「いかなるバトルにおいても相手を敬い慈しむ心が私に勝利を与えるのです」
【詳細】
2枚の衣が背後に浮いており、自分に向けて放たれた攻撃を全て(
ガードブレイク攻撃含む)
ソニックブームに変換して跳ね返す能力を持つ。
どんな攻撃だろうと問答無用で跳ね返してくるため、仕組みを見破れないと1ダメージも与えることができないまま完敗することになる。
見事勝利できれば、約束通り「ウラランク1」を譲ってくれる。
しかし、喜びもつかの間、
さらなる凶悪な存在が居ることを伝え、その場を去っていく。
その後は
ヒールナビを多数動員し、タイムアタックを開催するようになる。
こんな凶悪なエリアで催し物をするとは考えにくいので、ロックマンの為の行動なのだろう。
ゲームでは戦える機会が限られており、通常版(V1)とSPの2回しかセレナードと戦えない。
前作の
フォルテ、および今作の
フォルテGSも似たような状況だということを考えると、当時は隠しボスは一度きりの存在にするつもりだったのだろう。
後の
シリーズでは、条件を満たせば何度でも隠しボスに挑めるようになっていることが多い。
『4』の改造カードのパックにランダム封入されていたキャラクターカードにて、ダークマンやヤマトマンなどが自立型ナビと明確に紹介されている中、セレナードのみ「オペレーターが誰なのかは不明」と記載されている。
項目冒頭に記載されているようにオペレーター自体はいる(各要素的にまもる君なのでは)と思われるが、それが誰なのかは未だにはっきりしていない。
ちなみに、英語版での三人称は"He"。
しかし性別の設定はないらしく、u-capcomの記事によると「男性と女性の要素を併せ持ったナビ」とのこと。
【使用ワザ】
通常は単調なセイントライト、一定時間ごとに放たれる切り札的なホーリーショックと直接ワザは二種類だけ。基本的にはこちらの攻撃を無効化して反射する攻防一体が強さの秘密。
セイントライト
上下に揺れる光弾。セレナードがパネル移動しつつ標準で撃ってくるメインウェポン。貫通やブレイクはないため一応
ルークが有効。
インビジブルでは防げないため、
ユラ系と同じようにタイミングよく前進して躱そう。
ホーリーショック
最前列中央で光の防壁を放ちつつ、エリアにランダム光弾を炸裂させる。
前作までのフォルテのエクスプロージョン(ランダム光弾タイプ)と似ているが、こちらは光の防壁でショットを防ぎ、攻撃したパネルをヒビにする。
対
ユカシタ性能があるため、ユカシタモグラでは防げない。インビジブルでは回避可能だが、移動範囲を狭められてセイントライトされては意味がない。
この攻撃の間は足が止まるため、後述のソニックブームを放てなくなる。通常手段で攻め込むなら、このタイミングを逃さずチップ攻撃を叩き込もう。
なお光の防壁はなぜか置物判定となっているため
ライトニング系のチップで攻撃することができる。
逆に、
NOビーム系で縛りプレイしたい場合は、防壁が邪魔なため、エリアスチールしてから置物が必要となる。
ソニックブーム
ホーリーショック以外のタイミングで攻撃すると、攻撃を受け流しつつ斬撃で反射してくる。
攻撃を受けたフリで反撃してきた『2』の
シャドーマンのシュリケンや、ブルースのサプライドソード、ヤマトマンのスピニングリフレクトなどと違い、暗転する
ナビチップなども問答無用で無効化、反射してしまう。なんと毒ダメージすら無効。
なんとも超性能の反射技だが、よく見てみると、反射の際に必ず上下に移動して受け流す動作をしている事がわかる。
つまり
穴パネルや設置物で上下移動させないことで封じることができる。
マグナム2で相手エリア中列に穴をあけたり、
スチール系で自エリアに塗り替える戦法が非常に効果的である。
反射によって飛んでくる斬撃は
ソード性能。カゲブンシンでは防げず、
シラハドリなら防げるが反撃を反射されるため意味がない。
【漫画版】
サイトスタイルに変身したロックマンを軽くあしらうという圧倒的な戦闘力を見せつけた。
また、ゲーム版で言及されていた「フォルテとの戦い」が詳しく描かれている。
コサック博士から預かっていたメッセージとプラグアウト用のデータをフォルテに渡そうとしたが、「受け取るフリをして至近距離からのアースブレイカーを不意打ちで放ってきたので、それを反射して撃退した」という内容である。
かなり卑怯な行為だが、セレナードはあまり気に留めていない模様である。
この辺りからもセレナードの心の寛大さがうかがえる。
最終的にフォルテGSに吸収されてしまうが、このとき、背中の羽衣が焼かれてしまった。
しかし、最終回後の書き下ろしでは何事もなかったかのように復活していたことが明かされる。
ロックマンとフォルテの旅を見守っていたらしく、フォルテへウザ絡みをしながらそのことについてからかっていた。
ロックマンの前に姿を現した時は丁寧な口調だが、それ以外の場面では「ウラの王・S」としての威厳を醸し出した口調を使っている。公私で使い分けているのかもしれない。
『
6』でセレナードが再登場する予定があったのだが、ゲームソフトの容量の都合で実現しなかったとのこと。
また、本人は登場しないものの『4 ブルームーン』の
ヒグレヤにもセレナードらしきナビのポスターが貼られている。
おそらくはプレイヤーに向けたファンサービスなのだろうが、仮に実際に認知されているのであればウラの王としての立場はどうなっているのだろうか…?
似た外見の別人のポスターという可能性も無くはないが
名前の由来は音楽ジャンルの「セレナーデ」。
「小夜曲」とも呼ばれ、夜に恋人へ送るための曲とされる。穏やかな曲調で、深い慈悲を持つセレナードにぴったりだろう。
【他言語版での名称】
言語 |
名前 |
英語 |
Serenade |
中国語 |
簡体字 |
赛雷纳德 |
繁体字 |
賽雷納德 |
最終更新:2025年04月26日 15:08