天国への火葬 [鳳凰 アマネ]

鳳凰さんが入室しました
鳳凰->(ポウフェナ高級住宅街――亜人連合本部内
鳳凰->(時は夕暮れ。
鳳凰->…ったく、
鳳凰->手間掛けさせやがって。(そっぽ向いて不機嫌そうに廊下を歩く 朱色の髪のヒール系イケメンファイター
アマネさんが入室しました
アマネ->っしゃー! やったぜー!(チケット手に持って見せびらかしながら
アマネ->アヤメェが見つけて届けてくれたんだよー! やったぜー! これで大丈夫だぜー!
鳳凰->ぁぁ。そうみてえだな。
鳳凰->で、結局何処にあったんだよ。
アマネ->えー? 聞いてないよー?(ひらひらとチケット泳がせながら
アマネ->アヤメェが届けてくれたんだーっ
鳳凰->…(嬉しそうな隣を見下ろし、
鳳凰->チッ(またそっぽを向き
鳳凰->もう失くすんじゃねえぞ。(ぶっきらぼうに
アマネ->うんっ
アマネ->ほーくん、一生懸命探してくれてありがと!(鳳凰見て笑顔
鳳凰->、か、(アマネ見て
鳳凰->か、勘違いすんじゃねえぞ!
鳳凰->てめえがあんまりアホで、どうしたって一人じゃ見つけられねぇみてえだから仕方なくだ!
アマネ->またアホって言われたー!!
鳳凰->解ってんだろうな!?
アマネ->えーアマネェまたアホって言われるのー!?
鳳凰->る、るっせえ!
アマネ->あ、そうだー!
鳳凰->、何だよ
アマネ->ほーくんご飯まだじゃね? まだなんじゃね?
アマネ->見つかった記念で一緒にご飯食べようぜー!
鳳凰->
鳳凰->何の記念だか知らねぇが、(髪をぐしゃっと掻いて
鳳凰->付いてくるなら勝手にしやがれ!(アマネ置いて先にずかずかと
アマネ->あ、待ってよほーくん!(小走りで後を追う
鳳凰->(玄関へとずかずか
アマネ->あ、待ってよほーくん! どこいくー!?
鳳凰->何喰うんだよてめえは!(振り返り
アマネ->えーアマネェおなかすいたー!
アマネ->ほーくんに任せるー! どこかたべいこうよー!
鳳凰->近所でいいだろ、(なんだかんだ歩幅緩め
アマネ->はーい。 行こうぜーほーくん!
鳳凰->(並んで建物の外へ出る
アマネ->(並んで建物の外へ出る
鳳凰->――――
鳳凰->(扉を抜けると、そこは
闘技場さんが入室しました
闘技場->(景色が一変。 歓声と熱気に包まれる
鳳凰->――ぁ?
闘技場->(戦闘都市フォーデン、ではない。 もっと古代的な、原始的なコロシアム
アマネ->っへ!?
闘技場->(会場は超満員。耳が割れるほどの歓声が響き、これから行われる催しを今かと待ちわびている
闘技場->(会場の中心、コロシアムへと続く、長い長い一本道。
闘技場->(その入口に、2人は立たされる。
闘技場->(―――会場の端と端、二か所の入り口に、 お互い向かい合う形で。
アマネ->な、
アマネ->なになになになになんでー!?
鳳凰->――ぉぃ。(会場を見、向かいのアマネを見、
鳳凰->なんだ、コレは。
アマネ->ええええー!? なんでー!?
アマネ->今外出たばっかなのにー!
アマネ->いつのまにこんなに大改造しちゃったのー!?
闘技場->「よくぞ聞いてくださいました!」(会場内に響く音声
闘技場さんが退室しました
マイクを持った美少女さんが入室しました
マイクを持った美少女->(観客席の一画に設置された特設台
マイクを持った美少女->(観客席からコロシアムの上空に向け伸びた足場。そこに立つマイクを持った美少女
マイクを持った美少女->(美少女の背には、原始的な処刑装置――斬首台。
マイクを持った美少女->『さあさあ皆さんお待ちかね!大一番のラストバトル!』
マイクを持った美少女->『激しく熱く絶望的に火花を散らす、2名の戦士の登場だぁーっ!!』
アマネ->ええええ!?
鳳凰->…、おい、何だこの茶番は―― っ!(強制的に足が動かされ
鳳凰->(鳳凰とアマネ、2人の身体が試合場へと
アマネ->わ、わ、わー!
アマネ->みてみてほーくん! 勝手に足が動くよー!
鳳凰->っ!(アマネ見て
鳳凰->何呑気な事言ってやがる…!
マイクを持った美少女->『さあ!両者が舞台に立ちました!』
マイクを持った美少女->『見事戦いに勝利し、栄光を掴むのはどちらか!?』
マイクを持った美少女->『無様に敗北し、首を斬られるのはどちらか!!』
マイクを持った美少女->『これは目が離せない試合になりそうだーっ!!』
鳳凰->、(斬首台を見上げる
アマネ->え??
アマネ->えええええ!?
アマネ->アマネェ首ちょんぱされちゃうの!?!?!
鳳凰->オイ(美少女睨み見上げ
鳳凰->てめえふざけたこと抜かしてんじゃねえぞ!?
鳳凰->(吠え、斬首台へと跳び上がる
マイクを持った美少女->『ふふーん』
鳳凰->(一定以上跳び上がった所で、鳳凰の身体が円形のバリアの様な物に弾かれる
鳳凰->っ、!
アマネ->ええええー!?
マイクを持った美少女->『無駄な抵抗は止めなよって。ここじゃあ私がルールなんだからさ』(笑って鳳凰を見下ろし
マイクを持った美少女->『君の相手は私じゃあない』
マイクを持った美少女->『コロシアムの上のかわいこちゃんだよ!』
鳳凰->っ、てめえ…!(地に着地し、美少女を睨み見上げる
鳳凰->…てめえ、
鳳凰->『セブンスヘヴン』だな…!?
マイクを持った美少女->『あれま。よくご存知で。』
アマネ->え?なになに?知り合い???
鳳凰->はっ、よぉく知ってんだよ……
鳳凰->てめえみてえな、アタマのオカシイ気違いの人殺しの事はなッ!!(怒り露わに
マイクを持った美少女->『あっはっは、散々な言われようだ』
アマネ->ほ…、ほーくん・・・?
マイクを持った美少女->『まるでキチガイに身内でも殺されたみたいな反応だね?』
鳳凰->―!!(ギリッと
マイクを持った美少女->『でも残念。アレは私じゃあないからなぁ。まあ、知ってると思うけど』
マイクを持った美少女->『んま、』
マイクを持った美少女->『君は精々、』
マイクを持った美少女->『二度目の「美少女狩り」に遭った不運を嘆けばいいさ。』
鳳凰->――何だと、
マイクを持った美少女->『さあさ』
マイクを持った美少女->『開始のゴングだ!』
マイクを持った美少女->(カーン!
マイクを持った美少女->(コロシアムにゴングが鳴り響くと同時に、
マイクを持った美少女->(その姿が消える
マイクを持った美少女さんが退室しました
アマネ->えええええー!?!?
アマネ->き、きえたー! ぱねー!!
鳳凰->っっ、 くっそぉ……っ!(美少女の消えた上空を睨み
アマネ->えっと、えっとえっとえっと!?
アマネ->(きょろきょろと周りを見渡し
アマネ->つまりアマネェ選手って事ー!?
鳳凰->っ、(アマネに視線を遣り
鳳凰->くっそ、腹立つくらい緊張感が無えなっ!
アマネ->えええええー!?
アマネ->だってだってだってだってー!
アマネ->アマネェわかんないもーん!
アマネ->ごはんたべ行こうとしたらコロシアムにINしたんだおー! ぱねー!
鳳凰->、セヴンスヘブンっつーのはなぁっ、
鳳凰->相手を異空間に連れ込んで殺すキチガイ襲撃者なんだよっ!
アマネ->ええええええええええええ!?(驚き顔で鳳凰見て
アマネ->っぱねえええええええ!!!
鳳凰->おせえええ!!!
アマネ->だってだってだってだってー!
アマネ->えええええ!? っまじかー!
アマネ->アマネェ首ちょんぱされちゃうのー!?
鳳凰->させねえよっ!!
鳳凰->(勢いで即返し
鳳凰->誰がこんなふざけたゲームに付き合うかってんだよ…
アマネ->あ、ほーくん闘わないの?
鳳凰->あぁ!?(アマネ睨んで
鳳凰->戦ったらどうなるかわかってんのかてめえは!
アマネ->えええ!? アマネェ首ちょんぱされるー!?
鳳凰->だからしねえっつってんだろ!
アマネ->あ、でもでもでもでもさ??
アマネ->アマネェが丸焦げ焦げ焦げ丸焼けになっちゃってたらさー
アマネ->もしかしてもうそれで済んで、首ちょんぱされないんじゃね?
アマネ->だって焼けちゃった奴首ちょんぱしても仕方ないんじゃね?
鳳凰->はあ!? っざけんな!!
鳳凰->てめえは丸焦げの焦げ焦げの焼け焦げになりてえの――――、
鳳凰->……、か。(アマネを見て、は、と
アマネ->えー首ちょんぱされるよりそっちのが良いんじゃねー?
アマネ->首ちょんぱられちゃったらたいへんじゃーん!
鳳凰->……。
鳳凰->はっ、
鳳凰->そうかよ。(途端に攻撃的な笑みを浮かべ
鳳凰->てめえ、そんなにオレ様に焼き殺されてえか。(アマネを睨み笑う
アマネ->お!(アマネェを睨む高圧的な鳳凰を見て笑い
アマネ->おー!(ほーくんを見て笑み
鳳凰->てめえ、アホの天才だな?(口の端吊り上げ嗜虐的な笑みを浮かべる
アマネ->またアホって言われたー!!
アマネ->けどアマネェ天才!? っぱねー!!
鳳凰->良いぜっ!(ばっと両腕を交差し、広げ
鳳凰->(両腕に炎を纏い、衣服の袖が燃え千切れる
鳳凰->そんなにお望みならなァ――
アマネ->っぱねー!かっちょえー!!(袖燃えを間近で見て
鳳凰->その目に焼き付けさせてやるぜっ!!(両腕が炎の翼へと変化
アマネ->っぱっぱねー!!
アマネ->ほーくんの焼き鳥モードだー!
鳳凰->るっせえ黙れ殺す!!
鳳凰->炎舞―――(アマネを睨み、笑い
鳳凰->―――鳳凰ッ!!(両翼を広げる
鳳凰->(ごうっ、と全身に劫火を纏い、燃え盛る巨大な炎の鳥と化す
アマネ->カ、か、かっちょえええええー!!
鳳凰->さあ―――とくと味わえよ!(翼を大きく広げ
鳳凰->オレ様の炎をなっ!!(アマネに突進
アマネ->ぎゃー!!(咄嗟にしゃがみこみ 昇天ペガサスMIX盛りを鳳凰の方へ突き立てる
鳳凰->無駄だッ!!(構わず突進し
鳳凰->そのタワーをアフロに変えてやるッ!!(炎の鳥が昇天ペガサスMIX盛りに激突
アマネ->(全く防火耐性などあるわけなく、
アマネ->(突撃されてペガサス盛りが弾け、頭からアマネェの炎が回る
鳳凰->はっ――(しゃがみこむアマネに劫火を浴びせる
鳳凰->燃え尽きなァっ―――!!
アマネ->っ―!!(燃え盛る炎に包まれ一瞬で燃やし尽くされる
鳳凰->―――(燃え尽きるアマネを見下ろし
鳳凰->・・・死なねえよ。てめえは。(本当に小さな声で呟く
アマネ->(燃え尽きたアマネが床に転がる
鳳凰->…………。(纏った炎が晴れてゆき、
鳳凰->(あちこち服が焼け焦げてはいるが、いつもの鳳凰の姿に。
鳳凰->…………(燃え尽きたアマネを見下ろし
鳳凰->はっ!
鳳凰->(その身体をブーツで踏みつける
鳳凰->見たかァ! この鳳凰様の完全なる勝利をッ!!(周囲の観衆に向け笑い吠える
鳳凰->ったくつっまんねえ試合だったぜ! 生き残りが何だ? スリルも何もねえな!
鳳凰->見てるかぁ!? さっきの女ァッ!!(斬首台を睨み
鳳凰->何も嘆くこたぁ無えよ、
鳳凰->こんな女一人の命、
鳳凰->オレ様にとっちゃぁ、、
鳳凰->何てこたあ無えんだよっ!!
鳳凰->解ったかッ!?
鳳凰->解ったンならさっさと―――オレ様達を解放しやがれっ!!
鳳凰->………
鳳凰->……
鳳凰->
鳳凰->(ぴろろろろろろ・・・・・・
鳳凰->(空間に干渉する、あの独特の音がして、
鳳凰->(鳳凰とアマネの姿がブレ始め、
鳳凰->(ドットが分解されるようにして姿を消す
鳳凰->――――
アマネ->――――
鳳凰->――――
鳳凰->(連合の玄関近くに倒れる2人
鳳凰->っ、(ばっと身を起こし
鳳凰->(隣のアマネに近付く
鳳凰->おい、
鳳凰->おいバカ生きてるかアホ! 起きろバカ!(身体揺すって
アマネ->ん~~~
アマネ->だめだよぉほーくん~~むにゃむにゃ(寝言をごにょごにょ呟きながら
鳳凰->・・・・ はぁ…?
鳳凰->・・・・・
鳳凰->チッ(頬引っ張る
アマネ->ふぇにっ!(引っ張られ
アマネ->にっ、い、いにごと!?
鳳凰->起きたかアホ。(睨むようにアマネを見下ろし、ぱっと手を放す
アマネ->、、
アマネ->お、起きたよ!?
鳳凰->っ、、、
鳳凰->(アマネじっと見て
アマネ->え?え?
アマネ->えー!?
鳳凰->(はぁぁ、と盛大に溜息吐く
鳳凰->はー…!(そっぽ向いて俯くように
アマネ->え?ええええ?
アマネ->あ!
アマネ->思い出したー!
アマネ->アマネェもうちょっとで首ちょんぱされるとこだったんだ!
鳳凰->おせえ!!!(イラッとアマネの方向き直して
アマネ->でも首ちょんぱされてないー!!
アマネ->やっぱりほーくんがかっこよくバァーーンって燃やしてくれたからじゃね!?
鳳凰->その通りだ!!(何故か怒りながら
アマネ->っぱねええ!!
鳳凰->ったく…、、(髪ぐしゃっとして立ち上がり
アマネ->っとう!(よっこらしょっと頭を起こす
鳳凰->メシ、行くぞ。(アマネに振り向かずに、一言。
アマネ->メシ? 行く行くー!
アマネ->アマネェもごはん行くー!
鳳凰->ちっ…(目閉じ不機嫌そうに歩き出す
アマネ->ほーくんほーくん、
アマネ->(ついてゆきながらその背に話しかける
鳳凰->ぁ? 何だよ、(ぶっきらぼうに答える
アマネ->信じてたぜ!(ほーくんの背中に親指立てて
鳳凰->、(アマネを見て
鳳凰->、、、
鳳凰->ったりめえだろうが!オレ様を誰だと思ってやがる、(前を向き直し、早足で歩き出す
アマネ->フォーデンファイターのほーくん!(小走りで横に並んで
鳳凰->炎舞-鳳凰様だ。 わかってりゃいいんだよ、(両手ポッケに突っ込んで
鳳凰->(アマネと並んで、ご飯所への道を歩く
アマネ->どこいくどこいくどこいくー!?(上機嫌で隣を歩くギャル
鳳凰->定食屋でいいだろ。文句言わせねえぞ。
アマネ->うんー! 任せるー!
鳳凰->(2人の背が夕暮れの街に消える
鳳凰さんが退室しました
アマネさんが退室しました

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最終更新:2013年03月16日 05:17