【名前】 |
環境維持システム |
【読み方】 |
かんきょういじしすてむ |
【登場作品】 |
「2」 |
【詳細】
全世界の自然環境をコントロールし自然災害を抑え込んでいるシステム。
フリーズマンは
文明破壊作戦と称し、このシステムをフリーズさせる
氷型ウイルスを大量に作り出しネットワークにばらまくことで、長年システムの力で抑え込んでいた自然災害を同時に引き起こし現実世界を破壊しつくそうとした。
最終的には震度10もの地震を発生させるつもりだったらしい。
このシステムがフリーズしたことにより、日本は地震、
アジーナは大洪水、
アメロッパは強烈な日照りに襲われた。
このシステムの存在から、エグゼ世界の各国では
自然現象をコントロールする何らかの装置が当たり前に使われていることが推測できる。
ソフトウェア面の技術進歩が目立つエグゼ世界だが、何気にハードウェア面の技術力も凄まじいものである。
これ自体は「2」にのみ登場するシステムだが、
電脳世界と現実世界の危機を結びつける舞台装置として都合が良いためか、類似する概念はその後の作品でも度々登場する。
携帯アプリの外伝作品
「L.o.N」では、
アトランピア文明という古代文明が登場。
高度なネットワーク技術を誇っていたが、文明圏にある国家同士の戦争で敗戦国のネットワーク機器が破壊され暴走、それにより生じた自然現象で戦争の勝敗に関わらず文明圏ごと滅亡したとされている。
つまり、古代文明でも似たような自然管理システムが採用されていたと考えられる。
「2」において
ゴスペルの野望が実現した場合、国一つの滅亡にとどまらない世界規模の災害によって世界全体が危機に瀕することになっただろう。
「2」のとある
オフィシャルネットバトラーは、この件について「
ニホンはかつて地震大国で、昔は地震に対処できていたが、環境維持システムに任せきりの現代では対処できなくなった」と皮肉めいた発言をしている。
ただ、地震が発生した際に
ロックマンが「地震なんて久しぶりだよね」と発言しているあたり、多少なりとも押さえたエネルギーを放出できる機能があるのかも知れない。
実際、似た話で、疫学でも、天然痘を種痘で根絶したことで、現代人は免疫対応できないため、バイオテロで撒かれれば再び犠牲者を大量に出すのは避けられないジレンマがある。
何事も、苦しすぎず、かといって楽すぎずを考えさせられる(カネのなる木な石油依存や、ナウルのリン鉱石の件みたいな場合は、『オランダ病』、『好事魔多し』、『石油の呪い』と言われる)
最終更新:2024年05月29日 16:32