Ascari KZ1 R Limited Edition


 加速:91   スピード:68   ブレーキ:97

 最高出力:561bhp/7000rpm   最大トルク:540Nm/4500rpm

 駆動方式:MR

 0-100km/h加速:3.04sec   最高速:345km/h(346km/h)  {※()内は実測値}

 車重:1200kg   パワーウェイトレシオ:2.139kg/bhp

インプレ

Ascariが手掛けたスーパーカー、KZ1をレース用に仕立て上げたのがこのKZ1 Rである。
エクステリアに目をやると、レースカーらしく、フロントリップとリアスポイラーが追加される。

パワーユニットはBMW M5(E39型)用の4.9L V8エンジンとKZ1と変わらないが、さらなるチューニングが施され、
最高出力561bhp/7000rpm、最大トルク540Nm/4500rpmを発生するに至っている。車重も1200kgと、軽く仕上げられている。

走りもレーシーなのか見ていこう。
エンジンのレスポンスと吹け上がりは悪くないが、トルク感に欠ける。
7200~7300rpm辺りが最適なシフトタイミングである。7300rpm以上回らないので、シフトアップ時には注意したい。
低・中速の加速はA2カテゴリーのライバル達に劣ってしまう。
もっと問題なのは高速域である。240km/hを超えてから全く加速しなくなり、ライバル達に大きく離されてしまうのだ。
ハンドリングにおいては、クルマの応答性が高く、ステアリングを切り返す場面でも素直に反応する。
また、立ち上がりでアクセルを開けながら曲がっていく場面では、車体がイン側に切れ込む。
そのため、アクセルを開けるタイミングを早めることができ、結果コーナーリングスピードを上げられるのである。
この性質はロングコーナーで大きな武器となるだろう。
ブレーキはよく止まるが、踏み過ぎてはいけない。加速がよくないので、一度大きく減速させてしまえば
高いコーナーリング性能を生かすことがないまま、コーナーを抜けることになってしまうのだ。
ギャップ に対してはやや弱い程度で、A10のように心配する必要はない。

A2カテゴリーの中では中の下に位置する。
走行ラインを見極め、必要最小限の減速で各コーナーを抜けていけば、この車の遅いイメージを少しは払拭できるだろう。

よく走り込んだショートコースで使いたい。

また、レーシーなペイントを施すのもアリだ。


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最終更新:2012年10月23日 01:33