RUF Rturbo
加速:89 スピード:71 ブレーキ:85
最高出力:637bhp/6500rpm 最大トルク:830Nm/4800rpm
駆動方式:AWD(Rear-engine)
0-100km/h加速:3.31sec 最高速:356km/h(373km/h) {※()内は実測値}
車重:1469kg パワーウェイトレシオ:2.306kg/bhp
インプレ
996型ターボをベースにRUFが手掛けたのがこのRturboである。
スペックについて触れておく。最高出力637bhp/6500rpm、最大トルク830Nm/4800rpmとこのクラスにしては
最大トルクが大きいことが分かる。このパワーを受け止めるために駆動方式にはAWDが選択されている。
今や、古さが否めない996型をベースとしているが、スペックは現役なのだ。
走りを見ていこう。加速については4000rpmからパワーが立ち上がり、7000rpmまで爆発的な加速が続く。
この押し出しの強い加速感はターボ車ならではといったところだろう。
6速にはいってからやや伸び悩む感じはあるものの、373km/h(実測値)までもっていくのはさすがといえる。
ハンドリングはAWDの車の中では若干安定感に欠ける所もあるが、それは慣れていない者にとっての話であり、
詳細は次項で述べる。
ブレーキも奥まで我慢できるというわけではないので、早めに踏むことを心がける。
ここまでを読んだ方にとっては扱いづらい車と思われることだろう。だが、乗り方を知っている者にとっては
非常に頼れるマシンなのである。
実はVeyron系列の車と似たような走り方ができ、特に、
SSに慣れているようなダイナミックなドライビングを行う者にとっては
この車は安定していて乗りやすいと感じるのだ。
コーナーでは、ブレーキング時にギアを一段落として、車体を振ってアクセルをオンし、レブに当てながら曲がっていく。
こうするとかなりの速さで曲がっていくことができる。(タイミングはかなりシビアであるが。)
上記の方法で曲がれないコーナーは
スローイン・ファーストアウト
で抜けていく。Veyron同様、縁石や路肩を跨ぐラインを取ってもよい。
A2カテゴリーの中では、ほぼ最速であり、ロングコーナーが続くサーキットでもない限り
大負けすることはない。A1の車も喰ってしまう恐ろしい存在である。
SSの練習手段としてこの車をマスターすることから始めてみるのもいいかもしれない。
最終更新:2013年05月27日 14:25