の人からのもらいもの。黒板は7年前に作り、以後毎回使っているもので、それに金具とヒモをつけただけ。見晴らしよく、そよ風が吹き、ウグイスの歌も聞こえてくる教室。いいでしょう。
左下の写真は畑作業の様子。この日はナスとトマトの追肥やりと、ホウレン草、ニンジンの芽が出なかった所への種の追加です。今までだったら、わざわざ子どもたちにやらせようとも思わなかったような作業なのですが、最近、少し考え方が変わったのです。
この間、富山の町を車で走りながら、こう思いました。子どもたちはいつもこんなつまらない所にいるのか。こんな所にばかりいたら、クサクサするし、人工的で金のかかるインチキな娯楽ばかりを求めるようになるんじゃないか。それに比べると私の畑は何ていい所だ!農薬、化学肥料、ビニール一切なし。草ぼうぼうで半野原(のはら!)。気持ちがのびのび解放されるぞ。それに野菜を育てる手ごたえがわかってくれば、その奥行き楽しみ無限大。ここが楽園であると心底わかる日がくるぞ。そうだ、都会に住む子どもたちにはここに来るだけで意味がある。大してやることがなくっても、天気がよければここへ来よう。そして実際子どもたちは遊び道具など何もないこの場所で、どういうわけかいくらでも嬉々として遊んでいるではないか・・・・と。
自然派の土曜教室です。
シュタイナー教育土曜教室 石田清二
tel 0763-37-1448 http://www.coralnet.or.jp/kagyu/
tel 0763-37-1448 http://www.coralnet.or.jp/kagyu/

ニンジンの芽が出なかった所に種をまく。

自慢の青空教室。