バルー
概要
ジャングルに暮らす陽気な灰色のクマ。楽しく暮らすことをモットーにしており、意気投合した少年
モーグリにジャングルで生きる上で重要なことを教える。モーグリには「クマパパ」と呼ばれているが、どちらかというと親友のような立場で、
バギーラや
ラマのほうが保護者役に近い。
川に浮かんで水浴びをするのが好き。論理的な思考や複雑な感情を読み取るのが苦手。知的なコメディアンである
フィル・ハリスをバルーに配役する事を聞いたスタッフは驚いたという。フィルは脚本の台詞を不自然に感じたため、台詞のほとんどをアドリブで演じた。
『
ロビン・フッド』(1973年)に登場するクマの
リトル・ジョンはバルーによく似ている。声優も同じフィル・ハリスであるほか、一部バルーのアニメーションを再利用しているシーンも存在する。
TVシリーズ『
テイルスピン*』では擬人化に拍車がかかっており、服を着てパイロットとして活動している。
エピソード
インド*の
ジャングルに暮らす
バルーは、ジャングルで育った少年
モーグリと意気投合する。モーグリは人食いトラ
シア・カーンの魔の手から逃れるため、保護者役の
バギーラに
人間の村へと連れて行かれそうだという。バルーとモーグリは二人でジャングルで楽しく過ごそうとするが、モーグリは人間になりたいオランウータンの
キング・ルーイに誘拐されてしまう。キング・ルーイはモーグリに人間の証である「火の起こし方」を訊ねるが、ジャングルで育ったモーグリは答えられない。そこへバルーとバギーラが現れ、モーグリは無事救出される。バギーラはモーグリの幸せを考えるなら彼を人間の村へ送るべきだとバルーを説得する。バルーは泣く泣くモーグリを説得するが、モーグリはバルーに裏切られたと感じて逃亡する。
その後、モーグリはシア・カーンに襲われる。モーグリは人間の証である火を使ってシア・カーンを撃退するが、モーグリを助けに来たバルーは倒れてしまう。バギーラがバルーの勇敢さを讃えていると、バルーは無事に目を覚ます。人間の村の近くでモーグリは水汲みに来た人間の
少女の歌声を聞きつける。美しい歌声に引き寄せられるようにモーグリは彼女の方へ歩いて行く。
「これでいいんだ、バルー。」バギーラとバルーはモーグリの将来を期待しながら、肩を組んでジャングルへと戻っていくのであった。
モーグリが人間の村へ戻った後も、バルーは彼のことが忘れられずにいた。バルーはバギーラやジャングル・パトロールの制止を振り切って人間の村へ向かい、モーグリを連れ戻してしまう。モーグリは村での窮屈な暮らしをバルーに説明し、かつてのようにバルーと楽しく過ごそうとするが、村の大人たちが自分を心配して探していることを知り揺れ動く。バギーラはバルーにモーグリを見ていないか尋ねるが、バルーは上手くごまかした。シャンティとランジャンがモーグリを探してジャングルへやってきたが、モーグリの話を聞いていたバルーがシャンティを追い返そうとしたことで、シャンティはモーグリを見放す。モーグリはシャンティに謝ろうと彼女を追いかける。
バルーとバギーラは、シア・カーンがモーグリを襲おうとしていることに気付き現場に駆けつける。モーグリとシャンティは互いを庇い合いながらシア・カーンを翻弄する。シア・カーンは二人を追って崩れた石像の中に閉じ込められる。モーグリはシャンティやランジャンとともに人間の村へ戻ることを决めてバルーとバギーラに別れを告げた。しかし、水汲みに行くたびにバルーやバギーラと束の間の再会を楽しむのであった。
航空貨物のパイロットであるバルーは空の海賊
ドン・カルナージュ*から宝石を盗み出した12歳の孤児
キット・クラウドキッカー*を匿う。新社長の
レベッカ・カニンガム*に事業の舵を奪われてしまった資金難のバルーは宝石の元の持ち主である
シア・カーンに宝石を届けて謝礼を貰おうとするが、宝石を預かっていたレベッカの娘
モーリー・カニングハム*がレベッカもろともカルナージュに誘拐されてしまう。バルーはレベッカとモーリーを救出するが、突然のキットの裏切りに憤慨する。行きつけのバーの
ルーイに愚痴をこぼすバルーだったが、キットの真意に気付いてからは彼を援護し、自分の愛機を犠牲にして宝石のエネルギーを悪用するカルナージュの悪巧みを阻止した。レベッカの資金とエンジニアの
ワイルドキャット*で新しい飛行機を作ってもらったバルーはキットと共に、飛行機代返済までの間レベッカのもとで働くことに同意する。
その他
ディズニー100周年記念作品『
ウィッシュ』では、エンド・クレジットに登場する。
ゲーム
8bitの実写版バルーを操作することができる。バルーで木を10本触るとクラシック バルーが使用可能になるほか、特定の条件を満たすと草スカートのバルーも使用可能になる。
2022年6月8日に開始したクローズドβ版から登場する「ジャングル・ブック」のレーサー。タイプはディフェンダーで、レアリティは「エピック」。所有スキルは「シールド」「ショット」「ブースト」「ハック」。そのうち「シールド」と「ショット」はレーサーがスターアップすると強化される。
ユニークスキル「ベア・ネセシティ」の効果は下表の通り。専用クルー「
バギーラ」によって強化することができる。
ノーマル |
一定時間、無敵状態となり、後方に腐ったフルーツを投げる。 フルーツに当たったライバルはスタンする。 |
チャージ |
一定量の熟れたフルーツが前方に出現する、フルーツを掴むとニトロ燃料が補充される。 ただし、他のレーサーがこのフルーツを掴むこともできる。 |
キャッチフレーズは「大胆なパイロット戦士」の盾系キャラクター。基本攻撃で荷物をチャージし、必殺技で荷物の数に応じてランダムで回復、アーマー、防御バフを獲得する。
コア・アビリティ |
荷物配達 |
必殺技 |
エアドロップ |
特殊アビリティ |
リラックスしていこうぜ、ジャック |
レベル12 |
基本級スキル |
カスタムシールド |
レベル15 |
基本級スキル |
パイロットの帽子 |
レベル20 |
上級スキル |
いやぁ、なんてこった! |
レベル20 |
上級スキル |
マンゴー・ファンダンゴ |
レベル25 |
上級スキル |
ゆる~くいこう |
レベル30 |
エリート級スキル |
スピンさせよう! |
テーマパーク
1991年の「Disney Afternoon Avenue」では、バルーが
キット・クラウドキッカー*とともにアナウンスを担当した。
その他
登場作品
1960年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
声
大人
幼少期
実写
最終更新:2025年01月19日 18:40