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Q. 浮世絵・錦絵について、あなた個人が書籍・資料など調べて興味をもった事柄について、羅列的でよいので、文章・イラストレーション・写真・リンクなどあらゆる方法で記録してください。wikiの編集方法はヘルプを見て独習してください。このノートのアップの期限は、2011.9.18, 17:00です。事情によりアップ作業が困難な場合は、リーダーまたは副リーダーに依頼し、期限を厳守してください。
私は浮世絵の中でも特に「役者絵」に興味があります。
現代でいうアイドルのブロマイドとは言われますが、写真ではなく人の手によって、役者の魅力をいかに引き出すか試行錯誤されそしてその魅力を極端に強調して描く。写真ではできない、「絵画」の自由な表現の幅広さがうかがい知れるものだと思います。
また、さらに興味深いのは浮世絵というものは「大衆文化」であり、人の手に簡単に渡り、額縁に入れられて美術館に飾られる「美術品」などでは決してなかったこと。今にしてみれば額縁を付けて誰の手にも渡らないよう厳重に保管されるべき貴重な作品を、当時はおそらく興味のない人には捨てられて当然という扱いを受ける広告のようなものであったというのがおもしろい。
この嵩の低さ、大衆受けという現代の漫画・イラストレーションと通じる点は今回の課題で重要視されるべきでは、と思います。
個人的な事ですが私も漫画やイラストレーションと通ずる点について興味があるのでウンウンとうなずきながら見てました。
現代で言えばブロマイド=写真、これが浮世絵だと誇張表現になるというのは面白いですね。
ということは、同じ役者が描かれたものでも、作者によってかなり違いが生じている可能性があるという事ですね。もしくは、作者が違っても共通して描かれている特徴があればそれがその役者の個性であったり、もしくは世間にもたれたいイメージ(浮世絵の方が役者を宣伝するためにイメージを作り上げている?)であったりする可能性もありますね。
そのへんを突っ込んで調べたら面白そうだと思いました。もしある役者についてたくさんの絵が見つかったら、そこからモンタージュみたいに私達でイメージを組み立てて、顔を描いたり、「切れ長の目が涼しげでえらが張ってた⇒現代俳優でいえば○○か?」とか言えて面白いかも、と思ったり。
(佐藤)
最終更新:2011年09月22日 01:47