CFC-本戦第1回戦第二試合 CチームVSDチーム [ヒメ ショータ 呪喜 パイソン 日輪]

『ヒメ』さんが入室しました
『ヒメ』 : (ステージを覆いかねない勢いでスモークが焚かれ――演出照明が乱反射する――!
『ヒメ』 : 「第一回戦! ―― 第二試合!!」
『ヒメ』 : (待ってましたと言わんばかりに声援が割れ、東西の入場ゲートから花火が吹き出る!
『ヒメ』 : 「意気は十分!ボルテージはマックス! ラウンド――1!!  選手、入、場 でーす!!」
ショータさんが入室しました
『ヒメ』 : (ここでは火花とレーザーがレッドカーペット! 双方ゲートからリングに向けて迸る…!
ショータ : (身長142cm虹色髪のショートヘア
『ヒメ』 : 「幼い!小さい!それがどーした!! たっぱなんてこの世界で一番目安にならない!」
ショータ : (超超超かわいい少年が笑顔を振り撒き観客に両手を降って入場する
ショータ : ヒメちゃんありがとーvv
ショータ : 超超超可愛いボクの登場だよ♪
ショータ : 戦闘大会だって!絶対勝つもんね!
『ヒメ』 : 「キュートで不死身で無敵でステキ! アルティメット万变化のゲキカワモンスター! ショータだー!!」
ショータ : だってボクより完璧な生命体なんて、この世界に居ないんだからっミ☆
ショータ : (手持ちの武器は無し。今のところは!
呪喜さんが入室しました
『ヒメ』 : (二重螺旋めいた演出レーザーに照らされた通路を歩く中―― 一方反対側では!
呪喜 : …はぁ
呪喜 : (身長183cm長髪右目メカクレ黒髪男
呪喜 : 最近のインフレ異世界転生無双モノでももう少し自重しますって…
呪喜 : 何度も強くてニューゲームとかチートも良いとこでしょ。
呪喜 : 良いなぁ…妬いちゃうなぁ…だってこちとら…
『ヒメ』 : (小型ドローンの群れが呪喜の後方からリングに向け――蛍光翡翠色のLEDを灯し、ジグザグにランダム飛翔する――!
呪喜 : 失言一回何年引きずって生きてるのって話で…そうしなきゃいけないわけで…
『ヒメ』 : (それは電子回路のシグナルのようでもあり、データローディングのようでもあり――!
呪喜 : トラック轢かれて転生するのも痛そうだしなぁ…
ショータ : こらー!呪喜っち!テンション低いよー!
ショータ : フォーデンの!闘技場で!バトルだよ!(シャドーボクシングぶんぶん)
ショータ : 元気だしてファイトしょー!
『ヒメ』 : 「戦略にまさる戦術など存在しない! 掌の上で踊る準備はオーケー?!」
呪喜 : はぁ…元気って言われてもね…
呪喜 : (右手に中途半端な長さの鉄の棒と
呪喜 : (左手に引きずるスーツケース
『ヒメ』 : 「カース・オブ・アーティファクター! 今宵はお前がゲームの相手だ! 橘呪喜――!!」
呪喜 : ま。せいぜいその「戦略」とやらで頑張りますか…
ショータ : いいねー!やろーやろー!
ショータ : アーティファクト楽しみ!そのスーツケースがそうなのかな!?
ショータ : なんだろなんだろー!
呪喜 : バレてちゃ…しょうがないっすね…
呪喜 : 考えても見て欲しいんすよ。
『ヒメ』 : 「さーあ! 両者とも位置につきました! 二人共 準備と覚悟と意気込みのほどはオッケー!?」
呪喜 : 無限に転生出来るチート生物
呪喜 : そんな妬いちゃうようなスーパー人生を遅れる永久少年に準備無しで挑めるはずもないんすよね。
ショータ : そうなの?
ショータ : 早くはじめよーよー!
呪喜 : いや、始める前に待って欲しいす。
呪喜 : よく聞いて欲しいっす。
呪喜 : 死んでも死んでも転生するチート生物相手に
呪喜 : こっちの「勝利」ってなんすか?
呪喜 : 殺しても転生するなら殺してでも終わらないじゃないすか?
呪喜 : 殺せるかどうかは別としてこれじゃあ一生こっち勝てなくないすか?
ショータ : えー?知らないよー!
ショータ : だってボクそういう完璧な生命体だもの!(にこっ
呪喜 : そこで考えたっす。
呪喜 : (スーツケースを倒し
呪喜 : (ナンバーキーを回し
『ヒメ』 : (会場では試合開始を今か今かと声援が吹き荒れている…!
呪喜 : (スーツケースを開け
呪喜 : (中から…モニターとゲーム機とコントローラーを取り出す
呪喜 : そこで考えたんすけど、俺と格闘ゲームで勝負ーーー
ショータ : え?なんで?
呪喜 : え?好きでしょ?ゲーム?(子供だし
ショータ : え?別に。
ショータ : 運動するほうが好きかな!(明るい笑顔
呪喜 : なん…だと…?!
ショータ : それにーその「いーすぽーつ」的な勝負は他の町でやろーよー!
ショータ : フォーデンの闘技場だもん!ここ!
呪喜 : 先読みで論破されたうえ年下に諭された!?
『ヒメ』 : (歓声の中、あれが武器か!?一体どんな…!?とどよめきが混じる…!
ショータ : ゲームの勝負はお船の中でね!
ショータ : それならいつでも遊んであげるから!
呪喜 : (なんか逆にあやされてる!?)
呪喜 : や、ぇ、でも、
呪喜 : ちょまって、それじゃ結局不死身相手に勝たなきゃなんないじゃないすか!
ショータ : うん。
ショータ : そだよ?
ショータ : だから早くやろーよー!
呪喜 : 抗議!抗議するっす!
呪喜 : せめて一回死んだら終わりにして欲しいっす!
呪喜 : だって人生は!一度きりだもの!(だもの…だもの…だもの…
ショータ : もー!そしたらボクのキュートなチャームポイントが出せないでしょ?
ショータ : ワガママ言わないの!
呪喜 : …ぐ、ぬ。
呪喜 : せ、せめて回数制限を…
ショータ : しょうがないにゃあ
ショータ : じゃあ100回ね!
ショータ : 100回死んだら僕の負けでいいから!
ショータ : だから早くやろ!!
呪喜 : 100!?
ショータ : はい!決定!けってーね!
ショータ : ヒメっち、観客の人!おまたせおまたせー!
ショータ : 今度こそやるからねー!
呪喜 : や、やるしかないのか………
呪喜 : (すごすごとスーツケース
呪喜 : (を片付け
『ヒメ』 : 「ここで”物言い”が通ったー!? 急遽ながら一部ルール変更ーー!」
呪喜 : (右手に持った鉄棒を構える
『ヒメ』 : (大スクリーンにショータ風のアイコンがダラララララララっと並び…その数100!
呪喜 : 仕方ない…仕方ないなぁ…
呪喜 : (カチッ
呪喜 : (起動する。ダブルビームライトセイバー
ショータ : めっちゃやる気ぢゃん!!!(楽しそうに笑って
『ヒメ』 : (一方で呪喜風アイコンが……ペン! ひとつ!
『ヒメ』 : 「ショータ君は例外だけどー! 殺すのは禁止だかンねー!」(リングに向けて
ショータ : にゃはははは!例外でごめんなさーい!
ショータ : そんじゃ、いっくよー!!!
『ヒメ』 : 「さぁーて おっ待ちかっねーー☆」
呪喜 : はぁーーー…
『ヒメ』 : 「試合開始のカウントダウン、でーす!」
『ヒメ』 : 「5!」
『ヒメ』 : 「4!」
『ヒメ』 : 「3!」
『ヒメ』 : 「2!」
『ヒメ』 : 「1!」
『ヒメ』 : 「「 FIGHT!! 」」
呪喜 : おりゃあ!!!(ダブルビームライトセイバーぶん投げる
ショータ : ありゃー!
ショータ : (ぶんぶんぐるぐる飛んできたダブルビームライトセイバーが
ショータ : (ショータの首を吹っ飛ばす
ショータ : (コロコロと転がったショータの首
ショータ : はい。1回目ね?(笑顔で喋る
『ヒメ』 : (悲鳴! いきなりの惨事に悲鳴が上がる!
ショータ : きゃー!楽しい悲鳴!
ショータ : でも安心してみんな!
呪喜 : 安心できるか!?
『ヒメ』 : (そしてピコッと消える1ストック目!
ショータ : 楽しい楽しい無限転生劇場の始まり始まり!
ショータ : ずっと強くてー
『ヒメ』 : (首だけで動くファイターも稀にいる! だがしかしゲキカワショタの首が飛ぶのはショッキングなのだ…!
呪喜 : ーニューゲーム!なんだろ!
ショータ : ニューゲーム♪
『ヒメ』 : 「――いきなりの先制がヒットォー! だがしかしこれはーー!?」
ショータ : 【リンカーネーションBぃ♪】
ショータ : (ショータの体からミミズのような集合体が伸びて首へと繋がる
ショータ : (生命ランクB ミミズ男への転生
呪喜 : ーーー(その様子をじっと見ていた
呪喜 : なんだそりゃ?ミミズ男?もっと強そうなの選べよ!
ショータ : にゃはは。首を拾うのにちょうどよくてねーん♪
『ヒメ』 : 「再ッ生! まるで早回しで見る逆回し! そう!これがショータ選手の能力――!」
ショータ : じゃあご要望に応じて~!
ショータ : (全身の細胞がぐにゃぐにゃと変質する
呪喜 : あぁ、応じてくれよな?
ショータ : (ミミズ男としての細胞が全てを壊死し、硬質の鱗を持つ竜人へ
ショータ : 【リンカーネーションAぇ♪】
ショータ : どらごにゅーとー!!
ショータ : (またたくまに転生する
呪喜 : ずいぶん格好よくなったじゃないか?(前髪を手で押さえながら
呪喜 : でもまだまだだなー?
ショータ : ぇー?そうやって100回やらせる気ぃー?
ショータ : そんな手には乗らないよ!(呪喜へ翼をはためかせ飛んでいく
呪喜 : それは、どうかな?
ショータ : (翼がスライムのように溶けて
ショータ : ぐぺ!(地面に落ちる
ショータ : ぇ?(体がぐねぐねと変質
『ヒメ』 : 「おおっとこれは――ッ!?」(意外な一撃に歓声も湧く!
ショータ : ぇぇー?!??(Cランク スライム に転生していく
呪喜 : これで3回か?(前髪を上げ、地に落ちたスライムを見下し、不敵な笑みを浮かべる男
ショータ : なん、でー!?(言いながらも体は変質していく
ショータ : (【リンカーネーションB】地雷ネズミ
呪喜 : なんで、だろうなぁ?
呪喜 : (髪に隠れていた目が露になる
呪喜 : なんで、だろうなぁ?
呪喜 : (真っ白な義眼のような瞳に写し出されるショータの姿
呪喜 : (回りの地面や風景は写っていない。転生し続けるショータの姿を写す
ショータ : ぇー!!?(コウモリに転生していく
呪喜 : 古代魔器【嫉妬の悪魔の眼球】
ショータ : なにそれー!(悪魔に転生していく
呪喜 : この眼で見たモノに呪いをかける呪眼だよ。
呪喜 : (効力は…呪喜が「嫉妬」する程の能力を、更に高めて暴走させる)
呪喜 : 能力は見た奴を!呪い殺す!!!
ショータ : 強すぎじゃーん!!!(悪魔の体も死んで、サンドワームに転生
呪喜 : ふ。俺が弱いなんて言った覚えは無いぜ…
『ヒメ』 : 「こ、これはー!? ショータ選手完全にパターンにハマってしまったかーー!?」
呪喜 : 100回死んで後悔しなぁ!
ショータ : わーん!!ずるいー!!!
ショータ : (休みなく転生し続け
『ヒメ』 : 「げに恐ろしきは呪喜選手! スーツケースから出したゲームも!最初の物言いも!すべて策略の内だった――!?」
ショータ : (100度目の転生でハムスターに生まれ変わったとき、モニターのショータアイコンも全て砕け散った
呪喜 : しゃあ!勝ち!!!
呪喜 : (子供と審判に泣きついてもぎ取った試合展開に恥じることなく
『ヒメ』 : 「決ッ着ーーー!!」
呪喜 : (とにかく勝ったのは俺だ!と!主張する
呪喜 : (いや、単純に
呪喜 : しゃあ!!!
呪喜 : (喜んでいた
『ヒメ』 : 「勝ったのは橘呪喜選手!!」
『ヒメ』 : 「無限転生を制したッ 真の勇者がここに居たぁ――ッ!!」
呪喜さんが退室しました
ショータさんが退室しました
『ヒメ』 : 「ここでチームDが先制点! 次なる勝負はどーなるか!」
『ヒメ』 : 「続いて、ラウンド、2―――!!」
『ヒメ』さんが退室しました
『ヒメ』さんが入室しました
『ヒメ』 : (照明が騒がしく明点し――東西のゲートからリングに向けて光のロードが描かれる
『ヒメ』 : 「ここで取り返したいはチームC! 大番狂わせを受けて挽回できるか――!?」
『ヒメ』 : 「ゲートより来たるは! 『Vanquish Industries』 CEO!」
『ヒメ』 : 「船旅も社長業も任せろ次代の革命者! 天才は果たして何処まで通用するか――!?」
『ヒメ』 : 「『パイソン・ヴァンキッシュ』だ――!」
パイソンさんが入室しました
パイソン : (爆ぜるような声援と照明の中、ゲートより現れるスーツの男!
パイソン : (二本指で空を切るお決まりのポーズを取った後、スモークを切ってリングへと向かう
『ヒメ』 : 「――続いて対面の門!」
『ヒメ』 : 「ルーキー・オブ・ザ・イアー会得をはじめ、数々の大会で結果を残す堅実で、堅牢なるスーパールーキー!」
『ヒメ』 : 「曰く!感謝の構え! 自らに、相手に、全ての千の巡り合わせに!」
『ヒメ』 : 「今宵も無限の流星が見られるか!? 千手千光<サウザンクロス>―― 『蓮花寺日輪』だ――!」
日輪さんが入室しました
日輪 : (対面のゲートからごく普通に歩いてくる、法衣姿の少年
日輪 : (両手を合わせ、リングに向かってぺこりとお辞儀
『ヒメ』 : (彼の人気は言わずもがな! 礼に合わせて観客の声がリングを震わす!
日輪 : (大観衆の会場の中心に立つには些か質素なその姿も、この挨拶も、フォーデンではすっかり御馴染みのものだ。
日輪 : …(とことことリングに上がる
日輪 : はじめまして。 どうぞ、よろしくお願い致します。(対峙したパイソンに一礼し
『ヒメ』 : (スーツの男に法衣の青年。一見すると異様な光景でもあるが――
パイソン : ――凄い人気だな。(大したもんだ、とネクタイを緩め
『ヒメ』 : 「さぁ! ふたりともー! 準備はよろしーですかー!?」
日輪 : …。(定位置に対峙し
パイソン : いつでも。(対峙し、襟を直す
日輪 : ……社長さま、ですか。そのような方が、闘いもされるとは…(小声で呟く
日輪 : ……いえ、 ままある事ですね。(ふふ、と一人笑んで
日輪 : ええ。こちらも。
パイソン : ……中々どうして美青年だな。 ま、ボクほどじゃないが(軽口挟みつつ
『ヒメ』 : 「それではー カウントでーす!!」
『ヒメ』 : 「5!」
『ヒメ』 : 「4!」
『ヒメ』 : 「3!」
『ヒメ』 : 「2!」
『ヒメ』 : 「1!」
『ヒメ』 : 「「 FIGHT!! 」」
日輪 : ――御身にお力を。(両手合わせて
パイソン : (日輪に向けて歩き始める。
『ヒメ』 : (ここイチバンの歓声が上がる!! 毎試合がそうだが異色異例のカードだ!
日輪 : ―――千寿<サハス>!(日輪の身体が金色に輝きを放つ
パイソン : (一歩目。 小型ドローンが腕に留まり展開――手甲となる。
日輪 : 参ります っ!(悠々と歩くパイソンに向け駆け出す
パイソン : (二歩目。 同じ様にドローンが数機。脚部にも展開される
日輪 : (格闘家の間合い、拳のリーチよりも幾分早く――振り被る!
パイソン : (そんな日輪に向け早足―― 次々とドローンが留まって展開し――
パイソン : (そして走り出し――ブースト跳躍する頃には強化骨格<バスタースーツ>で全身を覆われた男の姿!
日輪 : ――金剛飛礫<アルデバラン>っ!!(振り抜いた片腕から金色のオーラの腕が枝分かれするように―
日輪 : (金色の石礫のように次々とパイソンに襲い来る!
パイソン : (ブースト接近し腕を振り上げていたが――黄金礫に呑まれふっ飛ばされる――!
パイソン :   、  、(ガッ ガイン、と床を跳ねるがブースト反転!
パイソン : (山なりに飛翔しつつ再び日輪へ接近…!
日輪 : っ!(中空を睨み、片手を宙に広げ
パイソン : (出力はふっ飛ばし重視! 掌から光学兵器――バスターキャノンを2連射!
日輪 : 流―― (否!出力重視! もう片方の手もパイソンに向け広げ――握る
日輪 : 双連流星<ウルサ・マヨル>ッ!!(突き出した両拳から、輝く2つの双星のように巨大nオーラの拳が飛んで行く
パイソン : (激突し閃光が迸る――!!
パイソン : ――、(否、これは”激突の閃光”ではなく――
パイソン : (天を衝く双星が、振り落とされる光学エネルギーを弾き突き進む――その余波!!
パイソン : 、!(咄嗟にバックブーストするが掠り、派手に縦回転しながらリング目掛けて吹っ飛ぶ…!
日輪 : 、!(吹っ飛ぶパイソンを睨み、追い走る …油断は、無い!
パイソン : ――、、、(反転し――ズサァァァァッっと片膝付いてブレーキ!
パイソン : (バイザーには計測結果。 今の攻撃<ウルサ・マヨル>は―― こちらの砲撃出力の――想定の300%オーバー!
日輪 : (やはり拳には遥か遠い間合いで――リングの床に掌を叩き付ける!
パイソン : 何だって? ほぉ、(計測結果に驚きつつも立ち上がり
日輪 : 流閃拳<デルフィヌス>っ!!(掌からパイソンの方向に、リングの床が黄金に波立つ!
パイソン : そりゃ凄い(それでも飄々と。 攻撃を感知し思いっきりバックジャンプ!
日輪 : (地を流れるオーラの拳が床上を制圧。バックジャンプにより回避される
パイソン : (肩口からマイクロミサイルの雨の放つ!
日輪 : ―、手数ならば、(上空を見上げ――両指を広げて
日輪 : 此方も、引けを取るつもりは――ありません! 流星群<メテオストリーム>っ!!
日輪 : (両手の指から伸びた黄金の光線が枝分かれし、更に枝分かれし――
日輪 : (流線のような光の瀑布が、次々とマイクロミサイルの雨を迎撃していく!
パイソン : (次々と誘爆し、爆煙を巻き起こす!
『ヒメ』 : (迸る火薬と黄金の爆煙 大歓声が上がる……!!!
日輪 : ――…!(爆炎に片目を瞑り
日輪 : (ミサイルを迎撃しきり――周囲に煙が立ち込める中パイソンの様子を窺う
パイソン : ――参ったな。(徐々に晴れていく煙――の先、中空でホバリングしている
パイソン : 火力と手の数は専売特許だと思ってたんだが。
日輪 : …(追いすぎは禁物だ。リングの端に行き過ぎれば万が一もある。あくまで中心を取ったまま
パイソン : ボクより手が早い男が居たとはね?(肩竦めて
日輪 : …? 手が…(ピュア・ボーズにはジョークがわからぬ
日輪 : …多さには、自信がありますけれど!
パイソン : ふぅむ。 大した自信だな(面制圧では分が悪い―― 戦術プランを変更――
パイソン : 泣かすなよ――!(掌に光学エネルギー収束し――先程と同様に山なりに飛翔!
日輪 : はい。…之にて身をたてていますので。(真面目だ 真面目だけどひどい返しだ
日輪 : ――!(見据え、ぐ、と掌を向けて腕を引き構える
パイソン : (先程同様――バスターキャノンを2連射!
日輪 : ―!(先程打ち負けた武器をもう一度…
日輪 : (様子見にバッと後方に飛び退く パイソンの出方を窺うように
パイソン : 「動作予測」「偏差射撃」――(躱されるが、次弾を立て続けに発射!
パイソン : (日輪の「現在地点への射撃」と「回避方向のいずれか」に向けた制圧射撃だ…!
日輪 : …!(やはり、撃ち方を変えて――!)
日輪 : (現在地点への射撃を横に跳んで避けた所で――次弾が迫る!
日輪 : っ!!!(バッと向き直り、黄金色に輝く掌をキャノンに勝ち合わせる!
パイソン : ようし捕まえた――(足止めを見て、畳み掛けるように3連射
日輪 : っ、成程…!(掌からのオーラで相殺するものの、炸裂する余波に煽られ
パイソン : これなら――(自身はすぐさまバレルロールし、掻い潜り軌道へ潜りつつ降下接近
パイソン : (接近しながらバスター発射――するが狙いは日輪の目下目前の床!
パイソン : (爆煙粉塵が巻き起こり視界を覆う――!
日輪 : ――っ、く!(炸裂する爆炎
日輪 : …、(此方の動きが読まれている。じつに……精密な――!
パイソン : (視界は皆無だが――X線バイザーが噴煙越しに姿を補足!
日輪 : ――っ(ぎゅっと目を瞑り
パイソン : ――どうだ!(加速接近――反転しダブルスタンプキック!!
日輪 : っ、、 ぁ!!(目閉じたままクリーンヒット! 
日輪 : (――するも!
日輪 : (フリーの両腕が、蹴りを放った両足をがっちり掴んでいる!
パイソン : ――、おいおい離せ ボクはそっちの気は無いぞ…!(足裏からジェット噴射!
日輪 : ――御請来なされよ!(目を閉じたまま叫ぶと――バイザーが映すは、日輪の背後に聳え後光
日輪 : ――カネス・ヴィナティキ!(足掴みはジェット噴射で振りほどかれるが―― その辺に足があるって事は!まだその辺に居るって事だ!
パイソン : (鉄をも溶かすジェット噴射が日輪の体に直撃放射されるが――この後光は――??
日輪 : ―――っくぅう……!!!(日輪の背後に顕現したそれは――多腕の像。黄金の阿修羅
日輪 : (ンmはあるソレが、巨大な掌――実体めいた質量のある無数のソレを次々と叩き付ける
パイソン : (一発目ガードし、思い切り仰け反り
パイソン : (二発目直撃し、地面に叩きつけられ!
日輪 : ―――っ、づ、 うぅっ……!(灼かれ―熔貸される痛み―――我慢! 我慢我慢我慢我慢!
パイソン : (バウンドしたところ三発目、六発目――幾百もの巨大な掌が叩きつけられる…!
日輪 : ―――  千<サウッ> ……手<ザン>!
日輪 : 千光<クロス>ゥッッ!!! (それは必殺。 彼の代名詞とも言える大技。
パイソン : リ、、パージ……!!(もみくちゃに錐揉みし視界がめちゃくちゃに揺れる…!
日輪 : (ラッシュを続ける中、更に! 全身のオーラが増幅されぶわりと光を増し――
日輪 : (その多腕を、更に花弁のように広げる千寿<サハス>の―――千の拳による猛攻が始まる!
パイソン : (ドガッ ガシャッ ガタッガタッ
パイソン : (ズサーーーーーーーーーーー    カァン ――っと、リングの外に転がり落ちるのは、拉げたメット部分
日輪 : ―――― ……(やがてラッシュが止み……
パイソン : (千の猛攻の前に原型を留める生物などあろうものか。
パイソン : (ミサイルの直撃にも耐えうる特殊合金など跡形もなく、無限の隕石痕を残す床と、爆ぜた噴煙が辺りを舞う
日輪 : ………(胸部に大火傷 はあ、はあ、と荒い息を吐く
『ヒメ』 : 「け、けっちゃく――!? オオワザ 炸・裂!!」
日輪 : ……(アナウンスが響くも、表情は険しいまま。
日輪 : (『終わった』とは、更々思っていない。そんな顔をしている
『ヒメ』 : 「千寿と呼ばれる菩薩の掌が、千発も叩きつけられた――!!?」
日輪 : (日輪の背後には千寿が可視化している。現在は半顕現状態、といった所。
パイソン : 「驚いたな」(――その直感は正しいと思わせる、声――真横――!?
パイソン : 「そんな顔して、随分と激しい……まぁ、若いもんな」(否、真後ろだ――!?
日輪 : (ただ神経を張り巡らせる。――機械類の精緻な読みなど、彼は持ち合わせぬ故――
パイソン : (日輪の背に掌……素の手がポン、と
パイソン : (咄嗟にアーマーから離脱したのか、音も光りも断絶するような猛攻から、どさくさに逃げていたのか
パイソン : (アーマーは欠片も残っておらず、ただのスーツの壮年が後ろに立っている…!
日輪 : ―! (突き刺すような鋭い意識の針がパイソンを刺す。 ――それは彼の風体からはとても想像が付かない程の。
日輪 : (―― 殺気だ。
日輪 : ッ!(振り向きざまに裏拳を見舞う
パイソン : ――、(ビリ、と
パイソン : 、、!!(咄嗟に庇う……というか背後側へ逃げるようにガード!
パイソン : (ガードの上からサングラスがたたき割れる…!
パイソン : っ、 っ  ハードタッチ過ぎる。 実は激情家だな?(変わらず密着距離で
日輪 : 、(襟首掴んで、
パイソン : 、、!  優しく、触ってやれよ……っ!(捕まれ、向けていた掌の手首――腕時計を逆の手で叩く
日輪 : (引っ張り上げながら拳を見舞う 光のオーラも技名も無い、徒手空拳
パイソン : 「ストームギア・バグラム」 こんな風に 「発動します」 なっ……!
パイソン : (瞬間、嵐玉が此処に誕生する
パイソン : (――周囲の”空気”が超圧縮され――“極一部分”のみコンマゼロで解放!
日輪 : ―――
パイソン : (観測史上クラスの超々吹き飛ばし攻撃を、この至近距離でぶっ放す――!!
日輪 : ――― ―― (瞬間圧縮された超暴風を身に受け――
日輪 : (思いっきり弾かれたように後方上空に体が吹き飛んでいく――――
パイソン : ― ―― ! ――――!(指向性されど反動は相応…! こちらも真反対に吹っ飛ぶ!
日輪 : ―――     (遥か上空で、彼方のリングを俯瞰する――― 
日輪 : (対戦者は遥か吹き飛び、荒れたリング上には何も無い
日輪 : (そう、    何も、無い。
パイソン : (吹っ飛び、途中で床に肩を打ち、派手にバウンドして
日輪 : ―――  努力で!
日輪 : 越えれぬ!
日輪 : 山は無しッ!!
パイソン : (リング端っこまで飛ばされ転がり、頭ひとつだけ外に出て―― 視界のすぐ下はリングアウトの芝生
日輪 : (――日輪の背後にて! 再顕現された千寿<サハス>の質量が
日輪 : (バリアに挟まれるように膨れ上がり――日輪をリング上に上に押し戻す
日輪 : 、(たんっと着地する 
パイソン : ――、、っ、(ゴロン、と何とか仰向けに
日輪 : ――……、(無理な行使に身が軋む 契約下にあるとはいえ、衛霊をそう酷使するもんじゃないのだ。
パイソン : …、…、、…あれ受けて、ほとんど無傷か……ったく、ウチの新製品だぞ……っ(はぁ、とやっとの事で肺に空気入れて
日輪 : ……、効いて、ますよ、、とても……(ぜえ、ぜえ、と
日輪 : 我慢、
日輪 : しているだけです。(指ピストルをパイソンに向けると、背後の千寿の手も一斉にパイソンを指差す
パイソン : っふ、、、そう、我慢……我慢ね……(苦笑いしながら、痛めた腰を抑えつつ、よろよろと何とか立ち上がる
日輪 : 箒<レイ>・
日輪 : 星<ガーン>!!(一斉掃射
パイソン : (それは、生身の人間には あまりある光雨量――
日輪 : ――(一切の容赦も加減もしない。自身の信条もあるが…この一見ふざけた相手は――それだけの人間だ。
パイソン : (リング、アウトエリアさえも穿ち抜き、観客席のバリアを極大光爆が叩き包む……!!
パイソン : (光の雨が、全てを覆い洗い流していく――――
パイソンさんが退室しました
日輪 : ―――…… ――(光の雨が止み――……
『ヒメ』 : (あまりの極光炸裂に悲鳴と騒然――していたが
『ヒメ』 : 「――け、、、」
『ヒメ』 : 「けっちゃーーーく!!!」
日輪 : ――― っっ、、、(背後の後光が収縮し、消え去り――……
『ヒメ』 : 「勝者! 千手千光<サウザンクロス>――蓮花寺日輪!!」
日輪 : っ……!!(ズシャッとリングに膝を付く
『ヒメ』 : 「勝ったのは!! チィィーム――Dィィ――!!!」
『ヒメ』 :  (一瞬の静寂の後
『ヒメ』 :    (叩き割れるような歓声が、会場を劈いた……!!!
日輪 : ……っはあ ………はあっ………(肩で息をし、声援に応える余裕も無い
日輪 : (これは――彼のファイター歴からしても、……稀な事だ。
日輪 : ………、……、(沸き起こる歓声の中、静かに呼吸を整えている
日輪 : ……ありがとう、 ……ございました……
日輪 : (自らを蓮華寺日輪に戻すべく、やっとの声で、そう呟いた
日輪さんが退室しました
『ヒメ』 : 「救護班はパイソン選手を探してくださーーい! 多分あのあたり そう! あそこ!」
『ヒメ』 : 「そこそこ くいをはさんでひだりがわ!」
『ヒメ』 : 「そして――スーパールーキーの異名を今一度知らしめました!」
『ヒメ』 : 「日輪選手に熱い拍手を!! 最後まで戦った両チームに熱い喝采をお願いしまーす!!」
『ヒメ』 : (盛り上がる会場の中――
『ヒメ』 : 「次なる試合は第三試合!! 続報をお待ち下さーい!!」
『ヒメ』さんが退室しました

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最終更新:2020年01月26日 04:31