Mercedes-Benz SL 65 AMG Black Series


 加速:87   スピード:68   ブレーキ:85

 最高出力:723bhp/5400rpm   最大トルク:1000Nm/2200rpm

 駆動方式:FR

 0-100km/h加速:3.50sec   最高速:345km/h(342km/h)  {※()内は実測値}

 車重:1795kg   パワーウェイトレシオ:2.483kg/bhp

インプレ

DLC2で導入されたメルセデスがこのSL65だ。SLは「Sport Leicht」の頭文字をとったものである。
2代目から次第にラグジュアリー色を強め、そのコンセプトは現在も貫かれている。
やり過ぎなぐらい張り出したオーバーフェンダがいかにもワルそうな印象を与えている。

スペックに目をやると、搭載されるエンジンは723bhp/5400rpm、1000Nm/2200rpmと最高出力発生回転数、
最大トルク発生回転数ともに低く、非常にトルク型であることがわかる。それでいてパワーがA2トップと素晴らしい。
だが、車重は重く、1795kgもある。高級車であるため、仕方がないのだろう。

走りを見ていこう。カタログスペックと同様に低回転から力強い加速見せる。だが、高回転では鈍り、
レブリミットである6000rpm付近では加速がもたつくため、5600~5700rpm辺りでシフトアップするのが望ましい。
高回転域での伸びはあまり良くなく、最高速もカタログ値を下回る。330km/h辺りから伸びなくなり、
ちょっとしたハンドル操作で失速してしまうため、最高速を出すにはハンドル操作を極力減らすようにしなければならない。
ハンドリングは低・中速コーナーでは車体の重さを感じさせない動きをし、よく曲がる。
しかし、高速コーナーではそうはいかず、強い アンダーステア が出てきてしまう。
ギャップ に強く、姿勢を乱しにくいので縁石を使ったラインでうまく車速をのせていきたい。
ブレーキも弱く、早めに踏む必要がある。レイトブレーキングで勝負するのではなく、立ち上がり加速で勝負をかけるべきだろう。

A2カテゴリーの中では中の下に位置する。

重い車重とは裏腹にサーキットでのタイムは悪くない。低速からの加速に優れるためだ。
一方で、高速コースで苦戦を強いられるのは避けられないだろう。

セレブな気分を味わえる一台。


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最終更新:2012年08月03日 02:24