ボウルマン

「コゾウ、オレがウラランキング2位のボウルマン様だと知ってるんだろな?」

【名前】 ボウルマン
【読み方】 ぼうるまん
【分類】 ネットナビ
【オペレーター】 不明
【属性】 無属性
【所属】 フリー
【登場作品】 『3 BLACK』
【基本装備】 ガトリングピン
ナビチップ ボウルマン(チップ)
【アニメ版CV】 大川透

【詳細】

ウラランキング2位の実力を誇るネットナビ
唯一セレナードの居場所を知っているナビで、プロトをおさえ込むためのプログラムをセレナードから聞き出そうとするロックマンと戦った。
通常版のミストマンと差し替わる形で登場する。
※ボウルマンSPのみ通常版にも出現する。ミストマンも同様。

セレナードに戦いを挑み、敗北したのは10年前。
つまり、10年間ずっとウラランク2位を守り続けてきたことになる。

一人称は「オレ」で、さらに自分を「ボウルマン様」と呼ぶ。
落ち着いた物腰のミストマンとは逆に、勝ち気で好戦的な性格をしている。
発言にストライクやスペアといったボウリング用語を持ち出すのも特徴的。

【戦闘】

ボウリングをモチーフとした攻撃方法を持ち、その全てはスピードがあるうえブレイク性能がある。
攻撃が激しく密度が高い上にガードも貫いてくるため、リフレクトさえあればV3ですら容易に完封できたミストマンと比べるとかなりの難敵となる。

  • ガトリングピン
背負っているピン型の大砲を構え、全列にピン型の弾丸を連射する。
フォルテの「エクスプロージョン」のような全体攻撃だが、ランダムではなく法則性を持っているため間をすり抜けるように回避できる。
なお、弾丸に攻撃すると撃ち落とせる……と思いきや、跳ねたピンがロックマンめがけて襲い掛かる罠がある。
跳ねたピンは地面に突き刺さっているようで、対ユカシタ性能を持つ。
ランクが上がると発射する弾丸の数が増加し、HPが多い金色のピンが混ざるようになる。

  • タワーボウル
こちらのエリア内に地面から3本のピンを突き出させる技。
地面から直接生えるため避けづらく、更に対ユカシタ性能も持つ。

  • ボウリングボマー
「タワーボウル」の後に使用する攻撃で、横一列に貫通するボウルを投擲する。
投げ込まれたボウルがピンに当たると、ピンが弾かれてロックマンめがけて飛来する。
ガトリングピンと同じく、弾かれたピンは対ユカシタ性能を持っている。

基本的にはインビジブルなどでガトリングピン対策をとってから、エリアスチールなどで距離を詰めて、『3』特有の行動封じコンボ(ラビリングはともかく、グリーンロープやフラッシュマンプラントマンやキラーセンサーなど)からのエレメントソードアクレツザンなどを叩き込んでの短期決戦で挑もう。
長期戦はお勧めできないが、それを想定するならルークで防いでもいいだろう。

…そして、約20年の時を経て『アドバンスドコレクション』にて、とある有志によってバグのかけら稼ぎとして白羽の矢が経つことになる。
『アドコレ』のバスターMAXモードにおいて、ロックバスターの性能をアタック4以上、ラピッド5にすると最初のカスタム画面明けにバスターを連射していると、ちょうどカウンターがあっさり取れることがあることが発覚。
最初の攻撃前に必ずロックマンのいる列に来てくれるので、動きが完全ランダムのガッツマンと違って動きを読む必要がない。
しかし、ハードの処理の関係か、連射のタイミングが合わなくなって、カウンターを取れる時は何度も取れるが、カウンターを取れない時は全く取れないという事態が発生することがあるため、必ずしも安定した手法とは言いきれない。

【改造カード】

『6』では改造カードの絵柄として登場。容量30MB。
適用すると最大HPが100増え、B溜め撃ちがバルカンになり、カスタム画面で選べるチップが1枚増える。
しかし、フロートシューズがOFFになってしまうので注意。
B溜め撃ちのバルカンはガトリングピンにちなんだものと思われる。

【デザイン】

ミストマン同様、こちらも『3』のボスキャラ募集の準グランプリ受賞作品。
応募者が付けた元の名前は「ボーラーマン」だった。
名前を変更したのは「bowler(ボーラー)」が人称を表す単語*1である故に「マン(man)」と繋げるのは重語となってしまって良くないと判断されたからだろうか?

【アニメ版】

アニメでは、ダークロイドの1体として『AXESS』の第6話に登場。

スポーツマンシップを意識しており、ボウリングのプログラムを改竄して日暮闇太郎を全フレームストライクにするズルを目論んだナンバーマンをピンに縛り付けて纏めて狙おうとした。
…その割には自身の攻撃で秋原町スターレーンをはじめとする様々な建造物を破壊し、挙句には凶行を止めようとするCFロックマンを「うるさい青ピンめ!」青ピン呼ばわりする始末。
ここまでやられると、スポーツマンシップがどうこうなどと言う資格はあるのかという疑問が残る。最期はCFロックマンのフミコミザンで斬り裂かれてデリートされた。

「ボウリング以外のことには一切興味関心がない」という偏った思想の持ち主で、そこに目をつけたシェードマンによってダークチップにより洗脳された。
Dr.リーガルが彼を「ダークロイド」として扱っていたことや光祐一朗の発言*2から考えるに元からダークロイドだった可能性が高いが、
『Stream』でシェードマンのダークロイド因子を植え付けることで一般のナビをダークロイド化したり、新たなダークロイドを生み出したりしていたので、ボウルマンに関しては(シェードマンにより)ダークロイド因子を植え付けられて後発的・人為的に生み出されたネットナビを素としたダークロイドと捉えることも十分できる。
仮に元からダークロイドであったにせよ、彼がシェードマンと面識が無かった(シェードマン一派の構成員ではなかった)ことは確定している。

ちなみにこの回にて日暮はただ運動神経が乏しいだけでなく、ボウリングがピンを倒す競技であることすら知らないというとんでもない世間知らずぶりを見せる*3
またリーガルがディメンショナルエリアを展開する際「ラウンド2だ」とボウリング用語に準えた台詞を口にするのはどこかシュール。

Streamでは第32話で量産型ダークロイド軍団の一体として、そして終盤ではアステロイド軍団の一体として登場している。

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  • EXE3
  • ボウルマン
最終更新:2025年08月19日 22:49

*1 直訳するなら「ボウリングをする人」

*2 ダークロイドとは、電脳世界の奥深くで自然発生した電脳生命体

*3 自分の一投でストライクが出た時「ピンを全部倒してしまった」と絶望し、周囲からツッコミを受けている