ジャングル・ブック
原題:The Jungle Book
公開:2016年4月15日
時間:105分
監督:
ジョン・ファヴロー
ストーリー
オオカミの一家に育てられた人間の少年
モーグリはジャングルで楽しく暮らしていた。水の休戦の時期に、人間に恨みを持つトラの
シア・カーンが現れてモーグリを引き渡すように要求する。
その夜、オオカミたちはモーグリを守るか
人間の村に帰すかで議論が巻き起こる。面倒見の良い黒ヒョウの
バギーラがモーグリを人間の村へと連れて行くことになるが、納得しないモーグリは反発しながらも人間の村へと進む。ジャングルにはシア・カーン以外にもモーグリを付け狙う危険な動物が潜んでいた。
概要
主人公の
モーグリ以外の動物やジャングルはCGで描写されている。
アニメーション版の忠実なリメイクではなく、原作のみの要素を追加するなどバランスを鑑みて脚本を調整したという。アニメーション版の楽曲も一部使用されている。
子供と大人の関係性は『シェーン』(1953年)、危険な世界におけるルールの確立は『グッドフェラーズ』(1990年)、ジャングルの中の独立した世界は『地獄の黙示録』(1979年)の影響を受けている。動物の描き方を参考にするため、『
白雪姫』(1937年)、『
ピノキオ』(1940年)、『
ファンタジア』(1940年)、『
ダンボ』(1941年)、『
バンビ』(1942年)が参考にされている。喋るCGの動物キャラクターという点では『ベイブ』(1995年)も参考にしている。
本作は批評家から高い評価を得て、興行収入の面でも約9.66億ドルの大ヒットを記録した。
アカデミー視覚効果賞*を受賞。
歴史
主要な撮影は
ロサンゼルス*のL.A.センター・スタジオで行われた。動物はCGで描かれ、動物らしい動きと声優の顔の動きなどのモーションを組み合わせて作り出された。モーグリ役のセティの相手役となる動物もCGだが、撮影では
ジム・ヘンソン・クリーチャー・ショップ*の人形が用いられた。
視覚効果はMPCとWETAデジタルが担当。MCPは動物の筋肉構造をアニメーション化するためのソフトウェアを新規開発し、WETAデジタルは
キング・ルーイのシーンを担当した。
音楽
デブニーは各キャラクターのテーマに雰囲気や決まった楽器を割り当てることにした。たとえば
バルーのテーマには風変わりなストリングスとベース、
バギーラはフランスのホルン、
カーは蛇のような音色、キング・ルーイには打楽器やベース、マリンバが使用されている。
キャスト
- 吹替版:2016年8月11日公開。※Blu-ray・DVD収録
- 新録版:2021年配信。
スタッフ
情報集計中…
楽曲
最終更新:2024年09月08日 23:58