【宗教】



マイナー宗教を除けば、以下の六大神に分類されます。

フォルシウス大陸の神々の中でも特に力を持った(そして信者の数も多い)六柱の神を六大神と呼びます。
これらの六大神はほとんどの町に必ずといっていいほど神殿を持っています。
基本的に全ての人間は程度の差はあれど何かしらの神を信仰しています。
といっても信者というよりは、光の五大神全てを敬っている程度でしょう。


六大神


秩序と法の守り手である至高神ファリス

ファリスの教えは人々が秩序に則った行動をし、世界に不変な「秩序」を実現する事です。
また、アンデットや魔法によって生み出されたり、他の異界から召喚されたような魔物は不浄として特に嫌います。
王や貴族などの支配者階級に信者が多いです。

戦争と勝利の神である戦の神マイリー

卑怯な行為や臆病な振る舞いを否定しています。
正義ある戦いだけを肯定しているので、略奪の為だけの戦いや、単なる殺し合いには全く力を貸しません。
騎士や傭兵が信仰しています。

英知と知識を司る知識神グーグル

制限は少ないですが、野蛮な行為を嫌います。
知的な生き方を教え、全てのものが賢明であれば世界は上手くいくという教義です。
魔術師や賢者に信者が多いです。

幸運と商業の神である商売の神ヤ・フーオク

他者に不幸をもたらす行為を禁止しています。
また閉鎖的な考えを否定しています。
商売など人と人との会話や交流を通じて、幸福は実現すると教えています。
盗みは禁止していますが、所有者の明らかでない物(落し物や廃墟の宝)を自分のものにするのは構いません
町に住む市民が信仰しています

自然と農業の女神であり、結婚の守護者である大地母神マーファ

自然であれ、という言葉でその教義は表されています。
それは自然崇拝とは違い、人間が人間として自然であるべき状態をりそうとしています。
自衛の為の戦いは肯定していますが、それ以外のいかなる戦いも否定しています。
人間が生きていく上で欠かす事のできない基本的な営みである農耕や猟を特に奨励しています。
貧しい人や農民や狩人にその信者は多いです。

破壊と混沌を司る暗黒神ゲイツ

ゲイツは邪神です。よって基本的にプレイヤーはこの宗教を選択できません。
GMが許可するのならば別ですが、反社会的な存在であり、ゲイツ信者=悪というのが一般的な認識です。
ゲームが崩壊する危険性も高いので、御しきれると自信がある場合を除いて、許可をするべきではありません。
ゲイツは個人に内在する全ての欲望を認め、自己の存在を高める為ならばいかなる手段であろうと肯定しています。
破壊や殺戮であろうと自分の為になるのならばしても構わないと教えるのです。
その信者が目指すのは完全なる自由であり、法や秩序、道徳などの束縛を嫌っています。
信者の数は決して少なくありませんが、自己の存在を守るために潜伏している事が多いです

その他の神


ブラキ説明

鍛冶の神として知られています。
しかし、元々は火山の神であり、石に熱を与えると水のように溶けることを人々に伝えた事から、
鍛冶の神として崇められたのです。
鉱山で働く者達の間に信者が多く、特にドワーフたちの間では主神としての性格さえ持っています。
その為、ほとんどのドワーフの集落にはブラキの神殿が作られています。
しかし、人間の町にブラキの神殿が見られる事はほとんどありません。

フェネス説明

フェネスは至高神ファリスの弟神であり、繰り返すもの(周期)を司るとされます。
神々の戦の時は、闇の軍勢はもちろんの事、兄神であるファリスが率いる光の軍勢にも加担せず、
中立神の王としての立場を選んだとされています。
その為、フェネス信仰は盛んではなく、神殿もほとんど存在しません。
名も無き狂気の神の真の姿とか、狼人間など獣人たちの神であるといわれている事もあります。
また、ファリスの弟神でありながら光の軍勢に味方しなかった事から、光の軍勢(特にファリス)信者に邪神扱いされる事もあります。

※神々の戦の時:創生の終わり~神話の時代あたりにあった、神同士の戦いの事
妖魔やダークエルフを引き連れた暗黒神ゲイツなどを筆頭とした闇の軍勢と
エルフや妖精を引き連れた至高神ファリスを筆頭とした光の軍勢が戦ったらしい
この戦いの結果、神々達の肉体が滅び、魂だけの存在となってしまった為に、
現在のように、神はその信者を介してでないと世界に介入できなくなったとか。
※周期とは
「時間」という概念は存在せず、歴史はあらかじめ決まっているもの、繰り返すものであるという考え。
人々は神の定めた周期に従って生きていると考えるらしい。

ヴェーナー説明

芸術の神であり、吟遊詩人の神でもあります。
また、歴史を綴る者とも考えられていて、運命神としての性格づけもされています。
大きな勢力はありませんが、大衆の間では広く信仰されていて、時折神殿も見かけられます。
特に、芸術家たちの間での信仰は盛んです。

ガネード説明

盗賊の神と言われていますが、元々は匠の神であり、職人達の間にも信者が存在します。
また、意外な富をもたらす事から、賭け事の神とも考えられています。
大きな町にはときおりガネードを司る神殿が見られますが、その勢力は決して大きなものではありません。

邪神


ゲイツは六大神に記述

邪神信仰は基本的にPCに認めていません。
これには、いくつか理由があります。
まず、殆どの国で違法とされており、PCの活動を大きく狭めてしまいます。
一般的なシナリオでは殆どプレイ不可能となりえるでしょう。
次に、邪神の教義を守りながらロールをしていると、ゲームの前提である「PCの善性」が保持されないからです。
この手のモラルがPCに期待できないと、シナリオを推進する行動動機に致命的な問題が発生する可能性が非常に高いです。
いわゆる「悪人プレイ」ならば可能です。
ですが、「善人プレイ」に比べて、「悪人プレイ」は非常に難しいという事を理解してください。
GMが厳しくすればプレイは行き詰まり、甘ければどこまでもプレイヤーの好き勝手になってしまいます。
また、通常では考えられない行動も容易く行えるので、GMは先回りしてそれらをすべて検討し、対処しなければなりません。
「問題解決なんて放置して、報酬持ち逃げ」もあり得るのですから。

この通り、基本的にはPCには邪神信仰が許されていません。
ですが、邪神信仰が許されているケースもあります。

①ノトーリアスが舞台
混沌の王国ノトーリアスではゲイツが公認されています。
ですから、違法性による行動の制限はゲイツ信仰に限って問題がありません。
また、ノトーリアスでは「以来任務遂行義務が優先」「依頼者は裏切らないので任務遂行に100%注進してよい」という特徴があります。
これにより、PCの善性を当てにしないでもゲームの発散が防げます。
同時にダークエルフもこの国では存在が認められているので、プレイ可能です。

②ミゴリ
不和と復讐の神ミゴリは条件さえ整えば可能です。

自由と悪戯を司る神ムーリシア

【宗教概念】
  • 死は最も重い。出来うる限り避けるべきであり、やむをえない場合はその死を背負う覚悟を持つべし
  • 平和と自由と生命を尊重せよ (他人に大きく迷惑かけるのは宜しくない)
  • 子供は大事にせよ。
  • からかいや茶化し、悪戯が楽しめる環境を目指せ。(×悪戯しろ)
  • 差別と偏見を捨てよ。 人間でも悪い人物はいるし、妖魔であっても善人はいる。

※自由を生命を尊重するので、自由を奪う魔法が大半の暗黒魔法はまず使えません
 神聖lv5のクエストも難しいでしょう。
 逆に、暗黒魔法でも、非殺傷のメンタルアタックだけは使える可能性があります。

ムーリシア使用時に最も気をつけるべきは
1番目と、5番目。非殺傷、妖魔等を敵視しない。という点にあります
この点により、他のプレイヤーキャラと思想が大きく食い違う可能性が現れます。
特に5番目が光の神や一般常識からかけ離れるため、相互理解が難しくなります。

【詳細】
※世間では、名前がほとんど伝わっておらず、名も知れぬ混沌の神として扱われる事もあります。
ムーリシアは、かつての神々の戦の際、光と闇の両陣営にも属さず、中立を貫いた神の一人です。
しかし、フェネスのように非干渉を貫いたわけでもありません。
両陣営や戦場に干渉し、戦闘を回避させたり、中断させたりしていました。
このため、至高神ファリスと、(自由の捕らえ方が食い違う)ゲイツから敵視されています。
また、戦を止めようとした事から、一部マイリー信者からも良い顔をされない事があります
また、前述の通り、正確には邪神ではありませんが、その教えの性格上から為政者にとって都合が悪く、
反社会的である為、邪神と認定されている国が殆どです。

ムーリシア信仰は盛んではなく、神殿もほとんど存在しません。
また、両陣営へ(戦争回避の為とはいえ)妨害工作を行った事から、
特にファリスやマイリーの信仰が盛んな国だと、邪神として扱われている可能性が高いです。
ジャスティス王国などでは、完全にゲイツと同じ扱いをされています。
また教義を取り違え、ゲイツ信者とほぼ同じ行動を取っている人や、盗賊や野党の神様だと思っている人
平和思考が行き過ぎて、ほとんどマーファ信者と同じになっていたりする人がいたりします

ムーリシアの教えによる理想は、笑いという幸福が絶えぬ環境を作り出す事です。
その指針として、悪戯を行いそれを周囲が容認できるような、心のゆとりがある世界一例としてあげています。
ゲイツと似たように、自由を認め、己の心のあるがまま、自由のまま生きる事を薦めていますが、
この自由とは、ゲイツのような他者を省みない、完全な自由を求めているのではありません。
己の自由だけを求めすぎると、他者の自由や悪戯を行う権利を損ね、幸福が生まれないとし、
他者の自由を著しく奪う事は極力行わないよう述べています
(そのため、他者の自由を未来永劫奪い去る殺人を嫌煙します。)
自分の力で責任を取れる範囲での自由を薦めているのです。

他人に不幸のみを与える生物として、デーモンは敵性生物とされていますが、それ以外は違います。
これは、たとえ妖魔やダークエルフであれ、知能ある生物には生きる権利があると考えるからです。
また、不必要に相手の命を奪う事を禁じていますが
マーファのように戦い自体を否定しているわけではありません。
なお、分類上は邪神ですが、実際のところは中立神であり、また自由を重んじるという性質上、
この宗派は暗黒魔法は使えません。

邪悪ではない為、プレイヤーがこの宗教を選ぶ事は可能です。
ですが、一般には邪教として知られており(認知度は低いですが)
反社会的とされて違法とされている場合が殆どです。
よって、この宗教を選ぶ時はGMの許可が必要です。

あくまで参考までに。(判断は全てGMに従ってください)
http://www11.atwiki.jp/holleflucht/pages/96.html

破壊の女神 カーディス

死と破壊をつかさどる神です。
神々の大戦でマーファと壮絶な相打ちとなり、その時に大地に呪いをかけたとされています。
マーファはその呪いが世界全体に広がらぬように、大陸の一部を切り離し、自分もそこに封じられました。
これが「呪われた島」です。
カーディスの教えは全ての破壊です。
この物質界の物はすべて破壊されるべきと教えています。
カーディスの司祭は布教に熱心ですが、教えに納得できない人間を即座に殺してしまう為、
信者を広く獲得していません。
なにせ司祭自身も己の破滅を望んでいるのですから。


"荒ぶる海の神にして死者の神"レンターン

生きる事を苦難とみなし、無駄に生きながらえんとする者には、速やかな死を与えてやることが、慈悲と教えています。
信者は「生」を徹底的に憎んでおり、布教するより殺してしまえとなりがちです。
そのやり方も盛大にアンデッドを野に放つなどの取り返しのつかない方法を躊躇なく選びます。
これにより、レンターン神殿が大きな組織として発展する事はありません。
しかし、単独犯であるにもかかわらず、大きな事件となる事がしばしばです。


リアセフォー







これらの教えは形式的なものではなく、内面の考えを表しています。
ですから、GMやプレイヤーは教義を無理やり捻じ曲げたり杓子定規に解釈せずに、
常識で判断するべきでしょう。
神は全てをお見通しですが、同時に巨大な視野で見ているのでよほど極端な行為で無い限り、
神はその神官を見限ったりしません。,

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最終更新:2011年08月28日 06:05