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Q. 浮世絵・錦絵について、あなた個人が書籍・資料など調べて興味をもった事柄について、羅列的でよいので、文章・イラストレーション・写真・リンクなどあらゆる方法で記録してください。wikiの編集方法はヘルプを見て独習してください。このノートのアップの期限は、2011.9.18, 17:00です。事情によりアップ作業が困難な場合は、リーダーまたは副リーダーに依頼し、期限を厳守してください。
110918
●平面的表現…視点の多さ、コラージュ?
洛中洛外図では『町全体は高い雲の上から見下ろされているが、個々の人物や情景はそれぞれすぐそばで、その場に立ち会っているように描き出される。
画家はここで京都の町中を自由自在に歩きまわって、その場その場で眼にしたものを、着物の柄まではっきり見えるほどの至近距離から描いているのである。』
(高階秀爾:「日本美術を見る目・東と西の出会い」・岩波書店)
屏風でもよく言われますが、漫画のコマが一枚の紙の中にたくさん描かれ、目を動かすことで時系列で追える形式の原点はこういうところにあるのかもしれません。
●デフォルメ(単純化、誇張表現)
「猫と遊ぶ娘」
完全なる萌え絵だなと思いました。目が細いのは極端に細くされてるし、肌の白さも真っ白だし、あと口が小さいのもかな?
女の子の可愛いと思われる部分がデフォルメされてる。現代では目は逆に大きいですが。
これももしかすると、その部分だけに視点が釘付けになる現象(=視点が全体を一点から捉えようとしてない)から来ているのかもしれません。
日本人は細かい作業が得意とかよく言われますが、一部分を集中して見る傾向があるんでしょうか。
『大判錦絵を三枚つなげた大画面に鯨や骸骨など巨大なモチーフを貫くように描いた「ワイドスクリーン」と呼ばれる手法』
とあるんですが、ジャンプなんかの巻頭カラー見開き表紙みたいですね。
●萌え=浮世絵だ!という精神で成功した例
最終更新:2011年09月18日 12:36