２人分 [スコット デキムス シェイド] - BCまとめ

スコットさんが入室しました
スコット->（セントラル公園
スコット->（昼
スコット->（公園を歩く橙色髪の髭面男
スコット->あぁ、今日も良い天気だ。（空を見上げ
スコット->どうだい？　雲一つ無い快晴って奴だな。
スコット->（両手広げてベンチに座ってサンドイッチ袋を隣に置く
スコット->さあ、今日はみんなにとびっきりのアイテムを紹介しよう。（誰も居ない公園で独り喋り始める
スコット->（がさごそと紙袋からサンドイッチを取り出し
スコット->今日紹介するのはこの何の変哲もないパンさ！
スコット->う～ん。ほんと。なんの変わりもないパンねぇ。（左側に少し顔をずらし声色で
スコット->おいおいスーザン。　退屈そうにするのはまだ早いぜ。（右側に行き自分でレスポンス
スコット->なんとこのパン！　2枚重ねなんだ！
スコット->えー！　ほんとにー！（左側で声色使い
スコット->あぁ、そうさ！（ぱっとサンドイッチを開ける
スコット->中にサラダが入ってる！　レタスにチーズ、それにトマトもスライスさ！
スコット->おぉ、スティーブ！　すごいわぁ！（左側で声色使い
スコット->おいおいスーザン。　驚くのはまだ早いって言っただろ？
スコット->（がざごそと紙袋から小瓶を取り出し
スコット->マジックスパイス。退屈な昼食に花をもたらす魔法の白い粉さ！（塩小瓶持ち
スコット->えぇ！？　スティーブ、それをどうするのぉ？（左側で声色使い
スコット->ふふ。　見てな…
スコット->（小瓶を振って塩を振りかける
スコット->あぁ！　どんどん白くなってゆくわぁ！（左側で声色使い
スコット->そうさスーザン。これがマジックスパイスの効果なんだ！
スコット->どんな頑固な汚れもこれ一本ですっきり真っ白！
スコット->携帯に欠かせない代物だね！
スコット->（言いながらトマトやチーズが真っ白になるまで塩を振りかける
スコット->ほら、これで出来上がりさ！
スコット->（誰も居ない公園に自慢の塩だらけサンドを見せ付ける
スコット->おいおい寂しいギャラリーだなあ。　ここは拍手で迎えてもいいんだぜ？（公園からセントラルの町並みを見渡し
デキムスさんが入室しました
デキムス->（街から公園の方に走ってくる　白い服を着た少年の姿
スコット->おっと、あれは？
スコット->（塩まみれのサンドイッチを閉じながら白い服の少年を見る
デキムス->うおおぉぉっ！
デキムス->シンボクだぜー！（公園を走ってスコットの方に近付いてくる
スコット->あぁ、親睦かい？ボーイ。（両手を開いて迎え入れる
スコット->君もこの公園にランチを食べに来たのかな？（サンドイッチ片手に
デキムス->ランチ、つまり―チューショクの事だなっ！（スコットの前で立ち止まって見上げて
スコット->エグザクトリー。　その通りさ！
スコット->これは僕のサンドイッチだけど、良かったら食べるかい？（片手に持ったサンドイッチを差し出し
デキムス->デキムス―もとい！野茨十啝の肉体は、現在ヒジョーな飢餓ジョータイにあるっ！（喫茶指差し
デキムス->だから！ショクリョーを摂取しなければとシアンしていた所だったっ！
スコット->ハハア！（指はじき喫茶指差し
スコット->それは良いアイディアだね。あそこの喫茶で豪華な昼食と行こうか！
デキムス->んん？？（スコット見て
デキムス->だがしかしっ！
デキムス->野茨十啝の肉体は―喫茶以上のシキンキョリに食料の匂いをサッチしてる…
スコット->おぉっとぉ？
スコット->もしかしてこの、サンドウィッチに目をつけたかなぁ？
デキムス->サンドウィッチがあるのかっ！？（目輝かせ
スコット->へいへーい。　ココだぜー？（右手に乗せたサンドイッチデキムスに見せつけ
デキムス->うおぉぉっ！！（目輝かせ涎だらーん
デキムス->あ、抗いがたいショードーに駆られている…っ！　ヤハリ食欲はセーメーのコンポンだぜ…っ！
スコット->へいっ！（デキムスの口に目掛けてサンドイッチをトス
デキムス->ほうっ！（ばくっと口キャッチ
デキムス->む゛、、、、、
デキムス->っぐふぉっ！！（吹き出す
スコット->（噴き出された具を右手で受け止め
スコット->おいおいおいおいボーイ。　オレは男の投げキッスを受け止めてやる趣味はないぜー？
デキムス->せ、、セーメーの危機を感じたんだぜっ！？！？
デキムス->ふ、、フンスイの水をセッシュしたいショードーに駆られて、、、いるんだぜっ！！？
スコット->噴水はオススメしないぜボーイ？（立ち上がり
スコット->せっかくだ。あそこの喫茶で水を貰おうじゃあないか。
デキムス->ぐっ・・・！サンセー、、だぜっ、、、（喉押さえて舌だして
スコット->（喫茶の扉を叩き開け
スコット->（一足飛びでベンチから喫茶へと入る
デキムス->ぬゎにぃ！（それ見て
デキムス->すっげーウンドーノーリョクだぜっ！（言いながらスコットが叩き明けた扉の中に走る
スコット->ヘイフレンズ！　オレのツレにありったけの水を用意してやってくれよ！（喫茶内に叫ぶ
シェイドさんが入室しました
シェイド->え？　えぇ？？（窓際の席に座っていたフルフェイスヘルメット女子
シェイド->えっと、水ですか？？？（シェイドの机にはストローの刺さった飲みかけのミネラルウォーターグラス
デキムス->み、水だーっ！　水をくでーーー、、、！
シェイド->あ、デキムスさんも！？
スコット->おっとコレは幸運！
スコット->（ひょいっとシェイドのグラスをかっさらうとデキムスへ差し出す
スコット->準備万端だったみたいだぜ？
デキムス->おぉーっ！　天の恵みだぜっ！（がしっとグラスを受け取り
デキムス->（ストロー使わずにぐぐぐぐぃーーっと喉に流し込む
デキムス->―――
デキムス->っぷっはー！（口元拭って
デキムス->ぃんやー！　生き返ったぜーーっ！
デキムス->タイナイのエキタイミツドが急にサラリとした気分だ！
シェイド->え・・・私の水・・・（デキムスとスコット眺めて呆然と
デキムス->んんっ？（やっとシェイドに気付き
デキムス->シェイドじゃないかっ！　ゴーコンぶりだなっ！（能天気に笑顔でシェイドに挨拶」
シェイド->あ、はい。
シェイド->お久しぶり―ってほどでもないかな？
シェイド->こんにちわ、デキムスさん。
デキムス->おうっ！こんにちはだぜっ！
スコット->なんだって・・・
スコット->合コン！？（シェイドを見て
スコット->おいおい聞いてないぜベイベー
スコット->いつのまにコッチでそんなイベントに参加してたんだい？
デキムス->んんっ？（スコットを見て
デキムス->ぉおっ？（シェイドに視線を戻す
シェイド->あーーーえーー（デキムス見ながら
シェイド->えーっと、こちらオルカイルカの貴族。
スコット->―スコット＝Ｓ＝スミスさ。　よろしくボーイ。（シェイドを遮りデキムスに挨拶
デキムス->へぇっ！　そうだったのかっ！！（スコット見て笑って
デキムス->デキムスはデキムス＝もとい！野茨十啝だっ！　セントラルの貴族家の一員だぜっ！（自分も自己紹介
スコット->あぁ！　君が野茨君だったのか！
デキムス->んんっ？？　デキムスをハアクしてるのかっ？
スコット->正式な挨拶に行けなくてすまなかったね。　何分オレはついこの間当主になったばかりだからね。
スコット->ここで会ったのも何かの縁だ。
スコット->よろしく。十啝君。（握手を求める
デキムス->んんっ、（スコットの手を見て少し動きを止める
スコット->握手だよ。親睦の証さ。（歯を見せてニカっと笑い
デキムス->（じっと手を見て
デキムス->むんっ！
デキムス->リョーカイだぜっ！（同じくにかっと笑ってスコットの手を握る
シェイド->、、、（二人の様子を見ている
スコット->あぁ、それで。
スコット->シェイドちゃんは十啝君達と貴族合コンをしてたって事かな？
デキムス->おうっ！　そうだぜっ！（全肯定
スコット->そうかそうか。そいつは良かったよ！
スコット->最近オルカイルカの方に帰ってないみたいだったからね、何をやってるのか心配だったんだが、（シェイドの方を見て
スコット->元気そうで良かったじゃないか！（シェイドにニカっと笑い
シェイド->あ、あ…、どうも。
デキムス->シンボクを深めていたんだぜっ！
スコット->グレイト！　素晴らしい！
スコット->合コンっていうのが良いね。　シェイドちゃんもシェイドちゃんも昔から美人だったが、てんで彼氏は出来なかったからね。　おっと、余計なお世話だったかな？
スコット->そうだね今はそのおしゃれなヘルメットも被ってるけど昔は―
デキムス->んん？？
シェイド->―スコットさん、仕事の途中なんじゃないですか？　たぶん依頼人の方、待ってますよ。
シェイド->（割り込むように、静かに告げる
スコット->Oh,ゴッシュ！　なんてこったその通りだったぜ！
スコット->急いで行かないとオレのケツの穴に自慢の銃弾をぶちこまれちまう！
スコット->十啝君、シェイドちゃん、またな！　合コンの成果、楽しみにしてるぜ！（ぴっと指を額に挨拶し
スコット->（足早に喫茶を出て行く
スコットさんが退室しました
デキムス->行っちまったぜ！（入口を見て
シェイド->そうね。　忙しい人だし。
シェイド->（入り口を見て
デキムス->んーむ！そうだったんだなっ
デキムス->公園のベンチで一人で喋っていたから、デキムスはてっきり暇なニンゲンなのかと思ったぜっ！
シェイド->そんな事してたんですか！？
デキムス->おうっ！
デキムス->そして！タイナイがカジョーに水分を求めるサンドウィッチをもらった！
シェイド->なんですかそれ！　新手のテロじゃないですか！？
デキムス->ああっ！タイヘンな目にソーグーしたぜっ！
シェイド->全く…ノーテンキな人ですからねー。
デキムス->そうだ！それでデキムスはゲンザイも飢餓状態にあるんだっ！　今ので思い出しちまったぜ！
デキムス->（シェイドの対席に勝手に座って
デキムス->エーヨーゲンをセッシュするぜっ！（バッとメニューを広げる
シェイド->あ、
シェイド->えっと、今からお食事、ですか？
デキムス->おうっ！サンドウィッチはセッシュできなかったしなっ！
デキムス->シェイドはもうチューショクを取ったかっ？
シェイド->あ、いえ、まだですけど。
シェイド->一緒に、食べます…？
デキムス->おうっ！（二つ返事
シェイド->えぇ、では。
シェイド->お願いしますっ。
デキムス->何でもニンゲンは、キョードーで食事をするとシンボクが深まるそーじゃないかっ！　こないだのゴーコンで覚えたぜっ！
シェイド->、
シェイド->そうですね！
シェイド->深めていきましょうか。親睦。
デキムス->ハアクしたぜっ！（メニューをテーブルに広げ
デキムス->むーん。何をセッシュすべきかヒジョーに迷うぜっ！（メニュー見ながらうーんうーん
シェイド->デキムスさんって好きな食べ物あるんですか？
デキムス->むーん！
デキムス->ケチャップ！
シェイド->ケ、ケチャップ？
デキムス->ああっ！ケチャップの含まれた食料に野茨十啝はヒジョーに良い反応を見せるっ！
シェイド->あぁ、
シェイド->ケチャップ入りの食事が好きなんですね。
シェイド->オムライスとかですかね？
デキムス->オムライス！！（頭に旗が立ったような食いつき
デキムス->うおー！（オムライスのページを食い入るように見て
デキムス->見てくれシェイド！　この食料にはフゾクヒンが付くそうだ！（お子様ランチ指差して
シェイド->あ、お子様ランチって奴ですね？
デキムス->んんっ？？
デキムス->オコサマという言葉には何故だかハンパツを感じるっ…　だがしかし！デキムスはこのショクリョーへのキョーミが尽きないっ！
シェイド->野茨十啝さんの大好物なんでしょうね。
デキムス->恐らくはそのようだっ！　野茨十啝の記憶でもヒンパンに食しているっ
デキムス->ん？（そこでふと、
デキムス->シェイドはデキムスの事をギモンに思わないんだな？（シェイドを見て訊ねる
シェイド->―え？
シェイド->―え、えぇー？　な、何を？（動揺したように
デキムス->んんっ？（その反応に
デキムス->デキムスがヴァース外セーメータイだという事を、周囲にはなかなかニンシキしてもらえないからなっ！
デキムス->野茨十啝のおとーサマとおかーサマもニンシキしてくれないんだぜっ？キキイシキが欠如しているよなっ
シェイド->ぁ・・・
シェイド->そうなんだ。　お父さんもお母さんも…
シェイド->大変ですね。
シェイド->だってその、
シェイド->デキムスさんって、融合して、亜人になった、んですよね？
デキムス->おうっ！そうだぜっ？
シェイド->じゃあ、その、
シェイド->融合前…の記憶って、
シェイド->二人分残ってるんですか？
デキムス->おうっ！（サラリと返す
デキムス->デキムスは野茨十啝とデキムス、リョーホーの記憶を持っているぜっ！
シェイド->あ、
シェイド->そうなんだ。
シェイド->流石融合………
シェイド->それなら、便利ですね。
デキムス->んーっ、そうだなっ。チシキが増えて困る事は無いからなっ
デキムス->シェイドはどうなんだっ？（笑顔で訊ねる
シェイド->…
シェイド->………
シェイド->（固まったように止まり
シェイド->えっと、…私ですか？
デキムス->シェイドも亜人なんだろうっ？（何の悪意も無く訊ねる
シェイド->そ、そうですね…
デキムス->ドッパが言うには、全ての亜人がユーゴーして生まれるワケではないようだがっ
シェイド->あ、はい。
シェイド->ユーゴーってわけではないんですけど………
デキムス->デキムスは亜人のセータイに興味がある！
シェイド->…
デキムス->シェイドがどーゆー亜人なのか、ジョーホーが欲しいんだ。
シェイド->私が何の亜人か………
シェイド->ですか？
デキムス->おうっ！
シェイド->…、………
シェイド->私は・・・
シェイド->―――あーーーもうっ、いいか！
シェイド->言いますよ？　言っちゃいますよ？
シェイド->デキムスさんだって似たようなもんですもんね。
シェイド->融合とかいって野茨さんちにおじゃましてるんですもんね。
デキムス->おうっ！是非聞かせてくれっ！
シェイド->私―シェイドは、"ドッペルゲンガー"の亜人ですよ。
シェイド->誰かにそっくりな分身。　誰かに成り代わる分身。　誰かの居場所を乗っ取って生きる悪霊のような分身。
シェイド->そんな生命の亜人です。　私は。
デキムス->どっぺる・・・げんがー・・・？（きょとんと
シェイド->知らないか。
シェイド->知らないですよねー。
デキムス->ああっ。野茨十啝の方も…セーカクには把握していないようだっ
デキムス->とにかく、ヴァースにはそんなセーメータイが存在するんだなっ？
シェイド->そうですね。ヴァースでもレアキャラですけど。ひっそり暮らしてますし。
シェイド->それで、
シェイド->それでですね？
シェイド->ざっくり言っちゃうと、私乗っ取っちゃったんですよ。
デキムス->うんっ？
シェイド->影山家の姉妹を。
デキムス->影山家・・・。
シェイド->オルカイルカの亜人貴族。
デキムス->んんっ？
シェイド->影山家の姉妹の居場所をそのまんま乗っ取っちゃったみたいです。
デキムス->むーんっ！　つまりー、、、（こめかみに人差し指当てて目ー瞑って
デキムス->シェイドは「シェイド」でなく、
デキムス->亜人貴族の「影山家」として、このレンゴーにカニューしている、のかっ？
シェイド->うーん。
シェイド->まぁ、それに便乗した。形になるのかな？
デキムス->皆シェイドの事は「シェイド」だとニンシキしているようだがっ。
シェイド->うん。そうよ。
シェイド->私、ここ1年以外の記憶が一切無いの。
シェイド->でも、オルカイルカの人たちは…影山家とかサンフラワー家の人たちはみんな覚えてる。
デキムス->むーんっ！　フカシギだっ
シェイド->うん、不思議でしょ？
シェイド->だって私も記憶ないもの。
シェイド->それでもオルカイルカに居るとみんな、聞いてくる。
シェイド->影山家の姉妹のしていた事を全て、さも私が、したかのように。
デキムス->シェイドがキオクしていないことを、か
シェイド->えぇ、
シェイド->だって私
シェイド->「影山家の姉妹」に成り代わっちゃったんですもの。
デキムス->姉妹――２人分かっ。
シェイド->えぇ。
シェイド->そう。
シェイド->不思議な話でしょ？
デキムス->あぁっ。実にフカシギだぜっ！
シェイド->それで、
シェイド->昔の話ばっかりされるのが嫌で、
シェイド->「友達作り」とか体の良い事言って、逃げ出してきちゃった。
シェイド->オルカイルカから亜人連合へ。
デキムス->ふーむっ。　そうだったのか。（いつになく真面目な、デキムスの表情でそれを聞く
デキムス->つまりっ、
デキムス->シェイドは「影山家の姉妹」ではなく、「シェイド」としてセーメーを生きたいんだなっ？
シェイド->・・・・・・え？
シェイド->―――え？
デキムス->んっ？　違うのかっ？
シェイド->っ、え！？
シェイド->え、、えええええ！？
シェイド->あ、え？
シェイド->ほ、ほんと・・・？
デキムス->デキムスも似たようなものだからなっ！そうじゃないかと思ったんだがっ・・・
デキムス->な、なんでそんなに驚くんだぜっ！？
シェイド->あ、いや
シェイド->その
シェイド->言われるまでなんかその
シェイド->実感がなかったから・・・
シェイド->いや、あったんだけど・・・
シェイド->認めてなかったっていうか・・・
デキムス->んーむ？（首傾げて
シェイド->そうだったんだ・・・私・・・
シェイド->それで、デキムスさんも、そう、なんだよね？
デキムス->デキムスは「野茨十啝」の肉体を借りてる状態なんだ。だが、現在イシキの支配権は完全に「デキムス」の元にある。
シェイド->それが・・・融合・・・
デキムス->・・・この星に不時着した際、
デキムス->デキムスは「野茨十啝」の肉体をカツドーテーシさせてしまったんだ。
シェイド->か、活動停止！？
シェイド->それって・・・・・・・・・
デキムス->だからその際、「デキムス」の肉体と「野茨十啝」の肉体をユーゴーさせて、
デキムス->「野茨十啝」のセーメーを繋いでいる状態なんだ。
シェイド->あ、融合って・・・
シェイド->そういう事だったんだ・・・
デキムス->デキムスはこのゲンジョーをカイゼンしたいっ。イシのある生物の肉体を借り続ける訳には行かないと思ってる。
デキムス->レンゴーにはその解決策を見つける為にカニューしたんだ。
シェイド->じゃあ、いつかは
シェイド->分離するんですか？
シェイド->その、方法が見つかったら・・・
デキムス->おうっ。そのつもりだ！（きっぱり笑って
シェイド->そうなんだ・・・
デキムス->シェイドもそうなんだろっ？
シェイド->凄いですね。
シェイド->私は・・・
シェイド->・・・
シェイド->分離しようと思って分離できるような感じじゃないからさ…
デキムス->シェイドが「シェイド」として生きるためには――んっ？
デキムス->姉妹に立場を返す事はできないのかっ？
デキムス->むん、そもそもニンシキを違えているのか・・・
デキムス->・・・
デキムス->姉妹はどこに行ったんだ？
シェイド->姉妹は・・・
シェイド->・・・・・・・・・
シェイド->死んじゃったんじゃない？
シェイド->そういう種族だし・・・ドッペルゲンガー・・・
シェイド->ま、出来損ないの私は記憶がないからよくわかんないんだけどね。
デキムス->むーんっ（考え
デキムス->デキムスはこの星のセーメーの事はあまりリカイできてない。だが、
デキムス->姉妹がセーメーをテーシしたという記憶がシェイドに無いなら、まだセーゾンの可能性は残ってるんじゃないかっ？
シェイド->わっかんない。（首を振って
シェイド->仮に生きてたとしても、
シェイド->居場所はもう私が乗っ取っちゃったから。
デキムス->ならば、返せばいいっ
デキムス->デキムスもそのつもりだっ
シェイド->え？
シェイド->野茨十啝さんに返す・・・って事？
デキムス->あぁっ。
デキムス->デキムスは元々「野茨十啝」じゃないからなっ
シェイド->そしたら
シェイド->デキムスさんは・・・どこに行くんですか？
デキムス->ドコ、というのは決めてないが、
デキムス->デキムスは「デキムス」に戻って、ヴァースでの任務をゾッコーするつもりだぜっ
シェイド->あ、
シェイド->そうですね。
シェイド->不時着って言ってましたもんね。こっちでの任務、もあるんですよね。
デキムス->あぁっ。
デキムス->ユーゴーからの分離が成功したとして、母星へのキカン手段も見つけなければならないしなっ。
デキムス->まだまだ問題点はホーフなんだぜっ。
シェイド->そっかぁ・・・
シェイド->"分離"が最終目的ってわけじゃないですもんね。
デキムス->シェイドはどうなんだっ？
シェイド->私…？
シェイド->私は…
シェイド->生きたい…かな？
シェイド->どんな"私"になっても生きたい…
シェイド->いつもそれしか考えてなかったから…
シェイド->だからそのデキムスさんみたいな任務とかは…
デキムス->「生きたい」という意思があるなら、
デキムス->指令が無くとも問題は無いと思うぜっ！
デキムス->デキムスがこの星に来て、もっともキョータンしたのはその点だったからな。
シェイド->え？
シェイド->そうなんですか？
デキムス->全てのセーメーコタイが、独立したイシを持っているというコトだ。
シェイド->え・・・？
デキムス->デキムスの星に住むセーメーとは全く異なる。
デキムス->デキムスの星では、「司令塔」と呼ばれる0,055パーセントのコタイが、
デキムス->残る99,45パーセントのコタイを掌握し、イシをキョーユーさせる形で活動を行ってる。
シェイド->うわすご・・・SFみたい・・・
シェイド->じゃあヴァースは・・・全然違いますね。
デキムス->あぁっ。ジツにそー思うっ！
シェイド->だって私みたいなドッペルゲンガーとかいろんな生命いるし・・・
シェイド->そういうトコを調査、に来たんですか？
デキムス->亜人レンゴーだって、デキムスだけじゃない。18人全員が「司令塔」なんだからなっ。
デキムス->あぁっ。ミチの惑星のセーメーをカンサツし、チョーサするのがデキムスの任務だっ
シェイド->うん。
シェイド->なんか凄いですね。それ。
デキムス->あぁっ！　この星のセーメーはジツにキョーミ深いぜっ！（笑って
シェイド->ぅーわー・・・もうっ、（その笑顔を見て
シェイド->いろいろ考えてるのに超明るいじゃないですかっ、
シェイド->私ったら、自分の種族の事とか居場所の事とか生命の事とか…考えるたび暗くなって逃げて、
シェイド->こーんな邪魔なヘルメットまで被ってバカみたい。
デキムス->ん、そういえば、ソレを取ったらどーなるんだっ？
シェイド->ぇ、
シェイド->私の顔が出てくるだけですよ？　別に首なし人間じゃないですし。
デキムス->そうだったのかっ！
デキムス->何か顔面をボーギョする理由があるのかと思ってたぜっ。
シェイド->・・・
シェイド->まーーー
シェイド->話してる間に"自分"になっちゃうかもしれない顔と会話するのも疲れそうじゃないですか。
シェイド->だから、見せないようにしてるんです。
シェイド->それだけですよ。
デキムス->んむ、（顎に手当てて
デキムス->つまりどっぺるげんがーというセーメーは、対面した相手の容姿にヘンカする特性を持っているんだな？
シェイド->うん。
シェイド->私の場合はそう。
デキムス->ならば、
デキムス->対面する相手がソレをニンシキしていれば問題はハッセーしないんじゃないか？（あっさりと言う
シェイド->っへ？
デキムス->デキムスは今の説明を聞いてナットクしたぜっ？
シェイド->え？
シェイド->つまりどういう・・・？
デキムス->「自分は相手の容姿をこぴーするセーメーだ」と始めにニンシキさせていれば、
デキムス->シェイドのケネンする疲労もカイゼンされるんじゃないのかっ？
シェイド->ん、、まぁ、その、
シェイド->そりゃあ常に自分の顔を見ていたいようなナルシストの方とかなら気にならないでしょうけど・・・
シェイド->普通の人なら不気味に・・・
シェイド->って、あ。
シェイド->デキムスさんなら野茨十啝さんの顔と喋ってもそんなに疲労感が…って事？
シェイド->あ、いや、わかんないですよね。
シェイド->やった事ないでしょうし。
デキムス->あぁ、そんなジョーキョーになった事はないがっ
デキムス->「そういう特性を持った生命体」だというニンシキがあれば、リカイは可能だと思うぜっ？
シェイド->・・・
デキムス->亜人レンゴーのメンバーだって、各々が実にタヨーな特性を持ってる。シェイドもその一人だ。
シェイド->それじゃあ、その、
シェイド->取っちゃいます？　コレ。
デキムス->あぁっ！
シェイド->まぁ、私も食べづらいですしね。（ヘルメットに手をかけ
シェイド->（フルフェイスヘルメットを脱いで、テーブルの隅に置く。
デキムス->（ヘルメットを取ったシェイドの顔を見る
シェイド->ふぅ。（中から現れる金髪ボブカット青眼の女性
シェイド->…結構普通、ですよね？（デキムスを恐る恐る見て恥ずかしそうに笑み
デキムス->おぉっ！
デキムス->イッパンテキなニンゲンの顔が出てきたっ！
シェイド->興味深い化け物とかじゃなくてごめんなさいっ、（恥ずかしそうに笑みを浮かべ
シェイド->（常にヘルメットに抑えられてたせいか髪はぺたーんとしている
デキムス->なんだっ、まったく周囲にゴカイを与える容姿じゃー無いじゃないかっ？
デキムス->益々インペーのヒツヨーセーを感じなくなったぜっ。
シェイド->っまーーー今はそうなんですけど。
シェイド->気を抜いちゃうとすぐ、誰かになっちゃうので。
デキムス->んむ。今だとデキムスになるんだなっ？
シェイド->そう―ですね。　成る時は。
デキムス->例えばレンゴーの集会なんかで、多数のニンゲンと共にいる場合はどうなるんだっ？
シェイド->誰かになりますね…その、誰になるかは自分でもよくわかんないですけど。
シェイド->何故かマリオンちゃんになりやすいみたいですけどね。（思い出しながら
デキムス->ふむふむ。リョーカイだぜっ。
シェイド->っはーーー（大きく溜息をつきながら
デキムス->んんっ？？　どうしたんだっ？（キョトンと
シェイド->まさかこんなにあっさり受け入れてくれると思わなかったなぁ。
シェイド->他人を乗っ取った過去話なんて、誰にもしないつもりだったんだけど。
デキムス->んまあ、びっくりはしたけどなっ。この星のセーメータイの多様性には驚かされてばっかだぜっ！
シェイド->まーお互い様ですよ。
シェイド->私も不時着事故から融合まで成し遂げちゃった人なんてほかに知らないですから。（皮肉っぽく笑って
デキムス->ぁぁ、デキムスの「融合」と「掌握」と、シェイドのそれは類似点が多いように思えるなっ。
デキムス->つまり、お互いにカンキョーが類似している。
デキムス->問題カイケツに向けて、キョーリョク体制がとれるんじゃないかっ？（まっすぐ笑ってシェイドを見て
シェイド->そ、
シェイド->そうかもね！（両手合わせて
シェイド->デキムスさんの分離も、私の…も、
シェイド->まとめて解決できちゃうかもしんないし。
デキムス->あぁっ！
デキムス->互いにユーコー関係を築き、キョーリョクしていこうぜっ！（シェイドを見上げ、片手を差し出す
シェイド->ふふっ、
シェイド->そうね。（その手を取り
シェイド->お互い、がんばりましょ？（握手しながら微笑む
デキムス->おうっ！（ぎゅっ！　と握手！
デキムス->・・・
デキムス->（ぐきゅるるるるる
シェイド->あ、注文まだでしたね。
シェイド->何か頼みましょうか。
デキムス->あぁ…胃が飢餓ジョータイをホーコクしてきたぜ…っ
シェイド->私、この格好ならいろいろ食べれますし。
シェイド->オムライス、でいいですよね？（メニュー差して笑って
デキムス->オムライス！！（目輝かせて
デキムス->あぁっ！　ソレで問題無いぜっ！
シェイド->んー…私も食べようかな。オムライス。
シェイド->同じのでも良いですか？（笑って
デキムス->おうっ！全く問題無いぜっ！
シェイド->はい。それでは、
シェイド->すいませーん、注文お願いしますー。（喫茶の奥へと声かける
シェイド->（喫茶EBにて、奇妙な二人の普通な昼食会が始まる。
シェイドさんが退室しました
デキムスさんが退室しました