ミストマン

「感じるぞ…強者の波動…」

【名前】 ミストマン
【読み方】 みすとまん
【分類】 ネットナビ
オペレーター 不明
【属性】 無属性
【所属】 フリー
【登場作品】 『3』
【基本装備】 マジンタックル
ナビチップ ミストマン(チップ)
【アニメ版CV】 小杉十郎太

【詳細】

ウラランキング2位の実力を誇る、魔人型のネットナビ。顔グラフィックは魔人側だが、実はランプ側が本体
唯一セレナードの居場所を知っているナビで、プロトを抑え込むためのプログラムをセレナードから聞き出そうとするロックマンと戦った。
一人称は「我輩」で、不良ばかりのウラランカーでありながら、ロックマンを見て瞬時にウラの住人ではないと見抜いた冷静な性格の持ち主。どこぞの破壊神みたいなセリフを放つけど
BLACK版では、ボウルマンがこのポジションを務めている。

セレナードに戦いを挑み、敗北したのは10年前。
つまり、10年間ずっとウラランク2位を守り続けてきたことになる。

戦闘では、ランプ本体は攻撃せず、出現した魔人が攻撃してくる。
先述の通りランプが本体であり、魔人を攻撃してもダメージを与えられない点に注意。(飛んできた魔人はある程度ダメージを与えると消せる)
基本的に横列が合うと魔人が突進する「マジンタックル」を使う。

ある程度ダメージを与えると、こちらのエリアに毒霧のような物を発生させる「ミスティポイズン」を使用。
触れるとダメージで、毒沼パネルよりもダメージが大きい。
さらに霧が前後にあると、中から魔人が現れて殴りかかってくる。こちらの方が痛いので、かわしきれないときは、あえて霧に突っ込んでしまおう。

その後は「ソウルゲンガー」も使用。
これは顔を模した霧を2つ出現させ、ロックマンがこの霧に捕まると、少しの間移動出来なくなる。
その間に魔人が飛んできて確実にダメージを受ける、という厄介な技。
霧の移動は早いが、捕まっても攻撃はできるので、さっさと攻撃してランプをのけぞらせてしまおう。

【デザイン】

『3』でのボスキャラ募集の準グランプリ受賞作品。

色がブラウンから紫になった以外は、応募時のデザインがほぼそのまま(独特の形状のランプも含め)採用されている。
使用技の一つ「ソウルゲンガー」の名称および効果も、応募者のアイディアを採用したもの。

【余談】

ちなみに、設定初期ではフレイムマンがミストマン寄りなアジアンなデザインであった(本家のフレイムマンがターバンを巻いたデザインであったため)が、セレナードとミストマンというアジアンなデザインが被ったキャラが登場することになったため、フレイムマンの方は野獣っぽいデザインに変更されたらしい。
ただし、セレナードとミストマンがアラビアやインドを思わせるアジアン風なスタイルなのは偶然であるらしく、別に兄弟や親戚等の設定はない。
そもそもミストマン自身は上記の通り公募デザインであるため、セレナードとのモチーフ被りは完全に想定外の出来事だろう(魔法のランプの某ファンタジーっぽく、ミストマンのランプをあやつる少女(?)なセレナードも絵になりそうではあるが)。

なお、日本だとどう見てもお茶くみ急須に見えてしまうこの「ランプ」だが、古代では実際に照明器具として活用されていたようだ。
急須状の容器に燃料を入れ、口の部分に油のしみた紐を差し込みこの部分に火を灯していたらしい。

【アニメ】

第2期『Axess』第44話に登場。
夏休みの自由課題のため、昆虫採集に出かけた熱斗とメイルだったが、
熱斗が夢中になって虫を探しているうちに、世界中を巡ってしまったり絵画の世界に入り込んだりしてしまう

塔の侵入した者は配下であるエレンプラを使って追い出していた。

最終的に2人は謎の遺跡(塔)に迷い込んでしまい、メイルがそこにあった古いランプを何気なく手に取るとミストマンが出現した。

コンセプトの「ランプの魔神」にふさわしく、ランプを所持している者の命令に従うという特殊なネットナビである。
レアメタルを狙い、遺跡に侵入していた大園ゆりことメイルによるランプの奪い合いでコロコロ敵と味方が入れ替わるという、ギャグめいた戦闘シーンが描かれている。

ミストマン曰くこうした性質は以前の主との約束だったらしく*1、戦いを終えた後は光に包まれ去っていった。

ミストマンが去り際に残した「沈む太陽を背に進むが良い」というアドバイスに従って進んだ2人だったが、
今度は森の中にある洋館でホッケーマスクをした大男に襲われるゆりこの姿と
眼の前の帽子を被った男&ハサミ頭の男の影を目撃する…というところでこのエピソードは終わる

全体的にギャグ&パロディ満載かつ、絵の中の世界などが登場している為にミストマンが実在していたのかどうかは不明である。
モデルとなっているランプの魔神自体も原典である『アラジンと魔法のランプ』がいつどういった経緯で成立したかは全くわかっていないため、ある意味ミステリアスさという意味では再現度が高い・・・のかもしれない。

同じコンテスト公募ナビではゲートマンが割とぞんざいな扱いだったのと比べると、きちんとコンセプトを考慮した
単独エピソードをもらっており割と厚遇である。

【関連項目】



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最終更新:2025年01月31日 22:08

*1 中東の豪族風の絵が描かれているため、おそらく持ち主の死後、財宝を守るために存在していたのだろう