キーダ
概要
アトランティス*の王女で、10代目王
カシュキム・ネダクの娘。身長165cmで、年齢は約8,800歳。地上の人間で言うと20代くらい。白い長髪と褐色の肌を持つ。本名はキダーガカッシュ。
アトランティスの過去に興味を持っており、その歴史を知るために部外者とも友好的に接する。その革新的な考え方は父と相反するところもある。
戦士としての訓練を受けており、戦闘能力は高い。敵に打ち勝つ強さを持つ戦士のような女性というモチーフで設定されたキャラクター。担当アニメーターは
ランディ・ヘイコック*。
エピソード
1914年、キーダはアトランティスを捜す探検隊と出会う。メイベルモークによって識字能力を失ったアトランティス人が古代文字を読めれば文明を復活させられるかもしれないと考えていたキーダは何らかのヒントを求めて探検隊を歓迎するが、王カシュキム・ネダクは立ち去れと命じる。
王は「国の危機になるとクリスタルは王家の者を生贄にして強力なエネルギーを発揮する」という。かつて王がこのエネルギーを戦争に使おうとしたため、クリスタルの怒りを買い、洪水が起き、識字能力を奪われたという。王から最期に国を託されたマイロと仲間たちはキーダと見つけた戦闘機に乗り込み、キーダを取り戻すためにロークたちを追う。ロークとヘルガが仲間割れし、追いついたマイロはクリスタル化したキーダのエネルギーでロークをクリスタルのモンスターへと変える。ヘルガは力尽き、クリスタル化したロークはプロペラで粉砕する。
戦いによってアトランティスの入口にあった火山が活動を始め、大陸にマグマが押し寄せるが、巨大な石像たちがクリスタルの力で目を覚ました巨大な石像たちが大陸を守った。キーダは亡き父の跡を継いで女王となり、マイロは仲間たちを見送り、彼女とアトランティスに残ることになった。
地上に戻った仲間たちは
プレストン・ウィットモアに旅の成果を報告し、アトランティスで見たものを口外しないことに同意した。ウィットモアにはマイロから感謝の手紙が贈られ、そこには「祖父と二人から」と記されていた。
キーダと結婚しアトランティスの王となったマイロのもとにかつての仲間たちが訪れ、第1の事件の相談を持ちかける。
地上では
ノルウェー*付近で
クラーケンと呼ばれる怪物が暴れていた。クラーケンがアトランティスの兵器かもしれないと心配するキーダとともに、マイロ、ヴィニー、オードリー、モール、
オビーは調査に乗り出し、霧の町
クラーケンスター*に流れ着く。宿屋の
インガー・イライアセンからの情報で悪魔に魂を売ったと噂される怪しげな町長の
エドガー・ヴォルグードがクラーケンを操っているのではと疑うマイロたち。オードリーとヴィニーがヴォルグードに催眠術をかけられてピンチになるが、実際にはクラーケンがヴォルグードを操っていたことが明らかになり、クラーケンを倒したことでヴォルグードも消滅する。クラーケンスターは霧が晴れ、明るい町となった。
第2の事件では、ウィットモアの友人
サム・マッキーンが砂のコヨーテに襲われる。サムから事情を聞いたマイロ、キーダ、オードリー、モール、スウィート、オビーは、サムが手に入れた古い象と壺を元の場所に戻すべきと判断。しかし、壺のほうは古物商の
アシュトン・カーナビーに盗まれていた。カーナビーを説得しようとしたマイロたちは謎の男
チャカシ率いる砂のコヨーテに襲われる。マイロたちはカーナビーとともに遺跡に壺を返しに向かうが、マイロらを裏切ろうとしたカーナビーは砂のコヨーテに姿を変えられてしまう。砂のコヨーテを率いるチャカシは遺跡を守る風の守り神だった。チャカシはお互いに自分たちの秘密を守ろうとするキーダを仲間と認め、彼女たちを許す。
第3の事件では、ウィットモアの槍が実業家の
エリック・ヘルシュトロムに盗まれる。現代のオーディンと呼ばれるヘルシュトロムはウィットモアの槍をグングニルと呼び、終末の日・ラグナロクを引き起こそうとしていた。槍の力の源がアトランティスのものだと気づいたマイロ、ヴィニー、オードリー、モール、オビーはヘルシュトロムに返り討ちにされ、キーダはヘルシュトロムにオーディンの娘ブリュンヒルデとして気に入られる。ヘルシュトロムはラグナロクを起こそうとするが、キーダに槍を奪い取られて作戦は失敗に終わる。
3つの事件が終わり、キーダは父がアトランティスを世間の目から隠す判断をしてきたことについて考え直し、アトランティスを再び地上へと蘇らせることを決意した。
その他
登場作品
2000年代
2020年代
声
大人
子供
最終更新:2024年09月09日 10:37