略歴

サルディーシャ国に仕える将軍。
ルーイガルド侵攻作戦を行うため突如出現した六界連合軍に協力の姿勢を見せたサルディーシャ国王ジルドは、カルス、ガディアクルスの三将を援軍として派遣した。

サルディーシャ国からすれば、圧倒的な兵力を伴って現れた連合軍に対して「協力せざるを得ない」という半ば脅迫にも似た同盟であったが、同時にこの遠征が成功したときのことを考え、恩を売っておいて悪くはないという打算も働く、そのため本来六界連合軍が要求したのは、最初の拠点となる場所の提供のみであったが、連合軍の監視と形式上の「援軍」を兼ねてカルス達は派遣された。

こうして、自身も思いもしなかった経緯で六界連合軍の一員となったカルスだが、カスタリアの戦いに参戦して将軍としての実力を見せると、ローヴァー攻略戦においては、ストライアが本陣に内密で派遣した別働隊にも選ばれた。
ただし、この出陣はローヴァーの港をどうしても支配下に置きたかったストライアの独断であったが、その事実をカルスは知らされず、「騙されての出陣」となった為、使い捨ての駒として選ばれた側面を持つ。

連合軍が陸路、海路へ別れると、海路側の所属となり、グラドリア上陸作戦において想像以上の苦戦を強いられながらも、ベレル国上陸に成功すると、ルーティス砦攻略戦に参戦して、ベレル国陥落に貢献する。
陸路、海路部隊が合流し、ビアスコア帝国を降伏させた後は、フェルトビーン帝国に進軍。エイクレア攻略戦ゲルトエルトの戦いを経て、17328年8月、両軍最大の決戦となったカルダザルスの戦いに参戦して勝利を収めた。

ルーイガルド17329年8月、シャクティアナ帝国との決戦となったエリス・ラゴンの戦いに連合軍は敗走するが、その直後にラスブロス強襲作戦を行い、カルスは陽動部隊を率いて敵の目を引きつけ、サヌア傭兵団を勝利に導かせた。

こうして遠征は終わるが、もともと六界連合軍に力を貸し、勝利の暁にはルーイガルドにおける発言力と地位を高めるのがカルス達を援軍として送り出したサルディーシャ国の真の狙いであった。
しかし、戦いの後、連合軍が転移ゲートを破壊してそれぞれの星に帰ったことにより、後ろ盾を失ったサルディーシャ国は、期待していた地位の向上を得ることはできなかった。
それでもカルスが将軍として在任している間は大きな戦いも起こらず、名将としての生涯を全うした。


人物

  • 初陣の時に羽織ったマントを自身の幸運のアイテムとして、どんなにボロボロになってもこれだけは新調せずに纏い続けた。


関連項目





最終更新:2024年08月18日 16:58