【項目名】 |
電脳ウィルスバスターズ5! |
【分類】 |
依頼 |
【登場作品】 |
「L.o.N」 |
【詳細】
「私は電脳ウィルスバスターズの司令官、キャプテン☆アダチ!
電脳世界を守るため、日夜
ウィルスと命がけの攻防を繰り広げている。私の意志に賛同する若者よ、秘密の司令基地、
犬小屋の電脳に来たれ!」
と、何時もの文言で今回も犬小屋の電脳にて同志を集うことを待っているようだ。
依頼人である
オフィシャルの外見のナビこと、
キャプテン☆アダチに会うと、「よーく来たな!貴様、待っていたぞ!」と何時ものテンションで
ロックマンを待っていた。
前回
ロックマンがこの依頼が最後と言うことで渋々続けることにしていたのでそれを確認すべく、今回が最後って約束……と、恐る恐るながらもそれを聞こうとすると「待て待て、言わずともよい!私はウソをついたことがない!この澄んた瞳を見るがいい!」と堂々と言うと、「それより、貴様に記念すべき五回目の任務を言い渡そう!」と
右から左へ聞き流すように司令を言い渡そうとする。
ロックマンは強い口調で、これが本当に最後なのかと確認しようとするのだが、
「ええぃ黙れぃ!今すぐ、出発
カウンターの電脳に向かうのだ!国外逃亡をはかる凶悪無電脳犯罪者を捕らえなければならん!」と任務をロックマンへ強引に伝え、「さぁ、いけ!この電脳世界を、また一歩平和に近づるために!」とロックマンを強引に向かわせるのだった。
ますます約束守るか胡散臭くなったきた感である
なので今回もまた、電脳世界にまた一つ笑顔を取り戻すためにロックマンは任務を遂行した後、キャプテン☆アダチに電脳ウィルスバスターズの脱退も含めて報告するのが任務となる。
現場となる出発カウンターの電脳に向かうと、1人の悪ナビを発見する。このナビがキャプテン☆アダチが言っていた、国外逃亡をはかる凶悪無電脳犯罪者のようだ。
見つけるや否や、ロックマンを「貴様、まさかオフィシャルの手の者か!?」かとオフィシャルネットバトラーの回し者と勘違いするので「いや、違う…けど…似たようなものなのかな…」とロックマンは答える。狙っているのはウィルスバスターズだけではなさそうだ。
自分を捕まえに来たことがわかった悪ナビはおめおめと投降するわけもなく、
「こんなところで捕まるわけにはいかねぇんだよ!消えやがれ!」と、
ウィルスをロックマンにけしかけてきた。
ウィルスはスウォータル2体とバキュームファンの3体。
ウィルスを全て
デリートすると、悪ナビは「ぐおおおおおおおおおっ!!!」と断末魔を上げた。
デリートされる間際の爆発が体から巻き起こる。
やった!と今回も任務完了と喜ぶロックマンだが……。
「おのれ…!ただではデリートされんぞ!」
なんと、悪ナビはまだ生きていた!!
最後の力を振り絞って攻撃をロックマンに仕掛けて来たのだ!
くらえっ!と最後の一撃を狙う悪ナビ。うわっ!と声を上げるロックマン。だが、そこに……。
「危ない!」
との声と共に悪ナビとロックマンの間に割り込んだ人影が!!
「キャ……キャプテン☆アダチ!!」
其処に居たのは黄色のオフィシャル風のナビ。そう。悪ナビの攻撃から身を挺してロックマンを守ったのは、依頼人であるキャプテン☆アダチだったのだ。
ロックマンに放った最後の一撃が邪魔されたことに悪ナビは悪態をつきながら爆発。デリートされたことで逃亡を防ぐことには成功した。
何故、此処に現れたことに言葉を詰まらせるロックマンにキャプテン☆アダチは語る。
「…平和を…守るためだ…」と。
「平和を…守るということに、カッコイイも悪いも…ないのだ」と。
「そのためならば、不格好でもこうして身を挺する勇気…。それが…大事…なのだ」と、自身の信念をロックマンに伝える。
強引に押し進める人物ではあったが、悪の手から弱い者を守る。それは罪を憎んで人を憎まず。
キャプテン☆アダチは平和を口先だけで願うだけの人物ではなかったのだ。
「お前に伝えたかったことは…それだけだ」と言うと、キャプテン☆アダチはロックマンに「これを持っていくがいい…。今まで…私と戦ってくれたお礼だ」と
レギュラーUP3を手渡した。
手渡すと、先程の悪ナビの放った一撃で深い傷だったらしく、どうやらここまでのようだとキャプテン☆アダチは自分の死期が近いことを察する。
平和の道なかばで倒れる事に心残りはあるが、これも運命とキャプテン☆アダチはそれを潔く受け入れる覚悟を示す。
確かに変人である。強引なところもある。
けど、平和を求める心は熱く、守りたい信念は正しく本物であった、キャプテン☆アダチ。
「ボクが…」
最後の任務を果たし、これでウィルスバスターズから離れられるロックマン。
だが、その姿を見たロックマンは……。
「ボクが、キャプテンの分もきっと平和を守ってみせるよ!」
「ロ、ロックマン!?」
驚きの声を上げる熱斗を横目に
「だから、心配しないで!ウィルスバスターズはボクが引き継ぎます!」
ロックマンは脱退の前言撤回をし、ウィルスバスターズを続けると言った。正しくキャプテン☆アダチの情熱がロックマンの心を動かしたのだ。
「…ありがとう、若者よ。貴様には…その熱いハートがあること…わかっていたぞ…」
それを聞いた安心したかのように……。
「それではな…。平和を…正義を…ヨロシク…」
キャプテン☆アダチの体から爆発と共に眩い閃光が!
「キャプテーーーーーン!!!!!」
収まった時には彼の姿は見当たらず……。
最後の会話となった依頼人の名をロックマンは叫んだ。
亡き依頼人の前で熱斗は本気で跡を継ぐのかと聞くが、ロックマンは頷く。
「キャプテンの伝えたかったこと…僕の魂に共鳴したよ!」と理由を聞いた熱斗は、わかったよと、それ以外聞くことはなかった。
最終更新:2025年06月18日 19:50