なりチャ
中学生当時ラインが流行し始めていた頃に知り合った友人から誘われ始めた「なりきりチャット」
なりチャのほとんどが二次創作的な既存作品のなりきりが多い中で、その子はオリジナルの世界観で自分自身で作り上げたキャラ
になりきるという、それまで自分では思いつかなかった新たなコンテンツと出会わせてくれた。
その子がリーダーをしていたグループから派生して自身がリーダーとなって別の世界観の世界を用意して遊んだり、その頃から一
次創作に嵌り出した。ここではこの一次創作の世界に導いてくれた友達の世界でのうちの子を紹介します。
宴吉継(Utage Yoshitsugu)
- 名前:宴 吉継
- 性別:男
- 年齢:28
- 種族:人間
- 出身:季楼
- 15世紀末から16世紀末くらい(戦国時代と呼ばれる)の時代の日本に似た特徴のある島国
- 髪型:やや紫がかった銀髪で腰くらいまでの長髪を後頭部で一本に束ねている
- 目型:切れ長の細めで瞳の色は至極色
- 一人称:私
- 二人称:貴様
- 特殊能力:羅刹化
- 鴉取の血統で古代から研究されている力。
- 肉体の損傷または精神的苦痛によって魂が摩耗し限界が近付くと防衛本能から自分を護ろうと内なる鬼の血が目覚め、再生能力及び身体能力が大幅に向上され強化されるという不思議な力。
- 鴉取の参謀「斎宮官兵衛」に認められた武将はこの「羅刹化」を習得することができ、鴉取の繁栄の為、長きに渡る研鑽を積みこの力の制御を会得していかなくてはならない。
- しかし吉継は他武将たちとは異なり、鬼の血を後天的に投与したのではなく、生まれつき鬼の血を引いていた。元々は捨て子だった吉継を獅月が広い育てており、出生の詳しいことは不明だが、吉継は幼い頃から羅刹化することが出来ていた。しかし本能のままに羅刹化していたため、より制御することが難しく他の将より修行に時間を要し、およそ16年間もの年月を費やした。
- 武器:大鴉の嘴「夜刀烏丸」
- 鴉取家の宝物庫に眠っていた妖刀。鞘から刀身を引き抜くと紫紺色の妖気(オーラ)が溢れ出る。溢れ出る妖気が吉継が羅刹化した時に身体に纏う妖気と同じ紫紺色ということから、吉継の中に眠る鬼の血と夜刀烏丸には何等かの因果関係があると考えられている。
- 詳細は不明だが夜刀烏丸には自我が存在し、刀を握る吉継の頭の中で対話することが出来る。
- 詳細
- 季楼が誇る最強戦闘集団「紅蓮華」で「最強にして最凶」と呼ばれた男。集団を纏め上げる大名「鴉取獅月」の懐刀として鴉取領ではかなり名の通った侍。
- 性格は非常に短気で目的以外は目に入らぬ視野の狭さが欠点だが、純粋で真っすぐな芯を持った点などから部下や鴉取の城下の民から厚く信頼されている。同じく獅月の子飼いとして育てられた仲間たちとは絶対的な信頼関係にあり、何があろうともそれが揺らぐことはない。
- 鴉取最強の十人「十傑」に就任した際に前任の十傑から「宴吉継」の名を襲名しており、宴吉継は本名ではなく、本名は「卯之花響河(ウノハナ コウガ)」。
- 季楼を治める王「嘉賀里享楽」ろは旧知の仲で家族同然。王子二人の剣術の指南役として城に仕えていた時期もある。
【備考】
吉継は初めて一から作り上げた最初の自キャラです。
小学生の頃から日本史、特に戦国時代が好きだった僕は戦国無双やらをめちゃくちゃやってて刀も大好きでした。キャラ考案当時は戦国BASARAにハマっていて中でもビジュアルが当時の僕に激刺さりしたのが「天海」というキャラでした。見た目や服装はほぼ天海のパクリでしたが、設定はオリジナル要素強めで作っていました。
しかし今も変わらずですが当時の僕はその時見ていたゲームやアニメにすぐに影響を受け、キャラ設定に反映させていくうちに設定が迷子になりがちでした。
- 鬼の吉継期
- まだ戦国BASARAにハマっていた頃。設定や戦闘スタイル的には天海よりも石田三成が好きだった僕は狂犬的な三成のキャラに惹かれていき設定に反映させていた。中でも三成の奥義で恐惶モード(?)というが好きでそのイメージでキャラを動かしていた。
- 烏丸憑依期
- BLEACHを読み始め、久保先生のおされな設定にドハマりしてた頃。斬月のおっさんや白一護など精神世界で自身の中にある別の存在と戦うあるいは共闘する流れを設定に組み込み、それまで名前すらなかった吉継の武器に名前と設定が付き、人格が芽生えた。烏丸の人格が憑依した吉継は自分を俺といったり、行動がちょっと乱暴になったかと思えば、そうでもなかったりと一番迷走してたかもしれない時期。
- 天才陰陽師の転生者期
- 東京レイヴンズを鑑賞した影響で陰陽術というものを始めて知り、その魅力にドップリだった頃。土御門春虎という主人公の設定をほぼ丸パクリで一部設定に組み込み、侍としてだけではなく陰陽術でも戦えるキャラにした。この時、ほぼ鬼の存在は忘れていて、設定の中から鬼という存在が消えていた。
- 設定の改修工事
- 高校生に上がってしばらく経った頃にはみんながみんなリアルの生活に集中しなりチャグループは停滞。その後気が付けばグループは無くなっていました。この時には僕は素手に色んななりチャも経験しPSO2の二次創作小説も始めていたため、既存作品の版権キャラに依存したキャラ設定作りはしなくなりました。その上で、印象の強い初期吉継(鬼の吉継期)をベースに設定を練り直し、出来たのが「宴狂士郎吉継」という新たなキャラでした。
長曾我部吟(Tyosokabe Gin)
- 名前:長曾我部 吟
- 性別:男
- 年齢:28
- 種族:人間?
- 出身:季楼
- 髪型:黒髪で所々に白髪が混ざっており、前髪は切り揃えられている
- 目型:蛇を彷彿とさせる鋭くも細い目付きで朱殷色の瞳をしている
- 一人称:私
- 二人称:卿/君
- 特殊能力:羅刹化
- 吉継とは違い深碧色の妖気を纏い、誰のどの羅刹化とも違い発動時に凄まじい衝撃波と共に怨念のようなものが周囲一帯に漂い女性の悲痛の叫びが響き渡るという不気味さを持っている。
- 武器:死屍累々
- 悪鬼が宿るという妖刀の類。風化しているかのように錆びた刃毀れの酷い刀身は斬った者の血を糧として本来の力を発揮する。力を解放すると形状が刀から大鎌へと変化する。大鎌形態では刃に掠るだけでも生命は生気を奪われ、物体はボロボロと崩壊する特殊能力を持っている。
- この妖刀は中に宿る悪鬼が所有者を決めており、悪鬼に認められた人間以外が触れると凄まじい激痛に見舞われる。
- 詳細:
- 宴吉継と同じく「紅蓮華」に所属する人物だが、かなり謎が多く仲間でありながら誰もが吟を警戒していた。
- 頭領である獅月や吉継でさえも、吟がいつから紅蓮華に所属していたのかが明確に分からず、そのことを深く考えようしても何等かの力が介在してまた忘れてしまうことに違和感を感じていた。しかし素性はともかく実力は確かなもので羅刹化の完全制御も会得しており、獅月にも忠誠的な面が多く見られることから、違和感を抱きながらも信頼されていた。
- 性格は冷徹で、一度敵と認定した相手には一切の容赦をすることがない。またどんな状況下でも常に余裕めいた薄ら笑いを浮かべていることから少し気味悪がられている。
- 戦の中で戦う姿を見た兵士たちから「人の形を成した殺意の塊」と称され、いつしか「死神」の異名で恐れられるようになった。
- 身元、出生などの一切が不明で何者なのか、確信に手が届かない謎多き人物だったがその正体は「破壊の体現者」だった。破壊の体現者とは神の遣いの一人で、世界の均衡を保つため、世界が幸福感・満足感で溢れ豊かになり過ぎないように陰で暗躍して火種を巻いたり、間接的に戦争などを引き起こすことで幸福感などと対になる比率の絶望感を世界に拡げるという調整を行う役割を持っていた。
- 鴉取に紛れ込んだのも当時、最強と謳われていた紅蓮華の戦力を利用して世界に戦禍を広げるためと、興味を持った一人の人物に対する好奇心だったという。鴉取と長年対立していた名瀬家の人間に吉継の鬼の血のことや鴉取の羅刹化研究の情報を横流しにするなど戦争の火種を長い時間を掛けながら着実に撒いていた。吟の長年の努力の末、紅蓮華は名瀬家と大きな戦争を引き起こし多くの人々がその戦禍に見舞われ、吟の世界調整は完了された。以降も吉継らの前に現れては戦況を引っ搔き回し混乱に陥れるなど暗躍し吉継に試練を与えていた。
【備考】
恐らく吉継の次に作った2ndキャラだったはず。元々死神と呼ばれてるとかその辺の設定が大きく固まっていた中でリーダーから世界観の中核のキャラにしないか的な提案を頂き、「破壊の体現者」という役割を貰いました。(確かそのはず)
多分そのなりチャ内で作った自キャラの中で設定が最後まで一貫してたのはこの吟だけだったと思うので、なんだかんだ自分の中で完成したキャラ設定だったのかもしれないですね。
アリオーシュ(Arioch)
- 名前:被検体番号047 アリオーシュ
- 性別:男
- 年齢:25
- 種族:改造人種
- 出身:不明
- 髪型:深緑色のミディアムヘアで常にオールバックにしている。髪は基本オールバックで抑えていた。
- 目型:釣り目で、白目の部分が黒く瞳は赤い特殊な眼をしている。
- 一人称:私
- 二人称:貴方
- 特殊能力:変身/毒
- 武器:アンプタティオ・ソートゥース
- 詳細
- クリュエル精神病院という場所の隔離病棟の更に地下施設に収容されていた実験体で、その実験内容は「人間を他の種族に人為的に変異させる」というもの。紛争の多い国で戦争孤児として拠り所の無かった少年がこの施設に育てられ実験体として育てられた。
- 実験によって精神が摩耗した少年は自衛のために攻撃的で残虐性に溢れた別人格を作り出し、自身が背負いたくない全ての嫌な事を別人格に背負わせ自身は深層心理の奥深くに眠った。そうして生まれたのがアリオーシュ。アリオーシュの名は少年が読んでいた本に登場するキャラクターの名前だという。
- 実験で蛇人間に改造されたアリオーシュは、自由に蛇に変身することが出来たり、世界のあらゆる毒に対抗を持つなど完全に人とは掛け離れて能力を有していた。
- 地下施設で同じ実験を受けていた二人の青年と出会い、脱獄を計画。地下施設だけでなく地上にあるクリュエル精神病院にいる全ての人間を巻き込んだ虐殺事件を起こし国内では指名手配されることとなり、アリオーシュと二人の青年は国外に逃亡した。
- 国外逃亡した先で出会った初めての友達から本来の人格「ハイネ」が表面化するようになり始めていたが、アリオーシュの支配力が強すぎて、ハイネが主人格を取り戻した後でもアリオーシュの人格が表面化し強い残虐性を露わにすることも少なくなかった。
【備考】
恐らく3rdキャラ。アリオーシュ考案当時は東京グールのアニメが放送開始した頃で、ウタというキャラのビジュアルが性癖に激刺さりしてこういうキャラを作りたいと思って作ったキャラがこの子でした。最初はほぼというか見た目完全にウタさんで設定を提出して、流石にこれはと指摘を受けて今の形になったという恥ずかしい過去があります。
この子も吉継同様物語中で姿が変わるものの、設定や物語的に矛盾なく実行できたキャラでした。
八幡・A・クロード
- 名前:八幡・有紗・クロード
- 性別:男
- 年齢:18歳
- 種族:異世界人
- 髪型:逆立てるようにセットしている。地毛は黒髪だが染めて金髪にしておりツーブロック部分は黒髪のままになっている
- 目型:三白眼でやや垂れ目、瞳は灰色をしている
- 一人称:俺
- 二人称:お前(男性に対して)/あんた(女性に対して)
- 特殊能力:コラプスレフト
- 触れたものをなんでも腐らせてしまう特殊能力。魔法で編み込んだグローブを装着することで能力の発動を制限している
- 武器:ハンドガン/ガンブーツ
- これといって固有の能力があるものでもないが、どちらも職人の手によって作られた一級品
- 詳細:
- 犯罪が絶えない無法地帯。オイルの匂いと硝煙の舞う埃っぽい異世界から来た異世界人。元の世界では都市の裏社会を牛耳るギャング組織のナンバー3として名の知れたギャングだった。育った環境故か粗暴な面が目立つ若者で何事にも一言目には「めんどくさい」と聞こえてくる生粋の面倒くさがり屋だが、その性格には似合わず地道に情報を集める諜報活動や潜入や暗殺など裏方の仕事をメインに熟していた。裏方中心の仕事を請け負っていたが戦闘面でも他に引けを取らない強者で格闘術の腕は組織内で三本指に入るほどのものだった。中でも八幡が得意とするのはサバットという脚技に特化した武術だった。銃器の扱いにも長けていた八幡はサバットと銃器を組み合わせた「ガンブーツ」という新たな武器を生み出し、オリジナルスタイルで戦っている。
- 毒を持った獣型モンスターの攻撃を受けた左腕が「大変動」という天災によって突然変異を起こし「触れたものをなんでも朽ち果てさせる」特殊能力を発現してしまった。しかし大変動の原因たる月の都事件の解決により、この特殊能力は消失した。
- 自分の世界に帰るのではなく、今の世界で生きていこうという姿勢や月の都事件での功績、八幡自身の強さから「知識の体現者 エミリア・サーター」に縁者に推薦され、知識の体現者の縁者として永遠の命を得た。
- ミドルネームの「A」は八幡の本名でクロードは、ギャングファミリーのボスから授かった名前だった。仕事上本名を隠すものだったのもあって有紗(アリサ)という本名は伏せていた。
【備考】
凝り固まった設定を持った4thキャラの八幡クロードは僕自身のハンドルネームの元ともなった一番思い入れの深いキャラです。
PSO2やその他一次創作のメインキャラ「ルツ」の原型はこの八幡クロードだったといっても過言ではない。その後派生で作った別のグループでも同じ見た目名前で登場させ色々活躍させられた良いキャラでした。
最終更新:2021年03月15日 21:45