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  • Take Me Under

チェンジ・ロワイアル@ ウィキ

Take Me Under

最終更新:2021年09月24日 16:20

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「あ、姉畑先生…ここでもやりやがった…!」

物凄いものを見てしまった杉元から震えた声が出る。
善逸と、何時の間にか起き上がっていた鳥束は顔を真っ青にしている。
特に善逸は自分もあんな目に遭うのかと思うと、恐怖で情けなく失禁してしまいそうだった。

(オレは何をやっているのだ……)

一方で尻から白濁液を流し、倒れ伏したギニューは自分の情けなさに泣きそうだった。
殺し合いに招かれ、フリーザ復活のチャンスを与えられたというのにこの様。
戦って死ぬならまだしも、こんな気色悪い天使に辱められる醜態を晒すとは、己自身を嫌悪する。
こんな姿をフリーザが見たら、きっと心底軽蔑されるに違いない。
ならばこのまま、何もかもを投げ出してしまおうかという、自暴自棄な考えまで浮かび――

(……オレは今何を考えた?)

確かに自分は情けない敗者になった。それは認めよう。
確かにフリーザが今の自分を見て良い感情を抱きはしない。それも認めよう。
しかし、しかしだ。自分まだ生きている。
尻と腹から凄まじい激痛がするが、それでも生きている。
こんな状態でもやれる事はある。

(一度辱められただけでフリーザ様の蘇生を諦めるだと…?ふざけるな…!俺はまだやれる…!!)

ほんの一瞬でもふざけた考えを持ってしまった自分自身へ喝を入れ、デイパックへと手を伸ばす。
例え復活したフリーザに醜態を知られ、切り捨てられるのだとしてもだ。
それは諦める理由にはならない。
何故なら自分はギニュー特戦隊の隊長。フリーザによって選ばれたエリート戦士。

(ならばこの命、最後までフリーザ様の為に使うまでよ!)

「くらえぇええええええええええええっ!!」

激痛を押し殺して姉畑から距離を取り、デイパックから取り出した物を投げつける。
出した後で暫し気が抜けていた姉畑は反応が遅れた。
投げつけた物体から光が溢れ出し、姉畑を包み込む。
銃は効かなかった。だが別の武器ならばどうだ。

「痛っ!痛い!というか熱い!熱いィイイイイイイ!!」

光の直撃を受けた姉畑は地面を転がり、痛みに悶えた。
天使の体でも耐性が無い攻撃に、全身が焼け爛れている。
シミ一つ無い白い肌が一瞬で変貌し、動物からの反撃をしょっちゅう受けていた姉畑もこんな激痛は初めてだった。
ギニューが投げた物、それはメギドボムという名の小型爆弾。
この爆弾は敵の耐性に関係無くダメージを与える、心の怪盗団がシャドウ相手に用いる武器の一つ。
メギドボムが効くかどうかは賭けであり、最低でも目眩ましになれば十分だったが、姉畑には予想以上の効果を発揮した。

思わず駆け寄ろうとした杉元と、ギニューの視線がかち合う。
その瞬間、杉元は心臓が跳ね上がるような感覚がした。
あれ程の凌辱を受けて尚、このカエルの目は死んでいない、勝利を諦めていない。
こういった手合いは今まで腐る程見て来た。
そしてそれがどれだけ厄介なのかも身に染みている。

「クソッ!!」

足元にいた善逸を掴み、ギニューの視線から逃れようと横に跳ぶ。
ギニューは杉元が善逸を掴み上げた途端に舌打ちして目標を変更する。
狙うはもう一人の人間、鳥束零太。
状況の変化に戸惑いその場に突っ立っている鳥束は絶好の的でしかない。

杉元が何かを叫ぶ。だがもう遅い。


「ボディーチェーーーーンジ!!」


両手を大きく広げたギニューから光が放たれる。
一直線に向かってくる光へ鳥束が危機感を覚えた時には、既に己の体へ直撃していた。
悲鳴を上げる間も無く、何が何だか分からないまま急速に鳥束の意識は失われた。
僅か一瞬の出来事。その一瞬の間に全ては完了した。

「ふん、ようやくマトモな体を手に入れられたか」
「いってぇええええええええええええええ!!!ケツがめちゃくちゃ痛いんすけど!?どうなっちゃったんすか俺!?」

杉元には目の前に広がる光景の意味が分からない。
カエルが何か光を放ち、それが痣のある少年にぶち当たった。
その直後、カエルは思い出したかのようにケツを押さえて悶絶している。
光が当たったはずの少年に外傷は見当たらず、至って冷静に自身の体を観察しているような素振りだ。

あの光は何だったのか。
少なくともよからぬナニカであるのはほぼ間違いなさそうだ。
困惑の中でふと気づく。
ギャーギャー喚くカエルの口調、あれは痣の少年と同じではないかと。
その痣の少年の佇まいは女好きを絵に描いたようなものとは一変している、恐ろしく冷たい雰囲気があった。
杉元の困惑に気付いていないか意図的に無視しているのか、少年は尻の痛みに嘆くカエルへ足早に近づくと、容赦なく蹴り飛ばした。

「ぐえっ!?あああああああ!!ケツに響くううううううう!」
「ケロロ、お前はもう用済みだ。中にいるアホ丸出しの地球人諸共死ね」

少年…炭治郎の体を手に入れたギニューは冷たく告げる。
自身のデイパックを回収し、拾い上げた銃をケロロの体へ入った鳥束へ向けた。

姉畑に凌辱されたケロロの体はもう使い物にならない。
そう身を以て理解したギニューが、ボディーチェンジを決行するのに迷いは無かった。
体を入れ替える候補は二人、杉元と鳥束。
最初は杉元を対象としたのだが、相手が善逸…ピカチュウを掴み上げた為に断念した。
ピカチュウは電撃を放つなど能力が有り、戦闘力が皆無で無い事は隠れ見ていた事で知った。
しかし、ピカチュウはケロロと違い人語を話せない。
これでは今後強者と遭遇しても、ボディーチェンジが使えなくなる。
万が一杉元がピカチュウを盾にでもしてボディーチェンジしてしまったら、それこそ取り返しが付かない。
故に杉元を諦め、棒立ちしていた鳥束と体を入れ替えたのだった。

そしてボディーチェンジが済んだ以上、ケロロの体に未練は無い。
殺害に微塵の躊躇も存在しない。
殺し合いが始まって精々数時間しか入っていなかった体だ、愛着など湧くものか。
そもそもギニューがケロロの体に価値を見出していたのは、ボディーチェンジが出来るという一点のみ。
他に役立つ能力も無い体など、さっさと切り捨てるに限る。
引き金に掛けた指を動かす。

(まさか……入れ替わった…?)

その光景を、杉元は両の目でハッキリと見ていた。
彼は何が起こったのかを正しく認識できてはいなかった。
唐突に口調も雰囲気も変化したカエルと少年。
どうなっているんだと混乱する頭は、やがて一つの答えを導き出した。

即ち、ボンドルド達が参加者に行った他者との肉体入れ替え。
それと同じことが、目の前で起きたのでは無いかと。
荒唐無稽極まりない考えだ。
殺し合い以前の自分ならばきっと考え付かなかった発想だし、もし誰かが同じ事を考え付いたら脳の病気を疑っただろう。
だがしかし、自分はこの数時間で非常識な存在を呆れる程に目撃している。
背後霊を呼び出す英国風の男、電気を出す珍獣、人語を話すカエル、そして不老不死の少女の体へ入った杉元自身。
神秘のオンパレードのような事態が続いているのなら、主催者と同じように体を入れ替える力を持った参加者がいたとしても何らおかしくない。
そしてその考えが正解だとしたら、今殺されそうになっているのはあのエロの化身のような少年という事になる。
少年に良い感情は抱いていない、身を挺して助けたいと思う程に大切な存在でもない。
が、殺し合いに乗っているであろう、カエルに入っていた人物の好きにさせてやる気も、杉元には無い。

決断してからの行動は速かった。
右腕が電光石火の勢いで跳ね上がり、引き金が引かれる。
殺られる前に殺れ、数多の戦場で杉元を生かして来た絶対の言葉に従った結果だ。
通常であれば.387弾が装填された銃より発射されたのは、神経断裂弾。
対未確認生命体用に開発された特殊弾は、人間一人を仕留めるのに過剰な威力を誇る。
グロンギ族のラ・ドルド・グを死に追いやった程の銃弾だ。
自他共に射撃の腕が低いと認めざるを得ない杉元だが、この距離で外すような素人でもない。
外すことなく、一人の参加者の命を確実に奪うと確信していた。

もしもの話になるが。
ギニューが本来の体ならば銃弾程度、何ら脅威にならなかった。
余裕を持って軽く頭をずらして避けたり、指で弾いて防ぐ事だって簡単だ。
仮に弾が直撃したとしても、マトモな傷は付けられず、ほんの少しだけ痒いと感じるのが関の山だろう。
けれど、現在ギニューが入っている体は紛れも無い人間だ。
常人よりもずっと高い身体能力を有していようと、決して不死身では無い。
斬られれば血が出るし、撃たれて当たり所が悪ければ死ぬ。
まして頭部を直撃されたら即死は免れない。

そんなか弱い人間の体でギニューは、身を捩って神経断裂弾を『避けた』。

「はぁ!?」

驚愕の声が杉元の口から飛び出す。
ギニューの頭部を抉り脳みそを撒き散らすはずだった弾は、背後にある大木へ命中。
木の皮が弾け飛び、木片がパラパラと地面に落ちる。
ギニュー本人に被害はゼロ。

自身の背後で弾けるような音がしたのを聞き取り、
視線をズラせば、杉元のピンと伸びた腕の先に銃が握られているのを確認。
銃口から煙が立ち昇り、ツンとした火薬の臭いが鼻先を突く。
自身が銃で狙われたのだと、ギニューは理解する。

敵が何をしたのか、その答えを高速回転する杉元の脳がはじき出す。
自分の銃の腕が下手過ぎたから外した?違う、そこまで間抜けじゃない。
発射された弾丸を避けた?違う、そうじゃない。
発射される直前に身を捩って弾丸を避けた。これか。
文字にすれば単純極まる行動。
しかし、それを実際の行動に移すのは簡単では無い。
杉元が銃を撃った時、ギニューはどんな状態だったか。
意識は完全に鳥束へ向けられていたはずだ。
杉元が狙ったのはそこ。こちらへ意識が向けられる前に仕留められる、完璧なタイミング。

杉元の判断は間違っていなかった。
もし、ここにいるのがギニューでなければ。
或いは竈門炭治郎の体に入っていなければ。
弾丸はほぼ確実に敵対者を貫き、神経をズタズタにしていた。
立っているのは杉元だけのはずっだった。
だがそうはならなかった。この結果に杉元は驚愕する。

(今のはなんだ…?)

もう一人、表情を驚き一色に染めている者が存在した。
それは弾丸を躱した他ならぬギニュー自身である。

用済みとなったケロロを射殺する寸前、ギニューは奇妙な臭いが漂うのを嗅ぎ取った。
今まで一度も嗅いだことの無い臭い、それが何故いきなり現れたのか分からず首を傾げる。
ただ分かる事は一つ。その臭いは非常に良くないものだと本能で理解する。
このまま臭いが漂ってくる場所、今いる所へ立っていては悪い事が起こるに違いない。
そんな予感に急かされるまま咄嗟に身を捩り、銃弾が通過したのはその直後。
謎の臭いを嗅いだ事で、ギニューは迫る死を回避できたのだった。

この臭いを嗅いだのはギニュー自身の力ではない。
元々は鳥束に与えられた体、竈門炭治郎が持つ力である。
炭治郎は一般的な人間を遥かに超える、優れた嗅覚を持つ。
その力は自然界に存在する匂い、人工物の匂いのみならず、生物の感情すらも嗅ぎ分ける事が可能なほど。
ギニューが嗅いだのは、杉元が放つ殺意の臭いとでも言うべきもの。
向けられる殺意を臭いとして感知し、攻撃の回避へと繋がった。
これが鳥束であれば謎の臭いに困惑するばかりで、回避など出来なかっただろう。
鳥束自身は霊能力者ではあるが、特別戦闘に優れた訳では無い。
だがギニューは違う。
フリーザの配下として幾つもの惑星で戦って来た戦士。
殺意を察知しながら何の反応も出来ないような素人など、とっくの昔にフリーザに切り捨てられいる。

一発の弾が発射され、しかしそれは避けられた。
双方にダメージは無く、戦闘に支障は無い。
どちらも驚愕こそあれど、杉元がギニューへ向ける殺意は消えておらず、
またギニューも仕掛けて来た杉元へ殺意をぶつける。
最早、衝突は避けられず、互いに避けるつもりは毛頭ない。

逸る鼓動と熱くなる頭を落ち着かせ、杉元は敵を睨みつける。
最初の一発で仕留められなかったのは痛い。
だがいつまでもソレを引き摺ったってどうにもならない。
今ので向こうの意識は完全に杉元へ向けられた。
間違いなく、こちらを全力で潰そうとするだろう。
ならばこちらも全力で迎え撃ち、今度こそ殺す。
姉畑や、カエルの体で痛みに泣き叫ぶ奴の事も気掛かりだ。
モタついてはいられない。
銃を握る手に力が籠り出す。

ギニューもまた、動揺を抑え敵を睨みつける。
どうやらあの奇妙な臭いは、新しく手に入れた体に備わる力らしい。
その証拠に、先程以上に「殺意の臭い」が濃くなった。
臭いを放つのはこちらを撃ち殺そうとした白髪の少女。
あの変態天使や黄色い獣、今はケロロの中に入っている奴よりも戦い慣れた人間のようだ。
油断はできない。
この体もケロロに比べればずっとマシだが、脆弱な地球人な事には変わらない。
だが今はこの体で戦うしかない。

爆発寸前の風船のように、二人の殺意が膨れ上がる。
彼らはお互いの名前も知らないが、重要なのはそこじゃない。
杉元にとってギニューは殺し合いに乗った人物であり、
ギニューにとって杉元は優勝する為に排除すべき障害のひとつ。
ただそれだけを理解できれば問題無い。

杉元佐一とギニュー。
蓬莱人と鬼狩りの肉体を得た両者は共に睨み合い。

戦闘が始まった。


「シッ!!」

先手を打ったのは杉元。右腕はそのまま、ぶら下げていた左腕を跳ね上げる。
再度コルト・パイソンの引き金を引き、神経断裂弾を撃つ。
攻撃は銃のみにあらず。
無手の左掌から放たれるのは火球。
藤原妹紅の妖術により生み出したソレもまた、ギニューを焼き殺さんと迫る。

弾丸により神経を破壊されるか。
それとも火球により姉畑と同じく皮膚を焼かれるか。
或いは両方か。

「それも臭いで分かるぞ!」

結果はそのどれでもない。
己へ向けられる濃厚な死の臭いを嗅ぎ、瞬時に回避へ移る。
火球は市松模様の羽織を僅かに焦がし、銃弾は髪の毛を数本落とす。
ただそれだけだ。致命傷どころかかすり傷にも程遠い。

ギニューの動きはただ避けてお終いではない。
杉元の攻撃とほぼ同時に駆け出していた。
炭治郎の体はケロロよりも速く走り、獲物へ一直線に突っ込んで行く。

馬鹿正直に突っ込む相手へ容赦はしない。
三度引き金を引こうとする杉元。
が、ここで予想外だったのは、ギニューの動きが予想以上に速いこと。
炭治郎の額に浮かび上がる炎のような痣。それによる身体能力の強化が為されているからだ。

今度はギニューの番である。
右手に持つのは支給品である松平の拳銃。
それを刃物で突き刺すかの如き勢いで、杉元目掛けて突きだした。

「死ねぃっ!!」

トリガーを引いたのは言葉の後か前か、或いは同時か。
狙うは杉元の頭部。
命中すればその可愛らしい顔にきれいな風穴ができる。
但しあくまで『命中すれば』の話である。
予想外の速さとはいえ接近する敵。
拳銃という分かりやすい凶器。
それらに何の対処もしないような愚鈍ならば、『不死身』などと呼ばれる事無く、どこぞの戦場でくたばっている。

「舐めんなぁっ!!」

ガキン、と金属同士がぶつかり合う。
ギニューが撃った弾は明後日の方向へ向かい、木の枝の一番先にある葉を落とした。
回避は間に合わないと悟った杉元は、されど勝負を諦める事無く対処に回った。
己の銃、コルト・パイソンをギニューの銃へ叩きつけ、強引に射線をズラし、弾に肉が抉られるのを防いだ。
ぶつけ合った衝撃で、グリップを握る二人の手に痺れが走る。
それを無視し動き出す。こんなものに一々気を回す余裕は無い。
至近距離で互いの得物を振り回した。

杉元が銃口を向ければ、今度はギニューが銃を叩きつけ射線から逃れる。
相手の舌打ちを聞き流し、ギニューの銃が火を吹く。
しかし弾が当たった先は地面。杉元が銃底を振り下ろして叩きつけたからだ。
ギニューが悪態を吐く暇も無く、コルト・パイソンが顔面へ突き付けられようと動く。
だが弾は発射されない。自身の顔面へ振り下ろされた銃を、コルト・パイソンの銃身で防いだ。

金属同士が軋む音が二人の鼓膜へ伝わって来る。
リボルバーとオートマチック、それぞれの銃身で短剣のように鍔迫り合う。
互いに歯を剥き出して、眼前の敵を威嚇する。
まるで獰猛な獣のようだった。

「ガァアアアアア……!」
「シィイイイイイ……!」

唸った所で勝機は得られない。
このまま拮抗していては埒が明かないと判断したのはどちらが先か。
一手早かったのは杉元だ。
自由に動かせる左腕に炎を纏う。
DIOとの戦いを経て能力の使用にも慣れて来たからか、こんな状況でもすぐさま炎を出現させられた。
揺らめく炎に包まれた拳を、ギニューへと振るう。
顔を狙ったその一撃を、後方へと下がる事で避けた。
顔面のすぐ近くを炎が通過し、その熱さに表情が歪む。
その一瞬、ギニューが銃に掛ける力が揺らいだ。

僅か一瞬でも杉元には十分な好機。
ありったけの力でギニューの銃を押し返すと、向こうの体制が崩れる。
決定的な隙だ。

杉元の右脚がうねりを上げて放たれる。
蓬莱人の身体能力でプラスされた一撃が、ギニューの脇腹へ叩き込まれた。
呻きを漏らしながら横へ吹き飛ぶ。

一撃を与えた杉元だが、喜びの表情は無い。
彼は気付いていた。
蹴りを叩き込んだ時、ギニューは自ら飛び衝撃を緩和したと。
その証拠にあっさりと体制を立て直している。

戦いは終わっていない。
杉元へ向き直ったギニューは、直ぐに次の手へ打って出た。
炎を放たんとする杉元の頭上目掛けて、持っている銃を大きくぶん投げた。
これには杉元も一瞬固まる。
自らの武器を何故わざわざ手放すのか。もしや弾切れか?
だとしてもなんで何であんな所に投げる?
疑問に対する答えはすぐに分かった。
ギニューの行動に固まる自分、紛れも無い隙を晒した杉元へ敵が急接近してきたからだ。

(クソッ!大馬鹿かよ俺は!)

まんまと敵の行動に気を取られた自分自身を罵倒する。
その間にもギニューは再度杉元の目前へと迫った。
銃を手放したギニューはどう攻撃するのか。
拳か?蹴りか?新たな武器を取り出すか?
答えはどれも不正解だ。
ギニューは自らの額を杉元の額へ力いっぱい叩きつけた。

「がっ……」

ギニュー、いや、この場合は炭治郎だろう。
何と言う石頭か。
鉄棒で殴られたかのように、杉元は視界がふらついた。
眼前の敵を見据えねばならないというのに、頭がグラグラと揺れて気持ちが悪い。
呻く杉元を尻目にギニューは先程上空へ投げた銃をキャッチする。
実に丁度いいタイミングで落ちて来た。

揺れる杉元の瞳に映ったのは自信へ向けられる銃口。
そして勝利を確信したギニューの笑み。
腹正しい程に口の端を吊り上げた少年が、引き金を引いた。

銃声が響く。
弾丸は人体を貫いた。
血と肉が地面に飛び散って、緑の草を赤く汚す。
硝煙と血のすえた臭いが、ギニューの鼻孔へ侵入する。


「こ、この女……正気か…!?」

弾丸は確かに当たった。

咄嗟に銃身を咥えて、強引に銃口の狙い目をズラした杉元の頬に。


「ほれは、ふひみのふひほほふぁ!!(俺は、不死身の杉元だ!!)」


右の頬が吹き飛び歯肉が剥き出しとなり、呂律が回らなくなって。
それで尚も杉元は咆える。
頬が吹き飛んだ少女の顔は非常に痛々しい。
だがそれだけだ、死んではいない。
頬を吹き飛ばした程度で藤原妹紅は殺せない、杉元佐一は止められない。

再び炎を纏った左腕が振るわれる。
直撃すれば顔面は焼かれ、頬が吹き飛んだ杉元よりもずっと醜い面になる事間違いなし。
ギニューの銃は上下の歯で万力のようにガッチリと固定され取り出せない。
よって武器を手放す事を選択。拳銃一丁と己の命、どちらが重いか考えるまでも無い。
上体を大きく逸らす。それだけでは足りない。
両脚の筋肉を総動員し背後へ大きく跳ぶ。
致命傷は避けられたが、無傷とはいかなかった。
炎に中てられた顎から首にかけての部位がヒリヒリと痛む。

(野郎……!)

顔面丸ごと焼き潰してやるつもりで放ったが、結果は乏しくない。
ギニューは妹紅の炎やDIOの背後霊のような、目に見える特殊な力は出していない。
強いて言えば体を入れ替える術だが、戦闘中にポンポン使用できる類では無いだろう。
だが強い。ここまででロクなダメージを与えられていない。
杉元から見てもギニューの戦闘技術は厄介の一言に尽きる。
それも当然のこと。
ギニューはボディーチェンジによる強者との肉体交換のみで、ギニュー特戦隊隊長の座に就いた訳ではない。
ボディーチェンジした後も肉体を鍛え、技を磨き、一味の中でも上位の力を維持し続けたからこそ、
フリーザ直々に認められるまでに至ったのだから。

(イカレてるのかこの女は…!)

そんなギニューからしても、杉元は脅威と認識された。
炎を操る能力も、良く鍛えられた体術も見事なものだとは認める。
だが、それだけでは何ら恐れるに足りない。
ギニューが警戒するのは、杉元の勝利への執念。
先程銃弾を逸らしたのだって、ほんの僅かに行動が遅れていれば頬じゃなく脳が吹き飛んでいた。
にも関わらず、何の躊躇も無しに行動に移れる決断力。
こういう手合いは下手に生かしておけば、こちらを殺すまで何度も食らいつく。
確信を持って言える事だ。

ここから先は更なる激戦にもつれ込む。
そう予感させる緊迫した空気は、互いに望まぬ形で霧散された。

「ひええええええええええええ!!助けてくれっす〜〜!!!」

気の抜けそうな悲鳴が響き渡る。
声の主は二人の戦闘にすっかり置いて行かれた鳥束であった。
ケロロの体を引き摺り、必死に何かから逃れようとしている。

「ああああ…何て、何て醜い……殺さなくては…絶対に……!」

ボロキレのようになったケロン人を狙うのは、変態天使こと姉畑。
キラキラしていた目は血走っており、手に握られているのはドリルのような形状の剣。
善逸やギニューに欲情していた時とは別の方向に、危険な雰囲気を醸し出している。

全身が焼け爛れた姉畑は激痛の余り、自分はここで死んでしまうのではと悲観した。
折角ポケモンやまだ見ぬ生物と交わるチャンスを得られたのに、人型カエルに一発射精しただけで終わり。
そんなのはあんまりだと年甲斐もなく涙が零れそうになる。
だが、ふと自身の支給品の存在を思い出す。
説明書通りならば助かるかもしれない物がデイパックに入っているのだ。

(死ねない、私はまだ死にたくない…!もっと沢山の大好きな動物と交わりたいんだ…!!)

一抹の可能性に賭け、その支給品をデイパックより取り出した。
手にしたのは瓶に入った青い液体。
現代人が見たらブルーハワイのシロップを連想させる青さをしている。
姉畑はコルクを外すと、怪しげな色の液体を一気に飲み干した。

「な、何と言うことだ…!!」

焼け爛れていた肌が見る見るうちに回復し、元の白い肌となる。
あれ程の傷をものの一瞬で完治するなど、どんな医者でも不可能だ。
奇跡のようなアイテムの存在を姉畑は心より感謝した。
傷も治った所で、悶え苦しむ鳥束を見ると、ある感情が浮かび上がった。

「わ、私は何て事を…許されない…こんな醜い事は許されない……!!」

ブツブツ呟きながら、デイパックより取り出したドリル状の剣を強く握る。
この異様な状態こそ姉畑が網走監獄送りになった原因であり、冤罪を掛けられた谷垣が殺されそうになった原因でもある。
尾形曰く、「出すものを出した」事により、己の所業のおぞましさに向き合わされた状態とも言うべきか。
この状態の姉畑はウコチャヌプコロした動物を惨殺する異常者と化す。
それは中身が人間であっても容赦せず、鳥束が入っているケロロ目掛けてドリルを振り下ろさんとした。

「醜い!消し去らなければぁっ!!」
「ピカァアアアアアアアアアアアアアアッ!!!(やめろおおおおおおおおおおおおおおっ!!!)」
「あぅんっ!!」

ドリルで貫こうとした姉畑は、背後からの衝撃によろけた。
体当たりを仕掛け姉畑の凶行を阻止したのは黄色いポケモン、ピカチュウの体に入った善逸だ。

善逸もまた、杉元達の戦闘やいきなり様子がおかしくなったカエルと炭治郎に困惑していた。
だが彼も杉元同様、鳥束達の体が入れ替わった事に薄々気付いた。
ゲスなスケベ野郎だが悪人ではないはずの鳥束が、態度を豹変させカエルを殺そうとしたのは幾らなんでも唐突過ぎたし、
尻の痛みに悶絶するカエルの口調が鳥束のものと全く同じになったのも明らかにおかしい。
何よりも、殺気を振り撒き杉元とぶつかり合う炭治郎の姿と、自身と共に行動していた炭治郎の姿は中身が別人と考えた方が、荒唐無稽だが納得できる。

そして鳥束の精神が入っていると何となく分かった以上、殺させる訳にはいかない。
逃げ出したくなる程の恐怖を押し殺して止めに入れたのは、仮にも上弦や無惨との戦闘を経験してきたおかげだろう。

「なひひふぇんふぁへんふぇい!ひははんふぁはふぁひひゃふぇえはほ!?(何してんだ先生!今はんな場合じゃねえだろ!?)」

姉畑の悪癖を知っているとはいえ、この非常時にまでそれは無いだろと杉元は頭を抱える。
自身への警戒が薄れた瞬間、ギニューは杉元達から離れる。
気付いた杉元が追おうとすると、何かを投擲し牽制した。
姉畑に使った爆弾かと身構えるが、投擲したものの正体は拳銃の予備マガジン。
既に銃が手元から失われている以上、弾だけ持っていても使い道など皆無。
手放すのに何の躊躇も無い。

次いでギニューは更に支給品を取り出す。
今度こそ爆弾かと警戒したが、その予想は大きく外れた。
出て来たのは何と巨大な魚。
シートとハンドルを付けたトビウオが現れた。

「はぁあああああああ!?」
「な、何て素晴らしい…!」

一体幾つ珍獣が飛び出すんだと目を剥く杉元。
ついでに姉畑は新たな巨大動物の出現に鳥束への殺意を忘れて目を輝かせていた。
彼らのリアクションには一切構わず、トビウオに乗ったギニューはハンドルを握る。
それに反応してか、トビウオは空へと浮かび上がった。

「まひやはへへふぇへ!(待ちやがれテメェ!)」
「断る!だが次に会った時こそ貴様らの最後だ!」

トビウオの腹を軽く蹴ると、あっという間に杉元達の前から飛び去った。
何で魚が空を飛んでるのかとか、どうしてあんなにデカいんだなどの疑問はこの際どうだっていい。
一々ツッコんでいたらキリが無い。
飛行能力ならば杉元にもある。
こちらも飛んで追いかけようとするが、姉畑の存在がそれに待ったを掛ける。
ここに善逸達を置いて行けば姉畑にナニをされるか分かったもんじゃない。
かといって連れて行こうにも、ギニューとの戦闘中善逸達に気を回さなければならなくなる。
それに鳥束の方は重症。
さっきは喧しく痛みを訴えていたが、そんな体力も無くなって来たのか徐々に静かになっている。

(わざわざ助けてやる義理はねぇが……)

それでも見捨てる事に抵抗があるのは、アシリパと共に旅をしてきた影響だろうか。

「ひょうはねぇ、ひふほ!(しょうがねぇ!いくぞ!)」
「ピカ!?(うえっ!?)」
「ひ、ひぎぃ…。もっと優しく…ケツに響くっす…」

二匹の珍獣を持ち上げるとその場を去る。
ついでにギニューが落としていった銃も回収する。
ここから北西の方角に行けば街があるのは地図で確認済み。
街ならば病院の一つや二つくらいは有るはず。

「待ってください!私はまだピカチュウ君と……」

こちらの逃走に姉畑が気付くが無視。
彼と一緒に行動しては善逸達が常に危険に晒される。
姉畑はギニューが乗っていたトビウオを追うか、こちらを追うかで悩んでいるようだった。
ならその隙にさっさと行かせてもらう。
蓬莱人の身体能力ならば姉畑を撒くのも容易い。

(ほんっとうに、面倒なもんに巻き込まれちまったよクソッタレ!)

改めて殺し合いへの悪態を内心で吐き捨て、杉元は全速力で駆けだした。


【F-3とE-3の境目 道路/黎明】

【杉元佐一@ゴールデンカムイ】
[身体]:藤原妹紅@東方project
[状態]:疲労(中)、ダメージ(中)、骨折、霊力消費(小)、右頬に銃創、再生中
[装備]:神経断裂弾装填済みコルト・パイソン6インチ(4/6)@仮面ライダークウガ
[道具]:基本支給品、神経断裂弾×36@仮面ライダークウガ、松平の拳銃@銀魂、予備マガジン、ランダム支給品×0〜2(確認済)
[思考・状況]
基本方針:なんにしろ主催者をシメて帰りたい。身体は……持ち主に悪いが最悪諦める。
1:こいつら(善逸と鳥束)を連れて街を目指す。病院くらいあるだろ、多分。
2:俺やアシリパさんの身体ないよな? ないと言ってくれ。
3:なんで先生いるの!? できれば殺したくないが…。
4:不死身だとしても死ぬ前提の動きはしない(なお無茶はする模様)。
5:DIOの仲間の可能性がある空条承太郎、ヴァニラ・アイスに警戒。
6:この入れ物は便利だから持って帰ろっかな。
[備考]
※参戦時期は流氷で尾形が撃たれてから病院へ連れて行く間です。
※二回までは死亡から復活できますが、三回目の死亡で復活は出来ません。
※パゼストバイフェニックス、および再生せず魂のみ維持することは制限で使用不可です。
 死亡後長くとも五分で強制的に復活されますが、復活の場所は一エリア程度までは移動可能。
※飛翔は短時間なら可能です
※鳳翼天翔、ウーに類似した攻撃を覚えました
※鳥束とギニュー(どちらも名前は知らない)の体が入れ替わったと考えています。

【鳥束零太@斉木楠雄のψ難】
[身体]:ケロロ軍曹@ケロロ軍曹
[状態]:精神的疲労(大)、肛門裂傷(大)、内臓にダメージ
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
基本方針:女の子にモテる!
1:ケツとお腹がめっちゃ痛い…
2:モテる計画が……
[備考]
※ボディーチェンジによりケロロの体に入れ替わりました。

【我妻善逸@鬼滅の刃】
[身体]:ピカチュウ@ポケットモンスターシリーズ
[状態]:精神的疲労(小)
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
基本方針:殺し合いは止めたいけど、この体でどうすればいいんだ
1:このお姉さんに付いて行く。こいつ(鳥束)大丈夫かな…
2:炭治郎の体が……
3:どうにか名簿を確認したい
[備考]
参戦時期は鬼舞辻無惨を倒した後に、竈門家に向かっている途中の頃です。
現在判明している使える技は「かみなり」「でんこうせっか」「10まんボルト」の3つです。
他に使える技は後の書き手におまかせします。
鳥束とギニュー(名前は知らない)の体が入れ替わったと考えています。


◆◆◆


「ああ、皆行ってしまいました……」

取り残された姉畑はがっくりと肩を落とす。
ギニューを追うか、それとも善逸達を追うか。
体は一つしか無いので、どちらか一方は諦めなければならない。
最初の目的であるピカチュウと交わってみたいが、あの巨大なトビウオも捨てがたい。
どっちにすれば良いんだと迷った挙句決められず、結局どちらにも逃げられてしまった。

「だって仕方ないじゃありませんか。どっちも魅力的なんだもの、大好きなんだもの」

言い訳したらどっちもひょっこり戻って来る、
何て都合の良い展開が起きるはず無く冷たい風が吹くだけだった。

「ええーい!くよくよしてたってしょうがない!」

気合を入れ直すように、自身の頬をはたく。
逃げられたのは残念だが、収穫もあった。
ここにはピカチュウだけじゃなく、喋るカエルや空飛ぶトビウオなど見た事の無い神秘的な動物がまだまだ沢山いるのだ。
それらもポケモンなのか、若しくはポケモンとはまた別の種族なのか。
興味は尽きず、まだ見ぬ動物たちと愛を交わせると想像しただけで股座がいきり立つ。

「待っててくださいね愛おしい動物たち!君達全員と交わるまで、私は絶対に死にませんよーっ!!」

全ての参加者にとって傍迷惑極まりない決意を固める姉畑であった。


【F-3 森と道路の境目/黎明】

【姉畑支遁@ゴールデンカムイ】
[身体]:クリムヴェール@異種族レビュアーズ
[状態]:疲労(中)、未知の動物の存在への興奮、一発射精したのでスッキリ
[装備]:ドリルクラッシャー@仮面ライダービルド、逸れる指輪(ディフレクション・リング)@オーバーロード
[道具]:基本支給品×2(我妻善逸の分を含む)、青いポーション×2@オーバーロード、ランダム支給品0〜3
[思考・状況]
基本方針:色んな生き物と交わってみたい
1:どこへ向かいましょうか?
2:ピカチュウや巨大なトビウオと交わりたい。他の生き物も探してみる。
3:喋るカエルは次に出会ったら…
4:何故あの少女は私の事を知っていたのでしょう?
[備考]
網走監獄を脱獄後、谷垣源次郎一行と出会うよりも前から参戦です。
ピカチュウのプロフィールを確認しました。
周囲に雷が落ちた音が響きました。近くの誰かがこの音を聞く可能性があります。


◆◆◆


戦場から離れたギニューはトビウオを降り、デイパックに仕舞った。
このトビウオ、移動手段としては申し分ない。
ケロロの体の時はトビウオが大きすぎて乗りこなすのは難しそうだったが、こうして地球人の体になった今ならばその心配も無用となった。
しかし、これを気軽に乗り回す気は無い。
巨大な魚に乗って空中を移動するなんて目立って仕方がない。
好戦的な参加者からすれば、どうぞ撃ち落としてくださいと言っているようなものだろう。

「ふぅ…」

近くにあった池の水を掬い、顔に浴びせる。
戦闘の後だからか、冷たい水が心地よかった
杉元に焼かれた箇所を冷やす意外にも、怒りに支配されていた頭を冷やし、冷静さを取り戻す目的もある。

先程の戦闘で自ら退いたのはそれが原因だ。
傷一つ無くピンピンした姉畑を目にした途端、ギニューの中に湧き上がったのは耐え難い屈辱と怒り。
自分にあんなふざけた真似をしたこの変態だけは生かしておけない。
今すぐ嬲り殺しにしてやると、杉元との戦闘中だというのに意識が持っていかれた。
が、その怒りを僅かに残った冷静な部分が押し留めた。
怒りに身を任せて姉畑を殺しに掛かり、致命的な隙を杉元に晒す。
そんな事態になるのはマズい。

(次に会ったら必ず殺す。だが奴の死はあくまで通過点に過ぎん!)

ギニューの目的は優勝してフリーザを蘇生させること。
姉畑殺害に拘る余り、足元を掬われてはならない。
殺したい程の怒りは健在だが、それだけに囚われるつもりはギニューにはなかった。

(新たな体は手に入ったが、このガキの体で優勝は難しいだろうな……)

鳥束から奪ったプロフィールで、体の持ち主の詳細は把握した。
決して弱いとは言わないが、とりたて強いとも言えない。
それがギニューの竈門炭治郎への感想。
鬼という化け物と戦って来ただけあって、身体能力はナメック星で戦った地球人程では無いが高い。
優れた嗅覚の有用性は、杉元との戦闘で十分理解できた。
しかし炭治郎の本領でもある『呼吸』と『透き通る世界』、これらをどう使えば良いかが分からない。
ただ単純に深呼吸すれば身体機能が強化される、などではあるまい。
炭治郎が所属していた鬼殺隊なる組織の人間ならばともかく、
具体的にどうすれば『呼吸』や『透き通る世界』を使えるかがプロフィールに記載されて無かった以上、ギニューに知る術は無い。

(まぁいい。炭治郎よりも強い体を見つけたら、再びボディーチェンジすれば良いのだからな)

鳥束のデイパックに入っていた刀を腰に差す。
炭治郎ら鬼殺隊の人間は剣術が得意らしい。
ギニュー自身は武器に頼らない肉弾戦が好みだが、今はそんな拘りは捨てる時。
銃だろうが刀だろうが爆弾だろうが、使える物は全て使う。
優勝するのに手段など選んでいる場合か。

「再び銀河にフリーザ一味の名を轟かせる為に、もう暫くお待ちくださいフリーザ様…!」

全ては偉大なる宇宙の帝王の為に。
優しき少年の体は、邪悪な精神の器として参加者に牙を剥こうとしていた。


【E-4 池/黎明】

【ギニュー@ドラゴンボール】
[身体]:竈門炭治郎@鬼滅の刃
[状態]:疲労(中)、首から顎にかけて火傷、姉畑への怒りと屈辱(暴走しない程度にはキープ)
[装備]:竈門炭治郎の日輪刀@鬼滅の刃
[道具]:基本支給品×2、メギドボム×2@ペルソナ5、トビウオ@ONE PIECE、ランダム支給品0〜2(鳥束の分)
[思考・状況]
基本方針:優勝し、フリーザを復活させる
1:強敵と遭遇したら、ボディーチェンジで体を奪う
2:もしベジータの体があったら優先して奪う。一応孫悟空の体を奪う事も視野に入れている
3:可能であれば『呼吸』や『透き通る世界』を使えるようになりたい
4:変態天使(姉畑)は次に会ったら必ず殺す。但し奴の殺害のみに拘る気は無い
5:炎を操る女(杉元)にも警戒しておく
[備考]
参戦時期はナメック星編終了後
ボディーチェンジにより炭治郎の体に入れ替わりました

【コルト・パイソン6インチ@仮面ライダークウガ】
1955年にアメリカで開発された回転式拳銃。.357口径弾使用。
未確認生命体鎮圧用として支給された主武装。
ペガサスフォームへ変身時のクウガに譲渡し、ペガサスボウガンに変化させるのにも使う。

【神経断裂弾@仮面ライダークウガ】
対未確認生命体用の特殊弾。
撃ち込んだ弾丸が体内で連鎖的に炸裂することで、グロンギの驚異的な回復力の源である神経組織を破壊し、ダメージを与える。

【ドリルクラッシャー@仮面ライダービルド】
ビルドの基本武装である可変型武器。
ドリル状の刃で斬り裂くブレードモード、ドリルパーツを外し組み立て直す事で変形完了するガンモードの2形態がある。
戦兎や万丈は変身前にも度々使っていた。

【逸れる指輪(ディフレクション・リング)@オーバーロード】
王国の裏組織・八本指、警備部門の六腕の一人であるデイバーノックが装備している指輪。
射撃武器に対する守りを得る。

【青いポーション@オーバーロード】
錬金術溶液と魔法を組み合わせて生成したポーション。
即効性が高く即座に効果が現れるが、その分値段もかなり張る。

【竈門炭治郎の日輪刀@鬼滅の刃】
竈門炭次郎が刀鍛冶の里で手に入れた日輪刀。
縁壱零式の内部に隠されていた戦国時代の刀を、鋼鐵塚蛍が研ぎ直し再び使えるように仕上げた。
鍔は煉獄杏寿郎の遺品が使われている。

【メギドボム@ペルソナ5】
シャドウとの戦闘時に使う消費アイテム。
敵全体に属性無視の攻撃を与える。

【トビウオ@ONE PIECE】
トビウオライダーズが乗り物としているトビウオ。
人を乗せられるほどの大きさで、トビウオライダーズはシートとハンドルを付けてさながらバイクのように乗り回している。
一度飛び立てば5分間は飛行し続ける事ができる。空中で旋回したり上昇したりと飛行能力は高い。

26:宿命をまた呼び覚ます 投下順に読む 28:燃え上がるこの想いの果て
22:うろ覚えでも思い出したいDIO様と奇妙な獣 時系列順に読む
01:反転世界 杉本佐一 32:Vは誰の手に/開幕のベルが鳴る
06:知らない相棒 鳥束零太
我妻善逸
雷の獣と下半身の獣 姉畑支遁 36:どこへ行くの姉畑先生
07:ギニュー 新たなる挑戦! であります ギニュー 50:スニッファー
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  • 本スレ①:http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1615384066/
  • 本スレ②:https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1633849195/l30
  • 本スレ③:https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1664632643/l30
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