コッパー
名前:Copper
デビュー:『
きつねと猟犬』(1981年)
概要
無邪気な子供時代にキツネの
トッドと仲良くなるが、次第にきつねと猟犬が仲良くなれないという事実を目の当たりにしていく。
スペイン、ブラジル、イタリア版などでは「トビー」という名前に変更されている。
エピソード
猟師の
エイモス・スレイドは子犬のコッパーを猟犬として育てるべく、先輩猟犬の
チーフに世話を任せる。最初は乗り気ではないチーフだったが、コッパーに懐かれる。
コッパーは子狐の
トッドと出会い、お互いの立場を乗り越え仲良くなる。ある日コッパーの家の敷地に立ち入ったトッドは、エイモスとチーフに襲われる。トッドの飼い主
トゥイード未亡人とエイモスは大喧嘩になるが、程なくしてエイモス、チーフ、コッパーは狩猟のために家を離れることに。コッパーはメキメキと実力をつけ、春に家へ帰る頃にはチーフよりも優れた猟犬となった。
きつねと猟犬という立場を受け容れられないトッドはコッパーに会いに行くが、再びエイモスとチーフに命を狙われてしまう。コッパーはトッドを見逃したが、深追いしたチーフは機関車に激突されて川に落ち、重症を負う。コッパーは自分の判断を責め、トッドへの憎しみを叫ぶ。エイモスに責められたトゥイードはこれ以上家で育てるのは無理だと悟り、トッドを森へと返す。その様子を見ていたエイモスはコッパーを連れて森へと追う。エイモスとコッパーはトッドと彼女の
ビクシーを挟み撃ちし、逃げ道を塞ぐ。火の中に飛び込みなんとか逃げ切ったトッドとビクシーだが、後を追ったコッパーとエイモスが野生の
クマに襲われてしまう。トッドは果敢にクマに挑み、クマもろとも滝壺へと落下する。生き延びたトッドのもとにコッパーとエイモスが駆け寄る。トッドにとどめを刺そうとするエイモスだが、トッドの前に立ちはだかるコッパーに心を動かされて銃を下ろすのだった。
コッパーはトッドとの子供時代の友情の約束を噛みしめるのだった。
幼少期のコッパーは何をしてもうまく行かず、自信を失っていた。エイモスに騒ぎを起こした罰として祭へと連れていってもらえなかったコッパーはトッドとこっそり祭へ向かい、花火を見に行く約束をする。
シンギン・ストレイズと出会ったコッパーはシンギン・ストレイズのボーカルの代役として参加し、歌うことの楽しさに目覚める。
キャッシュはグループに構ってもらいたくてボーカルを辞めた
ディキシーの代役としてコッパーを正式に採用し、トッドはマネージャーに選ばれる。コッパーはメンバーの条件が野良犬であることを知り、トッドの機転で野良犬を装う。そしてシンギン・ストレイズはディキシー抜きでスカウトの
ウィンチェル・P・ビッカースタッフへ向けたパフォーマンスに備える。
自分の代役が子犬だと知ったディキシーは、コッパーが歌えなくなるようにピーナッツバターを食べさせる。トッドは
アビゲイルのミルクを使ってコッパーのピンチを救う。コッパーは活躍してキャッシュに懐いていき、トッドとの花火の約束を忘れてしまう。
シンギン・ストレイズはビッカースタッフの見ているステージで歌を披露しようとするが、そこへトッド、エイモス、チーフ、トゥイードが駆け込んできたことで、コッパーが飼い犬であることがバレてしまう。コッパーはトッドが自分の夢を潰したことに怒る。コッパーはディキシーから「トッドの行いは自分がそそのかしたものだ」と謝罪され、トッドへ謝罪に訪れる。和解した二人はシンギン・ストレイズを仲直りさせるため、彼らをビッカースタッフのもとへ連れて行くことに。和解したシンギン・ストレイズはビッカースタッフの前で歌を披露し、彼から絶賛される。コッパーはシンギン・ストレイズを離脱し、トッドの友達としての道を選ぶのであった。
その他
ディズニー100周年記念作品『
ウィッシュ』では、エンド・クレジットに登場する。
登場作品
1980年代
2000年代
2010年代
2020年代
声
大人
子供
最終更新:2023年12月31日 17:35