【概要】
2025年1月15日に開始された
「Hakase」制作の王道古典ファンタジーTRPG
『Shared†Fantasia』のキャンペーン企画。
発案・企画・シナリオ作成・GM(ゲームマスター)は
「いずん大佐」。キャラクターイラスト作成は
「魔王レヴィエヌ」。
PL(プレイヤー)は
「Hakase」「実験体23号」「藁焼とさち」の3名である。
専用ハッシュタグ
「#なめこ卓R」、または
「#シェアファン」で感想・応援ツイート等を呟こう!!
2024年11月2日に行われた前作
『ヴィラゴンクエスト3』の番外編にて発表された新たな大型長期コラボ企画であり、
かつていずん大佐が配信外で行っていた個人セッション
「シェアファンなめこ卓」の第1部のリメイクとなっている。
元々のシェアファンなめこ卓は
「いずん大佐」の中の人であるなめこが2018年に開始した個人セッションであり、
当時のPLは
「水木童子」「マーマイト吉田58世」「魔王レヴィエヌ」「重力の魔王 雷火」の
中の人の4名だった。
- 第1部:40話
- 第2部:43話
- 第3部:48話(トルテちゃん初登場!)
- 第4部:28話(休止中)
全159話。勿論、裏で個人的に遊んでいるキャンペーンであるため、これまで表には断片的な情報しか出してこなかった。
今回はそんな世界の在り方、歩む歴史は全く同一だが、PL陣を一新した事で生まれる変化を楽しむ企画でもある。
果たして、今代のPC達はどのような選択をするのだろうか、R(リメイク)された世界で新たな冒険活劇が幕を開ける……!
ちなみにいずん大佐と原典のPL達は、そんな懐かしい物語や変化を今回は観客としてニヤニヤしながら見ている模様。
【あらすじ】
鋼の国「メイキルク」の西方地域に存在する「マイネ村」。そこに「クーロン」「チンキ」「ワラヤ」の3人の若者が暮らしておりました。
ある日、3人は村長の「マルコルフ」から、メイキルクの首都「アーバンク」まで商品の書物を輸送する仕事を任されます。
将来有望な若者を村の外に旅立たせ、見聞を広げて成長して欲しいという村長を思いを受け取った3人は、これを快く承諾します。
初めて見る村の外の景色……大いなる冒険の匂い……其々の思惑を胸に旅立つ彼らはその旅の果てに、一体何を見るのでしょうか……。
【主な登場人物】
【プレイヤーキャラクター (PC)】
クーロン (PL:Hakase)
身長196cm、体重110kg、村のインテリ(読み書きができる)を自負する筋骨隆々の巨漢。16歳。職業(クラス)は
「拳闘士」。
パーソナルクエストは
「希少価値の高い物品(金銭的価値ではない)、冒険者としての名声・尊敬を得る」「謎の師匠の行方を探す」。
糸目で温和な顔つきだが、その顔のままで威圧感を出せる所謂
「怒らせてはいけないタイプ」の人間。
丁重な口調で喋り、基本的には親切だが、極自然に悪気なく人を見下す悪癖がある。
村長の血縁(甥?)として首都
「アーバンク」で読み書きを習っていた時期があるため、PC達の中で最も村の外の事を知っている。
また街で出会った謎の師匠に気の扱いを教授された事で拳闘士となり、棒術の心得もある。その力は日々磨きをかけているらしい。
前作の勇者「アレク」から引き続き、今回もHakase節全開な言動で敵味方全てに恐怖を齎す、最凶最悪の糸目インテリマッチョマン。
敵の攻撃で窒息しかけているにもかかわらず、それでも猶喋り続けるマシンガントークスキルで物語を良くも悪くも引っ掻き回す。
経験者として初心者である他の2人を積極的に引っ張っていくのは有り難いのだが、本作では一体どんな惨事を引き起こすのやら……。
第9話『激闘!クラリス・オーバル杯!』にて、チンキに引き続き、クーロンもまた魅了の餌食にかかってしまった……のだが、
今回はモンスターではなく人間の女性魔術師、更にあの自己肯定感が強すぎるクーロン相手に深く考えずに魅了をかけてしまった結果、
筋骨隆々の巨漢が怒涛の勢いで口説き倒した挙句、何とか合意を取って2人だけで静かな所に行こうとする異常事態となってしまった。
当然、クーロン以外の全員がこの配信存続の危機に対して、早急にクーロンを正気に戻さねば! と必死になったのは言うまでもない。
尤も、当のクーロンは魅了が解けた後、「何故自分のような美丈夫に彼女が怯えていたのか?」と別の疑問で頭が一杯だった模様。
チンキ (PL:実験体23号)
「何時か村の外でビッグな男になってやる」と意気込む不良少年。15歳。職業(クラス)は
「盗賊」。
パーソナルクエストは
「金持ちになる」「権力者に認められる」「もっと身長を伸ばす」。
子供の頃から身体と気の小ささで虐められており、少しでも強く見せようと村の不良達とつるみ始めるも、結局はそこでも下っ端扱い。
「チキンでも、チンケでもねぇ!俺はチンキだ!」。だがそう言い続けても、こんな狭い村では何時まで経っても変われるはずがない!
そんなチンキにとって、今回の村長からの仕事の依頼は、正に己の人生を変える千載一遇のチャンスだった。
ビッグな男に、俺はなる!!
第1話から早々に死にかけるという、何とも不憫な役回りで今後の成り行きを心配される羽目になってしまった可哀想なヤンキー。
そのため盗賊でありながら、ダンジョンに対して軽いトラウマを抱えてしまったらしく、冒険者として先行き不安な旅立ちとなった。
その後も何の因果か、様々な要因で死にかけては九死に一生を得る機会が増え続け、いよいよ死亡フラグが立つようになってしまった。
ちなみに上述したように、彼の言う「ビッグな男」とは、金や権力以外に「身長を伸ばす」という切実な願いも込められている。
また第4話『伯爵子息誘拐事件』にて、魔獣「ラミア」に魅了された結果、女運に関してもトラウマを抱える事になってしまった。
彼女の事は今でも引き摺っているらしく、後の話ではクーロンから慰めに貰ったマムシ酒に「ナージャちゃん」と名前を付けていたり、
闘技大会に出場する際のチーム名を勝手に「ナージャちゃん大好きクラブ」と書き込むなど、その傷口(トラウマ)は相当深い模様……。
クーロン「あんなぽっと出の良く分からないラミアの女の子をそこまで引き摺るのか?」
チンキ「ナージャちゃんを馬鹿にするな!」
そして遂に第8話『道は未だ見えず』にて、概念戦闘「状態の悪い石畳」に足腰をやられて、初の戦闘不能(HP0)を経験するのだった。
直後にシャズ君に回復してもらったから良かったものの、防護点無視は流石に凶悪過ぎますよ大佐……本当に概念戦闘で良かった……。
ワラヤ (PL:藁焼とさち)
妖精達と心を通わせる不思議な力を持つ目隠れ男子。15歳。職業(クラス)は
「妖精使い(ピクサー)」。
パーソナルクエストは
「知の探究」。
僕は、何処から来て、何処へ向かえば良いのだろうか。物心ついた時、傍に居てくれたのは妖精だけだった。
妖精達だけが僕に世界を教えてくれた。
「両親」とか
「家」とか、他のニンゲン達が持っているものは持っていなかったけれど、
妖精達のくれた
「知識」は僕に
「楽しい」という気持ちを与えてくれたから、僕は世界に存在する
「知」を集め続けていきたい。
使役している妖精に話しかけている様子を、妖精が見えていない他の2人から早々にヤバい奴だと引かれてしまったメカクレボーイ。
風の妖精術「風の囁き」で相手に直接言葉を伝えようとするため、妖精術を知らない相手には更に警戒されてしまう事も少なくない。
また土の妖精術を用いた投石で敵の顔面を潰して止めを刺す事が多いため、クーロンからは「潰し屋」の異名を付けられてしまった。
ちなみにワラヤは「妖精使い(ピクサー)」だが、中の人(藁焼とさち)は「高知の"精霊"」であるため、間違えないようにしよう。
【旅の中で出会う仲間達 (NPC)】
ジル・レガート
旅の中でPC達と出会い、同行する事になる謎の男。通称
「ジル」。職業(クラス)は
「神官」。
世間一般の基準ではかなりの美形である。自らを
「旅のグルメ」を名乗るのだが、どうにも胡散臭い……。
第1話『冒険の始まりR』の最後で初登場。本格的に活躍するのは第2話『旅のグルメとの出会い』から。
敵から逃げる途中で背負い袋(食料と金)を落としてしまい、空腹で倒れていたという何とも残念な形で出会った怪しいイケメン。
年齢は30歳前後だが、その言動は妙にいい加減であり、神官を名乗りながら主神「ジ・オルグ」も適当に扱うなど、不審者極まりない。
そのため、クーロンとチンキからは早々に警戒されてしまったのだが、「3人の旅の邪魔をしない」という約束で同行する事になった。
また実は某国の公爵らしい……のだが、その胡散臭さからチンキも彼の事を取り入る対象としては認識していない模様。
第8話『道は未だ見えず』にて、彼とその部下達は「禍ッ神」に関する陰謀を追っている事が明かされた。本当に公爵様だった……。
1000年前、まだ神々と人間が共に暮らしていた頃、魔界より禍ッ神とその眷属である魔王達が現れ、世界を揺るがす戦いが始まった。
レガート家の領地には、その当時の禍ッ神信者が作った遺跡が存在しており、内部にはその当時の遺物がそのまま残されていたという。
当時のレガート一族は長い議論の末、この遺跡を禍ッ神に対抗する貴重な研究資料として後世に残す事を決め、代々守り続けてきた。
しかし今から50年程前、謎の3人組(内1人は確実に魔術師)が遺跡に侵入、警備兵を皆殺しにして遺物を全て持ち去る大事件が起こった。
この遺物の情報を使えば、禍ッ神本体は無理でも、7つに引き裂かれた禍ッ神の体から更に零れ落ちた欠片程度なら召喚できるという。
そして最近になって、ジオ文化圏各地で物資の怪しい動きを察知したジルは信頼できる精鋭だけを引き連れて、独自に調査を開始する。
ただしレガート家は公爵家として微妙な立場にあるらしく、また本家を疎かにして当主が勝手に行動する事も色々と問題があるため、
自身はジオ文化圏内を適当にブラブラするしかなかった模様。クーロン、チンキ、ワラヤの3人と出会ったのは、丁度その頃である。
3人を此れ幸いと隠れ蓑にした事は彼自身も否定しておらず、それでもジル達の助力のおかげでアーバンクまで辿り着けた事実もあり、
クーロン、チンキ、ワラヤの3人はこれまでの縁から、彼らの調査に協力する判断を闘技大会が終わるまで先送りにするのだった。はぁ?
シャズ
ジル・レガートに仕える部下の1人。職業(クラス)は
「神官」。
ジルが用意した召喚石で短時間だが、戦闘中にNPCとして加勢してくれる。
第2話『旅のグルメとの出会い』で初登場……したのは簡易召喚されたシャズの影である。
ジルからも精鋭部隊の1人として数えられている期待の新人らしく、戦闘ではハーフスピア(片手槍)を用いて前線で戦ってくれる。
しかし分身とは言え、本体とは感覚がリンクしている関係上、影の彼が死亡した場合、そのセッション中は復帰できなくなってしまう。
また次回の召喚時に全ての要素に対して-2のペナルティ補整が掛かり、そこから更に死亡した場合は、-4のペナルティ補整が掛かる。
第8話『道は未だ見えず』で漸く本体が登場。そして第10話『期待の冒険者たち』にて、初めて生身の彼が戦闘に参加する事になった。
彼のキャラクターデザインを担当した魔王レヴィエヌ曰く、「意外と目が可愛い」との事。
そして第3話『風と共に生きる』にて、妖魔ロシェに首を切断されて戦闘不能(死)になった時の経験を持ちネタにしている事も判明した。
第11話『問いかけは沈黙のなかに』にて、レガート家が代々備える直属の退魔部隊「ゼルベスタの剣」の一員である事が明かされた。
シャズ曰く、人間だけで構成された摩訶不思議な特殊部隊らしく、自身も「禍ッ神」の力をちょいと拝借している「禍神官」だという。
また隊長であるクレアを始め、構成員の殆どが「魔狩人」で構成されており、それが他の家(勢力)に対する抑止力となっている模様。
そして禍神官の力を増す手段の1つが「死への渇望」であるため、実はあの首狩り事件も本人的には"アリ"だった事も判明した。ドM。
クレア
ジル・レガートに仕える部下の1人。職業(クラス)は
「狩人」。
魔族に対して特効を持つ特殊金属
「退魔鉄」製の武器を使用する。
第4話『伯爵子息誘拐事件』で初登場。
退魔鉄を加工して作られた刀と弓矢を武器に、悪魔や魔獣などの魔を狩る女性狩人である。そのため「魔狩人」とも呼ばれている。
一行の前に逃げてきた山賊をヘッドショットして、更に生け捕りにした仲間の山賊も引きずって現れるという衝撃のデビューを飾った。
ジルの部下の中では立場的にもかなりしっかりとした人物らしいのだが、ジルからは「仲間殺しのクレア」の渾名で呼ばれている模様。
オザワ・リオ
ジル・レガートに仕える部下の1人。職業(クラス)は「戦士」。
東方の帝国「アシハラ」出身の侍であり、不穏な妖刀「滑茸丸(なめたけまる)」を装備している。
第2話『旅のグルメとの出会い』で初登場。
旅の途中、マイネスタットの街で頻発している謎の殺人事件を独自に調査していたところ、クーロン、チンキ、ワラヤの3人と出会う。
そして彼の旅の目的は自身が仕えている上司の命令により、その更に上司である「ジル・レガート」を見つけ出して仕える事だった。
その後は3人と協力して殺人事件を解決に導き、現在は「クレア」の部下として、レガート家が追う陰謀の調査に当たっている。
ちなみに元ネタは『おさわり探偵 小沢里奈』の主人公「小沢里奈(おざわりな)」であり、昔いずん大佐が作成したPCの再利用である。
尤も、本人は殺人事件の犯人だった「ウェアウルフ」に背後から不意打ちを受けて、瀕死のまま3人の援護に徹する羽目になったり、
元々ジルの部下ではない現地雇用組なのと、本人の実力がまだ半人前のため、ジルからは精鋭の1人として数えられていなかったり、
最近になって「彼自身は至って平凡な人間であり、刀だけが彼のアイデンティティとなっている」という設定まで明かされるなど、
ジルの部下の中では最も不遇な扱いだったりする。ジルからも今後を期待されてはいるのだが、彼が輝く日は何時になる事やら……。
第9話『激闘!クラリス・オーバル杯!』にて、決勝戦のお相手の1人として久しぶりに登場。
同じくクレアの部下になった「レオ」「ゴブ・トグル」とチーム「次世代の剣(ソードネクストジェレネーションズ)」を結成しており、
「流派:神路一刀流」による太刀筋「陽炎の構え」を放つなど、漸く侍として戦う彼の雄姿を見る事ができる……はずだったのだが、
その自慢の太刀筋はクーロンの分厚い筋肉の前に無情にも弾かれ、そのままレオと仲良く顔面を潰されるという結果に終わるのだった。
御大層なチーム名の割に剣(刀)を持っているのが彼だけだったので、名前負けしている時点でこの結末は必然だったのかもしれない。
ベル
ジル・レガートに仕える部下(?)の1人。
少年のような姿をしているが、その中身は……?
第14話『廻る思惑の中で』で初登場。クレアの息子ではない。
本人曰く、レガート家に長らく仕えている者の1人であり、見た目よりも長生きしているらしい。つまりショタジジイである。
また何故か雷の精「グローザ」は「私、あいつキライ、なんか見ててイライラする」と根源的に受け付けない様子だが……?
黒騎士
三叉槍を操る謎の黒騎士。
第3話『風と共に生きる』で初登場……したのは黒いシルエットだけである。
第11話『問いかけは沈黙のなかに』にて、遂にその正体が、悪魔としての本来の姿を現したジル・レガート本人である事が判明した。
尤も、治める領地内に「禍ッ神」に関する遺跡が存在している時点で、その関係者(配下の悪魔)である事は容易に想像できた訳だが。
魔界のとある地方を治める公爵、そして人間(世界)の支配ではなく、人間との共存を目指す変わり者の悪魔、それが彼の正体であった。
第二次魔王侵攻終結後、2度も人類に敗北を喫した悪魔達の中で「人間を支配するのは無理では?」と考えた一派がその始まりであり、
レガート家は代々、人間だけの退魔部隊「ゼルベスタの剣」や良質な鉱山資源など、その武力と財力で立場を守ってきた家系だという。
不可侵とまではいかないものの、人間と良い関係を築こうとするその意志は本物であり、禍ッ神の資料を回収する使命にも偽りはない。
しかし魔人王から公爵の地位を賜っている以上、何も協力しない訳にはいかないため、駄狐「玉藻」と契約せざるを得なかったという。
以前、クレアに対して「物資面での支援は担当するが、直接的な派兵はしない」と3人には内緒で話していた内容はこの事だった模様。
一応、近いうちに勇者「アレク」が倒すであろう勢力に最低限の資金提供をしていたようだが、人類に仇なす行為には変わりないため、
その正体や目的を言い出し辛かった事、改めて3人と今後の関係を話し合いたい事を打ち明けた彼は、シャズと共に帰還するのだった。
シーナ
記憶を失った麗しい女性。職業(クラス)は
「神官(?)」。
覚えているのは自身の名前だけであり、その他の素性は一切不明である。
第12話『選ばれる道は』で初登場。
元々はとある冒険者集団に所属していたが、巨人化する能力を持った悪魔人に街が襲われた際、彼女以外のパーティは全滅したという。
そして仲間の死を間近で見てしまった事によるショックから、彼女は自身の記憶と、神官としての力の大部分を失ってしまったらしい。
現在はクーロンの師匠である「サツキ」に保護されており、彼女の山小屋に同居人として暮らしている。また弟子入りはしていない。
クーロンからは信仰している神の名前すら忘れているにもかかわらず、「治癒」の奇跡だけは使える事を不審がられているが……?
(会心の出来だと出された形容し難い調理済みのブラックファントムを見て)
クーロン「チンキ!今だ、今だ男気を見せろ!!」
チンキ「死ぬ!死にたくない!!死にたくなーい!!!」
ワラヤ「新しい恋が!新しい恋で!」
実は料理の腕前は壊滅的である。その後、調理された物体はワラヤが食べた事にしたようだが、果たして大丈夫なのだろうか……。
ソニア
鋼の国
「メイキルク」の首都
「アーバンク」に拠点を持つ宮廷魔術騎士団
「カリオン」の団長を務める女性魔術師。
魔術の腕は一級品だが、対人コミュニケーションは難あり。
『ヴィラゴンクエスト3』と同じ世界・時系列であるため、彼女も引き続き登場している。
前作では勇者
「アレク」と建設的(?)な協力関係を結んでいた彼女だが、今回は果たして……?
第9話『激闘!クラリス・オーバル杯!』にて、悪名高き彼女が遂に登場。
闘技大会本選の完全監修を務めているらしく、試合のルール説明と「回復の巻物」を渡してくるだけで出番は終了……かと思いきや、
決勝戦の途中で"演出"と称して、召喚した大量の魔法生物による討伐レースを実施するなど、相変わらず鬼畜な御方なのであった。
一応、優勝したフェイスクラッシャーズの戦いぶりには素直に感心しており、またワラヤの妖精術を見抜いた数少ない人物でもある。
ちなみにこの演出でもしも両チームが全滅した場合は「余りにも不甲斐ない」という理由で優勝賞金を半分にするつもりだった模様。
第10話『期待の冒険者たち』にて、部屋に閉じ込めたクーロン、チンキ、ワラヤの3人に「トロニカの書」の収集を依頼する。
『ヴィラゴンクエスト3』でもアレク一行に「トロニカの書」の収集を依頼していたため、3人も目を付けられてしまったようだ……。
ついでに「私兵にならないか?」と言い寄って来る命知らずな貴族連中がいたら、それも一緒に報告するようお願いされた。怖いねぇ。
しかしその実力は本物であり、表彰式に乱入してきた妖魔ロシェに対して、いきなり高位魔術「混沌の一撃」をぶっ放して彼女を牽制、
そのまま味方全員に統合戦術支援の魔法でバフを掛けながら、自身は更に「破壊の渦」で闘技場を破壊しながらロシェを圧倒するなど、
「肉体極化」の掛け過ぎでクーロンが人間をやめそうになったが、宮廷魔術騎士団の団長に相応しい、正に別次元の強さを見せ付けた。
サツキ
クーロンの師匠。
クーロン曰く、嫌いではないが、色々な意味で厄介かつ面倒、そしてとっても厳しい師匠らしいのだが……?
(師匠の印象を「とてもつらい」と同じようなニュアンスで)
クーロン「とてもつよい」
これまでもクーロンの口から度々その恐ろしさが語られていた人物だが、第8話『道は未だ見えず』にて、その名前が明らかになった。
最近、椅子が壊れたからとーバンクの家具屋まで椅子を買いに来たらしく、その時に外したブレスレットを店に忘れてしまった模様。
普段は北にある山の中で暮らしているため、店主はこれから出会う可能性の高い弟子のクーロンにそのブレスレットを預けるのだった。
ちなみにブレスレットは8000Gの価値があるため、黙って売ってしまえば、それなりの収入になったのは内緒である。
サツキ「悪・即・斬!」
そして第12話『道は未だ見えず』にて、遂に本人が登場。通称「山育ちのSさん」「メスゴリラ」。
ワラヤにメスゴリラと呼ばせた挙句、自身はさっさと隠れたクーロンをあっさり見破ってお仕置きするという衝撃のデビューを飾った。
得物は柄のない東方の刀のような形をしており、その正体は魔力で刃を形成する具現武装である。クーロンでなければ死んでいた……。
現在は街で気まぐれに拾ったという元・冒険者の女性である「シーナ」と共に、山奥の家に2人で暮らしている。
前評判の通り、久しぶりに再会した弟子であるはずのクーロンに対して、「もうお前の面倒は見ないと言ったはずだ」と言い放ったり、
突然の来客で粗茶を準備するシーナの代わりに、彼女が本来やるはずだった雑用を3人に押し付けたりと、厳しい性格の女傑である。
尤も、面の皮が厚いクーロンには全く通じず、1人だけ粗茶を出されなかった際も、ワラヤの分を奪って全部飲み干してしまったが。
しかし3人の旅の彼是を聞いた彼女は何か思うところがあったのか、何故か"涙を流しながら"3人に修行を付ける事を承諾するのだった。
クーロン、チンキ、ワラヤの3人が訪れる少し前、風ビュンビュンネキことロシェの襲撃を受けたようだが、返り討ちにした模様。
その後、ボロボロの状態で悪魔信奉者に捕まっていたロシェを図らずも救出した3人は、ロシェがサツキに吸血された事を知る。
そのため、サツキの正体は「死徒(吸血種の1つ、呪いや魔術など後天的な要因で変異した元人間の不死者)」である可能性が高い。
彼女自身も気付かない内に涙を流していた事もあり、彼女の過去に人には言えない”何か”があった事が示唆されているが……?
グローザ
黄色の宝玉から現れた、雷の精を名乗る少女。
実力を認めた人物に雷の力を貸すと言われている。
第13話『冒険者死す』で初登場。
幻獣「ドラゴンユース」の巣穴に転がっていた黄色の宝玉から現れた謎の少女。彼女曰く、「四大精霊」の1人らしい。
かつて力を貸していた冒険者パーティが上記のドラゴンユースに敗北して以来、彼女自身も力の源である宝玉として眠り続けていた。
その後は何十年も巣穴の中に放置されていたのだが、クーロン、チンキ、ワラヤの3人がドラゴンユースを倒した事で復活を果たす。
その際、最初に見たチンキが「お前のマスターだ」と名乗ったため、彼女もあっさりとそれを認めるのだった。どういう事なの……?
クーロン「雷マンとしてチンキは……お前は今日からイナズマンだな」
クーロン「チンキ・ザ・イナズマンとして……頑張ってくれ」
チンキ「電光石火の盗賊とかで良いやろ」
尚、アイテムとしての彼女の効果は以下の通りである。
四大精霊の1体、雷の精「グローザ」が宝玉化したもの。
実力を認めた人物が所持している場合、その人物の体に雷の力を貸す。
(効果:魔具を含む、所持者の攻撃に雷属性を付与する。任意で付与しない事も可能。また、雷属性に対する防護点を3点得る。)
メドフォード
世界中に散らばる「ちいさなメダル」を収集している謎のお姉さん。通称「メダルお姉さん」。
彼女にちいさなメダルを渡すと、その集めた枚数に応じて貴重なアイテムと交換してくれる。
『ヴィラゴンクエスト3』と同じ世界・時系列であるため、彼女も引き続き登場している。
今回は第1話
『冒険の始まりR』で初登場。
前作は登場までに6話もかかったのに、初回からメダル集めが捗り過ぎである。
3人の冒険の門出を祝うマイネ村のパーティーにたまたま参加しており、そこでメダルの話題を口にしたクーロンに接触する。
そして今後も
"偶然"旅の途中で出会った際には、集めたメダルの数に応じて貴重なアイテムと交換してもらえるようになった。
後に自身が所属している冒険同盟(互助会)には変わり者が多く、その中でも「自分は平凡だな」と思っている事も判明した。おまいう。
尚、交換してもらったアイテムは以下の通りである。
ルビーの装飾がついた銀製の指輪。装飾品の1種。
身に着けた者の筋力を増強して、より大きなダメージを与える事ができるようになる。
(効果:装備した者の近接・射撃攻撃のダメージを斬・叩は+2、刺は+1する。)
サファイアの装飾がついた銀製の指輪。装飾品の1種。
身に着けた者の身体能力を増強して、ダメージを軽減する事ができるようになる。
(効果:装備した者の全ての防護点を2点増加する。)
エルフ達の集落の森に必ず苗木が持ち込まれる白い樹木。素材の1種。別名「白狼樹」。
その硬度と比重は鋼に匹敵する程だが、その重量は鋼の6割程の軽さという、武具の素材として非常に有用な素材である。
エルフの集落以外では中々お目にかかる事のできない貴重品であり、「職能/木工」により武器、若しくは防具1つを製作できる。
また職人に依頼した場合、材料持ち込み扱いとなり、材料費相当(定価の4割)が割引される。
(武器:重量が6割になり、叩ダメージが-2になる。価格は通常の20倍。)
(盾:バックラーの場合は防護点+1、それ以外は防護点+2を得る。価格は通常の35倍。)
(鎧:重量が6割になり、必要肉体値も2分の1になる。また水に浮く。価格は通常の20倍。)
魔術を使う怪盗と悪名高き魔術師「ヴィクトル・ゲーナー」が創り出したと言われる親指用の指輪(魔具)。装飾品の1種。
この指輪をはめると、掌の小指の更に外側にもう1本、透明な指が生えたように感じる。
少ない魔工値の割には、盗賊達に都合の良い能力が強化されるため、その需要を受けて模造品が多く作られたと言われている。
(効果:解錠、登攀、罠扱い、スリ技能判定について+2のボーナスを得る。)
飛行魔術を極めた魔術師が研究の中で生み出した青色のマント。装飾品の1種。
このマントを身に着けた者は軽やかな動きが可能となり、また風を纏う事で自身の落下速度を調整できるようになる。
更に強風などの条件が整っていれば、その風に乗って自由に空を飛ぶ事も可能だと言われている。
ただし、気絶または魔法などの効果により、装備者が調整を行えない精神状態である場合は、その限りではない。
(効果:近接・射撃回避と直感STに+1のボーナスを得る。また高所からの落下ダメージを受けなくなる。)
【立ちはだかる敵達 (NPC)】
ロシェ
PC達に興味を持ち、接触してきた妖魔。シトリーの妹(分)。
風の妖精術を得意としており、その性格は気分屋。何らかの指示を受けて、行動しているようだが……?
第3話『風と共に生きる』で初登場。
1週間もの間、ザクセン山一帯に強力な嵐を巻き起こして山道を完全に封鎖するという、(現時点では)ワヤラを凌ぐ妖精術の使い手。
またLv6の魔法生物「キマイラ」を切り刻んだり、槍で心臓を貫かれても即座に傷が再生するなど、かなり高位の妖魔だと思われる。
悪魔姉妹の妹らしく、その姉からの指示なのか、ザクセン山に隠された遺跡を探索して、最奥の台座から何らかの遺物を回収している。
遺跡から脱出したPC達に興味を持った彼女は暇つぶしにと襲い掛かったものの、謎の黒騎士からの攻撃により撤退を余儀なくされた。
ちなみにそんな一方的に殺されかけたにもかかわらず、何故かワラヤからは「風ビュンビュンネキ」の渾名で呼ばれている。
第5話『なにごともないへいおんな村』でも強襲を仕掛けてきたが、今回はジル達の妨害に遭い、またもPC達を取り逃してしまう。
そして第7話『境界に立つ者』にて、姉である公魔シトリーと共に姿を現した彼女は……?
第10話『期待の冒険者たち』にて、闘技大会の表彰式に公魔「マルコシアス」を引き連れて、久しぶりに登場した。
「姉との約束は守る」とは言うものの、その姉から借りパクしてきた召喚術で"未来の勇者"を召喚するなど、相変わらず好戦的である。
しかし自身はソニアの高位魔術「破壊の渦」の直撃を受けて、捨て台詞を吐く余裕もないまま、ボロボロの状態で撤退するのだった。
しかもこの時のソニアは味方全員にバフを掛けつつ、ロシェに対して高位魔術を連発しているため、力の差は歴然としているようだ。
第12話『選ばれる道は』にて、今度はクーロンの師匠である「サツキ」に挑んだものの、ここでもボロボロに惨敗した事が判明した。
彼女曰く、心臓をぶち抜かれて、血まで吸われて、妖精も残機も全て失ったという。自業自得とは言え、今回も相手が悪かった……。
その後は邪教団信徒に捕まって生贄にされそうだったところをクーロン、チンキ、ワラヤの3人に助けられるなど、散々な有様だった。
しかしここでロシェを殺すと、姉貴分であるシトリーから報復を受けてしまうため、3人は情報と引き換えに彼女を見逃す事にした。
ここで殺されると覚悟していたにもかかわらず、何故か敵から「見逃す」と言われて、思考がショートしてしまうロシェ可愛いです。
シトリー
公魔王
「ゲーティア」に仕える軍団長の1柱。ロシェの姉(貴分)。
「魔剣トロニカ」と呼ばれる伝説のアーティファクト(魔具)を探しているようだが……?
第7話『境界に立つ者』で初登場。しかし公魔である本体は魔界に存在するため、登場したのは彼女の分身である。
妖狐3人組を倒したクーロン、チンキ、ワラヤの3人の前に姿を現した彼女は、これまでの妹の非礼を詫びつつ、1つの仕事を依頼する。
「魔剣トロニカ」、それはかつて戦士トロニカが所有していた別名「災厄の魔剣」とも呼ばれる伝説のアーティファクト(魔具)であり、
噂では元々この世界のものではなく、隕石の中に含まれていた金属から作られており、強大な力を秘めているという。製作者は不明。
彼女達の調べによるとジオ文化圏、それもアーバンク近辺に封印されている事までは判明しているものの、今だ発見には至っていない。
シトリーの目的はメイキルクの宮廷魔術騎士団や魔術結社「暁の星魔術団(ドーンスター)」よりも先に、この魔剣を確保する事である。
そのため魔剣トロニカの在処、及びその封印の解除方法が記された石碑や文献、即ち「トロニカの書」の捜索を依頼したいという。
しかし元々人類に仇なす悪魔な上に、その全く真意の掴めない交渉に得体の知れない不信感を感じた3人は、その依頼を一旦保留する。
その返答を残念がった彼女は「何れ貴方達は、ジル・レガートと殺し合う事になる」とだけ忠告して、その場から撤退するのだった。
第12話『選ばれる道は』にて、ロシェの発言から彼女の左目は魔眼であり、ロシェは彼女から禁則事項を掛けられている事が判明した。
そのため、ロシェは彼女達の計画に関して誰にも言う事ができず、分かっているのは協力者に翔魔「トラフィム」という悪魔がいる事、
最近になって新入りが入ったという事だけである。魔剣トロニカに関しても、計画の邪魔になりそうだから潰しておく程度の思惑らしい。
シュトラウト
シトリーの同志を名乗る謎の魔人。
双剣
「デュランの双子」を操る二刀流の剣士。
第11話『問いかけは沈黙のなかに』で初登場。
公魔「アンドロマリウス」を討伐しにきた一行の前に現れ、クーロン、チンキ、ワラヤの3人の力量を試すべく、力試しを挑んできた。
その真意は不確定要素である3人が今後、自分達の計画の障害になり得る存在なのか、その立場も含めてはっきりさせるためであった。
しかし「聖ロディアス騎士団」の乱入により、それどころではなくなってしまったため、今回は忠告だけを残してその場から撤退した。
『ヴィラゴンクエスト3』にて、マルトゥーグ騎士公国の王子
「ディクス・マルトゥーグ」の仲間の1人に同名の剣士がいたような……?
もしも同一人物だった場合、何時もディクス王子の暴走に振り回され、仲間のキャロルからは腐った妄想をされる苦労人になる訳だが。
玉藻
魔人王
「バラモス」に仕える三魔将の1人。
かつての第二次魔王侵攻においては、その強大な法術で人々を惑わし、幾つもの都市を我が物にしたという。
魔人王の復活に先駆けて蘇った彼女は、現在ジル・レガートと何らかの契約を結んでいるようだが……?
『ヴィラゴンクエスト3』と同じ世界・時系列であるため、彼女も引き続き登場している。
駄狐その2、再び。
第4話
『伯爵子息誘拐事件』にて、その存在が示唆されていたものの、実際にその姿を現したのは第7話
『境界に立つ者』からである。
既に邪悪な五尾の狐、通称
「たまもバッド」の状態であり、妖狐3人組を倒した一行を落石で分断した後、ジル・レガートと接触する。
そして配下の妖狐3人組を傷つけた報復として、クーロン、チンキ、ワラヤの3人に対しては、遠距離から目玉を潰す呪詛を掛けている。
魔人王の配下である彼女が何故、ジル・レガートと契約を結んでいるのか? 彼女の目的は一体何なのか? 何とも不穏な予感である……。
【その他 (NPC)】
トルテちゃん
原作者のいずん大佐を差し置いて、勝手に事前インタビューまで受けて、今回もあらすじ画面に登場しているトルテちゃんだが……、
本編には全く関係がありません。
彼女が登場したのは第3部からであるため、第1部のリメイクである今回のキャンペーンでは、当然その出番もないのであった……。
尤も、リメイクである事を活かして、第1部から登場させる事もできなくはないため、そこはいずん大佐次第……なのかもしれない。
取り敢えず、今回も断言できる事と言えば、それは
「トルテちゃんはかわいい」という世界の真実だけである。
ブラックファントム
ジオ文化圏の一部地域にのみ生息する幻の魚(?)。別名
「黒き幻影」。
「重力の魔王 雷火」の眷属であるブラックファントムだが、実はいずん卓におけるシェアファン世界では
「幻獣」として登場している。
いずん大佐のお気に入りらしく、現在でもトルテちゃんと並ぶ同卓のマスコットキャラクターとして、様々な用途で愛用されている。
しかし作中での扱いは専ら食材……それも
「世界三大珍味」の1つとして知られており、うま味が強く、癖になる味だという噂である。
そして一番美味しい食べ方は塩焼きだが、たくさんたべると みんな ぶらっくふぁんとむに なるから たすけて まだしにたくない
第12話
『選ばれる道は』にて、神話生物
「ショゴス」とその信徒達を侵食した結果、冒涜的な存在に変異・融合した個体が登場した。
実は原典の
「シェアファンなめこ卓」では、とある川で珍味が釣れるらしいと向かったところ、ショゴスと戦うシナリオだったのだが、
ある日、重力の魔王 雷火から
「ブラックレギファントムオン」の画像が送られてきたため、ならばと代わりに登場させる事にした模様。
まさかブラックファントムと戦う日が来ようとは……。
ちなみに戻ったブラックファントムはシーナさんが美味しく調理しましたとさ。
こちらは本来から分離した
「リトルブラックレギファントムオン」である。可愛いね。
また元々は1体だけだったのだが、
「1体だけだとそれはレギオンなのか?」という疑問から、後ろに2体目を増やしてもらったという。
【アーカイブ】
第0話?「陌夂┌縺九i縺ョ隕ウ貂ャ閠」
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Source:Tierra.Timeline_Control |
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第1話「冒険の始まりR」
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あらすじ ネタバレ注意! |
マイネ村に暮らすクーロン、チンキ、ワラヤの3人はある日、村長のマルコルフから首都アーバンクまでおつかいを頼まれる。
その小手調べとして、先ずは最近になって村の周囲に住み着いたという山賊を退治するべく、その隠れ家である洞窟を訪れる。
入口にいた下っ端2人を難なく懲らしめた3人は、山賊の御頭がいる洞窟の奥へと進むも、そこは既に戦闘の真っ只中であった。
御頭を倒して猶も暴走する魔法生物「ロックゴーレム」をチンキが死にかけながらも倒した一行は、無事村に帰還するのだった。
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第2話「旅のグルメとの出会い」
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あらすじ ネタバレ注意! |
首都アーバンクを目指すクーロン、チンキ、ワラヤの3人はその道中、空腹で行き倒れていた謎の男「ジル・レガート」と出会う。
3人の旅に興味を持ったジルが多少強引な流れで仲間に加わるというアクシデントがありつつ、一行はマイネスタットの街に到着する。
しかし街は獣鬼「ウェアウルフ」による殺人事件の渦中にあり、一行は東方の侍「オザワ・リオ」の依頼を受けて、事件の調査を行う。
街の犯罪組織「ジャック宝石店」の秘密通路を利用して、ウェアウルフの居場所を突き止めた一行は、これを見事に撃破するのだった。
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第3話「風と共に生きる」
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あらすじ ネタバレ注意! |
首都アーバンクに向かうため、ザクセン山の麓にあるサウスザクセンの街を訪れた一行は、そこで嵐の所為で山道が通れない事を知る。
山道で出会ったゴブリン達から、彼らの巣穴から繋がる遺跡のモンスターがこの嵐の原因だと考えた一行は、遺跡の探索を開始する。
しかし遺跡の最奥(出口)で出会ったのは謎の妖魔「ロシェ」だった。彼女こそザクセン山一帯に嵐を巻き起こしていた元凶だったのだ。
ロシェの操る妖精術を前に死を覚悟する一行であったが、謎の黒騎士の乱入によりロシェは撤退、一行は辛くもその命を拾うのだった。
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第4話「伯爵子息誘拐事件」
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あらすじ ネタバレ注意! |
ザクセン山を超えてリスホルンの街を訪れた一行は、この地を治めるフォルゲン伯爵の息子オスカールが行方不明になった事を知る。
捜索依頼を進める中で出会った魔狩人「クレア」に相談したところ、彼女は「それは人間に化けた魔物の仕業ではないか?」と言う。
そして行方不明者が全て「若い男性」だった事から、最近になって街の酒場で働き始めた女給「ナージャ」が怪しいと目星を付ける。
囮役に任命されたチンキが彼女のもとを訪れると、なんとチンキは魅了されてしまった! 彼女の正体は魔獣「ラミア」だったのだ!
跡を付けていたクーロンとワラヤの猛攻により、ラミアは為す術もなく討伐され、瀕死のオスカールも無事に救出されるのだった。
チンキ「よくも騙しやがったな!」
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第5話「なにごともないへいおんな村」
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あらすじ ネタバレ注意! |
ジルのようじですこしよりみちをすることになったいっこう。
そのとちゅうでおとずれたポルダむらはとってもへいわ。
ひととゴブリンがなかよくくらしています。
なんのしんぱいもないからあんしんだね。ハハッ!
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……本当に? |
なんと訪れたポルダ村は悪鬼「オーカス」の群れに支配されていた! 群れの長「ハイ・オーカス」を倒すため、一行は作戦を練る。
村で出会ったぼっち冒険者「レオ」の作戦に従い、先ず一行は倉庫に監禁されている女性魔術師を救出して、彼女を味方に付ける。
更にチンキの持っていた愛しのナージャちゃんマムシ酒をわざと献上して、当夜の宴でオーカス達が悪酔いするように仕向ける。
この作戦は正に効果覿面であり、一行は泥酔して満足に戦えないハイ・オーカスを見事に討ち倒し、完全勝利を果たすのだった。
しかし、村を解放したのも束の間! あの妖魔ロシェが再び現れたのだ! ジル達の尽力で辛くも逃げ果せた一行は先を急ぐのだった。
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第6話「墓荒らしを追え!」
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あらすじ ネタバレ注意! |
首都アーバンクを目前に控えた一行は、最後の中継地点であるマルクセンの街に向かうその道中、外傷のない不審な変死体を発見する。
宿屋の主人曰く、最近この街では死因不明の死体が次々と発見され、更に街の墓地からも死体が盗まれる怪事件が多発しているという。
そして宿屋に一泊したその夜、魔法生物「フレッシュゴーレム」の襲撃を受けた事で、一行もまた事件に巻き込まれてしまうのだった。
街の墓地に張り込んだところ、幻覚魔法で身を隠しながら死体を漁る墓荒らし2人を発見、これを捕獲して依頼主の元まで案内させる。
依頼主は不死者「レギオン」の実験を行っていた死霊術師だった。事件の犯人と実験体を倒し、一行は見事に事件を解決するのだった。
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第7話「境界に立つ者」
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あらすじ ネタバレ注意! |
首都アーバンクに辿り着いた一行は、商人「ルイス」から依頼された書物を届けるべく、鍛冶師「ダニエラ」が働く鍛冶屋を訪れる。
しかし彼女はまだ取引先から戻っておらず、仕方なくその依頼人の館まで出向くものの、館の使用人は「彼女は既に帰った」という。
その返答が嘘だと確信した一行は館を調査しようとするも、潜入員チンキが謎の魔術師「エーリッヒ・キース」に眠らされてしまう。
事情を説明したところ、彼は魔術結社「暁の星魔術団(ドーンスター)」のメンバーであり、この館の地下がそのアジトだと判明する。
そして前回倒した死霊術師はここの元メンバーだったらしく、彼を討伐してくれたお礼として、一行はアジトに招待されるのだった。
ドーンスターのアジトで漸く目的のダニエラを発見した一行だったが、彼女はまだ報酬分の仕事が終わらないため、帰れないという。
そこで彼女は報酬の一部である幻獣「ラストモンスター」の討伐を一行に依頼する。しかし、件のモンスターは既に討伐されていた!
鉱山の奥にいたのは「いぶき二尾」「はやて三尾」「しらべ四尾」の謎の妖狐3人組だった。これを退けると、またも乱入者が現れる。
公魔シトリー、あの妖魔ロシェの姉であり、これまでの妹の非礼を詫びる彼女は、クーロン、チンキ、ワラヤの3人に話があるという。
魔具「魔剣トロニカ」の捜索依頼、三魔将「玉藻」とジル・レガートの関係、様々な事実が判明する中、3人が取った選択とは……?
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第8話「道は未だ見えず」
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あらすじ ネタバレ注意! |
闘技大会を2週間後に控えたある日、ジルから路地裏にある所定の空き店舗に来るよう頼まれた3人は、そこでシャズの本体と出会う。
奥から現れたジル曰く、ここが今後の秘密活動拠点であり、自分達は「禍ッ神」に関する陰謀を追ってジオ文化圏にやって来たという。
そしてこれからも3人の旅に同行させて欲しい事、その旅の中でもしも禍ッ神に関する陰謀に遭遇したら協力して欲しい事を頼まれる。
しかし闘技大会以降の目的など何も考えていなかった3人は、取り敢えず全てを保留にする決断を下して、ジルを呆れさせるのだった。
それはそれとして、拠点となる酒屋の開店準備に必要な物がまだ足りていないため、3人は別に買い出しと家具の引き取りを頼まれる。
「いんちき錠前(トリックロック)」で錠前を10個購入、「暁の星魔術団(ドーンスター)」で逢魔晶石を3つ取引する交渉を無事に終えて、
後は家具屋から注文した家具を受け取り、台車に積んで拠点まで戻るだけ……などと思っていた一行の前に思わぬ障害が立ちはだかる!
「状態の悪い石畳」「行き交う通行人」「長い下り坂」との概念戦闘に苦しめられたものの、一行は何とか家具を運び終えるのだった。
クーロン「どうした皆!?疲れた顔をして!!?」
ワラヤ「げっそり……」
チンキ「休ませてくれ……」
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第9話「激闘!クラリス・オーバル杯!」
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あらすじ ネタバレ注意! |
闘技大会「クラリス・オーバル女王杯」開催! それに挑むのは期待のNew Face! チーム「顔面砕き(フェイスクラッシャーズ)」の3人だ!!
予選では敵の女性魔術師に魅了されたクーロンがあわや"ナニ"をおっぱじめそうになるハプニングがあったものの、これを無事に突破!
そして尺の都合で1回戦と準決勝の激闘はダイジェストで省略され、そのまま怒涛の勢いで本選を勝ち進んだ3人は、遂に決勝戦へ進出!
決勝戦の相手チーム「次世代の剣(ソードネクストジェレネーションズ)」は、「オザワ・リオ」「レオ」「ゴブ・トグル」の3人だった!
知り合い(と知らないゴブリンもいる)とは言え、手加減は無用! 優勝の2文字とチンキの身長を懸けて、正々堂々、いざ尋常に……勝負!!
ソニア「この舞台に更なる彩を加えてあげようじゃない!」
ソニア「幻より生まれし影達が、勝者の器を見極めにきたわ!」
……と思ったのも束の間、今回の闘技大会の監修を務める王宮魔術師「ソニア」の"演出"により、闘技場内に大量のモンスターが出現!
「メー」「ヨーン」「シャダウォック」「フォッシル・サークル」「ほしがりキャット」、白熱する戦場が更なる幻に包まれる……。
彼女曰く、召喚されたモンスターにより多くのダメージを与えたチームに対して、強力なバフ効果(全ての判定に+3)を与えるという。
そんな突然の演出を制したのは我らがフェイスクラッシャーズだった! こうして潰し屋ワラヤの大活躍により、3人は見事に優勝……、
したのだが、試合の途中で「クラリス・オーバル」女王陛下が体調を崩して離席したため、表彰式は後日に延期されてしまうのだった。
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第10話「期待の冒険者たち」
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あらすじ ネタバレ注意! |
闘技大会で優勝したのも束の間、突然「ソニアの話を聞かないと出られない部屋」に閉じ込められた3人は、渋々彼女の依頼を受ける。
ソニア曰く、現在調査中の遺跡に「トロニカの書」が隠されているらしく、一行は他の勢力に先を越される前に、書物の回収に赴く。
遺跡に辿り着いた一行だったが、そこには既に先客がいた。「暁の星魔術団(ドーンスター)」の魔術師「エーリッヒ・キース」である。
交渉の結果、トロニカの書の写し(内容)はエーリッヒが、トロニカの書そのものは3人が貰うという形で落ち着き、共闘する事にした。
しかし遺跡の最奥では、既にトロニカの書を守る魔法生物「キマイラ」と戦う、同じくドーンスターの魔術師「ケネス」の姿があった。
使役していた魔法生物「メタルエレメント」をワラヤの投石で潰されたケネスは即座に撤退、一行は無事に依頼を完了するのだった。
そして表彰式当日、 「クラリス・オーバル」女王陛下から直々にメダルを授与された3人だったが、その時急に天候が荒れ始める……。
現れたのは 風ビュンビュンネキこと妖魔ロシェと公魔 「マルコシアス」だった。更に彼女は謎の召喚術を用いて "影の剣士"を召喚する。
ロシェとマルコシアスの相手はソニアと精鋭部隊 「アーマード・ナイツ」に任せて、3人は女王陛下を守りながら、謎の影と相対する。
ソニアとワラヤの合わせ技でクーロンが人間をやめそうになったものの、最後はチンキの剣が見事に影を切り裂き、ロシェは退散する。
こうして闘技大会の優勝だけでなく、女王陛下の命まで救った 「顔面砕き(フェイスクラッシャーズ)」は、更なる名声を得るのだった。
だが一方で、何故 "未来の勇者"が召喚できたのか? かの 英雄の物語を知る者からすれば、ここに大きな謎が残ってしまうのだった……。
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第11話「問いかけは沈黙のなかに」
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あらすじ ネタバレ注意! |
謎のシャドウサーヴァントを撃退したあの表彰式から数日後、クーロン、チンキ、ワラヤの3人は今後の旅の目的を一体どうするのか?
そして未だその真意が不明なままのジルに本当に協力するのか? 話し合いを重ねていた中、1人の可愛らしい少女が彼らの下を訪れる。
なんと少女の正体は公魔シトリーだった! 先日の妹の非礼を詫びつつ、彼女は公魔「アンドロマリウス」が守る情報の回収を依頼する。
丁度「暁の星魔術団(ドーンスター)」に逢魔晶石の素材としてアンドロマリウスの両目を渡す交渉もしていたため、一行は討伐に赴く。
ルミナス文化圏の「聖ロディアス騎士団」が、3人を要警戒対象として狙っているというシトリーからの情報を心に留めながら……。
久しぶりに合流したジルは未だ何かを隠している様子だった。不穏な空気の中、遺跡の奥に辿り着いた一行の前に1人の剣士が現れる。
性悪女シトリーの同士を名乗る魔人「シュトラウト」はクーロン、チンキ、ワラヤの3人が自分達の計画にとって障害となり得るのか?
その立場と力量を見極めるべく、勝負を挑んできた……が、そこに突然! 彼を追ってきた聖ロディアス騎士団の3人組が乱入してきた!
「聖騎士ニルス」「天使人ウルカ」「神官シャルロッタ」、そして彼らに召喚された天使「パワー(能天使)」によって窮地に陥る一行。
しかしパワーが何らかの奇跡を発動しようとしたその直前、覚悟を決めたジルの手にはあの見覚えのある三叉槍が握られていて……。
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第12話「選ばれる道は」
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あらすじ ネタバレ注意! |
遂に明らかとなったジルの正体、クーロン、チンキ、ワラヤの3人は現時点では答えが出せないとして、再び彼への返答を保留にする。
そしてシトリーや「聖ロディアス騎士団」など、様々な勢力から狙われている以上、自分達の旅を続けるためにも、1つの決断を下す。
それは「力が無ければ、自由は手に入らない」というクーロンの持論から、彼の師匠である「サツキ」の下で修業を行う事だった。
クーロンの不思議な呪文と「人品探知の巻物」で師匠の大まかな位置を突き止めた3人は、ジルへの書置きを残して、北の山に向かう。
辿り着いた山奥の家で出会ったのは「シーナ」と名乗る麗しい女性だった。記憶を失っているらしい彼女はサツキに保護されたという。
久しぶりに出会った師匠にこれまでの事情を説明したところ、修行を付ける前にこの辺りにいる5人の邪教団信徒の討伐を命じられる。
しかし発見した邪教団信徒達は3人と相対するや否や、なんと全員が合体! 「ブラックレギファントムオン」となって襲い掛かってきた!
チンキがブラックファントムに汚染されそうになったものの、無事にこれを撃破した3人は、サツキ師匠の下で修業を始めるのだった。
クーロン「今月の標語!ヒットポイント、マイナスいかないよう、気を付けよう」
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第13話「冒険者死す」
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あらすじ ネタバレ注意! |
師匠の下で修業に励むクーロン、チンキ、ワラヤの3人は、年増な師匠から修行に丁度良いという「とっておきの場所」に案内される。
恐怖の予兆を感じつつ、一行が辿り着いた場所は山の中腹に位置する開けた森丘、なんとそこは幻獣「ドラゴンユース」の根城だった!
若個体とはいえ、相手は体長10mを超す世界最強の生物、硬い鱗を持ち、火も毒も効かない、そんな強敵を師匠は倒せと無茶振りする。
3人は師匠のアドバイスから周囲の地形を利用した作戦を練ると共に、「閃光玉」や「傷忘れの秘薬」などの道具の準備に取り掛かる。
そして迎えた決戦の時、一番槍を務めるチンキが単身、火竜の巣に潜入して休眠中のドラゴンユースの背に飛び乗り、傷口(弱点)を作る!
続けて、事前に用意しておいた落石と泥濘の罠までドラゴンユースを誘導! 罠に嵌まったドラゴンユースに対して、集中攻撃を叩きこむ!
流石のドラゴンユースもこれには一溜まりもなく、こうして3人は今回のタイトルに反して、無事に師匠の修行を乗り越えたのだった。
しかしお楽しみの戦利品を漁っていたその時、チンキが発見した黄色の宝玉から雷の精「グローザ」と名乗る謎の少女が現れて……?
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第14話「廻る思惑の中で」
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あらすじ ネタバレ注意! |
サツキ師匠から免許皆伝のお墨付きを得たクーロン、チンキ、ワラヤの3人は、新たにシーナを仲間に加えて、アーバンクに帰還する。
しかし帰還して早々、衛兵に呼び止められた3人は「クラリス・オーバル」女王陛下から、直々に出頭命令が出ている事を知らされる。
女王陛下曰く、あの「聖ロディアス騎士団」からクーロン、チンキ、ワラヤの3人を逮捕してこちらに引き渡せと要請があったらしい。
王宮の調査により、その要請自体は証拠不十分として拒否したものの、騎士団から疑われる理由が不明のため、事情を聞きたいという。
この場で全てを話す事もできたが、ジル達の行いが正しいと信じた3人はその尋問を見事に逸らかし、ジルの秘密を守り通すのだった。
尋問が終わると、今後は女王陛下と3人だけで話し合う事になった。何でも、王宮の者には頼めない秘密の依頼を直接頼みたいという。
しかし女王陛下が自身の不始末について何かを言いかけた途端、突然胸を抑えて苦しみだしたため、その依頼を聞く事はできなかった。
何はともあれ、女王陛下の前で白を切った以上、もしもジルとの関係がばれたら極刑は免れないだろう。もう、後戻りはできない……。
そして遂に、その覚悟を決めた3人は王宮の調査が始まる前にジルの下を訪れ、自分達も「禍ッ神」の復活阻止に協力する事を告げる。
これを快く了承した女々しいジルは早速、3人に商業国家「インナハル」に向かい、不審な流通元を調査して欲しいと頼むのだった。
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第15話「いざインナハルへ!」
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最終更新:2025年10月06日 (月) 00時22分21秒
最終更新:2025年10月06日 00:22