「俺は貴様には想像もつかない地獄のような日々を生き延び、今の力を得たのだ・・・」
【詳細】
名付け親は開発者でもある
コサック博士で、音楽記号の「f(フォルテ)」から取って「
強く」という意味が込められている。
『本家
ロックマン』に登場するフォルテと見比べると、他のネットナビと同じく等身が上がっている他、体にボロボロのマントを纏っている。
実は、エグゼ
シリーズのネットナビをデザインするにあたり、「電脳感を出す為、布をデザインに取り入れるのはNG」と決まっており、その上で一般のネットナビとは別格の印象を与える為に、あえてフォルテにマントを羽織らせていたという経緯があったとの事。これは
セレナードの下衣も同様。
……しかし、フォルテのそれとは「パーツ感」を演出する厚みや光沢によって差別化されているものの、
カーネルのマントや
ライドマンの外套、
コールドマンのマフラーなど、後作になってからそれらしきものを身に着けているナビはちらほら登場している。
(厳密に言うと『1』の時点で
シャドーマンというマフラーを付けたナビがいるが、フォルテやカーネルのマントと異なり質感は硬い。別格ナビ以外はあくまで「それっぽいパーツ」止まりなのだろう。だとしても、特別な設定のあるカーネルとライドマンはともかくコールドマンは何なんだろうか。)
特に公募ナビの
キングマン、
レーザーマン、
ジャッジマンに至っては、しっかりコートを羽織ってしまっているが、当時、「布はNG」という暗黙の了解は明かされていなかった為、それを理由に選考から弾くことは出来なかったのかもしれない。カーネルとコールドマンに関しても、フォルテと同様に本家との差別化目的と思われる。
作中の時間で約20年前、試作型ネットワーク・
プロトと同時期に開発された世界初の完全自立プログラムを搭載したネットナビで、あらゆる能力を吸収し、自らのものにする
ゲットアビリティプログラムと呼ばれる特殊なプログラムが組み込まれている。
その能力は正しく圧倒的。「強者の波動」なるモノを放つ者の前にしか現れず、その存在は電脳世界で半ば都市伝説のように扱われている。
長らく「人間そのものを憎む正体不明の自立型ネットナビ」という設定しか明かされてこなかったが、彼が本格的に表舞台に姿を現した『エグゼ3』の発売後、月刊コロコロコミックで連載されていた鷹岬版エグゼにて特別編と題してエピソード0、彼を取り巻く過去が明かされた。
ちなみに、作中の設定でマントを身に着けているのは、この経緯によって受けた傷跡を隠す為の物である。
+
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... |
当初、科学省に勤務していたコサック博士によって生み出されたフォルテは必然的に科学省にその身を置いていたが、非常に高い能力を持つ一方で言動や行動の粗暴さが目立ち、プログラムのミスや脆弱性を指摘する際に、科学者や同僚のネットナビとの揉め事を頻繁に起こす問題児だった。しかも、酷い時は「こいつでは任務遂行は不可能だ」と言い、同僚のネットナビの鼻っ柱を(文字通り)へし折ったりした為、遂に周囲の不満が爆発する。
コサック博士の懸命の弁解によってデリートこそ免れたものの、フォルテには謹慎処分が下され、自身の能力を大きく制限する枷型のリミッターを装着された上で檻に収監されてしまう。
一応、「指摘自体は正しかった」ため、納得のいかないフォルテは面会した博士に抗議するも、一方で博士としても何度 注意しても改善しない暴力癖は到底 許容できず、処分が下っても反省する様子が無い為に敢えて突き放され、フォルテは失意に沈む事になる。
ところが、失意のままに檻の中で謹慎している最中、かの プロトの反乱が発生。(そちらの詳細は当該記事にて)
ネットワークが不安定になった影響によるものか、彼を収監していた檻の電脳シールドが消失し、周囲の様子をうかがいに行動を起こした事で訳も分からぬままに脱走扱いとされてしまう。
さらに、原因不明だったプロトの反乱による被害がフォルテの仕業と断定されてしまい、コサック博士の猛烈な反論も虚しくフォルテのデリート命令が発令、討伐部隊が差し向けられる。
一方これに対して、コサック博士はフォルテのデリートを回避すべく独断で動こうとするも、一足遅くオフィシャル達に身柄を拘束されてしまい、迎えに行く事が出来なくなってしまっていた。
当然、潔白であるフォルテは、リミッターを付けられたままオフィシャルの精鋭を相手に徹底抗戦。大打撃を与える大立ち回りを見せるも、リミッターが仇となって徐々に追い込まれていく。
上記の通り、コサック博士が身柄を拘束されていることは知らないまま、自身の潔白を申し出てくれる一縷の希望を望んではいたが、それと同時に「まさか……(檻が消失したのは、自分をデリートする為の罠だったのでは……?)」という不信感を抱き始める。
その直後、討伐隊長ナビのご自慢とも言った、試作型の ヒートブレードで胸のナビマークを切り裂かれ、フォルテは瀕死の重傷を負わされてしまう。
しかし、フォルテが身動きの取れない状態になったにも拘らず、ネットワークは謎の攻撃を受け続けたことから、原因が「プロトの反乱」によるものであり、「フォルテの仕業ではなかった」ことが発覚。
優先順位が「プロトの反乱を抑えること」へと変更されたことによって、フォルテのデリート命令はようやく撤回された。
討伐隊は一斉にプラグアウトし、かろうじてフォルテも命拾いしたか……と思いきや、討伐隊の隊長ナビだけは私怨によってフォルテのデリートを独断で決行する為に居残る。
隊長ナビの心ない非常な言葉を浴びせられながら、ヒートブレードが襲い掛かった。
ところが極限にまで追い詰められたことによって、フォルテの中に眠ったままで未だに本格的な実装のされていなかった「ゲットアビリティプログラム」が遂に表出化する。
リミッターを吸収して自由の身になると、そのままの勢いで隊長ナビのヒートブレードをコピーし、逆にこの隊長ナビをデリートする。
その後、フォルテは科学省から姿を消した。
この一連の事件の後、特に収監直前にあった生みの親であるコサック博士との行き違いによる断絶を「信じていた人間に見捨てられた」と解釈した事が、人間へ復讐や弱者への嫌悪に繋がったと思われる。
なお、彼がマントを羽織ってまで隠したがっている傷は、このナビマークを切り裂かれた時のものである。
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以上の出来事の後はネットワークの奥深くに潜み、倒した
ウイルスやネットナビの残骸を取り込んで力をつけていた模様である。
その中で一度だけ、ウラの王
セレナードと対決をしたものの、彼の圧倒的な力の前に敗北したと思われる書き込みを『エグゼ3』の
ウラスクエアの
掲示板にて確認することができる。
この時の経緯に関しても、前述したコロコロコミックでの連載で別途詳細が描かれた。
ちなみに完全な敵キャラながら、当初の案ではフォルテと
ソウルユニゾンした形態が考えられていた。
残念ながら、ゲームソフトの容量の問題でお蔵入りとなってしまったようだが、この時に生まれたデザインやアイディアは、後の
フォルテクロスロックマンに流用されている。
『エグゼ4』以後では、何故か石像にされたり、墓石に詰められたりと割と酷い目に遭っているが、誰がそんな事をしているのかは全くの謎である。
そいつはフォルテより強いんじゃないのか?
【各作品での出番と活躍】
エグゼ1(OSS)
ストーリー上での絡みはなく、登場イベントや退場イベントすらない隠しボスの一体。一応、エンディングの最後で
WWWの研究所を襲撃し、研究所から
ドリームウイルスからデータを抜き取った謎のネットナビとして、その存在が示唆されてはいる。
ロックマンのレベルが70以上かつ
データライブラリを174以上埋める(通常は
ドリームオーラ以外全て。
フォルテのナビチップも数えるので持っていると1枚分浮く)と、
ウラインターネットの最深部でランダムエンカウントするようになり、これに勝利すると彼がドリームウイルスからコピーしたと思われる
ドリームオーラのチップを入手できる。
ナビチップは『1』『OSS』共にイベント配布限定で、ゲーム単体での入手は不可能。
当時は戦闘時に敵の名前が表示されないので、本家のロックマン版のフォルテを知らずに攻略本も持っていない場合は、全く正体不明のネットナビだった可能性がある。
脅威の攻撃力300を誇り、HP1,000ながら相対的な手強さは後の強化版に引けを取らない。威力100の攻撃でのけぞる点を突けば楽に戦える。
『
OSS』ではHPが1,500に増え、威力200でないとのけぞらない上に、こちらは
アーマーも無くなったため、大幅に強化された。お馴染みのパラディンソードやシャドーマン系で積極的に攻めたい。
エグゼ2
WWWに代わる新たな犯罪組織ネットマフィア・
ゴスペルが大量の
バグのかけらを使って
フォルテのコピーを開発する。
諸々の描写を見るに、大量とまではいかないものの、一定数(少なくとも2体以上)は作られたようで、その内の1体が
ゴスペル首領を追い詰めた熱斗とロックマンにの前に立ちはだかった。しかし、強さは本物のフォルテには遠く及ばず、あっさりと敗北してしまう。
これに激昂したゴスペル首領が強引にパワーアップを行った結果「
究極のバグ融合体 ゴスペル」が誕生してしまった。
その後、エンディングのラストシーンでは遂に本物のフォルテが登場。
「主」を失い、
WWWエリアを徘徊していた偽物に対し、情け容赦のないエアバーストの連射を浴びせて瞬殺する。
自身の偽物が電脳世界にバラまかれている事に強い怒りを露わにしており、「あの老いぼれ…人間め…」と呟いて姿を消す。
登場したエリアやその後の展開を鑑みるに、どうやらこの時点で、既に「あの老いぼれ =
Dr.ワイリー」とは何らかの接触があったようだ。
ロックマンとはクリア後に実際に侵入できる
WWWエリアで対面する事になる。
なお、ストーリー中ではコピーの方が「フォルテ」として定着している為、攻略本等の媒体では、こちらのフォルテは「真フォルテ」と呼称される事が多い。撃破後の通算リザルトでも「真フォルテ」と表記。
同エリア最深部にて3体目の隠しボスである
プラネットマンを撃破後、WWWエリアとウラインターネットを繋ぐ、いわば「出入口」まで戻ると『強者の波動』なるモノを感じ取って姿を現し、ロックマンに挑戦してくる。
強さはシナリオで戦ったコピーとは比べ物にならない程強く、ドリームオーラを纏っている。
加えて、「エリア最深部まで潜って隠しボスを倒した後、その足で戻ってきて更にフォルテと戦う」という展開は、正直言って後作と比べても明確に厳しい条件となっている。
戦闘後はロックマンの強さを認め、いずれ再会することを誓って姿を消す。彼が居た場所には彼のナビチップが落ちているので回収は忘れずに。
実は、ウラスクエアの掲示板でも話題になっている。『1』の時点でドリームオーラを纏っていた経緯なども半ば明かされるような書き込みもある。詳細は
ドリームオーラのページにて。
なお、これらはあくまでもクリア後のおまけ(パラレル)要素で、ストーリー上では続編の『エグゼ3』でフォルテと初めて対面したことになっている。
また、各種
シークレットチップと「ドリームオーラ3」「フォルテV2」「同V3」以外全てのチップを入手すると、WWWエリア3にフォルテSPがランダムエンカウントで出現し、これを倒すことで、その3種類のチップから1枚のチップが入手可能。オーラも上限値150のドリームオーラ2に変更されており、裏ラスボスらしい強さを持った強敵。
裏を返せば「最低でも3回倒さないといけない」という点でも、本作のフォルテは一風変わった扱いになっていると言えるだろう。
フォルテSPと対峙する際、
シリーズで唯一、他の亡霊ナビ(プラネットマン)もエンカウントするエリア被りなため注意。仕様上プラネットマンのナビチップも揃えなければ出現せず、揃えた後もフォルテSPを狙ってもプラネットマンV3がしばしばエンカウントするため、フォルダ編成時は両者に備えるか、プラネットマンV3にエンカウントしたら3回逃げる選択するしかない。
エグゼ3
本作では満を持して本格的にストーリーに絡んでくる。
「ゴスペル」によるネットワーク社会の壊滅は失敗に終わったものの、その副産物として生まれたフォルテのコピーを巡って、表舞台に姿を現した本物のフォルテに
Dr.ワイリーが交渉する。
「人間への復讐」という利害の一致を主張し、フォルテと手を組む事に成功した。
フォルテがロックマンの前に姿を現すのは、物語の中盤が終わり頃になった
フレイムマン戦の直後である。
強敵であるフレイムマンを一撃で
デリートするという圧倒的な戦闘力を見せつけ、そのままロックマンとの戦闘に雪崩れ込む。
この時のフォルテ戦は
完全負けイベントであり、上限値無し、
スーパーキタカゼも無効化する完全無敵のオーラを纏っている。
ポイズンアヌビスや
ポイズンファラオの毒であっても全くダメージを受け付けない為、攻撃を通す手段が無いので、どう頑張っても倒すことはできない。
唯一「
リョウセイバイ」で500ダメージを与えられるが、HPを半減させるものでしかない為、これでトドメを刺す事は不可能。
なにより、通常プレイではこの時点で手に入るシロモノではない。
以降はそのままワイリーの下で待機していたらしく、「
プロト強奪作戦」では
弟分の敵討ちの為にロックマンを迎撃した
ドリルマンに代わってプロトを回収する。
その際には、ロックマンが最終手段として用いた
ギガフリーズすら無効化している。
そして物語の最終盤、ワイリーと共にプロト復活を防ぐ最終プロテクト・
ガーディアンを破壊し、コアをゲットアビリティプログラムで吸収。
パルストランスミッションシステムを使って追ってきた熱斗とロックマンの前に立ちはだかり、真っ向勝負する事になる。
ただ、『エグゼ3』だけでも散々強キャラ感を演出してきたが、この時のフォルテはラスボスの前座という事もあって、攻撃の手も緩く、纏っているオーラの数値も上限値100と思いのほか気楽に戦える相手である。
フルシンクロ状態のロックマンと
光熱斗の二人には敵わず、ボロボロの状態に追い込まれた上に解凍が完了したプロトにワイリー共々飲み込まれてしまった。
プロトがデリートされた後も残骸に捕らわれたまま脱出できず、そのまま分解されるのを待つばかりという状態だったが、どこからともなく現れた
ゴスペルの求めに応じて融合。
光祐一朗が残骸の内部解析を開始するよりも前に自力で脱出した。
ただ、この時、ゴスペルの体を構成する大量の
バグのかけらを吸収した影響で、圧倒的な力と引き換えに記憶を失い、名前を持たず、戦う事を自らの存在証明とする戦闘狂に成り果ててしまった。これは以降の作品でもそのままである。(GS戦バトル時に熱斗とロックマンがフォルテの名を呼んでも
「フォルテ?誰だそれは?」と返事。覚えてないのかと指摘後、
戦って存在証明、名前などないといいながら、「新たに得たバグの実験台になってもらおう」と、〝ゴスペルキャノン装備前の経歴覚えてなくない?〟とツッコミどころしかない。)
その後は傷ついた体を引き摺って
シークレットエリアに流れ着いたらしく、そのまま潜伏していた様子。
クリア後、実際に探索できるシークレットエリアの最深部に
バグピーストレーダーが置いてあり、これにバグのかけらを合計300個を投入し、同エリアで待ち受ける
セレナードを撃破後、一度プラグアウトして再び訪れると大量のバグのかけらかで完全に復活した彼が
フォルテGSとして現れ、ロックマンに戦いを挑んで来る。
敗北後、なぜパワーで圧倒的に上回っているはずの自分が敗北するのか問う彼に対し、ロックマンは「人間との深い信頼こそが力の源」であるとし、更に「心の底から信頼できる人がいた事を思い出せ」と喝破される。フォルテはあくまで「強さとは、誰の力も必要としない事だ!」と主張する一方で、頭の中で生みの親である
コサックの姿が過り、失意の内に何処かへ消え去った。
本作のフォルテはランダムエンカウントせず、シナリオ以外で戦える機会は限られる。
【その後】
以降の作品にも必ず登場する。ある種、ロックマンの永遠のライバルと言っていい存在だが、意外な事にストーリーでロックマンと対面、及びストーリーにきちんと絡むのは『3』のみである。
『3』以後の作品で出会った際の話は全て並行世界として扱われており、正式なストーリーラインでは『3』の後は行方不明のままという事になる。
ただ、フォルテ自身はGS形態でロックマンに敗れた際もデリートされた訳では無く、記憶を失いながらも生みの親であるコサック博士の姿が脳裏をよぎって動揺したり、熱斗も再びフォルテが現れて何かしらの惨事を引き起こす事を心配する台詞を残す等、後作にも関わり得る伏線があったのも事実。
この辺は、シリーズ最終作の『6』にも登場する予定だったセレナードと同じく、容量の関係で仕方なくお蔵入りとなった結末が存在していたのかもしれない。
エグゼ4
『4』以後は
強さを求める破壊の化身となっており、ウラインターネット5の奥深くで石像となって長い眠りについていた。さらに、フォルテの闇の力により
ブラックアースへの入り口が封印されてしまっている。
この石像を調べると、ロックマンの戦いを求めるダークソウルに反応したフォルテが覚醒して戦闘が始まる。
石像は
スタンダードチップを全150種類を入手すると開く扉の先にあり、事前に全150種類のチップを入手しておく必要がある。
この際、ロックマンに
改造カードを使用していると、フォルテSPが
フォルテXX(ダブルエックス)へと強化される。その戦闘力は凶悪の一言。
HPは驚異の
4,000で、移動速度・攻撃頻度共に半端ではない上、オーラに代わって「
ブラックバリア」を標準装備しており、
スーパーキタカゼがほぼ必須である。
この
ブラックバリアは、耐久力が時間経過で回復、復活までの時間が2秒と大幅に強化されており、見た目も盾のようになっている。
ダークネスオーバーロードの攻撃力は、ボスのパワーインフレが目立つ『流星のロックマン』シリーズでも超えられない破格の
900である。
ヘルズローリングでも600で、接触を含むその他の攻撃の全てが300。ちなみに、改造カードが使用できないVC版ではタイトル画面で
「十字ボタン左、Lボタン、スタートボタン」を同時に入力することで、出現させることが可能になった。
これにより、当時「カードeリーダー+」を持っていなかった人でも10数年越しにフォルテXXと戦える……というと聞こえはいいが、いかんせん、元々は
改造カードで通常プレイの範疇を超えた強化を受けている状態でしか戦えなかった相手なので、むしろ
無改造でフォルテXXと戦わされるという、未曾有の恐ろしさを味わうハメになったと言うべきかもしれない。エネミーサーチ使用後に改造カードOFFでも可能。
『アドコレ』では後述の『5』と共に、GBA版と同じ手段でフォルテXXと戦うことができる。
エグゼ5(5DS)
クリア後に突入できるようになる
ネビュラホールエリア最深部に玉座を構える
カオス王「ロードオブカオス」の姿の一つとして登場。あくまでロードオブカオスの形態の一つであって、本物のフォルテではない。
DSのソウルナビ6体を撃破した際の合計タイムで形態が変化し、フォルテの姿は中間にあたる「2分以上3分以内」の場合に適用される。
なお、これより早ければ
ロックマンDS、遅ければ
ネビュラグレイ。敵の強さから言って「瞬殺できるか大苦戦するか」の2択になる事が多く、フォルテは案外狙わないと出にくい形態とも言える。
しかし、フォルテ形態を倒すと
ブルース版では
フォルテ(チップ)、カーネル版では
フォルテアナザーを必ず落とすため、コンプリートを狙うなら倒さねばならない相手でもある。
ロードオブカオス撃破後、
ネビュラホールエリア6のランダムエンカウントにフォルテSPが追加。『4』と同様に改造カードを適用しているとXX形態に化ける。『4』の時より若干移動スピードが遅い。
ブラックバリアの仕様が『4』と変わっており、単発200ダメージで消滅することもあれば、連続攻撃だと200以上を耐えて来ることがある。代わりに
スーパーキタカゼで剥がすとダークネス
オーバーロード使用時も含めて二度と復活しない。
初回撃破でタイトル画面にフォルテのナビマークがつく。それ以外のものは獲得できないので、純粋に戦いたい時以外に用事はないだろう。
また、改造カードで
フォルテクロスロックマンをONにしていると、
オラン島エリア3とネビュラホールエリア4の特定の地点で、イベント付きで本物のフォルテ(後者はV2)が出現し、戦闘になるという隠し要素があった。
『4』と同様にこれらはVC版でもカバーされており、『5』では
PET画面の「つうしん」を選択するだけでフォルテクロスロックマンの改造カードが追加される。
これにより「フォルテクロスロックマン限定のイベント」と「改造カード使用時 限定のフォルテXX」の二つのイベントを楽しむ事が出来る。
あとフォルテクロスの分だけ強化を受けた状態で戦える
エグゼ6
エグゼシリーズの完結作品にも登場。
通常のフォルテは
ジャンゴ関連のイベントに絡む形で遭遇するという意外な扱いとなっている。
グリーンエリア2を経由してウラインターネットゼロに到達後、道なりに進むと出てくる石碑に近づくとイベントが挟まって戦闘。
『3』以来となるクリア前に戦えるフォルテである上、『6』の独自システムの一つである
リンクナビにも対応しており、
ロックマン以外のナビでも戦う事が出来る。
地味に戦闘前のイベントで会話も若干変化する為、色々見てみるのも面白い。例えば
グランドマンであれば「ドリルが逆回転しそうなほどの恐怖」を味わっており、
キラーマンであればフォルテを知っている旨の台詞を放つ。
戦闘に勝利すると、ジャンゴのイベントの進行に必要な
コウモリのカギを落とす。
漫画版で熱斗達にコウモリ頭と煽られてたのもあるかもしれない
クリア後ではウラインターネット3を起点に侵入する
グレイブヤードに出現。
同エリア2のスタンダードチップを全て集めると開く扉の先でフォルテSPが出現し、これを倒すとグレイガ版では
フォルテ、ファルザー版では
フォルテアナザーのチップを落とす。
また、この時点で一つの区切りとしてタイトル画面にフォルテのナビマークが証として表示される。
ちなみに、同じエリアには6つの石碑(墓石?)が存在しており、フォルテSPの撃破後、再度のプラグインを経由してこれらの石碑を調べると、今作の悪役ナビ6体のRV形態と戦闘が可能。
これらのナビをプラグアウトせずに一網打尽にすると、再びフォルテSPと戦闘を行えるようになる。この時、ビーストリンクゲートによる
ナビチェンジを行えばリンクナビでもフォルテSPと戦うことができる。
すべてのリンクナビでフォルテSPを撃破するとタイトル画面にゲートマークがつく。但し、『アドコレ』ではナビチェンジができないのでゲートマークは付けることができない。
その後、
アンダーグラウンドに向かうと、このエリアに眠るもう1体の
電脳獣の力を吸収し
フォルテBX(ビーストクロスド)となった彼が登場する。
前座に
Gビーストor
Fビーストを従えており、これを撃破してから、本作最強の敵であるフォルテBXとの連戦に突入する事になる。
苦闘の末にこれを撃破すると、グレイガ版では
カーネルフォースが、ファルザー版では
サイトバッチが手に入る。
結局ロックマンと熱斗のコンビには敵わなかったが、いつか再戦する事を誓って
アンダーグラウンドの闇に姿を消し、『6』及びエグゼシリーズの主要なイベントは幕を閉じる。
その後はグレイブヤード2でランダムでエンカウントするようになり、撃破すると3,000ゼニーが獲得できる。エネミーサーチと合わせてゼニー稼ぎに使える。グレイブヤード1のG・FビーストSPでも同じ額だが
『エグゼ4.5 リアルオペレーション』
外伝作『
4.5』では、
カオスエリア2にて実質的なラスボスとして登場するほか、別売の
バトルチップゲートを用いることで
オペレートすることも出来る。
出現させるには最下段のナビたちと同じく「ナビデータチップブースター」に収録されているフォルテのナビデータチップを
バトルチップゲートで読み込む必要がある。
HPは最大1,300、
ファーストバリア100装備、フロートシューズ装備の無属性と基本スペックは優秀。
なんと恐るべきことに、
溜め撃ちでダークネスオーバーロードが使用可能で、チャージ時間はかなり長いものの、性能自体はナンバリング作品とほぼ同じ。(対インビジ、ブレイク、
ヒビパネル)
エリアスチールで相手のエリアを1回奪っておけば逃げ場のない強力な攻撃なのだが、攻撃頻度の高い相手に反撃を貰ってしまったりする。
攻撃力は最大まで強化しても140と抑えられており、ダメージ目当てというよりもヒビパネル生成 → 穴生成による行動不能、そこから
カンケツセンや
メテオレイン系を狙うという
サポート的な役割を担う。
また、攻撃時に
カスタムゲージを
メガクラス分(ゲージ2/3)を回復するため、使用後は手札のメガクラス以上の攻撃で攻め込みやすい。
また、もう1種類の溜め撃ちのシューティングバスターも非常に強力。
1発辺りのダメージは1桁台と低いが、ターゲットのいる辺りに連発するうえ、無敵時間なしの
のけぞり効果ありという、拘束力の強いダメージソースになる。
のけぞらないウイルスや、
メタルマンや
ナイトマンなどスーパーアーマーを持つ相手に効果は薄いが、チャージ時間が短くカスタムゲージを稼ぎやすいので使い勝手が良い。
……なお、VC版では、バトルチップゲートが無いと使用不可能な他のナビと同じく、コマンド入力により最初から使用可能というどんぶり勘定大盤振る舞いがなされている。
仮にもシークレットな重要キャラであるフォルテの姿をここまで手軽に拝めるのはシリーズでも本作だけである。
プレイヤーのPETの中には「気まぐれ」で潜ってきて居座り、口を開けば「メールが届いたらデリートしてやる(本人曰く「冗談」)」だの、「バレンタインのチョコは力づくで奪ってみろ」だの、物騒な発言のオンパレード。とりあえず、フォルテらしいといえば、らしい……そんな台詞の数々を聞くことができる。
とはいえ、ストーリーは他のナビと全く一緒なので、PETの中でメールやスケジュールの管理に勤しむフォルテ、見習いナビとしてとして半人前からスタートするフォルテ、数々の
ダークロイドを倒してヒーローとして成長していくフォルテ、と他のシリーズでは絶対に見られない普通のナビとしてのフォルテの姿が見られる。
プロトの反乱が起こらなかったらありえた世界で、これがコサックの望んでいたフォルテと人間の関係だったかもしれない。
一応、シリーズの中では平和なフォルテとも言える……かもしれない。
キャラ別のBGMは、「本家ロックマン7」のフォルテのテーマのアレンジ版である。
一方、フォルテ独自の要素として、
他のネットナビをデリートできるという仕様が存在。
フォルテをパートナーに選んでいると、インターネット内に専用のモブナビ達が配置され、彼らに話しかけるとバトルを挑む事が出来る。
が、この戦闘に勝利した場合、相手はデリートされてマップから消失してしまう。これは本編でいう
HPメモリ集めも兼ねており、避けるのは実質不可能。
他のナビでも同じくHPやバスターを強化するミニゲームはあるが、そちらは「
けいさんドリル」だったり「ウイルスの狙撃任務」だったりと、人様に迷惑をかける類のものではなく、ある意味、彼の本性が変わっていない事を如実に示すシステムと言えるかもしれない。
一応、プラグインし直せばモブナビ達は復活するので、
バックアップごと消し飛ばしたりはしておらず、あくまでも(強引な)
ネットバトルの範疇に収まっている……と、思われる。
似た仕様としては
ナイトマンの戦修行も存在するが、あちらは倒してもデリートされず何度も戦える。
『エグゼP.o.N』
本編では、最終話に
キャッシュデータとして登場しており、GBA版『2』の時と同じくコピーなのだが本物が始末しに来ることはなかった。尚、この時の一回だけ一人称が「私」(その後は「俺」)になり、フォルテGSの時と同様に記憶もないため完全に再現できなかったようだ。
クリア後ではシークレットエリアに出現し、本物と戦うことができる。(何故かここでも一人称が「我」→「俺」→「我」と定まってない)一度撃破した後に再戦すると「真・フォルテ」となり、倒せばまたなんどでも真・フォルテと再戦することが可能になるのでランダムエンカウントすることはない。
『エグゼL.o.N』
クリア後の裏シナリオにて、12つの星を集めている時にウラインターネット7に出現。
ロックマンの
腕の力に興味を示しつつバトルを挑んでくるが、これを撃破すると獅子座のデータと彼のナビチップを落としていく。
もう一度再戦すると、
トロイノモクバの力を我が物にしその腕に宿したのか「
フォルテTA(トロイアームド)」となる。
トロイの足を落とす攻撃が新たに加わっており、これはフォルテGS(ゴスペルスタイル)やフォルテBX(ビーストクロスド)を意識したラスボスを取り込んだ形態だろう。
倒してまた再戦すると今度は「フォルテXX」となるが、GBA版『4』『5』とは違い、色が変わらずただの強化版といった感じになる。(さすがに携帯ではあの動きを再現できなかったのかもしれない)
撃破すると消滅するが生きており、これ以後はXXと何度でも戦うことが出来る。前作と同じくランダムエンカウントすることはない。
【使用技】
+
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『1』~『3』『P.o.N』『OSS』 |
- エアバースト
- 使用作品:『1』『2』『3』『P.o.N』『OSS』
- 両手を前に突き出し、そこから光の玉を真横に発射する。基本技だが、この時点で少々威力が高め。
- とはいえ弾速そのものはやや速い程度なので、比較的避けやすい。
- 下記のエクスプロージョンもそうだが、『1』だけはパネルの通過ごとに銃撃音を出すため迫力がある。
- エクスプロージョン
- 使用作品:『1』『2』『3』『P.o.N』『OSS』
- 腕にエネルギーをチャージし、エアバーストを連射する「前期」のフォルテを象徴する技。
- この時、チャージをしている最中の腕の色によって技が下記の3種類に変化する。
- なお、この技の後にドリームオーラが復活するが、攻撃で中断させれば復活しない。
- 『OSS』ではSSロックマンがシールドを使えるのでガードできるが、エクスプロージョンの方が攻撃持続時間が長く、シールドが切れた後にダメージを受けてしまう。
- 使用作品:『1』『2』『3』
- 縦3列のランダムな列に、エアバーストを連続で発射する。
- とにかく大量に飛んでくる上に、特に法則性もない為、良く見てかわすしかない。
- 『3』ではこれ1種類になった代わりに、チャージ無しで連射時間の短いタイプと長めのチャージの後に長時間連射するタイプの2種類に分かれる。
- 使用作品:『1』『2』
- こちら側のエリアに∞の字を描くように連続でエアバーストを発射する。
- エリアスチールなどでエリアが拡大していた場合はそれに合わせてジグザグに撃つ。
- 攻撃するルートが決まっているため、3種類の中では比較的避けやすい。
- 使用作品:『1』『2』
- ロックマン側のエリアの、3~6マスにエアバーストを発射、それを連続で繰り返す。
- 攻撃の間隔がどんどん短くなっていくので、3種類の中では一番避け辛い。
- 『P.o.N』の場合、黄色の光球を縦3列にランダムに飛ばす。1列毎の間隔もGBA版よりある。
- しかし一度発射すると、のけぞらせても光球は飛来し続けるので、構えた瞬間にのけぞらせてキャンセルさせるのが一番。
- アースブレイカー
- 使用作品:『2』『3』
- 『2』ではワープ移動の速度を突然早めた後、『3』では上空高くに飛んだ後に、ロックマンの前の列へワープし、前縦3マスをアースブレイカーで攻撃する。
- ブレイク性能を持ち、また『3』では攻撃したパネルを穴パネルにする。(『2』でもダークメシアの時にはパネル破壊性能がある)
- 威力も強烈だが、この攻撃中はドリームオーラが消えるので、スーパーキタカゼを使い切った時の貴重な攻撃タイミングでもある。
- ただし『3』では攻撃前は上空にいる為、攻撃タイミングを間違えないように。
- 『2』では移動後の攻撃がすぐなので、回避するのか、反撃するのかを事前に決めておくこと。
- ゴスペルキャノン
- 使用作品:『3』
- 『3』のフォルテGSが使用。腕に小型のゴスペルの頭部を構え、前方のT字の範囲に炎攻撃を放つ。攻撃範囲は以下の通り。
□■□□□□ □■■■◎□ □■□□□□
- 比較的避けやすいように見えるが、実際にはアースブレイカー等で足場を狭められている事が多く、エアシューズ無しではかなり厄介な事になりかねない。
- ゴスペルを模した砲塔の色が赤紫となっているが、これは『2』の配信チップだったゴスペルの属性毎に色が変わっていたものを意識しているのだろう。
- シューティングクロー
- 使用作品:『3』
- 同じくフォルテGSが使用。フォルテGSが前方を指をさすモーションの後、こちらのエリア2マスにゴスペルの爪を落とす。
- 爪が落ちたパネルはヒビパネルに変化する為、エアシューズを装備していない場合は要注意。
- また、ソード性能を持っており、カゲブンシンが通用しない点にも注意がいる。
- バニシングワールド
- 使用作品:『3』
- 『3』のフォルテGSを象徴する大技。大型のゴスペルの頭を発生させ、閃光と大爆発を引き起こして広範囲を焼き払う。
- 攻撃の範囲内を穴パネルにする上、ブレイク性能、対インビジブル・ユカシタ性能も持つ強力な技である。
- 攻撃範囲は下記の通り。見た目こそ真っ直ぐな極太ビームにしか見えないが、発生する爆風にもしっかり攻撃判定があり、非常に攻撃範囲が広い。
- なお、発射位置が左にズレると爆風の範囲もそのままずれていく。
□■■□□□ ■■■■■◎ □■■□□□
- ちなみに、ナンバーズ系の反撃と同様にカワリミで凌ぐことは可能なので、そこは安心。
- ただし、例えバニシングワールド対策にカワリミを仕込んでおいても、これ以前のエクスプロージョンを受けてカワリミを消費してしまう事も多く、これに頼り切りというのは少々心許ない。
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『4』~『6』『P.o.N』『L.o.N』 |
『4』からは使用技がガラリと変化しており、オーラも纏わなくなる等、半ば別人のようになっている。
GBA版及びDS版は移動中は残像が見えており、この時はエリア内にいない判定となって攻撃が無効となってしまうので厄介。『P.o.N』『L.o.N』は『3』までと同じワープ移動。
- シューティングバスター
- 使用作品:『4』『5』『5DS』『6』『L.o.N』
- 『4』以降のフォルテの基本技。こちらのエリアに連続でショットを放つ。
- かなり短い間隔でランダムな位置に放ってくるため、見て回避するのは至難の業。というのも法則性が無いからである。
- 出来れば攻撃して中断させるなりインビジブルなどで回避するなりしたいところ。
- 作品によって性能が異なり、『5』までは大ダメージの一撃を受ける代わりに、のけぞり&ショートインビジブル状態となる。
- また、二列目中央か最後列上下からしか撃ってこない。
- 『6』では一撃のダメージこそ低い代わりにショートインビジ時間が発生しないので、連続で喰らいやすい。
- また、『4』『5』の時と比べて、同時に攻撃するパネルの数が多いが、攻撃を続ける時間も短い。
- こちらは最前列からでも撃ってくるが、フォルテのチップによるものと同じく、フォルテの前の列にしか攻撃してこない。
- ヘルズローリング
- 使用作品:『4』『5』『5DS』『6』
- フォルテが相手エリア最後列中央に移動し、黒いリングを上下に二つ放つ。
- リングは前方に進み、ロックマンを追尾して一度だけ斜めに曲がる。穴パネルがあった場合はそこで止まる。
- 『5』までは一つずつ連続で放っていたが、『6』では二つ同時に放つようになった。
- 攻撃する場所が決まっているため、慣れればカウンターも狙いやすい。
- なぜか『5』までのこの攻撃は、中央最前列にいると追尾せずに通過していく。
- 『6』でも、同じ位置にいると追尾しないことがある(こちらは追尾してくることもあるので過信は禁物)。
- ダークアームブレード
- 使用作品:『4』『5』『5DS』『P.o.N』
- ロックマンに接近し、闇の剣で斬り付ける。
- 攻撃範囲はワイドソード、ロングソードのどちらかで、ロックマンの前→後ろ→前と移動しながら斬ってくる。
- たまに1回だけ斬ってきたり、3回目も後ろから斬ってきたり、3回目の代わりに下記のダークネスオーバーロードやカオスナイトメアを撃ってきたりする。
- ソード性能を持つので、シラハドリで反撃できる。ただし、後ろに回られて外してしまうことも…。
- 前に移動すると、この攻撃のタイミングと重なり、フォルテ本体との接触ダメージを受けてしまうこともしばしば。
- 2020年頃、『4』でこの攻撃の移動を穴パネルでキャンセルした後、特定のタイミングでフォルテにロックバスターを当てると「フォルテのヒット判定がエリア全域になる上、特定のチップのヒット判定がフレーム単位で連続してフォルテが即死する」というバグが発見された。
- 『P.o.N』の場合、斬りつけるのは一度だけだが攻撃範囲のマスはヒビパネルに変えられる。
- ダークネスオーバーロード
- 使用作品:『4』『5』『5DS』
- 両手に闇の力を発生させ、こちらのエリア左から3列目中央にフォルテが出現。そこから左側6マスを闇の力で攻撃する。
- 攻撃にはブレイク性能、対インビジブル性能、対ユカシタ(『5』では対水中)性能があり、攻撃範囲をヒビパネルにする。
- もちろんフォルテ自身にも接触判定があるので、当たるとダメージを受ける。なのでフォルテの上下のマスが安置。
- 大技だけあって威力も非常に高いため、きっちり避けたい。
- また、『4』のみ、この技の使用後にはスーパーキタカゼで剥がされていようとブラックバリアが復活する。
- 『4』ではこの技はフォルテが立とうとするパネルに居座っていると使用してこないが、『5』だとお構いなしに突っ込んでくる。
- 立とうとするパネルが穴パネルになっていると流石に撃ってこない。
- カオスナイトメア
- 使用作品:『5』『5DS』
- 『5』(『5DS』)でのみ使用してくる技。フォルテが空中に浮かんだあと、ロックマンに向かって攻撃範囲3×3マス分の闇のエネルギー弾を放つ。
- ダークネスオーバーロードと違い対インビジブル性能は無く、ブレイク性能、対水中性能、攻撃範囲ヒビパネル化の性能を持つ。
- 性質上こちらのエリア中央に打たれると避けられなくなるので、端に誘導→反対側に移動して回避、という避け方になる。
- ヘルズバーナー
- 使用作品:『6』
- 同名のバトルチップとほぼ同じ性能の技。ただしBXは使用しない。
- フォルテが前方横3マスに火炎攻撃を行い、攻撃したパネルはヒビパネルに変化する。
- センシャホウ
- 使用作品:『6』
- 同名のバトルチップとほぼ同じ性能の技。巨大なセンシャホウを構え、前方に砲撃。
- 弾に当たると最後列まで吹き飛ばされるほか、弾が当たらずに最後列に到達すると、縦3マス分の爆風が発生しヒビパネルにする。
- 最後列からしか撃ってこない。
- ゴーレムパンチ
- 使用作品:『6』
- 同名のバトルチップと似た性能の技。ただしBXは使用しない。
- ロックマン目掛けて縦3マス分の攻撃範囲の岩の拳を落とし、攻撃したパネルをヒビパネルにする。
- バトルチップ同様にブレイク性能を持つ。しかし、最前列にしか落ちないということはない。
- ドリームソード
- 使用作品:『6』『L.o.N』
- フォルテの前方横2マス×縦3マスを巨大なソードで斬る。
- 名前こそプログラムアドバンスのそれだが、見た目や色、威力等、全般的な要素はダークソードに近い。
- 『L.o.N』では斬撃の色はP.Aのものとなっている。
- サモンビースト
- 使用作品:『6』
- 『6』のフォルテBXが使用してくる技。吸収した電脳獣の力を放つ。
- ロックマンとは別の電脳獣の力を取り込んでいるため、バージョンと逆の電脳獣の技を使ってくる。
- 何故か本物が使うものよりも高威力に設定されている。
- フォルテの最大威力技としては珍しく、ブレイク性能や攻撃したパネルをヒビや穴にする効果がない。
- 『ファルザー版』はこちら。腕に電脳獣グレイガの頭部を出現させ、前方1+2×3マスに炎を放つ。
- 威力が670と非常に高く、攻撃範囲も広い。本作の敵の中では単発威力としては最も高い。
- 『グレイガ版』はこちら。腕に電脳獣ファルザーの頭部を出現させ、前方T字の範囲に竜巻を放つ。
- こちらは威力が550で攻撃範囲もより狭く回避しやすいが、対インビジブル性能を持つ。
- バーンスクエア(?)
- 使用作品:『L.o.N』
- 同名のバトルチップと似た性能の技。ただしカーソルは出現しない。
- こちらのいるマスとその周囲3マス分に火柱を発生させる。穴パネルのマスには発生しない。
- ウェーブアーム(?)
- 使用作品:『L.o.N』
- 同名のバトルチップと似た性能の技。
- 発生するのはフォルテの目の前の上下の1マスずつから。したがって、フォルテが真ん中列で放てば2つの衝撃波が発生する。衝撃波はこちらを狙って一度だけ曲がる。
- 当然ながら、地を這う攻撃のため穴パネル上を通過できない。
- コンセプトとしてはGBA版のヘルズローリングに似ている。また、同じ衝撃波攻撃はゴスペルも使用していた。
- ビッグフット
- 使用作品:『L.o.N』
- 『L.o.N』のランクTA、XXが使用。
- 吸収したトロイノモクバの足を落とす。トロイと同じ攻撃手段の一つ。
- トロイの足の範囲は4マス分で、落下したパネルは全てヒビになる。
- 同じ攻撃範囲のバーンスクエアと異なり、トロイの足は上から降ってくるのでパネルの影響を受けない。
- フォルテが構えた瞬間にトロイの足の落下が決定するので、構えた後にのけぞらせても攻撃をキャンセルさせることができない。
- ちなみに、攻撃力はランクTAで400、XXで500とかなり高め。そのうえかなりの頻度で発動してくるため、他シリーズ以上にパネルを破壊してくるので何かしらの対策は必要。
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【改造カード】
『5』『6』では
改造カードの絵柄にもなっている。
『5』では「フォルテ」「フォルテGS」「フォルテXX」の3枚が登場。
彼をテーマにしたチップである「
ロードオブカオス」や彼との合体形態「
フォルテクロスロックマン」も含めると、その数なんと5枚。
さすがは人気ナビと言うべきか。
「フォルテ」(容量45MB)を適用すると、バスターのチャージ、アタック、ラピッドがそれぞれ5上がり、さらに最大HPが500も増える。
ただし、
ソウルユニゾンできるターンが2ターンも減ってしまう。孤高の存在にちなんだ「らしい」デメリットと言えるが、
ソウルユニゾンを主軸に戦う戦術との両立はほぼ不可能になる。
これを逆に利用し、ナビSPの撃破レコードを更新する際に
サーチソウルか
ナンバーソウルになってすぐに
フルカスタムを使ってカスタム画面に必要なチップを揃えてユニゾンを解き、
フルシンクロや
怒りによる2倍で発動する…という戦術も可能。
「フォルテGS」(容量59MB)を適用すると、
チャージショットにHP減少バグの追加効果が付き、最大HPが300も増える。
しかし、ステータスバグのデメリットも付いてくるので注意。HPバグとステータスバグの効果は、バグのかけらから生まれたゴスペルをイメージしているのだろう。
「フォルテXX」(容量70MB)を適用すると、最大HPが400増え、
エアシューズとフロートシューズ、
ファーストバリア200の効果が付く。
ただし、デメリットとしてバトル中にHPが減少するバグが発生してしまうので注意。
『6』では「フォルテBX」のみ登場している。容量は70MB。
適用すると、
フォルテクロスロックマンと同じくバスターがトリプルバスターに、B溜め撃ちがシューティングバスターになり、
スーパーアーマー、
エアシューズとフロートシューズの効果が付いてくる。デメリットも特にない。
敵としてのフォルテには
スーパーアーマーも
エアシューズも備わっていないのだが……。
【漫画・アニメ版の設定】
原作の彼に一番近いのは、漫画家の鷹岬 諒氏が描いた漫画版である。
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漫画(鷹岬 諒版) |
本編ではロックマンと ブルースと激突し、圧倒的な強さで彼らを圧倒する。初戦では彼らの向こう見ずの勇ましさを評価し、彼らをあえて生かして帰した。
その後のロックマンとの再戦にて、最終的には「ゲットアビリティプログラム」で サイトスタイルすらコピーして終始優位に戦闘を進めたが、自力で立ち上がる事も出来ない中、熱斗とロックマンは執念で再びパーフェクトシンクロを敢行し、不完全ながら再度 サイトスタイルを発現させる。「ハイパーアースブレイカー」で彼らを殺そうとしたが、ゲーム版と同じ、アースブレイカーの発動中にオーラを解除する弱点もあり、全エネルギーを細い糸のようなレーザーにまで凝縮した一撃で攻撃ごと貫かれて敗北した。
その後、時系列は前後するものの、前述したエピソード0の後の一部が語られており、ウラの世界でウイルスやネットナビを撃破しては「ゲットアビリティプログラム」で力をつけつつ潜伏、更なる力を求めてウラの王・ セレナードに挑むべく接触した様子。しかし、 セレナードはこれに先んじて コサックと交渉しており、彼からフォルテへ向けたボイスメッセージを託されていた。
フォルテとの戦闘に雪崩れ込んだ セレナードはフォルテをあしらって追い込みつつ、 コサックからのボイスメッセージとプラグアウト用のデータを提示する。フォルテもこれには動揺した様で、フラフラとセレナードの足元まで歩き、呆然とこのデータを受け取ったかに見えたが、彼の怒りと憎しみは既にそんなものでは鎮火できないところまで来ており、一瞬 気を抜いたセレナードに 至近距離でアースブレイカーを発動する。 しかし、セレナードはそれすら辛うじて反射し、圧倒的な破壊力のアースブレイカーをもろに食らったフォルテは、ボロボロの体で何処かへ消えていった。
その後も、本編に登場する。
プロトの中から復活して現実世界に実体化して現れ、手に入れた ゴスペルの力を使った「バニシングワールド」で デンサンシティ諸共 人間を消し飛ばそうと画策する。
この時、バニシングワールドの放つエネルギーは「核をも上回るエネルギー量だ」と作中で明記されている。
その後、 ネビュラグレイとの戦いにも現れる。ネビュラグレイを圧倒していたように見えたが、自身の攻撃が闇そのものであったため、闇を吸収しつくすネビュラグレイには全く通用しないどころか、ネビュラグレイにさらなる成長を与えてしまい逆に圧倒されていく。
そんな中、自分を庇ったロックマンを助けるために「ゲットアビリティプログラム」を使って フォルテクロスロックマンと化し一時は ネビュラグレイを圧倒したが、 コスモマンと一体化して攻撃に耐えた ネビュラグレイからロックマンを庇って分離した。ちなみにこの際、フォルテとロックマンはナビの範疇を超えた、或いはオペレーターの軛から外れた存在となっているらしく、強大すぎる力に耐えきれずに自壊していくロックマンを回復しようと熱斗が使用した「 リカバリー300」が一切適用されていなかった。
そして、なんと 電脳獣ファルザーから力を奪って 獣化(ビーストアウト)形態を手に入れ、ロックマンと再戦しようとするも、最後は融合した 電脳獣の核を破壊するためにロックマンに自分の力の全てを託し一時的に消滅した。
しばらく行方不明だったが、番外編の宇宙からのデビルウイルス侵攻時に現れ、再びロックマンと融合しまたも世界を救った。
ちなみに新装版で描かれた電脳獣との闘いから最終回エピローグまでの間の時系列を描いた書き下ろしで、デビルウイルスとの闘いで現れる前の経緯が発覚する。
電脳獣の大爆発の影響によってロックマンとフォルテは電脳世界の果ての辺境に飛ばされてしまう。
そして、(オペレーターが居ない状態のロックマンと戦っても意味がないとして)二人でずっと旅をしていた。その後、ロックマンと熱斗が再会した後に再び失踪した。そしてそんな彼にコンタクトをとったのは……。
このように全メディア中、一番ストーリーの中核に関わっており、作者の鷹岬 諒氏もフォルテ関連について相当数な書き下ろしを行っている。
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漫画(あさだ みほ版) |
原作とは設定が大きく異なり(他は基本的に原作準拠のなか、フォルテだけは意図的にキャラ改変がなされているため)、基本の一人称は「 私」であり、「 シャドーマンとは旧知の仲」という珍しい関係を持つ。過去に起きたネットワークへの大規模攻撃に対してその身を挺して守っており、その時に自分のナビマークに傷を残した。
制作者は不明で、恐らくは自律型のネットナビであるどころか、ネットの世界をただ放浪しているだけの野良ナビだと思われる。間違いなく、普段ならば前述のゲーム『エグゼ4.5』以上に平和であるどころか、他メディアの彼でも類を見ない穏和な性格。
ギャップを覚えるどころか、別人レベルの印象を受けるかもしれない。
ストーリー担当のけいじま潤氏曰く「他では強さ至上主義の嫌な奴に描かれることが多かったので本作では逆に超強いけど超良いやつにした(意訳)」とのこと(漫画家の鷹岬 諒氏が描いた作品よりも読者層がさらに子供向けということもあって、冷酷な性格には出来なかったのだろうか)。
しかし、作中ではことあるごとに他人に内包する力を利用され、厄介ごとの中心核となってしまう災難なポジションにある。1回目は フラッシュマンの制御コントローラーによって、廃棄された電脳世界にエネルギー供給のために眠っていたところを覚醒させられる。この時は台詞がカタカナであるぐらいに言葉もたどたどしく、機械的に操られていることが分かる。
『2』の バグ融合から生まれたコピーフォルテの雰囲気に近い。フラッシュマンが倒されたことによって正気を取り戻し、フォルテは再び眠りにつく。
2回目は謎の声(後の展開により、おそらくは プロトによるもの)による「過去の出来事の憎しみ」を揺さぶられてしまい、憎悪と怒りが暴走。この際には一人称も、原作と同じ「 オレ」に変化していた。シャドーマンから聞いた傷跡の話とブルースの協力もあって、ナビマークへの攻撃によって、「ネットワークを守る優しさ」を思い出し、元の穏和な性格のフォルテへと戻る。
ところがロックマンとの別れの後に間髪入れず、過去のネットワーク攻撃の際に受けた傷口から侵入したのであろう「プロトの破片」が、体内で知らぬ間に成長しており、「 GS(フォルテの名は冠していない)」と無理やり分離させられる。分離の際にエネルギーをほとんど奪われたのかそのまま倒れてしまい、デリートの危機に陥った際に セレナードに助けられた(本人はシャドーマン共々攻撃の余波を受けて気絶してしまったため、記憶には無いらしい)。
何故かこのフォルテGSは、 ゴスペルとの関係性は皆無の筈なのだが、腕を「ゴスペルキャノン」に変化させることが出来ている。フォルテGSの一人称も「オレ」であり、フォルテよりも肌の色が黒いことで外見の差別化は出来ている。本人よりも好戦的なところが顔に出やすくなっており、やや傲慢さが目立っているのも特徴。
ロックマンがGSとの激闘を制した後、目を覚ましたフォルテが後から合流してフォルテGSを受け止める。GSを再び封印するために、今までの記憶を全て失うことと引き換えに、自分自身ともう一度融合し直すことを決意する。ロックマンと熱斗に「ありがとう…さらばだ」という、お礼と別れの言葉を告げると、フォルテは何処かへ去っていくのであった…。
『光と闇の遺産』記念の特別編にて再登場しているが、繋がりは不明。
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アニメ版 |
こちらも原作のフォルテとは設定が大きく異なり、誕生は ファラオマンが由来である。
無印
第32話から登場。
自爆してもなお、生存していた ファラオマンの「究極プログラム」が自己増殖&自己再生したことで誕生したネットナビ。究極プログラムから生まれた存在であるため、 ネットワークのバグを吸収して強さを増していくという性質を持つ。
原作の「ゲットアビリティプログラム」は所持していない。
自己再生したとはいえ記憶の大半を持っておらず、記憶を求めてインターネットを彷徨い続け、同じ究極プログラムを持つロックマンを誘拐し、彼の記憶に触れることで ファラオマンの頃の記憶を取り戻す。 ファラオマンの「傲慢な知性を持ったことで生みの親の光正たち人間によって身勝手に20年もの間 封印され続けていた」という記憶を持ったことで、ファラオマンの時と同じように 人間たちに強い嫌悪感を抱く。これは続編の『AXESS』以降から顕著に表れ始める。
記憶を取り戻した後は、「 より強い存在へと成長していく」ことを目的とし始める。
この目的により、自身の究極プログラムの力でネットワークのバグを吸収して少しずつ力を増していき、作中の終盤で同じ究極プログラムを持つ ゴスペルさえも取り込み更に強大な存在になろうとするが、 Dr.ワイリーによって育成されたゴスペルの力の方が強く、逆に吸収されてしまう。
その後、ロックマンの力により解放され、 ゴスペル首領のロボボディを用いることでサイバーワールドの外たる現実世界でも活動できるようになった。
AXESS
第41話から再登場。
ファラオマンの記憶から、自分が忌み嫌う人間という存在を知るため、 ゴスペル首領のロボットの体を用いて現実世界を探索し、「 アレグロ」という子供型のロボットを製作。
ディメンショナルコンバーターさえも作り出せるほどの天才的頭脳を持つアレグロが人間に対しどのような行動を起こすのかを期待していたが、アレグロが行ったのは人間と同じような遊び(ナビを死ぬまで戦わせるデリートバトル)でしかなかったため失望し破壊。
さらにゴスペル首領の体を通して見てきた現実の人間社会も「つまらないものだった」として呆れる。
この際、 ダークブルースが現れ ネビュラへ勧誘されるが一蹴している。
Stream
第1話から早々に登場。
地球外ネットナビ・「 デューオ」が地球を滅ぼし、地球の電脳世界さえも消し去ろうとしている事を事前に察知する。 人間世界が消えること自体はどうでも良く、その余波で電脳世界まで消えることを良しとせず、それに対抗する手っ取り早い手段として、ロックマンの持つ「究極プログラム」を奪って更に強大な存在となろうと考えて誘拐し襲撃するが、 ブルースに阻止される。
その後、デューオを倒してその力を取り込んでより強い存在へ進化することを企み、「デューオの彗星」へアクセスできるハイパールートを作る宇宙センターを、ゴスペル首領のボディを用いて襲撃。そのまま彗星へアクセスすべくハイパールートを辿る中、その使いである地球外ネットナビ・ スラーの妨害に会い、彗星のサイバーワールドへ辿り着くこともできず裏電脳世界に叩き落とされてしまった。
後述の劇場版の出来事を経て、恐らく ネビュラグレイの力(バグ)を吸収し( ネビュラグレイのイメージが出てくる)、最終話にてパストトンネル内に現れスラーと再戦する。今度はフォルテがスラーを圧倒し、一方的にデリートした。そして宇宙へ進出する事を宣言し、ロックマンに「地球が無事だったらまた会おう、ロックマン・・・」と言い残して旅立ったが、その後 登場する事は無かった。
ただ、本当にフォルテが デューオに眼中なく、“さらなる力”を手にしたところで、戻ってきたらそれはそれで、本当にデューオも太刀打ち不可な本当の絶望の権化と化していたであろう。永久に宇宙のインターネットから戻ることがなかったのは、むしろ地球には救いとも言える。
実際にアニメは『BEAST』以降も続くのだが、フォルテは地球へ戻ることもなかったどころか最後まで再登場はしなかった。
当然ながら、電脳獣の力を用いる「フォルテBX」もアニメ化しなかった。
『Stream』冒頭で スラーに裏電脳世界へ叩き落された後、同じく『AXESS』での敗北で裏電脳世界に飛ばされ、そこに放棄されていたワイリープログラムと融合し ネビュラグレイとなった リーガルに洗脳される。
リーガルがヒカリタダシプログラムを手に入れるまでの時間稼ぎとして用いられ、トリニティ・ブレイン社のサイバーワールド最深部に侵入したロックマンやカーネルと戦闘を開始。
闘いの中で正気を取り戻すが、 リーガルがヒカリタダシプログラムを手に入れてしまったため、交戦を中断し戦線離脱。
その後、自分が忌み嫌う人間である リーガルに洗脳されたことに怒り復讐しようとするが、 ネビュラグレイが完全体へ進化中だったため、敵わなかった。
ロックマンと共に吸収されそうになる中、ロックマン自らフォルテに究極プログラムを与えようとする。そして言葉通りにロックマンを吸収しようとするのだが、無印にて「 ネットワークの全てを飲み込み再構築出来てしまうほどの巨大な力を示したロックマンの究極プログラム」を制御できるわけもなく、逆にフォルテがロックマンに吸収された状態( フォルテクロスロックマン)で ネビュラグレイを一気に圧倒する。
ネビュラグレイ撃破後に2体に分離し、裏電脳世界に吸い込まれていく過程でロックマンを逃がし、フォルテ自身は高笑いしながら再び裏電脳世界へ戻っていった。
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流星のロックマンシリーズにて
『エグゼ』の200年後の世界である後継シリーズ『
流星のロックマン』シリーズでも、フォルテに関して触れられている部分がある。
『流星1』
レオVer.のギガクラスカードに「ドリームオーラ」があり、カードのグラフィックがフォルテのシルエットになっている。
なお、フェイバリットに指定したプレイヤーとブラザーバンドを結べば、「ペガサスVer.」「ドラゴンVer.」でも使用可能。
『流星2』
人とのキズナを否定するライバルキャラ「ソロ」(
ブライ)が登場している。
ブライはフォルテのデザインの一部を模したようなフォルムとなっている。
『流星3』
とある事情で
WAXAが
フジ山頂に建設したサテライトサーバーのバトルカードデータベースの中の、Lv32の階層の名が「
フォルテ」となっている。
構築されているバトルカードのうち、3隅にギガクラスカードが1枚ずつ(ダークネスホール、サウザンドキック、バスターマックス)配置されている。
バトルカードもある程度フォルテの攻撃を意識しているかのような種類のものが多い。
例を挙げるならば、シルバーメテオがシューティングバスター、バルカンシードがエクスプロージョン、ギザホイールがヘルズローリング、Bアイスハンマーがアースブレイカー、マシーンフレイムがヘルズバーナー…といった感じ。
書籍「シークレットサテライトサーバー」においてもLv32「フォルテ」のページでは、「尽きることのない野望。恐怖を呼ぶ伝説の破壊神」「さまざまなパワーを取り込み、無限に強さを増していくといわれる伝説のナビ」と記され、『エグゼ』のフォルテのシルエットが掲載されている。
【余談】
ロックマンシリーズのお祭りゲー的スマホアプリ『ロックマンX DiVE』にもエグゼ枠のプレイキャラとして参戦。「フォルテGS」や「フォルテXX」仕様も登場している。
担当声優はアニメ版と同様となる。
タカラトミーが展開するトレーディングカードゲーム『デュエルマスターズ』にて、フォルテがモデルのコラボカードが存在。
アニメ版エグゼの映画『劇場版ロックマンエグゼ 光と闇の遺産』にて、同時上映としてデュエルマスターズの映画も公開されており、その縁と思われる。
カード名は「勇騎恐皇フォルテ」。全く馴染みのない謎の冠詞が付いているが、これはデュエマ側の名称ルールに則って冠せられたもので、エグゼ側としては特に意味はない。
性能は……残念ながら当時の基準でも強くはない。詳細は割愛するが、場に出すのが大変な割にステータスはかなり控えめで、効果も相手の行動に依存しているため、その行動を牽制するくらいにしか使えない。
また、PS2のデュエルマスターズのゲーム『
邪封超龍転生』にて、このカードをフォルテ本人から手渡されるというイベントが存在する。
アーケード版や
WS版は存在するが、ソニーハードでエグゼキャラクターが出演したのは非常に珍しい。
その他、スマホアプリ『DUEL MASTERS PLAY'S』にも、コラボシナリオにてロックマンと共に登場した。
【各言語版での名称】
言語 |
名前 |
補足 |
日本語 |
フォルテ |
|
英語 |
Bass |
読みは「ベース」 |
中国語 |
繁体字 |
佛魯迪 |
|
簡体字 |
佛鲁迪 |
|
最終更新:2025年04月22日 17:09