掌編集 [清根 叉羅 シシド ロード らら かすむ 紗沙 あまのはら]

清根さんが入室しました
清根->――――――っが!
清根->(分厚い岩石を砕いて土の壁に頭から叩きつけられる
清根->っつぅ………
清根->(地下世界覇王堂巖黒家"第二地層"破壊者の間
清根->(薄暗い岩壁の間にて繰り広げられる戦闘
清根->(ずるずると岩の壁を伝わり地にへたり込む
清根->やるわね、、、っでも!
清根->勝負はまだこれから――(顔を上げ前を見ると
清根->――っ!!(首元スレスレで岩の壁に突き刺さるナタ二本
清根->って、、、(両首に薄い切り傷が出来、左右からゆっくりと血が流れる
清根->って、、、ワケでもないようね………(ナタを投げた主を見上げ
叉羅さんが入室しました
叉羅->(その言葉を聞き終えるが同時に姿が消え、
叉羅->(清根の目の前に現れ額平手打ちを放つ
清根->―んっ!(両目瞑って
叉羅->(清根に額に当たる直前で腕を止め
叉羅->、っ、、
清根->"休戦知らずの破壊者<アンストッパブル・ブレイカー>"解除―――ってね。
清根->私の負けよ。 いいファイトだったわよ叉羅。
清根->(眼前の女性に微笑む
叉羅->っ、、、
叉羅->(たじろぎ後ろへと離れ、
叉羅->(傷だらけの清根の体と笑顔を見て
叉羅->すいません、、、、私………(小さく声が溢れるように謝罪の言葉を述べる
清根->っっもー?
清根->頼んだのはこっちなんだからー。
清根->そんな辛そうな顔しないのー?
清根->いいー?
叉羅->でも…………
清根->叉羅ちゃん強いっからねー。 スパーリングパートナーとして申し分ない!って感じよね?(叉羅に笑って
叉羅->私は………別に………
清根->謙遜しないしないっ!
清根->叉羅ちゃんの本気パワーったら凄いんだから。
清根->その力くさらせてたらもったいないわよー?
叉羅->いえっ………
叉羅->私は別に…
叉羅->力を振るう…のが好きではありませんから………
清根->っもう。
清根->もったいないわねえ?
叉羅->その…すぐ薬をお持ちします………
叉羅->(薬箱のある場所へと走ってゆく
清根->あ、こらもー!
清根->ここったら守護も強いし、
清根->そんなに焦らなくても平気なのに。
叉羅->(薬箱のある場所へと必死に走ってゆく
叉羅さんが退室しました
清根->もー。
清根->そのぐらい必死に追いかけてくれればいいのいねえ?
清根->(叉羅の背を見つめて
清根->(なにか呟く
清根さんが退室しました



シシドさんが入室しました
シシド->(ギャンブルのメッカ キットルカーリット
シシド->(日は落ちても派手派手しい巨大施設が幾人もの客を持て成し、ネオン綺羅びやかな施設へと吸い込んでゆく
シシド->(そんな眠らない街の
シシド->(薄暗い路地裏
シシド->ああああん? 話にならねえじゃあねぇかああ??
シシド->(金髪リーゼント 黒色特攻服
シシド->(背中に靡く大きな『怒』の赤文字
シシド->失せな。 金も力も無い奴に用はねえぜ。
シシド->(裏路地に呻く数人の男に背を向けて
シシド->(赤字を靡かせてその場を去る
ロードさんが入室しました
ロード->(そんなシシドの前に現れる
ロード->(星条旗ビキニ上下 ホック開けミニジーンズ カウボーイハット&手袋&ブーツ風ハイヒール の金髪巨乳ガール
ロード->なんだ。いるじゃあないか。
ロード->(シシドを見つめて笑み
シシド->ああ?(眼前の痴女を睨み
ロード->昨日ぶりだねえ。シシド。 いや、夢以外で会うのは初めてかな。
シシド->あああ?
シシド->てめぇは…夢の中で出会ったぶっ飛び女か…
ロード->ロードだよ。
ロード->ロード=サンフラワー=スミス
ロード->鍛冶屋貴族の長女さ。 知らないのかい?
シシド->知らねぇなあ。
シシド->んな話はよ。
ロード->ふうん。
ロード->なら
ロード->(どんっと一歩強く前に足踏みをすると、地中から二本の剣が錬成される
ロード->覚えさせてあげるよ。(それらを手に取り
ロード->キミのカラダに、ボクのチカラをねぇ!(シシドへ笑って駆ける
シシド->ぶっ飛んだ奴だなオイ、
シシド->手加減しねえぞ!(ロードへ向けて駆ける
ロード->ノリが良いねえ?
ロード->(シシドに笑って
ロード->(互いの両手の獲物を食い合わせる
ロードさんが退室しました
シシドさんが退室しました



ららさんが入室しました
らら->(セントラルパーク前 昼過ぎ
らら->(左手で頭を抑えながらふらふらとセントラルパークへ入る女性
らら->(薄い空色のショートヘア、青色のノースリーブブラウス、白のミニスカート
らら->(キャメル色のブーツでアスファルトを踏みしめ、
らら->(青色の瞳で噴水の方を見つめる
らら->ちょっと、あそこで、休もうかな………(噴水の近くにベンチを見つけて
らら->(左手を頭から払い
らら->(ベンチまで歩く
かすむさんが入室しました
かすむ->(ふわ~~~っと空からららの元に降りてくる
かすむ->あ、ららだーっ
らら->あ・・・
らら->かすむじゃない。(空のかすむを見上げて
かすむ->あはは、らら見かけたから降りてきちゃった。(ベンチの傍にすたっと降りる
らら->空を、散歩してたの?
かすむ->(ゆるっとした白髪ショートに白目 白シャツ黒スラックスの中性的な姿
かすむ->んーんー。仕事帰りー。
らら->そう、今日かすむは仕事があったのね。
かすむ->うんー。ぱーっと撒いてきたよー。
らら->ちょうど今お別れした所、ね。
かすむ->うん。混ざったとこだねっ
かすむ->ららはお休み? なのにあんまり元気ないねー?
らら->うん。ちょっと街を歩いてたら………
らら->嫌な事ばっかり”聞かされて”、ね?(困ったように笑って
かすむ->あー、そっかぁ
かすむ->皆ろくなこと考えてないもんねー。ららも難儀な体質だよねー(能天気に笑って
らら->んーん。みんなが悪いわけじゃないのよ。
らら->心まで勝手に見透かしてしまう私が街に来た事が………んーん、なんでもないわ。
らら->かすむはこの後、どうするの?
かすむ->ん~特に考えてなかったなー。やんなきゃいけない事も無いしさっ
らら->それなら、一緒に帰ろうか?
かすむ->あ、そうしよ!(笑って
らら->うん。
らら->それじゃ、
らら->(噴水の縁に登って
らら->上まで飛んで行こうか?
かすむ->さんせー!(同じくぴょんっと噴水の縁に跳んで
らら->じゃあ、
らら->空で、合流しましょ。
らら->(言いながら
らら->(ららの姿が空に消えてゆく
かすむ->はーいっ
ららさんが退室しました
かすむ->(軽く反動を付けて、ぴょんっと飛躍
かすむ->(そのままふわ~っと上空に飛び上がり
かすむ->(空へと上って行く
かすむさんが退室しました



紗沙さんが入室しました
紗沙->(フォルフラント 夕時前
紗沙->(此処は遥か高い高い山の上――済華宗天禮寺 敷地内
紗沙->(涼しげな風の吹き抜ける、崖に面した庭を歩く
紗沙->(見事に輝く剃髪の、静かに微笑みを湛える法衣姿の女性
紗沙->ふふふ。(風を受けながら
紗沙->偶には散歩も良い物です。(よどみなく崖の傍を歩いている
あまのはらさんが入室しました
あまのはら->岸壁で 受けるその風 身に沁みて
あまのはら->散歩して 崖に立ち寄る その心理
あまのはら->(崖の方から声がする
あまのはら->(否、崖の、外から。
あまのはら->(宙に浮く黄色い雲に乗った旅人の声
紗沙->ふふふ。(顔を崖の方に向け
紗沙->御客人でしょうか。こんな所まで。(崖の方に歩く
あまのはら->突然に 訪れてしまい すみませぬ
あまのはら->雲に乗り 風導かれ この場所へ
あまのはら->御客人 というよりは 放浪者
紗沙->ふふふ。構いませんよ。(まるであまのはらが見えているかのように、空を仰ぎ見
紗沙->この様な奥地で良ければ。どうぞ楽しんで行ってくださいませ。
あまのはら->有り難き その優しさに 甘えよう
紗沙->(崖の上には、寺院の幾つかの古びた建物と、毎日手入れがされているのだろう、それなりに整備された庭が広がっている
あまのはら->この場所に 済むのは貴女 1人かな?
紗沙->いいえ。寺院の中には他にも僧がいますけれど、
紗沙->この場所は陸路であればもっとも奥地となります。人気が無いのはその為でございますよ。
あまのはら->そうですか 空の近道 お許しを
紗沙->ふふふ。良いですよ。
紗沙->空を渡っていらっしゃる方はなかなか居られませんので、少々驚きましたが。(平然とした風でにこやかに笑みながら
あまのはら->わたくしは ヒッチハイカー 雲に乗り
あまのはら->どこまでも 自由な空を 飛び回る
紗沙->ふふふ。ひっちはいかあさんでしたか。
紗沙->ところで、つかぬ事をお伺いしますけれど。
紗沙->その独特の節回し。以前に夢でお会いした方ではございませんか?
あまのはら->ご名答 昨日の夢で ご一緒に
あまのはら->夢から覚め また会う時が 来るとやら
あまのはら->あまのはら ぴゅあらほわいと と申します
紗沙->ああ。やはりあまのはら様でしたか。
紗沙->わたくしは覇王堂巖黒紗沙と申します。(丁寧にあまのはらに礼をする
あまのはら->(あまのはらも礼で返す
紗沙->此処には句を詠みにいらっしゃったのでしょうか?
紗沙->何も無い所ではございますが、どうぞ地に足をお付けになって構いませんよ。(庭に向けて手を広げながら
あまのはら->お言葉に 甘えさせて 頂きます
あまのはら->(っとんと雲から崖へ飛び降り
あまのはら->(黄色い雲がびゅーんっと何処かへ飛んでゆく
紗沙->御庭の方は自由にご覧になってくださいませ。(地に降りたあまのはらの方に近付き
紗沙->寺院の中は・・・ふふふ。何かと封が多いもので。(微笑み
あまのはら->その場所に 近寄ってはいけず 入れない?
紗沙->ふふふ。外側から見る分には余り問題はございませんけれど。
紗沙->もしかしたら、何か、悪いものに遭うかもしれませんから。(微笑んだまま
あまのはら->もののけか あるいはやまの せいれいか
あまのはら->封されし 妖怪の王すら そこにいる?
紗沙->ふふふ。ご想像にお任せ致します。(微笑み
あまのはら->それならば しばしその地区 観察を
紗沙->ふふふ。
紗沙->敢えて、其処を御選びになりますか。(意味深に微笑み
あまのはら->そうしましょう この場所で見る この景色
あまのはら->場所にはね その場所の良いとこ かならずある
あまのはら->旅がてら それ巡るのも 楽しみか
紗沙->ふふふ。そうでございますか。
紗沙->きっと良い物なのでしょうね。旅というものは。
あまのはら->ええそうです 旅は道連れ 世は情け
あまのはら->(寺院の方へとゆっくり歩み
紗沙->ふふふ。では、
紗沙->どうぞごゆっくりお楽しみくださいませ。長い旅路のひとときに、この天禮寺を。(歩むあまのはらの方を振り返りながら
あまのはら->遠くから 寺院の見える 場所座り
あまのはら->他所からも 見える景色を 受け入れて
あまのはら->頭の中 残る思い出 創り上げ
あまのはら->これまでは 散歩の邪魔を 致しました
あまのはら->それではさ もう時終えて 見る番に
紗沙->いえいえ。(微笑み
紗沙->わたくしもまだこの辺りを歩いておりますから。
紗沙->何かございましたら声をお掛けくださいませ。(言い残し、
紗沙->(再び崖の傍を歩み始める
あまのはら->(紗沙の背を見て
あまのはら->心遣い 胸染み入り 感謝します
紗沙->(その背姿が木々に隠れて消える
紗沙さんが退室しました
あまのはら->(その姿見送って
あまのはら->(寺院を見つめて空間のせせらぎを聞く
あまのはらさんが退室しました

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最終更新:2013年06月20日 01:45