メジャー団体と言われる新東京プロレス、プロレスリング・ネオ、RWFから飛び出した若手ホープ5人が新しいプロレス団体REAL-ONEを立ち上げた。
会見インタビューで所属選手たちはこう語った。
『プロレス人気はかつてに比べ低迷している。格闘技戦に出ては負け、プロレスのショー化された試合には筋書きがあることに皆が気付いて来ている』
『オレたちもも以前は所属していた団体先輩レスラーにショーとして花を持たせられていた。でも、オレたちは道場では先輩たちに負けることなどない実力派だ!』
『プロレスをダメにしてきたショー的な要素を廃し再びプロレス最強を証明するために俺たちは立ち上がったのだ。総合格闘技でも勝てる実力のある俺たちによるレベルの高いプロレスをお見せしよう』
会見インタビューで所属選手たちはこう語った。
『プロレス人気はかつてに比べ低迷している。格闘技戦に出ては負け、プロレスのショー化された試合には筋書きがあることに皆が気付いて来ている』
『オレたちもも以前は所属していた団体先輩レスラーにショーとして花を持たせられていた。でも、オレたちは道場では先輩たちに負けることなどない実力派だ!』
『プロレスをダメにしてきたショー的な要素を廃し再びプロレス最強を証明するために俺たちは立ち上がったのだ。総合格闘技でも勝てる実力のある俺たちによるレベルの高いプロレスをお見せしよう』
それを受けてアナウンサーは言った。
『各団体でも期待のホープの皆さんによる新団体、プロレス界の再興に期待しています。今のプロレス団体で勢いのあるのは女子団体のキューティ・レディースだけですからね』
『各団体でも期待のホープの皆さんによる新団体、プロレス界の再興に期待しています。今のプロレス団体で勢いのあるのは女子団体のキューティ・レディースだけですからね』
『キューティ・レディース!?あんなのと一緒にしないでくれ!あれこそ俺たちが一番批判している茶番プロレスの最たるものだ』
選手の一人であるタナカがこう言うと他の選手たちもそうだと言うように頷いた。
選手の一人であるタナカがこう言うと他の選手たちもそうだと言うように頷いた。
キューティ・レディースとは
アイドルやモデル並みの美貌とプロポーションを持つ女子レスラーばかりで構成された団体であった。
何でも入門に当たってはその容姿が高い基準をみたさないといけないとも噂されている。
そんな彼女らがセクシーなコスチュームを身にまとい派手で華麗な技で繰り広げる試合は低迷する男子プロレス団体とは違い大人気。業界独り勝ちとも言える大ブームなのだ。
ただし、その人気も従来のプロレス・格闘技ファンからのものではなく一部のオタク男子を除けばあのように美しく格好良くありたいと憧れる若い女子たちからのモノが大半である。
そんなプロレスなど分かっていないミーハーな俄かファンによって彼女らが業界の救世主扱いされているのを若手実力派を自任するタナカたちにとっては我慢ならないものであった。
アイドルやモデル並みの美貌とプロポーションを持つ女子レスラーばかりで構成された団体であった。
何でも入門に当たってはその容姿が高い基準をみたさないといけないとも噂されている。
そんな彼女らがセクシーなコスチュームを身にまとい派手で華麗な技で繰り広げる試合は低迷する男子プロレス団体とは違い大人気。業界独り勝ちとも言える大ブームなのだ。
ただし、その人気も従来のプロレス・格闘技ファンからのものではなく一部のオタク男子を除けばあのように美しく格好良くありたいと憧れる若い女子たちからのモノが大半である。
そんなプロレスなど分かっていないミーハーな俄かファンによって彼女らが業界の救世主扱いされているのを若手実力派を自任するタナカたちにとっては我慢ならないものであった。
REAL-ONEの旗揚げは試合内容的には成功裏に終わった。
所属選手同士のレベルの高い攻防が繰り広げられ
メインではタナカが本場の総合格闘技に出場経験もある大型外国人レスラー打撃とサブミッションで圧倒。必殺のタナカ・ロックで一本勝ち。
所属選手同士のレベルの高い攻防が繰り広げられ
メインではタナカが本場の総合格闘技に出場経験もある大型外国人レスラー打撃とサブミッションで圧倒。必殺のタナカ・ロックで一本勝ち。
しかし、集客的には今一歩であった。
目の肥えたプロレスファンからは実力を高く評価されはしても一般のファンには未だアピール不足のREAL-ONEである。
目の肥えたプロレスファンからは実力を高く評価されはしても一般のファンには未だアピール不足のREAL-ONEである。
リング内で勝ち名乗りを上げるタナカ
そこへミニスカート姿のお洒落な格好をした美女が近づいていった。
『王島優子だ!!』
誰かが気付いてそう叫ぶと観客が騒然とした。
そう、彼女こそキューティ・レディースの人気女子レスラーの一人王島優子である。
『お寒い試合とお寒い集客だね~w』
とリング内のタナカに声を掛ける。場内からはブーイング。
『何だ!バカにするのか!!(怒)』とタナカ。
『先にバカにしたのはそっちじゃない。私たちが茶番プロレス??冗談じゃないわ。あなた達のつまんないキックやパンチや寝っ転がってばかりの退屈な試合がプロレスなのwプロレスの技も使えないのにプロレスラーを名乗らないでほしいわ。しかもみたところみんな弱いしw』
と小馬鹿にした口調で優子
と小馬鹿にした口調で優子
おい、ネーちゃん!俺をあんまり怒らせると痛い目見るぞ!』
と凄むタナカ。
と凄むタナカ。
『キャーw怖い、怖い。でもね、実際に痛い目に見せてもらえるなら見せてみてよー♪ジャーン!!はい、これ。キューティ・レディースからREAL-ONEへの公開対戦状で~す♪』
と優子
と優子
『はあ!?何で俺たちがショー・プロレスのお姉ちゃんたちと試合しなきゃいけないんだよ!』
とタナカが返す。
とタナカが返す。
『何々??いざとなったら怖気づいちゃったの~wなっさけな~いw』
と嘲笑する優子。
と嘲笑する優子。
『ああ!?』
とタナカ、本気で怒った様子。
とタナカ、本気で怒った様子。
『あのね、あなたたちが勝ったら私たちが持ってるSBSテレビのゴールデンタイムの放送枠譲ってあげるよw人気ないあなた達に悪い話じゃないでしょ!?ウチの社長も他の選手の娘たちもみんな本気であなた達にムカついてるから何が何でも対抗戦やるんだって言ってるんだよね♪だから、これくらい賭けてあ・げ・る♪』
と優子が小馬鹿にした口調で挑発する。
と優子が小馬鹿にした口調で挑発する。
タナカは考えた。
メジャーと言われていたかつての所属団体もTV放送枠が無くなる中、旗揚げしたばかりの自分たちにとってゴールデンタイムの放送は魅力だ。一度試合を観てもらえばホンモノの実力で必ずやファンを拡大出来るはず!
それに、この生意気なお洒落レスラーとかもてはやされ、今日も生意気な口調のこの女にあんな技やこんな技でかかせたうえで詫びを入れさせるのもまた一興。
メジャーと言われていたかつての所属団体もTV放送枠が無くなる中、旗揚げしたばかりの自分たちにとってゴールデンタイムの放送は魅力だ。一度試合を観てもらえばホンモノの実力で必ずやファンを拡大出来るはず!
それに、この生意気なお洒落レスラーとかもてはやされ、今日も生意気な口調のこの女にあんな技やこんな技でかかせたうえで詫びを入れさせるのもまた一興。
ここにキューティ・レディース対REAL-ONEの5対5の団体戦が決定したのであった。
試合当日の控室の様子。
REAL-ONE側
『おい、俺たちはリアルファイトを追及してるんだ!こんな試合だからって女どものショーに付き合う必要は無いぞ!』
『ああ、どうせ手加減してもらえると思ってるんだろうがボコボコにしてやって俺たちに舐めた口きいたことを反省させなきゃなw』
『何はともあれゴールデンの放送枠が手に入るのは大きいぞ!』
『それを言うなら今日だってゴールデンで生放送だからな』
等と語り合う選手たち。
『おい、俺たちはリアルファイトを追及してるんだ!こんな試合だからって女どものショーに付き合う必要は無いぞ!』
『ああ、どうせ手加減してもらえると思ってるんだろうがボコボコにしてやって俺たちに舐めた口きいたことを反省させなきゃなw』
『何はともあれゴールデンの放送枠が手に入るのは大きいぞ!』
『それを言うなら今日だってゴールデンで生放送だからな』
等と語り合う選手たち。
キューティ・レディース側
『ねえねえ、アタシたちでちょっと勝負しない!?』
『何々、どういうこと??』
『あのさー、ただ勝ってもつまんないでしょ、あいつらを一番屈辱的な目に合わせて勝った娘が来月のドームのメインてどう??』
『いいねー、それ♪どんな風にやっつけちゃおうかな♪』
『ねえねえ、アタシたちでちょっと勝負しない!?』
『何々、どういうこと??』
『あのさー、ただ勝ってもつまんないでしょ、あいつらを一番屈辱的な目に合わせて勝った娘が来月のドームのメインてどう??』
『いいねー、それ♪どんな風にやっつけちゃおうかな♪』