合同授業:ルーインズ探索 1[ルウィア ミカエル ロル ニカ エレア エミリー イリゼ]

ルウィアさんが入室しました
ルウィア : (9月も末の頃。
ルウィア : (リーズベルト魔術学院は実践的な合同授業が行われる予定となっていた。
ルウィア : (普段は1vs1の決闘であったり、あるいは集団戦の模擬授業を行う少し血の気の多い行事だが、
ルウィア : (今年は新しい試みをするらしい。
ルウィア : (ルーインズ。
ルウィア : (四年前に南大陸由来で発見された新たな魔道具の一種とも言うべきか。
ルウィア : (普段は武器の形をして収納されているダンジョンをモデルに制作した偽ルーインズを、
ルウィア : (ダンジョン探索の訓練として合同授業で用いてはどうかという提案をルウィアが行い、承認されることとなった。
ルウィア : ………
ルウィア : (ーーーーそして、合同授業当日。
ルウィア : (教師および監督役を務めるルウィアの隣には、”女王”となだかいリーズベルトの名物教授の姿も見える。
ルウィア : 『……、心の準備はできているか?』
ルウィア : 『ダンジョンでは本来、一瞬の油断が命取りだ』
ルウィア : 『訓練といっても、そこのところを履き違えてもらっては困る』。
ルウィア : (参加者たちに合同授業恒例のタブレット型の錠剤が配られる。意識が危うくなったときに回復を行う魔具の一種だ。
ルウィア : 『それでは、そこのゲートから前もって決めたグループごとに転移するように。』
ルウィア : (ルウィアがそう言うと、仕掛けられていたゲートが開く。
ルウィア : (行き先はルーインズ!!
ルウィア : (のはずだったが。
ルウィア : (ーー数分後。
ルウィア : 『ちょっと待て。』
ルウィア : 『これは……、どうなっている……?』
ルウィア : (そこには血相を変えるルウィアの姿があった。
ルウィアさんが退室しました
ニカさんが入室しました
イリゼさんが入室しました
ミカエルさんが入室しました
エレアさんが入室しました
ロルさんが入室しました
エミリーさんが入室しました
ニカ : (――――――
ニカ : (探索チームα、全6名の生徒が転移ゲートを抜け、異空世界『ルーインズ』へと定着する。
ニカ : (6名が辿りついた空間は、いかにも、といった洞窟。空は見えず、薄暗く岩肌を魔鉱石が青みがかって照らしている
ニカ : (前にも後ろにも、行き先――道というよりは穴にしか見えないが――が幾つも伸びているようだ。
ミカエル : まぁ。まぁまぁ。
ニカ : ……(辺りを見渡し、とりあえず全員を確認して
ミカエル : (辺りを見渡す大天使の姿
ニカ : …何か、ベタっつーか。いかにもっつーか…
ミカエル : (薄暗い空間でも大天使の周りは少し明るい。天使の輪っかの光輪が輝く
イリゼ : わぁ~。すごいねぇ。(ガーデニンググローブをした両手を胸元で合わせて
ニカ : …ぁれ。でも何かおかしくないです?(ミカエルに
ミカエル : ええ。ええ。
ミカエル : はい。ルウィア准教授が事前に見せてくださった情景とはだいぶ違いますね。
ニカ : …ハイ。事前に投影された映像だと、神殿っつか遺跡っつか、とにかく人造建築物って感じでしたよね。此処とは全く違う。
イリゼ : そうなんだね。困ったな~(こまった顔をしている
ロル : ……ハハ。(何やら一人おっかない顔で笑っている。
ミカエル : ええ。ええ。
ロル : ……あのさ、これ、バグってるのかな?
ミカエル : バグ…不具合ですか…
ロル : (ロルが持っている魔道具が示すダンジョンの危険度メーターが振り切れている。
ニカ : えぇ…(訝し気にそれを見る
ミカエル : まぁ。まぁ。(ひょいっと覗き込み
エミリー : なんそれ。ただの故障じゃない?
エミリー : 六回生とか頭も故障してるようなもんだし。
エミリー : ……ま、でも。
エミリー : なんか面白そうじゃん??(悪い笑みを浮かべている。
エレア : …えっと。事前に予定されていた場所とは別のところに飛ばされたってこと?
ミカエル : あら。故障じゃないと思いますよ。エミリーさん。(振り返り微笑み
エミリー : なんで?
(蠢く足音)さんが入室しました
ニカ : …学園側と通信できません?持たされてましたよね、緊急用に。
ミカエル : 危険度が高そうな気配が…近づいてきてしまっておりますもの。(エミリーに答えて、エミリーの奥を見る
(蠢く足音)さんが退室しました
エミリー : …はぁ?
ゴーレムさんが入室しました
ニカ : 、…ま、それより先に、対処が必要ッスかね…(足音の方をうんざり顔で見遣って
エレア : あれ。ゴーレムだよね。
ゴーレム : (薄暗い奥から現れる人型の石像
エレア : ……結構上級のモンスターじゃなかったっけ。
エレア : (と言いつつ、人形の石像の方に目をやる。
エレア : ロル先輩の魔道具も、バグってるわけじゃないのかも……。
ニカ : …バグってた方が有難かった気はしますけどね。
ゴーレム : (その数は10を超え、隊列を組んで皆の元へ行進を行なっている
イリゼ : そうだねぇ。こまったな~(こまった顔をしている
エレア : …いやいや。数多くない?
ミカエル : ええ。ええ。
ミカエル : 故障ではないみたいですね。(ゴーレムの大群を見てロルに微笑み
エミリー : そういえば、合同授業中の事故ってたまにあるって聞いたよ。(悪い笑みを浮かべている。
ロル : 僕も故障であってほしかったー!!!
エミリー : …最悪、ここで死んじゃうかもね〜。
ロル : いやいやいや、縁起悪いし! まだ死にたくないし!
ゴーレム : ・・・(一定の距離で全てのゴーレムが停止し、
ロル : とりあえず、どうする?!逃げる?!(と言いつつ体はすでに退却ポーズをとっている。
ニカ : ま、動きが遅いのが定番なんでそれもありか…、や、何か様子が(視線はゴーレム見たまま
エレア : ……(目をぱちくり。
ゴーレム : …!(一斉に、岩壁に潜む魔鉱石を抉り出し
ゴーレム : ーー!!!(一行に向かって投擲する
エレア : …!
ロル : うわああ!!!(逃げ出すが…、
ニカ : は、遠距離!?――【昏天黒地】!(発言と同時にポッケから出したスマホを前面に翳し
エミリー : あ、ごめ〜ん♪(ロルの足にエミリーが持っている鞭が絡み付いてロルは転倒した。
ロル : 
ロル : (よろよろと起き上がる。
ニカ : (*(雪の紋章) ―スマホを翳した前面、狭い範囲のみの投魔石を防ぐ結晶シールド
ミカエル : アークエンジェル・リフレクション!(光輝く光輪を回転させて前に翳す防御技
エレア : 顕現しろ、スフィア。(直径80cmほどのほどほどに大きい球体を2個召喚する。
イリゼ : わぁ。(そんな様子を後方で眺めて
ゴーレム : (優秀な魔法学校の生徒達の防御魔法により魔鉱石は防がれ
イリゼ : みんなすごいねぇ。(にこにこ眺めてる
エミリー : …チッ
ゴーレム : ー!!(各々の魔力に反応して、魔鉱石が暴発の爆破!
エミリー : あ、ごめ〜ん手が滑った〜(腹いせにどさくさに紛れてロルに鞭打つ
ロル : うわあっ?!
ゴーレム : (氷が、光が、風が、吹き荒れる!
ニカ : 、 !?(シールドが砕けて後方に吹っ飛ぶ
エレア : 大丈夫っ?!
ミカエル : (後方に吹っ飛ぶニカを空中でキャッチし、後ろに飛翔しながら倒れたロルも回収する
エレア : (……この数は、倒せる…?
ニカ : 成程、魔石か…先に気付きゃ良かった、、 っと(キャッチされて
エミリー : ああ〜もうだめだ〜一貫の終わり〜〜〜おねえちゃ〜んたすけてー(棒
ミカエル : ええ。ええ。やっぱり故障ではないようです。(ゴーレム達を見て
ニカ : …あざます、ミカエル先輩。 いやホント、マジっすね。
ミカエル : 統率の取れた動き…こちらの防御を見越した攻撃手段…ふふ。
エレア : …ミカエル先輩、どうするのっ?!
ミカエル : 明らかに「魔法使いとの戦闘経験のある」ゴーレム部隊ですね。
ロル : うわあ…詰んでる…?
イリゼ : へぇぇ、そうなんだ?(感心して
ミカエル : いえ。いえ。
イリゼ : いっぱい経験のあるゴーレムちゃんなんだね。すごいねぇ。
ミカエル : あちらも10をも超える経験ある部隊ですが…
ミカエル : こちらも優秀な魔法学生が揃っているのですから。負ける通りはありませんよ。(皆に微笑み
ニカ : …ま。何つーか…
ニカ : こんな如何にもダンジョン雑魚みたいなのに負けるの癪ですよね。
エレア : …なるほどね。
ミカエル : ええ。ええ。
ゴーレム : ・・・(学生達へ再び行進を始めるゴーレム部隊
ニカ : (癪っつーか命が掛かってるのだが…コイツはそういう性格!
ロル : いや、こっち来たんだけどうべっ!!(逃げようとしてこける。
ロル : 
エミリー : ごめ〜ん(以下略
エレア : じゃあもう、
エレア : 戦うしかないねっ!
ミカエル : ・・・。
ミカエル : ええ。
ニカ : っスね。
ニカ : (―――魔術学生達の戦いはこれからだ!
エレアさんが退室しました
ニカさんが退室しました
ミカエルさんが退室しました
ロルさんが退室しました
ゴーレムさんが退室しました
エミリーさんが退室しました
イリゼさんが退室しました
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最終更新:2022年02月19日 22:19