ポウフェナ戦線・開幕 [エグゼ ミズナシ 百合恵 トラン ピチカ シーフォ ハノン VIII]

エグゼさんが入室しました
エグゼ->ふっふーん……(ポウフェナ、夜の街。
エグゼ->(派手色髪のモノアイ少年。高級住宅街を見回しながら歩く
エグゼ->緊急警戒指令…なーんて。 嘘みてーだなァ(静かな夜の町並み。
エグゼ->(…それでも、相手がアイツらだってんなら(手にした銃をギュッと握る
ミズナシさんが入室しました
エグゼ->(いつもと違い表情は硬く、サボりたげな空気はない
ミズナシ->(住宅街の屋根の上を跳び回る影
エグゼ->―――ッ(バッとそちらを向く
ミズナシ->(黒コートをはためかせ、エグゼには気づかず
ミズナシ->(時折立ち止まりつつ、何かを探すように跳んで移動している
エグゼ->(一瞬で視認できる。黒コートを身に纏った、黒髪の、目つきの悪い、小柄な女
エグゼ->(、ゴールデンドーン…!? イヤ、データには載ってない、がッ(照合
エグゼ->放っとくワケにはいかねェな……!(ミズナシの跳んでいった方向へ走り出す
ミズナシ->(ミズナシの感知能力は低くはない…が、本人が無警戒
ミズナシ->(屋根の上から、開けた路地に着地する
エグゼ->(着地したミズナシに追い付き、少しずつ歩み寄る
エグゼ->ようっソコのレディ!(にかっと笑顔で
ミズナシ->…んぁ?(振り向いて
ミズナシ->誰だお前。こんなところでナンパか?(いぶかしげに
エグゼ->イヤーこんな夜更けに女のコ一人でさァ。オレ心配になっちゃったんだ
ミズナシ->…(ポウフェナの高級住宅街にいるにしては
エグゼ->最近物騒な噂も多いしなァ(へらへらっと。全然警戒はしてなさそう
ミズナシ->(妙に此処にあわない気配だが…)へぇ、物騒な噂か
ミズナシ->私もその一つになりたいもんだ(取りあえず食うか
エグゼ->ぇ、マジで?(何、やっぱコイツ――
ミズナシ->(垂れ下がった両袖から牙つきの触手をそれぞれ1本ずつ発射
ミズナシ->なーに、急所は外してやる…ッ!
エグゼ->ッぅぉ――(咄嗟に横っ跳び
ミズナシ->(しかしエグゼの居た位置までくると屈折しホーミングする
エグゼ->(何、だ、触手?ドッカで聞いたような――
エグゼ-> ッ (なんとか身を逸らすも、左腕を掠め取られる
ミズナシ->(左腕の掠めた部分が空間を抉られたかのように丸く削られる
ミズナシ->(凶悪無比、必殺という意味ならこれ以上のものはない捕食攻撃
ミズナシ->がんばるねぇ、…だけども(エグゼの背後で外した1本が戻ってくる
エグゼ->――ッぇ、… (削れた部分から、無数の金属質のチューブが見え、血が流れ出す
ミズナシ->(ぱしっと左袖に1本の触手が戻り)わき腹いただき!!
エグゼ->(――ゴールデンドーンの”自称悪魔”! (思い出したも束の間、
エグゼ->(脇腹にクリーンヒット おいしくいただかれる
ミズナシ->(もっさり抉って戻ってくる)…ああ?“金属”だぁ?
ミズナシ->まぁ腹の足しになる部類だ。美味しく頂かせてもらったぜ(ニタリと
エグゼ->――ッ、ちくしょっ!(右腕で何かを投げる
エグゼ->(BOM 煙幕
ミズナシ->、おおっと
エグゼ->(煙が弾けると共に猛ダッシュ 姿が見えなくなる
ミズナシ->この手の煙は厄介なんだよな。触手出してもいつ戻るかわからねぇ
ミズナシ->だが、安い!(バッと触手が8本飛び出て
ミズナシ->(牙全開、口全開 周囲の空気ごと煙幕を吸い込みかき消す
エグゼ->(煙が晴れた先に、エグゼの姿はない
ミズナシ->ち、逃がしたか…っても脇腹にクリーンヒットしたしな
ミズナシ->(なんか機械っぽいし死にゃしないだろ。
エグゼ->(代わりにレーザーが8発。ミズナシの8本の触手に向け飛んでくる
ミズナシ->さーて帰ぶはぁ!?(レーザー攻撃が貫通してミズナシにフルヒット
エグゼ->何、まだ、終わっちゃいねェ……ぜッ(物陰で息を潜める 脇腹から血を流しながら
ミズナシ->んだコラまだやる気か!(焼けた肌を袖がうねって押さえる
エグゼ->やる気ですともッ!(レーザーが雨のようにミズナシに飛んでくる
ミズナシ->ぬぁぁ!?(触手を引っ込め
ミズナシ->、だだてめぇ…殺すつもりはなかったが丸ごと頂いちまっていいわけだな!?
エグゼ->(ナンだ、レーザーは食えねェのか――これなら、…
エグゼ->イヤ、ソレはチョット……
ミズナシ->どうやらこの周囲には対象は一人…(ぐっと屈んで
ミズナシ->いい気になるなよ。そっちの攻撃が貫通するっつーことは
ミズナシ->こっちの攻撃は迎撃できねぇってことだ!!(適当に周囲に8本フルバースト
ミズナシ->(しかしエグゼの方にはさっぱり飛ばない 位置把握していない
ミズナシ->(みょーんと8方向上空に飛んでいく
エグゼ->ッ、成程ねェ…! …ン?
ミズナシ->(適当な距離を跳んだあと、ボトボトと落下
エグゼ->……
ミズナシ->(途中で家屋などに垂れ下がってるものもある
エグゼ->コイツはラッキー…?(とりあえず撃つ
ミズナシ->あちッ!?(ばたばた
ミズナシ->どこにいるかはわからんが、すぐにわかる!(涙目になりながら
ミズナシ->(ギギ…と家屋に垂れ下がった触手が家屋を抉って地面に落ちる
エグゼ->じゃーソレまでに、いくつか質問に応えてもらいますかッ(左手で脇腹押さえて
ミズナシ->応えてやるよ。絡めてからな!
ミズナシ->(触手が震えると、触手の先端、胴体から数多の細かい触手が四方八方に飛び
ミズナシ->“捕縛”!!(周囲50Tdの建造物を片っ端から貫通捕食
エグゼ->エート…、ミズナシちゃん、だっけか、 ってなァ!?
エグゼ->(とりあず超走って逃げる
ミズナシ->(まさしく蜘蛛の巣の結界
ミズナシ->(ぐるりと見回し)見晴らしが良くなったぜ…
ミズナシ->(エグゼを視認し、触手を切り離す)
エグゼ->、…う、うっひゃァ…… (50Td先、 ギリギリ触手を免れた
ミズナシ->しかし美味いな、さすが高級建築。使ってる素材が違うのか(もぐもぐ
ミズナシ->(地面に広がるのは、真っ黒な蜘蛛の巣
ミズナシ->(切り離された触手なので触ると捕食はされないが捕縛される
エグゼ->ッ、…って! ソレは完全に違法な建造物破壊ってヤツだぜ!(ビシッと
ミズナシ->違法上等、こちとら…えーと
エグゼ->ポリスのオレとしては、ますます見過ごすワケにはいかねーなッ(嘘っぽくないが、嘘
ミズナシ->二十二憐星燈の【皇帝】様、ミズナシだ!
エグゼ->ェ。…アンタ自称悪魔じゃなかったっけ
ミズナシ->いや、【皇帝】だぜ。
エグゼ->う、嘘だ!
ミズナシ->それはともかく見えてるので、いただきます(黒コートがミズナシを包んでから上下反転
ミズナシ->(反転した胴体からジャキン、と8本足が伸び、蜘蛛形態
エグゼ->ちょっまっストップ!(レーザー連射
ミズナシ->(ガシャガシャと高速でエグゼに突撃
ミズナシ->っがしかしそんな質量のない豆鉄砲じゃッ!(突撃が止まらない
ミズナシ->私は止めれないッ!(一気に蜘蛛の巣地帯を抜け、エグゼに跳びかかる
エグゼ->ッちょまっ、――くそッ!(銃変形、データ転送、
エグゼ->、――間に、、合えッ(ごく近い距離で、巨大な砲口をミズナシに向ける
ミズナシ->(足を広げ腹を向けて斜めに落下
エグゼ->―――(電子弾転送、
エグゼ->ッだらァっ !!(バズーカ砲、発射
ミズナシ->(バグンッと腹に牙が生えてバズーカ弾を頂き
ミズナシ->(砲身にガシャッと8本足で取り付く
エグゼ->――ッ、、(なッ、……
ミズナシ->なんだ、巨大レーザーでも撃つのかとヒヤヒヤしたぜ(続けて砲身を胴体に取り込み
ミズナシ->(もきゅもきゅ)残念だが実弾攻撃はこの私にゃ通用しないぜ
エグゼ->ッ、ァア、そういう事ね……(銃から手を離し、ミズナシからも離れる
エグゼ->(くっそー……もっと真面目に話聞いとくんだったぜ
ミズナシ->(全て飲み込み、蜘蛛解除)
ミズナシ->(ゆらりと立つ黒コート少女
エグゼ->……フッフーン。 悪いが、銃が無くなった今!
エグゼ->オレは一般人をも凌ぐゲロ弱さだぜ!
ミズナシ->…さっきポリスとか言ってたが、もしやEEか?
エグゼ->ェー…?なんでそーなんの?
ミズナシ->だってこのあたりアルカナが襲撃予告してるだろ?
ミズナシ->そんでポリスなんて働いちゃいないんだから、あと動いてるやつは
ミズナシ->Evだけだろ?
ミズナシ->(自警団があまりに少ない故の簡単な消去法である
エグゼ->ところがぎっちょん! オレは自称ポリスだ!
ミズナシ->なに…!
エグゼ->名前はコノマチマモル。イヤー名前からしてポリス入ってるだろ?
ミズナシ->…あれ、別にちょっと遭遇しただけで別に私
ミズナシ->あんたがEvじゃなくてもあんまり困らないよな…
ミズナシ->(考えて
ミズナシ->じゃマモル。町のために盾になって死んでくれ。
エグゼ->今おとものイヌとサルとカメを探してた所だ……ってなにィ!
ミズナシ->(メキメキッと肩口から存在しない右肩から
ミズナシ->(巨大な砲身が生える
エグゼ->一般人を凌ぐ弱さのこのオレを―――
ミズナシ->さっき食っちまったがこれどんぐらいの威力なんだ?試させてくれ
ミズナシ->(遠慮なくエグゼに装填したバズーカ弾発射
エグゼ->―――(目が、己に迫る巨大な弾頭を確認する
エグゼ->(然し、身体がそれに追い付かない
エグゼ->―――嘘だろ、
ミズナシ->どっかーん、ってな
エグゼ->( 着 弾
エグゼ->(エグゼの居た場所を中心に、爆炎が広がる
ミズナシ->おうっと(後退し
ミズナシ->なかなかの威力。ほんとにポリスかねこいつは(爆炎眺めて
エグゼ->(続いて広がる粉塵 晴れた後には、
エグゼ->(何も残っていない
エグゼさんが退室しました(2009/06/23 02:40)
ミズナシ->っははは、木っ端微塵だぜ(笑って
ミズナシ->Evの一角を落としたとなりゃ、本当にアルカナに入れるかもなこりゃ
ミズナシ->いい手土産だ…まぁ、しかしいまさら入ったところで
ミズナシ->私にゃもう関係ない話か。自由気ままにー食べ歩きの旅ー(蜘蛛の巣回収し
ミズナシ->(ポウフェナの街を再び跳び回り始める──
ミズナシさんが退室しました(2009/06/23 02:40)



トランさんが入室しました
ピチカさんが入室しました
シーフォさんが入室しました
トラン->(同時刻。EE本部――
トラン->…ポウフェナ?
ピチカ->そ。……多分だけどね。エグゼ君達、あそこにいると思うわ
シーフォ->街の入口で擦れ違うとは思わなかったよね(緊張感無く
ピチカ->巡回引き継ぎは別の隊員だったし変だなーとは思ったのよね。ルート変更なんて情報、ナビには入ってなかったし
ピチカ->まさか命令無視って単独行動なんて。あの時ゲロらせとけば良かったのかしら…
トラン->…EE=VIII=Lentoも同都市に居る可能性が高いな。この状況だと。
ピチカ->2人して行方が解らないとなるとね… まったくあの子達ったら!(腰に手当てて
シーフォ->でも、なんでポウフェナなんだろうね。用事とか? …ったた(頭押さえて
トラン->それなりの理由はあるんだろうさ。 …あれは情報収集能力に長けている、
トラン->アイツが命令を無視してまで出撃するほど、執着する可能性のある事項。
トラン->そういう情報の一端を手に入れたとしたら…
ピチカ->ぇ、まさか。【二十二憐星燈】……?
シーフォ->んー、と、…さややちゃんの敵打ちってこと?
トラン->そんな所じゃないか。(随分気に病んでた様だったからな……何があったかは知らないが
ピチカ->そりゃ穏やかじゃないわねー… あたし達完全に入れ違いよ。
トラン->2人はそれを伝えに此処へ?
ピチカ->んーん。伝えるだけならイクスねーさんに伝えるもの。
ピチカ->本部に帰還ついでに、こいつをメディカルルームに突っ込みに来たの!(シーフォの背中どんっと
シーフォ->、、っわっと!(ぐらつく
シーフォ->ぇえっ…、おれは平気だってば! …っ(口元押さえる
トラン->…確かに調子悪そうだな
ピチカ->こないだシドリーで戦闘あったでしょ? あれからずっとこんな感じなの
シーフォ->だから、大したこと無いって言ってるじゃないか……
トラン->…あの戦闘での怪我は完治できている筈だが(立ち上がり、怪訝な顔でシーフォに近付く
シーフォ->ぅ、うん、だからトランくんの所為とかじゃなくって、……(ぐらっ
シーフォ->治療の後にちょっと改造されたのがちょっと合わなかっただけだよ、それだけ、(両手を前に
ピチカ->、何それ。 あんたそんな事ひとことも言ってなかったじゃない
シーフォ->だってちょっとだけだったし…
シーフォ->ピチカが心配するような事じゃないよ。いつもの事じゃない(笑顔で
ピチカ->シーちゃん、あんたねぇ!
トラン->……。(ふぅ、と吐息
トラン->…その件は永久装備研究開発チームに回すのが適任だな(建物内の通信システムのスイッチを入れ
シーフォ->―ぁ、
トラン->――私だ。 EE=XII=F.O.のそちらへの移送を要請する。不具合が出ているそうだ
トラン->――(ピ、
シーフォ->……、いいって言ったのに。
ピチカ->もー、まだ言ってるの?いつだって万全にしとくのが先決でしょ?
シーフォ->…だってピチカ、これからポウフェナに戻るんだろ?こんな時に休んでなんか…
ピチカ->今のあんたを戦闘に出す方が心配よ!
トラン->――… どいつも、こいつも、(机に広げてあったスーツケースをパタン、と閉じ
トラン->無茶が美徳だと思ってやがる。
シーフォ->、…
ピチカ->ぁーらら……
ピチカ->ま、トランくんもこう仰せだし、大人しく休んどきなさい?
ピチカ->っていうかスタッフ来るわよ!はいっ出た出た!(シーフォの背中ぱんっと押して入口の方へ
シーフォ->、…ぅ、解ったよ、仕方ないなっ(押されるままに外へ
ピチカ->(去り際、トランの背中を一瞥
ピチカ->(……相当人の事言えないわよ、あんたも。
シーフォさんが退室しました(2009/06/23 05:12)
ピチカさんが退室しました(2009/06/23 05:12)
トラン->……
トラン->(机のスーツケースを手に持ち、別の入り口から外へ
トラン->……ポウフェナ、か…。
トランさんが退室しました(2009/06/23 05:13)



天国さんが入室しました
エグゼさんが入室しました
エグゼ->……、ン、……
天国->(唯真っ白い。 それだけの空間
エグゼ->(な、ナンだ、此処は………
エグゼ->―――(思い出し
エグゼ->……ァア、なんだ、
エグゼ->ついにオレ、死んじまったんだな………
天国->(光に満ちた真っ白い空間が
天国->(世界の端から消えていくように、漆黒の闇に塗りつぶされていく
エグゼ->―――ッ、 な、?
エグゼ->な、ナンだよこれ、バチ当たりは地獄行けって事かよ? ちょ、待っ、なんで、、……
エグゼ->――ッ、嫌だ、、(闇から逃れようと、走る
天国->(走る先も既に黒く
天国->(その色は一瞬で世界を染め上げた
天国さんが退室しました(2009/06/23 06:34)
エグゼ->―――――
天国さんが入室しました
エグゼ->(ヒトを殺したから? 生体兵器だから? テキトーでやけっぱちだったから?
エグゼ->(―――嘘ばっか吐いてたから……?
天国->(自問する彼に返答はなく
エグゼ->…………
エグゼ->何とか、言ってくれよ………(頭抱えて項垂れる
天国->『否! 地獄はここに在らず!』 (闇から響く誰かの声
天国->『否! 天国へ向かうにもまだ早い!』
天国さんが退室しました(2009/06/23 06:48)
エグゼ->ッ!?
天国さんが入室しました
エグゼ->―――な、な、ナンなんだ一体!? 閻魔様かッ!?
天国->『否! 白薔薇財閥現当主にして九千の脳を持つ天才少女―』
天国さんが退室しました(2009/06/23 06:53)
百合恵さんが入室しました
エグゼ->…アンタは……
百合恵->白薔薇百合恵ですわっ! (光に照らされ現れる黄色ドレスのお嬢様
エグゼ->――……(記憶が蘇る。頭の奥から、鮮やかに
エグゼ->ゆりえ、ちゃんっ だ!
百合恵->まぁ♪(両手を組んで笑顔を見せる
百合恵->よくぞその名を呼んでくれましたわ!(くるりと一回転
エグゼ->イヤー、そう呼べって言ってたからさァ
百合恵->お久しぶりですわ、(スカートの端を持って一礼
エグゼ->おーぅ。久しぶりだぜゆりえ、ちゃんっ(やっと、笑う
エグゼ->ェ、でも…どーゆーコトなんだ一体? オレ、生きてンの…?
百合恵->えぇ、生きてますわ。(笑顔で返す
百合恵->イービー様。(部屋に光が満ちる
エグゼ->――……そっ、かァ(光を浴び、やっと実感する
百合恵->(高級シャンデリアに照らされたダンスホール
百合恵->(真っ白なテーブルクロスの上に並べられた高級ワインの数々
百合恵->(部屋の両端にて礼の姿勢を崩さない執事十数名
エグゼ->……エ、ちょ、いきなりこの展開はナニよ??(辺り見回す 見たこともないものの数々
百合恵->ココは『アンダーグラウンド・サーチライト』内部…
百合恵->以前私たちがマジカル美殺りんの追撃を免れるために退避した秘密地下シェルター…
百合恵->間違いなく、生きてますわ。(レッドカーペットの上、エグゼに笑いかける
エグゼ->――ぇ、ァア、マジで……(勿論その事は覚えてる
エグゼ->でも、なんでアンタがあの場所に……?
百合恵->否! このポウフェナ別荘地!(天井のシャンデリアを指差し
百合恵->私白薔薇百合恵率いる白薔薇財閥に把握できない場所などありませんわ!
エグゼ->マジで?ァーそっか、高級住宅街だったもんなァ…
百合恵->そう! 高級住宅街!(天に上げた指を下ろしエグゼを指差す
百合恵->(エグゼの前後に現れる椅子とテーブル。
エグゼ->ッな!?
百合恵->(両端にナプキンやナイフフォークを持ったメイドが現れる
エグゼ->……ぇ、な、ン? 注文の多い料理店? オレを食べちゃう気??
百合恵->否! その逆だと!(エグゼの向かいにも椅子と執事が現れる
エグゼ->ぬぉッ!
百合恵->どうぞ、おかけになってくださって。(執事の引いた椅子へ座る
エグゼ->……、ァ、イヤ…(躊躇う様子
百合恵->(エグゼの隣でメイドが椅子を引く
エグゼ->……や、ゴメン。
エグゼ->…ちょっとオレ、そーゆーコトしてらんない、かも
百合恵->なんとっ!(椅子から飛び上がる
エグゼ->ゆりえ、ちゃんが、ドコまで見てて、何処まで知ってるのか解ンねェんだけど
エグゼ->オレ、今仕事の途中で。…ちょっと、待たせてンだ。人を。
エグゼ->今から戻って、そいつの加勢してやんないと…(腕と脇腹を抉られ、既にボロボロだが
百合恵->否! 仕事の途中であると!(くるりと回って着地
百合恵->・・・っは!(何かに気づいたかのように飛び退き
百合恵->嗚呼やってしまったのだわ白薔薇百合恵…(壁にしがみつく
エグゼ->…ォ。ぉーい? ゆりえ、ちゃんっ……!?
百合恵->(同時にバタバタと倒れていく執事とメイド
エグゼ->なァにぃ!?
百合恵->イービー様の無事と再会を祝う食事会よりもまず先に…
百合恵->エグゼ様には今! やらねばなぬ事がある!
エグゼ->(そっか、イービーだっけか…
百合恵->この九千の脳を持つ…天才少女白薔薇百合恵…この程度の事に気づけぬとは…(壁にしがみついて涙声
エグゼ->ちょ、そ、そんな落ち込むなってー…
百合恵->キーケ様には…否シグマ様…否! エグゼ様には帰りを待つ人がいる!(立ち上がってぐっと拳を握る
エグゼ->…アレ、シグマって名乗ったっけ?
百合恵->否! 名乗られてないのですわ!(ビシィと指差し
エグゼ->うぉ!
百合恵->名乗られていないということはつまり!
百合恵->この白薔薇百合恵にはシグマ様の名を呼ぶ資格など無いと!
百合恵->否! エグゼ様も同様!
エグゼ->そ、そんな事言ってナイって…!!(あわあわ
エグゼ->…誰にも名乗ってないんだよ、そっちの名前。そりゃァ組織の研究員とかは知ってるけどさ…
エグゼ->…だから知られててチョット驚いた。
百合恵->まぁ♪(両手を握って
百合恵->なんという失態! 白薔薇財閥当主失格ですわぁ!(くるっと背を向け走っていく
エグゼ->ま、、っなァー!?(オーバーリアクションに驚くばかり
百合恵->(バァァァンと扉を開け走り去っていく
エグゼ->ちょい待ちーッ?!(咄嗟に追い掛ける
百合恵->(一歩踏み出すとダンスホールは消え、唯の白い空間へと戻る
エグゼ->、――
百合恵->『世界の背景たるこの私が…無為にイービー様の計画を狂わせ、』
百合恵->『再会と生還を祝ってお食事に巻き込んでしまうなど…』
百合恵->『否! あってはならぬことでしたわ!』 (聞こえてくる彼女の声だけ
エグゼ->気にすンなッて! 気持ちはすげー嬉しかったし! (声しか聞こえないので、大声で叫ぶ
エグゼ->アンタが助けてくれなきゃオレ、今頃本当に天国行ってたんだぜ!?
百合恵->『嗚呼っなんてお優しいお言葉!』
エグゼ->ッつーか、言い損ねてたけどッ
エグゼ->助けてくれてありがとう!!
百合恵->『否! 礼には及びませんわ!』
百合恵->『白薔薇財閥当主として別荘地での殺生は防止すべきが当主の務め…』
百合恵->『否! それだけの事………・・・・・・・・・ですわ!』
エグゼ->……?(ナンだ今の間……?
エグゼ->ンまァ、ゆりえちゃんが別荘地での殺傷を防止したように、
エグゼ->オレはポウフェナでの殺傷を防止しに行きたいんだ。
百合恵->『そう! それでこそ私の王子様であると!』
エグゼ->―――っへ?(素っ頓狂
百合恵->『我が白薔薇財閥本家を有するポウフェナを悪の手から守るため…』
百合恵->『正義として立ち向かう騎士たちの活躍を…』
百合恵->『私は大いに応援するのですわ!』
エグゼ->……
エグゼ->――よっしゃ!嬉しいぜゆりえちゃん!(とりあえずノる事にした
百合恵->『また会いましょう―御機嫌よう、イービー様。』
エグゼ->――…シグマだよ。
エグゼ->オレの本当の名前っていうと、やっぱコレかなァって。
百合恵->『否! 世界の背景たる私に名乗る必要などないと!』
エグゼ->……、ぇーと…イヤ、なんかこう、
エグゼ->アンタにはそう呼んで欲しかったんだけど……
百合恵->『…シグマ様っ!』
エグゼ->…、おう!
百合恵->(急に。シグマの前に現れる黄色ドレス
エグゼ->って!?
百合恵->御機嫌よう、シグマ様。(スカートを持って別れの挨拶
エグゼ->……ァア。
エグゼ->じゃーな、百合恵ちゃん(にかっと
百合恵->(強い光が放たれ視界が封じられる
エグゼ->―――ッ(視界が失せると弱い
百合恵->(一瞬後、戦闘後の爆心地に現れる
エグゼ->、 ……………
百合恵->(対戦相手の姿はもう既に無く、体に受けた損傷は不思議と直っているかのよう
エグゼ->………(先程の光景が、生きているという事が、黄色い少女が、全て夢だったような心地
百合恵->(破壊されたはずの別荘は全て元通りに修復され
百合恵->(足元の爆破跡だけがその場を記憶している
エグゼ->―――……
エグゼ->……行くか。(とん、と地を踏み、歩き出す
エグゼ->(そして、今更のように気付いた
エグゼ->(あの煌びやかな空間の中で、ただの一回も嘘を吐かなかったことに
エグゼさんが退室しました



ハノンさんが入室しました
ハノン->(ポウフェナ、夜の街 時刻は先程の戦闘と同じ頃
ハノン->(夜の闇に良く映える紅い瞳、白スーツ。
ハノン->……ああ、解っているさ。それがアナタへの最上のプレゼントになる(耳元に手を当て
ハノン->……愛しているよ。ハイネ姉さん。
ハノン->……(Pi
ハノン->(夜の闇に溶ける、愛の言葉。 小さな電子音。 そして、溜息。
ハノン->(高級住宅街と低地住宅街を繋ぐビル街。魔天楼の立ち並ぶその場所に、彼は居る
ハノン->……(深夜。人通りは殆ど無いが、その分ターゲットは見つけ易い
ハノン->(大規模な建造物破壊で誘き寄せるという手もあるが、彼の本分はそこにはない
ハノン->(……まぁ、大人しく探すしかない訳だね。
ハノン->(ポウフェナ地方を中心に、日々パトロールを行っているというEvのメンバー
VIIIさんが入室しました
VIII->(ハノンの前方
ハノン->――…、
VIII->(少女がこちらに歩いてくる
VIII->(ポウフェナでは珍しいサイバーチックなプラグスーツ
ハノン->(視覚より先に、匂いで解った。 殆ど無に近いが、逆に印象に残るそれ
ハノン->……、(どうやらボクは、
ハノン->(一番引きたくないカードを当ててしまったらしい……
ハノン->――、
ハノン->SA8883。(遠巻きから、その名を呼ぶ声がする
VIII->・・・。(その足が止まる
VIII->私はいーいーヴぁいしゅれんと、です。(声に向かって答える
ハノン->(青紫の髪に白スーツの、無駄にキラキラした人物がVIIIに向け歩いてくる
ハノン->(コードネーム、か…
ハノン->(そして、EE、……嫌な予感は当たるものだね(小さく吐息し
VIII->懐かしい名前、です。(向かい来る相手を見る
ハノン->ふふ、久しぶりだね。(笑うと更にキラキラする
VIII->・・・。
VIII->ハノンさん、です。
ハノン->ああ、ハノンだよ。覚えていてくれて嬉しいな
VIII->当然です。
VIII->私は忘れない、です。
ハノン->ふふ、…キミは変わっていないね。 相変わらず美しい。
ハノン->名前は変わったみたいだけれど…?(素知らぬ風に
VIII->いーいーヴぁいしゅれんと、です。
VIII->美しい、ですか?
ハノン->綺麗で麗しいという意味だよ。好ましく、理想的である様さ。
VIII->私が、ですか?
ハノン->そうだよ。美しいヴァイシュレント。
VIII->美しい、です。
VIII->・・・。
VIII->私は負けません。
ハノン->…… え、?(予想外の返答に
VIII->・・・。
ハノン->……(首傾げる
ハノン->(こういう所も変わっていないなぁ…(ふっと微笑ましくなるも束の間
ハノン->――(本来の目的に頭を移す
VIII->ポウフェナに住んでる、ですか?
ハノン->ううん。…野暮用、かな(笑って
VIII->お散歩、です。
ハノン->キミの方こそ驚いたよ。…イルカオルカにいるものだと思っていたから
VIII->結構前に飛ばされてきたです。
ハノン->飛ばされて…
VIII->今はシドリーにいるです。
VIII->今日はパトロールで来たです。
ハノン->(シドリー、パトロール……(次々に符合するキーワード
ハノン->キミの所属はEv、…で間違いないね。
VIII->えでゅけーてっどえねみーえりみねいたーえれくとりかるえくいっぱー、です。
ハノン->……そうか(俯き、長い前髪に隠れて表情が見えなくなる
ハノン->…如何してEvに? あの頃のキミは、平和や正義とやらを望んでいるようには、見えなかったけれど
VIII->・・・。
VIII->どうして、ですか?
ハノン->……聞いてはいけない?
VIII->・・・。
VIII->わからないです。
ハノン->
ハノン->なら、辞めないか
VIII->なにを、ですか?
ハノン->Evという組織に所属する事を、だよ。
VIII->辞めないです。
ハノン->…如何してそこに居るかも解らないのに?
VIII->なぜ来たかは、わからないです。
VIII->・・・。
ハノン->……だけど、抜ける気はない、という事かな。
VIII->はい。
VIII->私はいーいーヴぁいしゅれんと、です。
ハノン->……そう、か。
VIII->はい。
ハノン->……どうあっても避けられないのかな(ふぅ、と吐息し
VIII->何を、ですか?
ハノン->…キミと、 ッ(ピシィッと頭痛が奔る
VIII->私と、ですか?
ハノン->(『――相変わらず甘ちゃんなのね』
ハノン->……、、(片手で顔を押さえ
ハノン->(『まだお姉ちゃんが守ってあげないと何もできないの?』(頭の奥で響く、思念が
ハノン->……(VIIIを見上げる。
VIII->・・・。
ハノン->(『解ってるわよね。あんたは私に償わなきゃいけないの。それがあんたの――』
ハノン->…… 解っているさ。(呟くと、意識の繋がりをシャットアウト
VIII->・・・。
ハノン->……(ふらりと、VIIIに倒れ込む
VIII->・・・。(両腕で抱きとめる
ハノン->(香水の甘ったるい香りが鼻腔を占領する
VIII->どうしたですか?(動揺の色も警戒の色もない。ただ単純に質問をする純粋な目
ハノン->、……ゴメンね、少し調子が悪いみたい、だ(VIIIの肩を支えに、体勢を立て直し、顔を上げ
ハノン->(唇を奪う
VIII->ん・・・。
ハノン->―――(―――ドレイン。 言い様の無い感覚と共に、VIIIの全身から力が抜け落ちる
ハノン->(淫魔の能力を最も発揮できる部位――ハイネが「瞳」であるなら、
VIII->・・・。(ふらりと、ハノンに倒れ込む
ハノン->(弟のハノンは「口」。VIIIの力を根こそぎ奪い摂る
ハノン->(VIIIの身体を冷たく突き放す
VIII->(人形のように無造作に、地面に落ちる
ハノン->……(見下ろし
ハノン->(人形で言うなら電池切れの状態。機能を止めるにはトドメを刺すしかない
VIII->―――――(微動だにせず地面に落ちている
ハノン->(…… かつん、一歩踏み出す
ハノン->(手にはナイフ。こんな得物でも、息の根を止めることはできる、だろうか
ハノン->……
VIII->――
ハノン->ゴメン、ね。
ハノン->(手を、伸ばす
エグゼさんが入室しました
エグゼ->――(その刹那、レーザーが鼻先を霞める
ハノン->、―――(咄嗟にかわす
ハノン->……何だい。キミは。(前髪の一部がはらりと焼け落ちる
エグゼ->へっへーん…ヒーローは遅れて参上するモンだぜッ
ハノン->……ふぅん?(エグゼの方を向く。明らかにトーンを落とした声で
エグゼ->(コイツ、ゴールデンドーンのメンバーか…? データには載ってねェみてーだけど…
ハノン->キミがヒーロー、ねぇ(辟易した、というような心底冷たい眼差し。初対面なのに
エグゼ->おうよッ、超ヒーロー組織Evのエグゼ様だッ!
ハノン->……(ハノンの傍らに倒れる少女。見覚えのあるプラグスーツ
ハノン->…もう少し早く来てくれればね、(呆れた溜息と共に
エグゼ->ンな、さやや……!?(まさか、間に合わなかった……?
ハノン->その呼び方。 …全く、彼女は軽薄な男にばかり引っ掛かるね…
ハノン->まだ生きているよ。 体力は尽きた状態だけれど。 救えるかどうかはキミ次第と言った所かな
エグゼ->…どーゆーコトだ、オマエ、いったい!
ハノン->(その頬をナイフがかすめる
ハノン->このボクが男の相手をしてあげるんだ。……感謝して貰わないとね(袖から繰り出すナイフ エグゼを睨み
エグゼ->ッ―――……
エグゼ->望むトコだッ!(レーザー銃を突き付け
エグゼ->(――TO BE CONTINUE――
エグゼさんが退室しました(2009/06/23 09:07)
ハノンさんが退室しました(2009/06/23 09:07)

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最終更新:2009年06月24日 10:56