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  • 深見東州の頭のハエ

ワールドメイトの事典

深見東州の頭のハエ

最終更新:2025年06月28日 08:57

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管理者のみ編集可

「脳内革命、潜在能力開発プログラム、船井幸雄、退行催眠、アムウェイ、法の華三法行、願望達成装置、マルチ商法、波動、成功哲学、そして元オウム信者たち・・・・。それぞれの〈脳内革命〉の現場を覗いてみたら、世紀末日本人の露骨なホンネが見えてきた!


宝島社・別冊宝島304、『洗脳されたい!マインド・ビジネスの天国と地獄』の「あらかじめ裏切られた経営セミナー(溝口敦氏)」より。現在は宝島文庫に入っております。



深見東州の頭のハエ

深見東州氏(旧名は深見青山。本名は半田晴久)が率いるワールドメイト(旧コスモメイト)は⑭菱研(旧⑭ビッグビジネス経営経済研究所)という経営コンサルタント会社を経営している。

九二年、筆者が取材したところ、幹部はこの会社について次のように答えていた。

「(⑭ビッグビジネス経営経済研究所は従業員十人前後。会社員はコスモメイトの会員さんで企業を経営している方、非会員の方、いろいろです。

九一年ロンドンでセミナーを開きましたが、参加したのが約六十社。もちろん深み先生がこういった方々に経営上のアドバイスをしています。

経営には、合理を徹底的に追求しても、残り一厘どうしても超えられない部分というものがつきものでしょう。そこを深見先生が直観、インスピレーションで答えてあげるわけです」



深見東州氏は七八年、杉並区南荻窪に⑭三十鈴(現在は⑭ミスズと改名)を設立している。事業目的は学習塾「三十鈴学園」の経営や健康機具、食品の販売であり、深見氏自身が中小企業の経営者として、それなりに苦労も積んできたのだろう。

だが、彼が会社員に対して、どこまで適切なアドバイスができるかとなると、疑問なしとしない。

というのはワールドメイトは九三年以降、労使紛争と内紛、申告洩れ事件を抱え、自分の頭のハエを追うのに忙しい。まず会員社のお世話どころではないと思われるからである。


九三年の内紛では職員のうち約二十人が解雇され、三十人が自主退職した。

職員たちは同年五月、経営側の団交拒否で労働基準局に訴え、都労委で不当労働行為や未払い賃金に関して話し合いを進め、うち十七人は東京地裁にも不当解雇、地位保全で訴えを起こしている。

元職員のうちリーダー層は尾行され、その自宅には何者かの手で電話盗聴器を仕掛けられるなど不穏な動きもあった。

結局、個の労使紛争はワールドメイト側が解決金六千万円を提示して、同年夏に和解している。


さらに女性職員の二人は深見氏から強制猥褻行為を受けたとして横浜地裁に訴えを起こし、五月の第一回公判には深見氏もその代理人も出席しなかった。

十一月、同裁判は教団側が女性二人に和解金一千百万円を払うことで決着している。


だが、ワールドメイトの難はこれで終わらず、翌九四年には信者による玉ぐし料返還請求訴訟(慰謝料を含め一億円など)が提訴されている。

また東京国税局はワールドメイトに対し脱税の疑いで二回にわたって強制調査を行い、深見氏が一度は東京地検による逮捕を覚悟する自体もあった。


だいたいワールドメイトそのものが宗教利用の企業経営と見られている。始まりをたどれば、深見氏は八四年「コスモコア」を旗揚げし、宗教活動を始めている。


翌八五年、まぎらわしいのだが、同名の有限会社「コスモコア」を設立した(現在は株式会社に改組し、社名はコスモワールド)。

事業内容は占いの企画や仏具の販売である。同社の位置づけは宗教団体ワールドメイトが行うセミナーなどの運営実地を請け負うというのが教団側の言い分だが、東京国税局の見解はまるで逆である。

つまり⑭コスモワールドが事業活動の一部として宗教活動を行ってきた。少なくとも九三年まで宗教団体「ワールドメイト」の活動実体はなかった。

あるようにいうのは所得隠しのためだというのが国税局の認定である。



筆者の取材上の知見によっても、国税局の見方は正しいと思う。九二年当時、⑭ワールドメイトは⑭コスモメイトと名乗っていた(実に改名が多く、まぎらわしい)。

そしてその⑭コスモメイトが同じコスモメイトという名で宗教活動を行っていた。

株式会社にして宗教団体、主宰者は事業家にして宗教リーダーというのは実にミスマッチと思ったものである。八八年、会社は伊豆の大仁町に「皇大神社」を建て、静岡県に宗教法人として認証してくれるよう申請した。

だが、県は今もって認証を下ろしていない。県の見識であり、ワールドメイトの不運である。


当時コスモメイトは二万三千人の信者を有し、信者たちに霊界グッズを商っていた。

いわくアンドロメダ・ウォッチ、聖観音像、社、三宝荒神・三神セット、守護霊団合体パワーのペンダント、地蔵尊、不動明王、邪気が払えるレコードなどである。

これらは収益事業として課税される可能性があるが、「玉ぐし料」などは宗教活動として課税を免れていた。


だが、東京国税局は九六年五月、⑭コスモワールドは八九年から九三年までの五年間に宗教団体「ワールドメイト」を隠れみのに「玉ぐし料」など約六十億円の所得隠しをした
(ワールドメイトの言い分は宗教法人ではなくても、宗教活動を行っている以上“人格なき社団”で、宗教活動に伴う収入は非課税というもの)。

よって重加算税を含め約三十三億円の追徴課税を課すと決めた。

対してワールドメイトは東京地裁に裁判を起こしている。

ワールドメイトの失敗は早いところ宗教法人の認証を取らなかったところにあろうが、深見氏が先見性ゼロと告白するに等しい事件の続発である。

経営相談に乗る側がこの状態では、⑭菱研の会社員といえど、二の足を踏むに違いない。



オウム・拉致・サリン・宗教テロ

上畑 鉄之丞

はじめにオウムありき。坂本弁護士一家拉致事件の真相がようやくほぐれ始めた。これまで何人死んだのか、殺されたのか分かったわけではないし、背後関係も不明だが、プロセスだけはおぼろげながら見えてきた。

オウムの信者たちはハルマゲドン(人類最終戦争)をつくりだそうと、ロシアに近づき利用し、そして、サリンなどの毒ガスや様々な戦争兵器を準備し、そのために多くの人たちの財産を収奪したようである。


数年前、コスモメイトという神道系と称する新興宗教の脱会者の青年たちと会ったことがある。

全員20代なかば、アタッシェケ-スを下げ、パリッと背広を着こなし、一流会社のサラリ-マンといった服装が印象に残っている。

仲間のA氏が突然死したので、過労死の労災補償請求ができないかとの相談で、私のことは新聞記者のひとにきいたとのこと。死亡当時の状況は次のようである。

教祖は41歳の男性。

オウムと同じで、薬局、出版社、書店、占い喫茶など教団のチェ-ン店を手広く経営し、信者の多くはその社員としてこき使われていた。

当時、教祖は統一教会の合同結婚式がマスコミで取り上げられたのに注目、自分たちもと信者を激励、静岡県大仁町の教団神社で某月某日行うことになったという。

教団の書店員で芦屋支部にいたA氏も全国から不足気味の女性信者を輸送するため、関西方面を担当する運転手になった。


結婚式前日に勤務終了後、深夜午前0時半に和歌山から到着した女性2人を乗せて芦屋を出発。阪神・名神・東名を運転して5時半に会場に到着。1時間の仮眠後に境内の清掃をし、午前9時から夕方まで合同結婚式に参加した。

その日の午後8時半に再び女性が同乗し運転、午前3時に芦屋支部到着。仮眠後は午前8時起床、その日午後9時まで神戸でおこなわれた「秘法会・大除霊」なる儀式に参加。

午後11時から深夜までは芦屋の支部総会に出席、その後も午前7時まで徹夜の事務局のスタッフ会議が続く。



そして終了後、突然教祖がゴルフにいくといい出したため、A氏も同行、1時間半かけてゴルフ場に到着、午後4時までプレ-したが、その直後突然倒れ、救急車のなかで死亡している。

4日間のほとんど睡眠をとらず、車の運転、会議、そして運動直後の突然死である。

ながながと経過を書いたが、青年たちによると、A氏は教団関連の書店員として、教祖(社長)の業務命令で連日徹夜作業に従事した過労で死亡したもので、当然労災補償されるべきという。

彼らは、この事件もあって、教祖の人使いの荒っぽいさにいや気がさしたか、労働組合をつくって闘っているという。

全くあぜんとしたものの、私は、まず、どこまでが宗教活動、どこが仕事かを明確にしなければならない、就業規則はあるのか、賃金や賃金規定はどうなっているのか、なにより「会社」は労災保険に加入しているのか、
死亡したA氏の労災請求人は誰かなど乏しい法律知識で質問したものの要領をえない。

いくら話しても宗教活動と「仕事」は一体であることと、A氏は間違いなく労災で、彼らは教祖との宗教論争での「正義」の代理人だという信念だけがわかった。

私は、気持ちはともかく、今君たちに必要なのは、そんな宗教活動をやめて、まともな仕事に就くことではないかと何度も話したものの、もちろんきかれることはなく彼らは帰っていった。

その後はなんの連絡もないし、A氏の労災がどうなったかも知らない。

当時の新聞は、彼らが、教祖の女性社員(信者)へのセクハラ行為で賠償訴訟を準備しているとも報じていた。


オウムの若い信者たちの行動は彼らとよく似ている。

教団の関連会社が信者をほとんど賃金を払わないノ-ペイ労働者として働かせているところも同じで、青年たちがそうした仕組みに疑問をもたずに教団内の仕事場で働いているのも同じである。

彼らにとっては、教団は会社、教祖は経営者というようなイメ-ジがダブッているようにもみえる。


内容はともかく、彼らの行動は、多くの労働者が企業社会の論理に縛られ、どんなに長時間労働を強いられても、会社人間として従順に生活していることとも共通しているようにみえる。

彼らの関わる宗教の世界は、「大人」たちの社会のミニチュア版のようにみえる。

彼らは、「会社」(教団)のためならなんでもやるのである!

それにしても、彼らが、ソ連崩壊後のロシアに近づいたのにもビックリした!

これは、韓国生まれの統一教会が、アメリカや日本に近づき、政府の要人にとりいったのと同じなのだが、今のロシアが、得るものより、失うもののほうが多いことを彼らは知っていただろうか。

別世界の出来事のようにみていた新興宗教に走る青年たちの問題は、私達の問題でもある。

労働の大切さ、労働の提供と賃金のこと、民主主義や労働者の権利のこと、そして、「いのち、健康、安全」の大切さを、若い人たちに教えようとしない、私たちの社会の問題と思う。


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「教祖深見青山よ!この慟哭を聞け」新興宗教コスモメイト訴訟


雑誌
サンデー毎日1994年6月12日号

ある朝、突然、息子は原因不明の病に倒れた。
懸命の治療にもかかわらず、愛児は昔の笑顔を見せてくれない。

両親は最後の救いを信仰に求めた。


それが深見青山・教祖(四三)が率いる新興宗教「コスモメイト」だったのである。

東京都杉並区に本拠を置く信者数およそ二万人とされる神道系の新興宗教団体。

その主宰者、深見教祖は自ら“神人合一の道”を究めた人物と称する一方で、
巧みな話術と音楽などの芸術的才能を売り物にソフトムードを演出、一九八五年の教団設立以来、急速に信者数を増やしてきた。

この四月からは名称を「パワフルコスモメイト」と改め、さらに宗勢を増そうとしている。


ところが今回、深見教祖とコスモメイトの宗教活動そのものが金銭を騙(だま)し取るための「新たな霊感商法」であり、詐欺的行為だとする“告発”が出された。

訴えたのは東京都内に住む大手商社の部長代理、Aさん(五〇)とその妻(四六)。
二人はコスモメイト設立の翌年に入信。以来、信者の間でも「最も熱心で模範的な会員」といわれてきた夫妻である。

そのAさんが言う。
「あの子の病気を治してやりたい一心で入信しました。深見本人はもちろん、周囲の幹部や教団のスタッフの人たちも
『キリストや釈迦にも勝る霊能者』と繰り返し、『コスモメイトにいると薄皮がむけるように、少しずつ良くなる』とも言っていました。

しかし、家も生活もすべて犠牲にした今、あの子の病気はむしろ悪くなるばかり。
そのうち、本当に霊能者なのかと疑うような行動や言動も伝わってきて・・・・」

五月二十三日、夫妻は深見教祖と教団の宗教行事を担当する「株式会社コスモメイト」など三者に対して、
総額八千五百万円余の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。

訴状によれば、原因不明の病気になった二男のことを深見教祖に相談した八七年六月、教祖は「この子の前世は殿さま、父親は家老、母親は勘定役で、親子で三千人を殺している。その倍の人を救わないと救済されない」と言い、一人七百万円を払って“救霊師”となって奉仕活動をするように求めたという。

夫妻は、その金をつくるために世田谷区にあった当時の自宅を売却した。
訴訟を担当する伊東良徳・弁護士は怒りを隠さない。



「コスモメイトは表面上、明るいイメージで売っているが、実際にやっていることは霊感商法そのもの。

パンフレットでも『人間が幸福になれないのは、その人についている諸々の悪霊のせい』と不安を煽(あお)り立て、その一方で『その霊を取ってあげます』(救霊)と高額な玉串料を要求する。

これは教祖以下、組織ぐるみで脅し、たかりをしているのと何ら変わりません」

昨年の春、この教団の内実について、本誌は「心を金で買う時代」と題して二度にわたる検証記事を掲載した(93年4月18日、25日号)。

教祖から強制わいせつに近い行為をされたという元女性信者のセクハラ訴訟、不当解雇されたと地位保全を求めた元スタッフの訴えなどから、
外面のソフトイメージからは程遠い教祖の暴力的行為やコスモメイト・グループの不透明な金銭の流れを明かにした。



「アリ地獄のようなシステム」

話をAさん夫妻に戻そう。病気などとは無縁だった二男が病に侵されたのは八年前、小学五年の夏だった。

「明け方にウンウン唸(うな)っているなと思ったら、朝には昏睡(こんすい)状態でした。名前を呼んでも目を見開いたままで反応しない。病院では『このまま死ぬか、植物状態になる』と言われました」(妻)

幸い、一命は取り留めたものの、二男は言葉を失った。しかも、日に何度も発作を起こして救急車で運ばれる身に。

もはや二男は昔のわが子ではなくなってしまった。

「漢方や鍼(はり)などの東洋医学、それに私は宗教に関心がなかったのですが、元に戻してやりたい一心で霊能者といわれる人にもあちこち会いに行きました。そういう時期、深見に出会ったんです」(夫)

すぐさま夫妻は信者にとって最高の名誉に当たる「上級救霊師」の資格を取った。二人で千四百万円の玉串料。

しかし、同じ時に救霊師になった元信者は言う。

「あれは一回目の募集で、全部で三十人ほどだったと思います。私たちから“資格料”としてまとまった金を取り、他の会員の救霊をさせる。その救霊の玉串料(料金)も、コスモメイトに全額、吸い上げようというわけですよ」



当時を知る幹部級の元スタッフたちも、こう証言する。

「幹部の中には統一教会出身の者もいて、『どうすれば、訴えられなくて済むか』なども検討していた。

つまるところ、結論は『誰にでも面と向かって霊のことを言うと訴えられる。だから、
コスモメイトの“入り口”はパンフレットなどで選ばせる格好にしよう』と。でも、結局のところ、本質は同じですよ。
だんだんと嵌(は)まり込んでいった人は、自分にはあの霊もついてる、この霊もついているんじゃないかという気持ちになる。

そこで教祖本人から『君にはコレコレの霊がついている』と言われると、もう逃れられない。まるでアリ地獄のようなシステムです」

そんな教団中枢の思惑を知らず、息子の病気を治したい一心のAさん夫妻は、それこそアッという間に穴の中心部に吸い込まれていった。

そして、教えに従って懸命の奉仕活動を開始した。

専業主婦だった妻は土曜、日曜もなく、ほとんど毎日、救霊室のある杉並区西荻窪のマンションへ通った。

毎朝、五時過ぎに起床、二男と年子の兄の弁当をつくる。八時には家を出て、家に帰るのは夜十時、十一時になる。

もちろん無給で、交通費も自前だ。彼女が日に三件は行う救霊の玉串料は一件当たり十五万円とか三十万円で、それらの金はすべてコスモメイトに入る仕組みである。

「あの子を一人で家に残すのは心配でした。いつ発作で倒れるか分からないんです。実際、お兄ちゃんが学校から帰ってくると、
怪我をして部屋の床が血だらけのこともありました」



一方、夫は商社マンとして欠かせない酒、ゴルフなどの付き合いを一切やめた。仕事が終われば、真っすぐ家に戻って兄弟二人に夕飯を食べさせねばならない。

当然、転勤を伴う人事異動なども受け入れられるはずもない。

「深見から人を介して『会社も辞めて奉仕しなさい』と言われたが、それだけは断った。

上の子が『お父さん、僕たち、もう家もない。生活だってめちゃめちゃだ。会社まで辞めるなんて絶対にイヤだ』と泣いて反対したからです」



「抑えようのない悔しさが・・・」

夫婦はコスモメイトのほとんどすべての宗教行事にも参加した。伊勢神宮や箱根神社への団体参拝、病気の治癒に役立つ霊能力者の資格など。

これらはどれも百万円単位の玉串料が要る。さらに次々と出されるビデオテープや本、アクセサリー、テレホンカード、カレンダー・・・・。

二男の治療費も含めると、その経済的負担はあまりに重い。

「奉仕に通う電車の定期も一ヶ月ずつしか買えませんでした。
バス代を節約しようと一番近いJRの駅まで三十分かけて自転車で通いましたが、
あたりは丘陵地帯で、ずーっと坂道が続くんですの。

夜遅く、真っ暗な道を走りながら『神さま、私と夫がしていることは本当に正しいんでしょうか』と空を見上げたことは一度や二度じゃありません」

そして、入信から八年。
二男は、背は両親より高くなり、髭(ひげ)も生えた。だが、昔の笑顔はまだ戻らない。


Aさんの妻は言う。
「そんな時、『深見先生は最初から“いくら救霊しても、あんなの、治るはずない”と言っていた』と聞いたんです。

まさかと思って、ある人に確かめてもらったら、他の幹部も同じことを聞いたそうです。その時、ハッキリ騙されたと確信しました。

いまもダッコをせがむ二男を散らかった部屋の中で抱いていると、親の勝手な信心のために二人の息子には本当に申し訳なかったという気持ちと、
深見青山への抑えようのない悔しさがこみ上げてきます。
すべてが無駄でした。

コスモメイトは私たち一家の不幸につけこんで、馬鹿にして、踏みつけて、利用し尽くしたんです」


こうした夫妻の訴えに対してコスモメイト側は、
「私たちの宗教活動は本人の自由意志によるもので、強制したことは過去、現在ともに全くない。新手の霊感商法という批判は当たらない」
と反論している。

が、先週の五月二十七日、福岡地裁は「霊感商法で多額の献金をさせられた」と
福岡市内の二人の主婦が統一教会を訴えた裁判で、教会側に三千七百六十万円の支払いを命じる判決を下した。

Aさんは拳を握りしめながら、こう言う。
「深見に言いたい。もう、このくらいでいいだろう、十分すぎるじゃないか、と。あなたは何十億、何百億も儲けたはずだ。
本当に人を救うつもりならば、世のためと言うならば、今すぐ宗教などやめて、普通の男に戻りなさい、と」


霊能者の深見教祖に、この叫びは聞こえないのか。

コスモメイトとその関連会社には、昨年十二月から東京国税局査察部が入っている。
その調査は、現在も継続中という。

本誌・湯浅啓/小野博宣


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