きつねと猟犬
ストーリー
概要
ディズニー長編アニメーション映画第24作。
きつねと猟犬の友情を描いたアニメーション。新旧アニメーターの世代交替が行われた一作。
歴史
ウォルフガング・ライザーマンは本作の原作を読み、息子がキツネを飼っていたことから感動したという。1977年の春にアニメ化を決め、タイトルを『きつねと猟犬』とし、この2匹に焦点を当てることにした。ライザーマンは高齢のため製作総指揮にまわり、
アート・スティーブンス*らが共同監督を務めた。
ロン・ミラー*は若手の人員を増やすように要求し、ライザーマンと衝突することもあった。
当初の案では
チーフは原作通り死ぬ予定だった。スタッフ内でもチーフを殺すべきか意見が分かれていた。
ロン・クレメンツ*をはじめとした若手はチーフを殺したいと懇願したが、スティーブンスはこれを拒否した。また意見の相違はライザーマンが後半のアクセントにミュージカル・シーンを入れようと考案した時にも発生した。
フィル・ハリスと
チャロ*が演じる鶴のコンビが「スクビドゥビドゥビドゥー」と歌うシーンで、録音とストーリーボードまで作成されたが、これもスティーブンスが却下した。
アニメーション
本作はディズニーの黄金時代を支えた
ナイン・オールド・メンのメンバーが参加した最後の作品である。キャラクターの製作は彼らが務めたが、アニメーションの作業の大半は技術指導に回り、後輩たちに任せた。その後輩たちには1980年代から今日までのディズニーを支える名クリエイターたちが多数含まれており、本作を出発点と捉える見方も多い。
しかし、レイアウトやデザインに独自の考えを持っていたライザーマンのやり方は若手の間に反発をも生んだ。1979年9月13日、
ドン・ブルース*、
ゲイリー・ゴールドマン*、
ジョン・ポメロイ*はミラーのオフィスに入り、退社を表明した。その後、13人の若手も彼らに続き、映画のクレジットに名前を載せないように要求した。人員不足により、映画の公開予定は1980年のクリスマスから1981年の夏へと押した。若手アニメーターも追加で投入し、ベテランのアシストも受けながら映画は完成した。
キャスティング
キャスト
- 吹替版:1983年3月12日公開。2000年4月28日ビデオ用に追加録音。※DVD・VHS収録
- 翻訳:金田文夫*、訳詞:海野洋司*、演出:?
スタッフ
情報集計中…
楽曲
最終更新:2024年09月08日 21:19