猛威を振るった破壊者が消え、今度こそ風都タワー内は静けさを取り戻した。
ようやく事が済んだと判断すると、エボルトはブラッドスタークへの変身を解除。
吹き抜けとなった展望室に入って来る風が、黒いリボンで結った髪を揺らす。
肌寒さに少しだけ目を細め、しかし何かを口にはせず蓮の傍までやって来ると、そのまま大の字に寝転んだ。
吹き抜けとなった展望室に入って来る風が、黒いリボンで結った髪を揺らす。
肌寒さに少しだけ目を細め、しかし何かを口にはせず蓮の傍までやって来ると、そのまま大の字に寝転んだ。
「はぁ……。しんっどいねぇ、全く」
肉体の外見からは一生出そうにない言葉に、思わず苦笑いする蓮。
最初に出会った時から飄々とした態度を崩さないでいた共犯者も、今回は相当疲れたのだろう。
無理もない話だ。ディケイドも、アナザーディケイドも強敵だったのだから。
多分自分とエボルトだけでは勝てなかった。共に戦う仲間がいたからこそ、危機を乗り越えられたのだ。
最初に出会った時から飄々とした態度を崩さないでいた共犯者も、今回は相当疲れたのだろう。
無理もない話だ。ディケイドも、アナザーディケイドも強敵だったのだから。
多分自分とエボルトだけでは勝てなかった。共に戦う仲間がいたからこそ、危機を乗り越えられたのだ。
思えば一番初めはこの男と二人きりだったのに、多くの参加者と出会ったものである。
少しだけ感慨深くなり隣を見ると、そこには上着の裾を捲り上げる共犯者の姿があった。
少しだけ感慨深くなり隣を見ると、そこには上着の裾を捲り上げる共犯者の姿があった。
「やっぱり痣になってるか。キツいもん貰っちまったしなぁ」
ディケイドファイズに殴られた箇所を擦ると、鈍い痛みが起こり顔を顰める。
尤も変身していたからこそ、この程度で済んだのだが。
くびれた腰と形の良い臍を目撃して赤くなった顔を帽子で隠す蓮には気付かず、何度目かのため息を吐いた。
尤も変身していたからこそ、この程度で済んだのだが。
くびれた腰と形の良い臍を目撃して赤くなった顔を帽子で隠す蓮には気付かず、何度目かのため息を吐いた。
「取り敢えず、これで終わったのか」
JUDOの脅威が一先ず去り、多少は気を抜けると判断したらしい。
床に腰を下ろし、ジューダスは誰に向けて言うでもなく呟いた。
同じディケイドファイズの被害に遭った者でも、こちらの方がダメージは深い。
後でいろはに治療を頼む必要があるかもしれない。
床に腰を下ろし、ジューダスは誰に向けて言うでもなく呟いた。
同じディケイドファイズの被害に遭った者でも、こちらの方がダメージは深い。
後でいろはに治療を頼む必要があるかもしれない。
「新八君!」
と、声に顔を上げると金髪の女が倒れた少年の元へ駆け出していた。
確か彼女はシャルティエの近くにいた者。
と言う事は、元は彼女の支給品だったのか。
確か彼女はシャルティエの近くにいた者。
と言う事は、元は彼女の支給品だったのか。
ぼんやりと考えるジューダスの視線に気付かず、ホイミンは正気を取り戻した少年を心配そうに覗き込む。
「良かった…新八君が元に戻って…」
「うん…ごめんホイミン君。心配かけちゃって……」
「うん…ごめんホイミン君。心配かけちゃって……」
心底安堵したような姿に、申し訳なさが募る。
よく見ると体の所々が爛れているようだ。ホイミンもまた必死に戦ったのだろう。
新八がホイミンの傷を心配するように、ホイミンもボロボロの新八を放っては置けない。
ディケイドに焼かれた自分自身の治療で回復呪文を連発したが、魔力はまだ幾らか残っている。
よく見ると体の所々が爛れているようだ。ホイミンもまた必死に戦ったのだろう。
新八がホイミンの傷を心配するように、ホイミンもボロボロの新八を放っては置けない。
ディケイドに焼かれた自分自身の治療で回復呪文を連発したが、魔力はまだ幾らか残っている。
ならこの力を使うべきは、間違いなく今だ。
ホイミンは先程の戦闘の際に、自分が全く役に立てなかった事で落ち込んでいた。
ディケイドライバーへの不意打ちを成功させていれば、皆が傷つく事も無かったかもしれない。
絶対に成功させなければならなかったのに失敗し、自分の傷を癒すだけで手一杯だった。
皆のように真正面からディケイドやアナザーディケイドと戦えず、終わるまでじっとしているだけ。
そんな自分でも今なら傷ついた仲間の力になれると、やる気を出していた。
ホイミンは先程の戦闘の際に、自分が全く役に立てなかった事で落ち込んでいた。
ディケイドライバーへの不意打ちを成功させていれば、皆が傷つく事も無かったかもしれない。
絶対に成功させなければならなかったのに失敗し、自分の傷を癒すだけで手一杯だった。
皆のように真正面からディケイドやアナザーディケイドと戦えず、終わるまでじっとしているだけ。
そんな自分でも今なら傷ついた仲間の力になれると、やる気を出していた。
「じっとしてて新八君。今僕が傷を治すから!」
「ありがとうね、ホイミン君。だけど、僕より蓮さんの方が…」
「ありがとうね、ホイミン君。だけど、僕より蓮さんの方が…」
共にダブルへ変身した青年も、相当の傷を負っていたはず。
承太郎はいろはに任せているが、蓮は違う。
自分の暴走で迷惑を掛けてしまった罪悪感もあり、蓮の回復を優先しようとする。
そこへ彼らの会話を聞いていたのだろう、蓮が首を横に振りながら口を開いた。
承太郎はいろはに任せているが、蓮は違う。
自分の暴走で迷惑を掛けてしまった罪悪感もあり、蓮の回復を優先しようとする。
そこへ彼らの会話を聞いていたのだろう、蓮が首を横に振りながら口を開いた。
「いや、自分は後回しで良い。ホイミン、先に新八を頼む」
「蓮さん……」
「蓮さん……」
でもと言い縋っても大丈夫だからと返されてしまう。
また自分は後で良いと言おうとしたが、このままどちらも遠慮し合っては堂々巡りとなるだろう。
申し訳ないながらも蓮の言葉に甘え、新八は先にホイミンの回復呪文を受ける事にした。
また自分は後で良いと言おうとしたが、このままどちらも遠慮し合っては堂々巡りとなるだろう。
申し訳ないながらも蓮の言葉に甘え、新八は先にホイミンの回復呪文を受ける事にした。
「じゃあ、ホイミン君。お願いしても良いかな?」
「任せてよ!」
「任せてよ!」
張り切って回復呪文を唱える仲間に、何だか暖かい気持ちになっていく。
自分を正気に戻してくれ、傷ついた身を案じてくれる人たちがいる。
その事実だけで、自分の心が癒されていく気がしたのだ。
皆に感謝しなくてはならない。こんな自分に手を差し伸べてくれた事への気持ちを、言葉にしてちゃんと伝えたい。
神楽と再会した時に、彼女にも皆良い人だと教えたいから。
自分を正気に戻してくれ、傷ついた身を案じてくれる人たちがいる。
その事実だけで、自分の心が癒されていく気がしたのだ。
皆に感謝しなくてはならない。こんな自分に手を差し伸べてくれた事への気持ちを、言葉にしてちゃんと伝えたい。
神楽と再会した時に、彼女にも皆良い人だと教えたいから。
「ねぇホイミン君」
ありがとう。
その一言を伝えたくて顔を上げればそこには、
その一言を伝えたくて顔を上げればそこには、
口が裂けそうなくらいに開かれ、醜悪に笑う女がいた。
「えっ」
気が付けば自分へ覆い被さるようにして、ホイミンが抱きついている。
目の前には、黒のメイド服越しにも自己主張の激しい乳房。
何をされるか考える間も与えられず、顔を谷間に埋められた。
伝わって来るのはクセになりそうなくらいの柔らかさ。張りと弾力もある、女性の魅力的な部位への快感。
目の前には、黒のメイド服越しにも自己主張の激しい乳房。
何をされるか考える間も与えられず、顔を谷間に埋められた。
伝わって来るのはクセになりそうなくらいの柔らかさ。張りと弾力もある、女性の魅力的な部位への快感。
ではない。
ヌルリとした、生々しく不快な感触が顔全体に伝わる。
まるで桶いっぱいの水飴に顔を突っ込んだ気分。
考える余裕が多少なりともあったのはそこまでだった。
顔に凄まじい衝撃が襲い掛かり、それが獲物を溶解させる強酸と分かるはずも無く、何が起きたかを理解せずに終わりだ。
まるで桶いっぱいの水飴に顔を突っ込んだ気分。
考える余裕が多少なりともあったのはそこまでだった。
顔に凄まじい衝撃が襲い掛かり、それが獲物を溶解させる強酸と分かるはずも無く、何が起きたかを理解せずに終わりだ。
顔が熱い。
最後にそれが一瞬だけ浮かび、プッツリと切れた。
◆
何が起きたか分からず、誰もがすぐには動けなかった。
判断の遅さを責めるのは簡単だが、彼らへ向けてそれをやるのは酷というもの。
JUDOという脅威がやっと去り、全員が疲弊している状況だ。
大なり小なり気を抜く事を、どうして防げようか。
判断の遅さを責めるのは簡単だが、彼らへ向けてそれをやるのは酷というもの。
JUDOという脅威がやっと去り、全員が疲弊している状況だ。
大なり小なり気を抜く事を、どうして防げようか。
自ら回復を申し出た女の胸に、少年の頭部がスッポリと埋もれている。
うっかり胸に顔が当たってしまっただとか、そんな微笑ましい光景ではない。
首から上が女の体内に入り込んでいると言うべき、異様な光景。
うっかり胸に顔が当たってしまっただとか、そんな微笑ましい光景ではない。
首から上が女の体内に入り込んでいると言うべき、異様な光景。
何かマズい事が起きた。
たっぷり数秒かけて理解したならば、そこからの動きは迅速である。
武器を取り出し腕を上げ、照準を合わせ引き金を引く。
4つの動作を1秒と掛からず終え、エボルトはホイミンへ銃を撃った。
同じく異常事態と判断したジューダスが、傷の痛みに顔を歪ませる手間すら惜しいと駆け出す。
たっぷり数秒かけて理解したならば、そこからの動きは迅速である。
武器を取り出し腕を上げ、照準を合わせ引き金を引く。
4つの動作を1秒と掛からず終え、エボルトはホイミンへ銃を撃った。
同じく異常事態と判断したジューダスが、傷の痛みに顔を歪ませる手間すら惜しいと駆け出す。
物理耐性のあるホイミンの肉体に、銃を撃った所で無意味。
だがトランスチームガンから放たれるのは高熱硬化弾、スチームビュレット。
皮膚が焼け落ちる程高熱の蒸気を纏った銃弾が当たれば、猛烈な熱さに悲鳴が上がる。
だがトランスチームガンから放たれるのは高熱硬化弾、スチームビュレット。
皮膚が焼け落ちる程高熱の蒸気を纏った銃弾が当たれば、猛烈な熱さに悲鳴が上がる。
「熱いっ!?」
仰け反り痛みを訴えるホイミンの元へ、ジューダスが到着。
頭部を呑み込まれた少年を引き離し、ホイミンから距離を取った。
ようやく我に返った蓮が慌てて立ち上がり、新八へと駆け寄る。
自分の身体の痛みなど、今はもう気にならない。
頭部を呑み込まれた少年を引き離し、ホイミンから距離を取った。
ようやく我に返った蓮が慌てて立ち上がり、新八へと駆け寄る。
自分の身体の痛みなど、今はもう気にならない。
「新八…っ!」
横たわらせた新八の姿に、ヒュッと喉が鳴った。
人間とは、たった数秒でここまで変わってしまうもなのか。
顔の皮膚は大半が焼け爛れ、ハムのような色の肉が外気に晒されている。
端正な顔立ちだった少年の面影はどこにも無い。
特に酷いのは口の部分だ。下顎から首にかけてがごっそりと無くなってしまい、露出した骨まで溶けていた。
人間とは、たった数秒でここまで変わってしまうもなのか。
顔の皮膚は大半が焼け爛れ、ハムのような色の肉が外気に晒されている。
端正な顔立ちだった少年の面影はどこにも無い。
特に酷いのは口の部分だ。下顎から首にかけてがごっそりと無くなってしまい、露出した骨まで溶けていた。
目を背けたくなる程の惨状に、そんな場合ではないと必死に思い直す。
「いろは!!こっちに来てくれ!!!」
回復手段を持つ仲間へ、余裕を完全に無くした声色で叫ぶ。
完治とまではいかないものの、ある程度顔色の良くなった承太郎を横たわらせたまま、新八の所へ急ぐ。
少し離れた位置からでも異常に気付いたのだろう、悲鳴に似た蓮の言葉を最後まで聞かずに駆け出していた。
完治とまではいかないものの、ある程度顔色の良くなった承太郎を横たわらせたまま、新八の所へ急ぐ。
少し離れた位置からでも異常に気付いたのだろう、悲鳴に似た蓮の言葉を最後まで聞かずに駆け出していた。
「雨宮さん!一体どうし――」
質問は最後まで続かない。聞かなくてもすぐに分かったから。
新八の姿にいろはは声も出さず青褪める。
尤もここで何も出来ないような一般人ではない。
自分の力が必要なのだと理解すれば、新八の傍へ屈み回復魔法を発動した。
いろはもまたこれまでの戦いで莫大な魔力を消費していたが、自分の疲労など顧みずに新八を治そうとしている。
もうこれ以上、リトのような犠牲を出す訳にはいかない。
たとえ最終的には殺し合いが無かった事になるとしても、犠牲の容認なんてお断りだ。
新八の姿にいろはは声も出さず青褪める。
尤もここで何も出来ないような一般人ではない。
自分の力が必要なのだと理解すれば、新八の傍へ屈み回復魔法を発動した。
いろはもまたこれまでの戦いで莫大な魔力を消費していたが、自分の疲労など顧みずに新八を治そうとしている。
もうこれ以上、リトのような犠牲を出す訳にはいかない。
たとえ最終的には殺し合いが無かった事になるとしても、犠牲の容認なんてお断りだ。
その決意を、いっそ残酷なくらい冷静に止める。
「…止せ、いろは。もう意味が無い事だ」
「ジューダスさん…?何言ってるんですか、だって私が治さないと…」
「いや、そのお嬢ちゃんの言ってる事は正しいぜ」
「エボルト?お前まで何を……」
「ジューダスさん…?何言ってるんですか、だって私が治さないと…」
「いや、そのお嬢ちゃんの言ってる事は正しいぜ」
「エボルト?お前まで何を……」
諦められない少年と少女へ、どこまでも冷静な言葉を向ける。
人間の死を数え切れない程見て来た二人には、もう分かっていた。
いや、きっと蓮といろはだって分からない筈が無い。
人間の死を数え切れない程見て来た二人には、もう分かっていた。
いや、きっと蓮といろはだって分からない筈が無い。
「お前さんの力が、どれくらい効果があるかは知らねぇが…」
淡々と告げる言葉の先は、誰も望んでいない答え。
「死人を生き返らせるようなものじゃあ無いだろ」
エボルトの言葉がどういう意味なのか、理解できない者はいない。
いないからこそ告げられた瞬間、心が痛いくらいに重く感じた。
いないからこそ告げられた瞬間、心が痛いくらいに重く感じた。
また目の前で死んだ、また助けられなかった。
後悔しても現実は変わらない。
後悔しても現実は変わらない。
志村新八は、死んだのだ。
【志村新八@銀魂(身体:フィリップ@仮面ライダーW) 死亡】
「え……あ……え……?」
意味が分からずホイミンは視線を彷徨わせる。
新八が死んだ。そう、死んだのだと言う。
死んだらそこで終わりだ。
銀時が生きて帰っては来ないように、新八だってもう動かない。
死んだらそこで終わりだ。
銀時が生きて帰っては来ないように、新八だってもう動かない。
何故死んだ?
だって新八はさっきまで生きていたじゃないか。
ボロボロになっていたけど、ちゃんと目を開いて口からは言葉が出た。
死んでしまう要素なんて一つも無かったはず。
ボロボロになっていたけど、ちゃんと目を開いて口からは言葉が出た。
死んでしまう要素なんて一つも無かったはず。
(…………違う)
新八の傷がいきなり悪化した?
それも有り得ない。何故なら自分がいたから。
ホイミを唱えて傷を治してあげたのに、死ぬなんてそんなのおかしい。
それも有り得ない。何故なら自分がいたから。
ホイミを唱えて傷を治してあげたのに、死ぬなんてそんなのおかしい。
(違う…!)
何が違う?
(僕は……新八君を治してない…!)
じゃあ何をした?
(新八君に…抱きついて……)
それから?
(新八君の頭が…僕の中に入っちゃって……)
それでどうなった?
(それで……それで……それで……!)
それで新八は死んだ。
ホイミンが殺した。
「ホイミン…どうしてなんだ…?」
「…シャル?」
『ぼ、僕にも分かりませんよ!?だって、だってホイミン君は……ああもう何で……!』
「…シャル?」
『ぼ、僕にも分かりませんよ!?だって、だってホイミン君は……ああもう何で……!』
気が付けば皆が自分の方を見ていた。
蓮とシャルティエの言葉はようやっと絞り出したような、苦悶に満ちており、それがホイミンの心を掻きむしる。
蓮とシャルティエの言葉はようやっと絞り出したような、苦悶に満ちており、それがホイミンの心を掻きむしる。
(僕は……)
皆の目がたまらなく恐ろしい。
怒り、困惑、警戒、恐怖。
ライアンが自分に向けてくれたのとは違う。
怒り、困惑、警戒、恐怖。
ライアンが自分に向けてくれたのとは違う。
人間を襲って喰い殺す、悪い魔物へ向けるものだった。
「う、うわぁああああああああああああああああああアアアアアアアアアアァァァァァアアアアアアアアッ!!!!!」
引き裂くような絶叫と共に、ホイミンは駆け出した。
自分を見つめる目から、そして自分の犯した罪から逃げるように。
向かった先は外界への入口。遮る物の無くなったそこは、JUDOが吹き飛ばされたのと同じ所。
違うのはただ一点、ホイミンは自分の意思でそこから飛び出した。
自分を見つめる目から、そして自分の犯した罪から逃げるように。
向かった先は外界への入口。遮る物の無くなったそこは、JUDOが吹き飛ばされたのと同じ所。
違うのはただ一点、ホイミンは自分の意思でそこから飛び出した。
「待て…!」
静止の声は届く事無く、ホイミンの姿はあっという間に消えてしまった。
第一展望室は地上から離れた位置にある。
人間が命綱も無しに飛び降りればどうなるか。
いろはの顔から血の気が引いて行く。
人間が命綱も無しに飛び降りればどうなるか。
いろはの顔から血の気が引いて行く。
「あ、あの人、ここから飛び降りたら…!」
「多分生きてると思うぜ?確かアイツの身体は人間じゃあ無いらしいからなぁ」
「多分生きてると思うぜ?確かアイツの身体は人間じゃあ無いらしいからなぁ」
顔面蒼白となったいろはにあっけらかんと返し、エボルトは思わず天を仰ぐ。
自分達は新八の救出を目的とし風都タワーへやって来た。
暴走していた新八は正気に戻り、仮面ライダーWへの変身を果たした。
だが新八は死んだ。それも殺したのはディケイドではなく、ホイミンだ。
助けに向かった筈の仲間が、どうにか生き延びた仲間を殺す。これでは、これでは一体、
暴走していた新八は正気に戻り、仮面ライダーWへの変身を果たした。
だが新八は死んだ。それも殺したのはディケイドではなく、ホイミンだ。
助けに向かった筈の仲間が、どうにか生き延びた仲間を殺す。これでは、これでは一体、
「何の為の戦いだったんだろうな」
心底疲れきったようなエボルトの言葉に、誰も反論しない。
怒りと、悲しみと、やるせなさをぶつけるように、蓮の拳が床を叩く。
ジンとした痛みなど気にもならず、やり場のない想いだけが募り出す。
視線を落とすと望まなくとも瞳に映るのは、真っ赤な変身ベルト。
怒りと、悲しみと、やるせなさをぶつけるように、蓮の拳が床を叩く。
ジンとした痛みなど気にもならず、やり場のない想いだけが募り出す。
視線を落とすと望まなくとも瞳に映るのは、真っ赤な変身ベルト。
二人で一人の探偵、風の都の守護者の証。
しかしもう、切り札と疾風が揃う事が永遠に無くなった今となっては、単なる虚しさの象徴でしかなかった。
しかしもう、切り札と疾風が揃う事が永遠に無くなった今となっては、単なる虚しさの象徴でしかなかった。
◆◆◆
精神が肉体の影響を受ける。
ボンドルド主催のバトルロワイアルにて発生する現象は、参加者に大きな影響を与えていた。
ボンドルド主催のバトルロワイアルにて発生する現象は、参加者に大きな影響を与えていた。
孫悟空の身体となった野原しんのすけなどは、肉体の恩恵を受けた分かりやすい例だろう。
鍛え上げられたサイヤ人の力を少しずつだが発揮可能となり、アーマージャックとの戦闘では亀仙流の奥義まで使えるようになったのだから。
鍛え上げられたサイヤ人の力を少しずつだが発揮可能となり、アーマージャックとの戦闘では亀仙流の奥義まで使えるようになったのだから。
しかし良い例もあれば、当然悪い例も存在する。
空腹に苛まれたうえに普通の食事を受け付けなくなったアルフォンス・エルリックや、
参加者を笑顔にするという全員塵殺とは正反対の方針を取らざるを得なくなった両面宿儺などは、典型的な例と言える。
参加者を笑顔にするという全員塵殺とは正反対の方針を取らざるを得なくなった両面宿儺などは、典型的な例と言える。
そして肉体の影響を受けてしまった参加者が、また新たに現れた。
ソリュシャン・イプシロンの身体となったホイミンである。
ソリュシャン・イプシロンの身体となったホイミンである。
ソリュシャン・イプシロンとは元々、西暦2126年に発売されたVRMMORPG「ユグドラシル」のプレイヤーによって製作されたNPCである。
つまりゲーム内のキャラクターであり、現実世界に存在する者ではない。
だがユグドラシルのサービス終了日、ゲーム内で栄光を誇ったギルド、「アインズ・ウール・ゴウン」の創設者の一人であるモモンガが異世界に転移され、全てが変わった。
拠点であるナザリック大墳墓内にいたモモンガ共々転移したNPC達が自らの意思を持ち、言葉を話し始めたのだ。
その中にはソリュシャンも存在し、彼女も他のNPC同様異世界転移によってゲームキャラクターから一つの生命へと変化したのだ。
つまりゲーム内のキャラクターであり、現実世界に存在する者ではない。
だがユグドラシルのサービス終了日、ゲーム内で栄光を誇ったギルド、「アインズ・ウール・ゴウン」の創設者の一人であるモモンガが異世界に転移され、全てが変わった。
拠点であるナザリック大墳墓内にいたモモンガ共々転移したNPC達が自らの意思を持ち、言葉を話し始めたのだ。
その中にはソリュシャンも存在し、彼女も他のNPC同様異世界転移によってゲームキャラクターから一つの生命へと変化したのだ。
では異世界でのソリュシャンはどういった性格だったのかと言えば、ホイミンに支給されたプロフィールの通りである。
ナザリックのNPCには珍しくない、「悪」へ大きく傾いた属性。
人間や亜人種を強く蔑視し、虐殺や拷問にも一切の抵抗を抱かない。
何より、同じプレアデスのナーベラル・ガンマが敵対者を下等生物として淡々と処理するのに対し、ソリュシャンは玩具として楽しみながら殺すのを好む。
ナザリックのNPCには珍しくない、「悪」へ大きく傾いた属性。
人間や亜人種を強く蔑視し、虐殺や拷問にも一切の抵抗を抱かない。
何より、同じプレアデスのナーベラル・ガンマが敵対者を下等生物として淡々と処理するのに対し、ソリュシャンは玩具として楽しみながら殺すのを好む。
そんな肉体による影響を受けたホイミンはどうなったか。
ディケイドへ不意打ちを仕掛ける時、戦う仲間へ露骨に蔑むような感情を抱いた。
決定的なのは新八の傷を治そうとした時だ。
傷だらけで戦い抜き、回復を申し出た仲間に感謝と安堵の混じった笑みを浮かべた新八を見て、こう思った。
ディケイドへ不意打ちを仕掛ける時、戦う仲間へ露骨に蔑むような感情を抱いた。
決定的なのは新八の傷を治そうとした時だ。
傷だらけで戦い抜き、回復を申し出た仲間に感謝と安堵の混じった笑みを浮かべた新八を見て、こう思った。
一番気が緩んだタイミングで自分の事を強く信頼している人間を殺したら、さぞ楽しいんだろうなと。
ホイミンが肉体の影響を撥ね退ける程の強靭な意思をもっていれば、防げたかもしれない。
現に産屋敷耀哉はスコルピオワームの毒という異物さえ無ければ、鬼を増やせとのたまう無惨の声を完全に無視出来ていたのだから。
しかし心優しいホイミスライムにとって、死の支配者(オーバーロード)に仕える邪悪なスライムの肉体は、劇薬として作用してしまった。
彼の心を侵食し、自分と同じ悪へと堕としてしまった。
現に産屋敷耀哉はスコルピオワームの毒という異物さえ無ければ、鬼を増やせとのたまう無惨の声を完全に無視出来ていたのだから。
しかし心優しいホイミスライムにとって、死の支配者(オーバーロード)に仕える邪悪なスライムの肉体は、劇薬として作用してしまった。
彼の心を侵食し、自分と同じ悪へと堕としてしまった。
風都タワーから飛び降りたホイミンは、エボルトが言った通り生きていた。
物理攻撃への耐性を持つ肉体が為、着地の際に少々形が崩れはしたものの、すぐに元の擬態した姿へと戻ったのだ。
だが体は戻っても、一度垂らされた毒は消えない。
人間になるのを夢見た純粋な心は、少しずつ、醜悪な形へと変貌していた。
物理攻撃への耐性を持つ肉体が為、着地の際に少々形が崩れはしたものの、すぐに元の擬態した姿へと戻ったのだ。
だが体は戻っても、一度垂らされた毒は消えない。
人間になるのを夢見た純粋な心は、少しずつ、醜悪な形へと変貌していた。
◆◆◆
(ふむ、一人減ったか)
重苦しい空気となった蓮達を眺めながら、黎斗は冷静に思考する。
傍らにいるのは気を失ったスタンド使いの少年、空条承太郎。
血の滲んだ衣服は痛々しいが、いろはの回復魔法が効いたのか顔色はそこまで悪くない。
ジューダスが新八をホイミンから引き離した後、いろはの元へ赴き、
「彼は自分が見ておくから、彼らの方に行ってやってくれ」と促したのだ。
蓮の必死の叫びも効果があったのだろう、走って行くいろはの背を最後まで見送らず、黎斗はある物を探し始めた。
血の滲んだ衣服は痛々しいが、いろはの回復魔法が効いたのか顔色はそこまで悪くない。
ジューダスが新八をホイミンから引き離した後、いろはの元へ赴き、
「彼は自分が見ておくから、彼らの方に行ってやってくれ」と促したのだ。
蓮の必死の叫びも効果があったのだろう、走って行くいろはの背を最後まで見送らず、黎斗はある物を探し始めた。
(破壊されている可能性もあったが、運が向いたようだな)
目当ての物は見つかり、素早くデイパックに仕舞った。
拾った道具に浮かび上がる異形の顔は、まさしくさっきまで暴れていた怪人のもの。
懐中時計のようにも見える形のソレは、アナザーディケイドウォッチ。
新八を偽りの破壊者へと変えた、危険なアイテムだ。
拾った道具に浮かび上がる異形の顔は、まさしくさっきまで暴れていた怪人のもの。
懐中時計のようにも見える形のソレは、アナザーディケイドウォッチ。
新八を偽りの破壊者へと変えた、危険なアイテムだ。
黎斗はアナザーライダーに関する正確な情報を持ってはいない。
アナザーオーズに選ばれた檀黎斗王ならともかく、ここにいる黎斗はタイムジャッカーとの接触もなければ、常磐ソウゴの存在自体知らないのだから。
しかしアナザーディケイドにも首輪が巻かれていた事から、参加者が姿を変えた存在だとは分かり、それに使っただろう支給品の回収に動いたのだった。
アナザーオーズに選ばれた檀黎斗王ならともかく、ここにいる黎斗はタイムジャッカーとの接触もなければ、常磐ソウゴの存在自体知らないのだから。
しかしアナザーディケイドにも首輪が巻かれていた事から、参加者が姿を変えた存在だとは分かり、それに使っただろう支給品の回収に動いたのだった。
無論、黎斗本人にアナザーディケイドへ変身する気は全く無い。
どれだけ強大な力を得られようと、理性を失い暴れ回る獣と化すのはお断りだ。
だが使い道は十分にある。
アナザーディケイドに変身すれば、新八のように虐殺マシーンと化す。
だったら何も、黎斗本人が変身しなくとも他の誰かを変身させればいい。
善人だろうと悪人だろうと関係無く、参加者を減らす適当な駒として暴れさせられる。
尤もこちらで制御は出来ない為、アナザーディケイドの暴走に巻き込まれないよう立ち回りが必要となるのだが。
どれだけ強大な力を得られようと、理性を失い暴れ回る獣と化すのはお断りだ。
だが使い道は十分にある。
アナザーディケイドに変身すれば、新八のように虐殺マシーンと化す。
だったら何も、黎斗本人が変身しなくとも他の誰かを変身させればいい。
善人だろうと悪人だろうと関係無く、参加者を減らす適当な駒として暴れさせられる。
尤もこちらで制御は出来ない為、アナザーディケイドの暴走に巻き込まれないよう立ち回りが必要となるのだが。
(君にも感謝しておこう。ゲームマスターたる私からの礼だ、有難く受け取っておけ)
眠り続ける承太郎を、感謝などとは程遠い笑みで見下ろす。
全てはただ、檀黎斗という神の才能の持ち主がゲームクリアを果たす為に。
その過程で如何なる犠牲が生まれようとも、彼の心を揺さぶりはしないのだろう。
全てはただ、檀黎斗という神の才能の持ち主がゲームクリアを果たす為に。
その過程で如何なる犠牲が生まれようとも、彼の心を揺さぶりはしないのだろう。
◆◆◆
風都タワーから離れた場所で、JUDOは変身を解除しのっそりと身を起こす。
周囲を見渡せば、見覚えのない家々や商店が所狭しと建ち並んでいる。
承太郎達と遭遇した市街地ではないようだ。
流石にあそこまで吹き飛ばされはしなかっただろう。
周囲を見渡せば、見覚えのない家々や商店が所狭しと建ち並んでいる。
承太郎達と遭遇した市街地ではないようだ。
流石にあそこまで吹き飛ばされはしなかっただろう。
地面に激突する前に、JUDOはライドブッカーから新たなカードを取り出した。
不安定な体勢ながらもドライバーに挿入すると、すぐさま効果が齎されたのをその身で感じ、
数秒後には背中からアスファルトへと叩きつけられた。
それでも無事だったのは変身したままなのもあるが、やはりカードの力による所も大きい。
アタックライド・メタル。全身を硬化させ耐久力を著しく上昇させる能力だ。
JUDOが新たに変身した戦士、仮面ライダーブレイドはアンデットと呼ばれる不死の生物が封印されたカードの力を解放して自らの能力とする。
ディケイドであればアンデットの力も、あくまでブレイドが行使するものとして扱えるらしかった。
不安定な体勢ながらもドライバーに挿入すると、すぐさま効果が齎されたのをその身で感じ、
数秒後には背中からアスファルトへと叩きつけられた。
それでも無事だったのは変身したままなのもあるが、やはりカードの力による所も大きい。
アタックライド・メタル。全身を硬化させ耐久力を著しく上昇させる能力だ。
JUDOが新たに変身した戦士、仮面ライダーブレイドはアンデットと呼ばれる不死の生物が封印されたカードの力を解放して自らの能力とする。
ディケイドであればアンデットの力も、あくまでブレイドが行使するものとして扱えるらしかった。
こうして死亡は免れたJUDOであるが、その足取りは少々ふらついている。
市街地での承太郎に始まり風都タワーでの連戦は、流石の士の肉体にも相応の疲労を蓄積させ、
ジューダスの秘奥義やダブルのマキシマムドライブ、エボルトのエネルギー波によるダメージもまた着実にJUDOから体力を奪った。
この状態で戦いに臨むのは、JUDOとしても無謀であると分かっていた。
だから今は退く。
人間の肉体は脆い、仮面ライダーの力があってもだ。
身体を休め傷を癒さなければ何も出来ない脆弱さ、だがそれが今の自分なのだ。
市街地での承太郎に始まり風都タワーでの連戦は、流石の士の肉体にも相応の疲労を蓄積させ、
ジューダスの秘奥義やダブルのマキシマムドライブ、エボルトのエネルギー波によるダメージもまた着実にJUDOから体力を奪った。
この状態で戦いに臨むのは、JUDOとしても無謀であると分かっていた。
だから今は退く。
人間の肉体は脆い、仮面ライダーの力があってもだ。
身体を休め傷を癒さなければ何も出来ない脆弱さ、だがそれが今の自分なのだ。
――しかし…流石に認めなばなるまい
器である村雨良の身体でなく、本来の自分より弱くなっていると加味しても、
風都タワーにいた連中を仕留め損ねたのは事実。
自分がここまでの傷を負ったのは、無視できない。
所詮人間は竜の餌、取るに足らないものとして扱った結果があの手痛い反撃ならば、認識を変える時なのだろう。
風都タワーにいた連中を仕留め損ねたのは事実。
自分がここまでの傷を負ったのは、無視できない。
所詮人間は竜の餌、取るに足らないものとして扱った結果があの手痛い反撃ならば、認識を変える時なのだろう。
参加者は全員殺す。
但し家畜としてではなく、このJUDOの敵としてだ。
但し家畜としてではなく、このJUDOの敵としてだ。
「フッ、我がこのような事を考えるとは……」
虚無の牢獄にいた頃からは想像もできない、自分の心境の変化。
それすらも僅かに愉しさを覚えている事へ自嘲しつつ、破壊者は一度だけ振り返り、風都タワーを背に歩き始めた。
それすらも僅かに愉しさを覚えている事へ自嘲しつつ、破壊者は一度だけ振り返り、風都タワーを背に歩き始めた。
【D-4 風都タワー第一展望室/昼】
【雨宮蓮@ペルソナ5】
[身体]:左翔太郎@仮面ライダーW
[状態]:ダメージ(極大)、疲労(極大)、SP消費(残量ゼロ)、体力消耗(中)、怒りと悲しみ、ぶつけ所の無い悔しさ
[装備]:煙幕@ペルソナ5、T2ジョーカーメモリ+ダブルドライバー@仮面ライダーW
[道具]:基本支給品×2、ロストドライバー@仮面ライダーW、ハードボイルダー@仮面ライダーW、、スパイダーショック@仮面ライダーW、ランダム支給品0~2(煉獄の分、刀剣類はなし)
[思考・状況]基本方針:主催を打倒し、この催しを終わらせる。
1:新八…っ。
2:仲間を集めたい。
3:エボルトは信用した訳ではないが、共闘を受け入れる。
4:今は別行動だが、しんのすけの力になってやりたい。
5:体の持ち主に対して少し申し訳なさを感じている。元の体に戻れたら無茶をした事を謝りたい。
6:逃げた怪物(絵美理)やシロを鬼にした男(耀哉)を警戒。
7:ディケイド(JUDO)はまだ倒せていない気がする…。
8:新たなペルソナと仮面ライダー。この力で今度こそ巻き込まれた人を守りたい。
9:推定殺害人数というのは気になるが、ミチルは無害だと思う
[備考]
※参戦時期については少なくとも心の怪盗団を結成し、既に何人か改心させた後です。フタバパレスまでは攻略済み。
※スキルカード@ペルソナ5を使用した事で、アルセーヌがラクンダを習得しました。
※参加者がそれぞれ並行世界から参加していると気付きました。
※翔太郎の記憶から仮面ライダーダブル、仮面ライダージョーカーの知識を得ました。
※エボルトとのコープ発生により「道化師」のペルソナ「マガツイザナギ」を獲得しました。燃費は劣悪です。
※しんのすけとのコープ発生により「太陽」のペルソナ「ケツアルカトル」を獲得しました。
[身体]:左翔太郎@仮面ライダーW
[状態]:ダメージ(極大)、疲労(極大)、SP消費(残量ゼロ)、体力消耗(中)、怒りと悲しみ、ぶつけ所の無い悔しさ
[装備]:煙幕@ペルソナ5、T2ジョーカーメモリ+ダブルドライバー@仮面ライダーW
[道具]:基本支給品×2、ロストドライバー@仮面ライダーW、ハードボイルダー@仮面ライダーW、、スパイダーショック@仮面ライダーW、ランダム支給品0~2(煉獄の分、刀剣類はなし)
[思考・状況]基本方針:主催を打倒し、この催しを終わらせる。
1:新八…っ。
2:仲間を集めたい。
3:エボルトは信用した訳ではないが、共闘を受け入れる。
4:今は別行動だが、しんのすけの力になってやりたい。
5:体の持ち主に対して少し申し訳なさを感じている。元の体に戻れたら無茶をした事を謝りたい。
6:逃げた怪物(絵美理)やシロを鬼にした男(耀哉)を警戒。
7:ディケイド(JUDO)はまだ倒せていない気がする…。
8:新たなペルソナと仮面ライダー。この力で今度こそ巻き込まれた人を守りたい。
9:推定殺害人数というのは気になるが、ミチルは無害だと思う
[備考]
※参戦時期については少なくとも心の怪盗団を結成し、既に何人か改心させた後です。フタバパレスまでは攻略済み。
※スキルカード@ペルソナ5を使用した事で、アルセーヌがラクンダを習得しました。
※参加者がそれぞれ並行世界から参加していると気付きました。
※翔太郎の記憶から仮面ライダーダブル、仮面ライダージョーカーの知識を得ました。
※エボルトとのコープ発生により「道化師」のペルソナ「マガツイザナギ」を獲得しました。燃費は劣悪です。
※しんのすけとのコープ発生により「太陽」のペルソナ「ケツアルカトル」を獲得しました。
【エボルト@仮面ライダービルド】
[身体]:桑山千雪@アイドルマスター シャイニーカラーズ
[状態]:ダメージ(大)、疲労(極大)、千雪の意識が復活
[装備]:トランスチームガン+コブラロストフルボトル+ロケットフルボトル@仮面ライダービルド
[道具]:基本支給品×2、ピーチグミ×3@テイルズオブディスティニー、ランダム支給品0~2(シロの分)、累の母の首輪、アーマージャックの首輪、煉獄の死体
[思考・状況]
基本方針:主催者の持つ力を奪い、完全復活を果たす。
1:どうしたもんかねこれから。
2:蓮や承太郎を戦力として利用。
3:首輪を外す為に戦兎を探す。会えたら首輪を渡してやる。
4:有益な情報を持つ参加者と接触する。戦力になる者は引き入れたい。
5:自身の状態に疑問。
6:出来れば煉獄の首輪も欲しい。どうしようかねぇ。
7:ほとんど期待はしていないが、エボルドライバーがあったら取り戻す。
8:千雪にも後で話を聞いておく。
9:余裕があれば柊ナナにも接触しておきたい。
10:今の所殺し合いに乗る気は無いが、他に手段が無いなら優勝狙いに切り替える。
11:推定殺害人数が何かは分からないが…まあ多分ミチルはシロだろうな(シャレじゃねえぜ?)
[備考]
※参戦時期は33話以前のどこか。
※他者の顔を変える、エネルギー波の放射などの能力は使えますが、他者への憑依は不可能となっています。
またブラッドスタークに変身できるだけのハザードレベルはありますが、エボルドライバーを使っての変身はできません。
※自身の状態を、精神だけを千雪の身体に移されたのではなく、千雪の身体にブラッド族の能力で憑依させられたまま固定されていると考えています。
また理由については主催者のミスか、何か目的があってのものと推測しています。
エボルトの考えが正しいか否かは後続の書き手にお任せします。
※ブラッドスタークに変身時は変声機能(若しくは自前の能力)により声を変えるかもしれません。(CV:芝崎典子→CV:金尾哲夫)
※参加者がそれぞれ並行世界から参加していると気付きました。
[身体]:桑山千雪@アイドルマスター シャイニーカラーズ
[状態]:ダメージ(大)、疲労(極大)、千雪の意識が復活
[装備]:トランスチームガン+コブラロストフルボトル+ロケットフルボトル@仮面ライダービルド
[道具]:基本支給品×2、ピーチグミ×3@テイルズオブディスティニー、ランダム支給品0~2(シロの分)、累の母の首輪、アーマージャックの首輪、煉獄の死体
[思考・状況]
基本方針:主催者の持つ力を奪い、完全復活を果たす。
1:どうしたもんかねこれから。
2:蓮や承太郎を戦力として利用。
3:首輪を外す為に戦兎を探す。会えたら首輪を渡してやる。
4:有益な情報を持つ参加者と接触する。戦力になる者は引き入れたい。
5:自身の状態に疑問。
6:出来れば煉獄の首輪も欲しい。どうしようかねぇ。
7:ほとんど期待はしていないが、エボルドライバーがあったら取り戻す。
8:千雪にも後で話を聞いておく。
9:余裕があれば柊ナナにも接触しておきたい。
10:今の所殺し合いに乗る気は無いが、他に手段が無いなら優勝狙いに切り替える。
11:推定殺害人数が何かは分からないが…まあ多分ミチルはシロだろうな(シャレじゃねえぜ?)
[備考]
※参戦時期は33話以前のどこか。
※他者の顔を変える、エネルギー波の放射などの能力は使えますが、他者への憑依は不可能となっています。
またブラッドスタークに変身できるだけのハザードレベルはありますが、エボルドライバーを使っての変身はできません。
※自身の状態を、精神だけを千雪の身体に移されたのではなく、千雪の身体にブラッド族の能力で憑依させられたまま固定されていると考えています。
また理由については主催者のミスか、何か目的があってのものと推測しています。
エボルトの考えが正しいか否かは後続の書き手にお任せします。
※ブラッドスタークに変身時は変声機能(若しくは自前の能力)により声を変えるかもしれません。(CV:芝崎典子→CV:金尾哲夫)
※参加者がそれぞれ並行世界から参加していると気付きました。
【空条承太郎@ジョジョの奇妙な冒険】
[身体]:燃堂力@斉木楠雄のΨ難
[状態]:疲労(極大)、全身にダメージ(大)、銀髪の男(魔王)への怒り、気絶中
[装備]:ネズミの速さの外套(クローク・オブ・ラットスピード)@オーバーロード、MP40@ストライクウィッチーズシリーズ
[道具]:基本支給品×2、予備弾倉×2、、銀時のスクーター@銀魂、童磨の首輪
[思考・状況]基本方針:主催を打倒する。
0:……。
1:新八はどうなった?
2:主催と戦うために首輪を外したい。
3:DIOは今度こそぶちのめす。ジョナサンの身体であっても。
4:銀髪の男(魔王)、半裸の巨漢(志々雄)を警戒。
5:エボルトはどうも信用しきれない為、警戒しておく。
5:天国……まさかな。
[備考]
※第三部終了直後から参戦です。
※スタンドはスタンド能力者以外にも視認可能です。
※ジョースターの波長に対して反応できません。
※ボンドルドが天国へ行く方法を試してるのではと推測してます。
またその場合、主催者側にDIOの友が協力or自分の友が捕らえられている、自分とDIOの首輪はダミーの可能性があると推測しています。
※時間停止は現状では2秒が限界のようです。
[身体]:燃堂力@斉木楠雄のΨ難
[状態]:疲労(極大)、全身にダメージ(大)、銀髪の男(魔王)への怒り、気絶中
[装備]:ネズミの速さの外套(クローク・オブ・ラットスピード)@オーバーロード、MP40@ストライクウィッチーズシリーズ
[道具]:基本支給品×2、予備弾倉×2、、銀時のスクーター@銀魂、童磨の首輪
[思考・状況]基本方針:主催を打倒する。
0:……。
1:新八はどうなった?
2:主催と戦うために首輪を外したい。
3:DIOは今度こそぶちのめす。ジョナサンの身体であっても。
4:銀髪の男(魔王)、半裸の巨漢(志々雄)を警戒。
5:エボルトはどうも信用しきれない為、警戒しておく。
5:天国……まさかな。
[備考]
※第三部終了直後から参戦です。
※スタンドはスタンド能力者以外にも視認可能です。
※ジョースターの波長に対して反応できません。
※ボンドルドが天国へ行く方法を試してるのではと推測してます。
またその場合、主催者側にDIOの友が協力or自分の友が捕らえられている、自分とDIOの首輪はダミーの可能性があると推測しています。
※時間停止は現状では2秒が限界のようです。
【環いろは@魔法少女まどか☆マギカ外伝 マギアレコード】
[身体]:高町なのは@魔法少女リリカルなのはStrikerS
[状態]:ダメージ(中)、疲労(極大)、魔力消耗(超特大)、右肩と腹部に刀傷(処置済み)、悲しみと無力感、なのはの身体でいる事への恐怖(ある程度克服)
[装備]:レイジングハート@魔法少女リリカルなのは
[道具]:基本支給品(リトの分)、仮面ライダークロニクルガシャット@仮面ライダーエグゼイド、エッチな下着@ドラゴンクエストシリーズ、ニューナンブM60(5/5)@現実、鎖鎌@こちら葛飾区亀有公園前派出所
[思考・状況]基本方針:元の体に戻る。殺し合いには乗らない。
1:私…また助けられなかったの…?
2:ジューダスさんの言う方法なら、結城さんが助かるかもしれない。
3:もしも私の記憶が私のものじゃなくなっても、皆の事は絶対に忘れない。
[備考]
※参戦時期は、さながみかづき荘の住人になったあたり。
※自分のデイパックを失いました。
[身体]:高町なのは@魔法少女リリカルなのはStrikerS
[状態]:ダメージ(中)、疲労(極大)、魔力消耗(超特大)、右肩と腹部に刀傷(処置済み)、悲しみと無力感、なのはの身体でいる事への恐怖(ある程度克服)
[装備]:レイジングハート@魔法少女リリカルなのは
[道具]:基本支給品(リトの分)、仮面ライダークロニクルガシャット@仮面ライダーエグゼイド、エッチな下着@ドラゴンクエストシリーズ、ニューナンブM60(5/5)@現実、鎖鎌@こちら葛飾区亀有公園前派出所
[思考・状況]基本方針:元の体に戻る。殺し合いには乗らない。
1:私…また助けられなかったの…?
2:ジューダスさんの言う方法なら、結城さんが助かるかもしれない。
3:もしも私の記憶が私のものじゃなくなっても、皆の事は絶対に忘れない。
[備考]
※参戦時期は、さながみかづき荘の住人になったあたり。
※自分のデイパックを失いました。
【檀黎斗@仮面ライダーエグゼイド】
[身体]:天津垓@仮面ライダーゼロワン
[状態]:ダメージ(大)、疲労(極大)、胴体に打撲
[装備]:ベルデのデッキ@仮面ライダー龍騎、バットショット@仮面ライダーW、着火剛焦@戦国BASARA4
[道具]:基本支給品、アナザーディケイドウォッチ@仮面ライダージオウ、ランダム支給品0~1
[思考・状況]基本方針:優勝し、「真の」仮面ライダークロニクルを開発する。
1:人数が減るまで待つ。それまでは善良な人間を演じておく。
2:ジューダスに苛立ち。機を見てどうにかしたい。
3:痣の少年(ギニュー)に怒り。
4:余裕があれば聖都大学附属病院も調べたい。
5:優勝したらボンドルド達に制裁を下す。
[備考]
※参戦時期は、パラドに殺された後
※バットショットには「リオンの死体、対峙するJUDOと宿儺」の画像が保存されています。
[身体]:天津垓@仮面ライダーゼロワン
[状態]:ダメージ(大)、疲労(極大)、胴体に打撲
[装備]:ベルデのデッキ@仮面ライダー龍騎、バットショット@仮面ライダーW、着火剛焦@戦国BASARA4
[道具]:基本支給品、アナザーディケイドウォッチ@仮面ライダージオウ、ランダム支給品0~1
[思考・状況]基本方針:優勝し、「真の」仮面ライダークロニクルを開発する。
1:人数が減るまで待つ。それまでは善良な人間を演じておく。
2:ジューダスに苛立ち。機を見てどうにかしたい。
3:痣の少年(ギニュー)に怒り。
4:余裕があれば聖都大学附属病院も調べたい。
5:優勝したらボンドルド達に制裁を下す。
[備考]
※参戦時期は、パラドに殺された後
※バットショットには「リオンの死体、対峙するJUDOと宿儺」の画像が保存されています。
【ジューダス@テイルズオブデスティニー2】
[身体]:神崎蘭子@アイドルマスター シンデレラガールズ
[状態]:疲労(極大)、ダメージ(極大)、右肩に刺し傷(処置済み)、脇腹に裂傷(処置済み)、上半身に細かい切り傷(戦闘に支障なし)、天使化
[装備]:シャルティエ@テイルズオブデスティニー、パラゾニウム@グランブルーファンタジー
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~1、ジューダスのメモ
[思考・状況]
基本方針:主催陣営から時渡りの手段を奪い、殺し合い開催前の時間にて首謀者を倒す。
1:どうするか…。
2:黎斗を警戒。何を考えている?
3:この女(エボルト)も悪の魂の持ち主のようだが…。
4:痣の少年(ギニュー)は次に会えば斬る。
[備考]
※参戦時期は旅を終えて消えた後。
※天使の翼の高度は地面から約2メートルです。
※天使化により、意識を集中させることで現在地と周囲八方向くらいまでの範囲にいる悪しき力や魂を感知できるようになりました。
※蘭子の肉体はグランブルーファンタジーとのコラボイベントを経験済みのようです。
[身体]:神崎蘭子@アイドルマスター シンデレラガールズ
[状態]:疲労(極大)、ダメージ(極大)、右肩に刺し傷(処置済み)、脇腹に裂傷(処置済み)、上半身に細かい切り傷(戦闘に支障なし)、天使化
[装備]:シャルティエ@テイルズオブデスティニー、パラゾニウム@グランブルーファンタジー
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~1、ジューダスのメモ
[思考・状況]
基本方針:主催陣営から時渡りの手段を奪い、殺し合い開催前の時間にて首謀者を倒す。
1:どうするか…。
2:黎斗を警戒。何を考えている?
3:この女(エボルト)も悪の魂の持ち主のようだが…。
4:痣の少年(ギニュー)は次に会えば斬る。
[備考]
※参戦時期は旅を終えて消えた後。
※天使の翼の高度は地面から約2メートルです。
※天使化により、意識を集中させることで現在地と周囲八方向くらいまでの範囲にいる悪しき力や魂を感知できるようになりました。
※蘭子の肉体はグランブルーファンタジーとのコラボイベントを経験済みのようです。
※新八の死体の傍にT2サイクロンメモリ@仮面ライダーW、デイパック(基本支給品、新八のメガネ@銀魂、両津勘吉の肉体)が落ちています。
※展望室内にエターナルソード@テイルズオブファンタジアが落ちています。
※フーの薄刃刀@鋼の錬金術師、無限刃@るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-は破壊されました。
※展望室内にエターナルソード@テイルズオブファンタジアが落ちています。
※フーの薄刃刀@鋼の錬金術師、無限刃@るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-は破壊されました。
【D-4 街/昼】
【ホイミン@ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち】
[身体]:ソリュシャン・イプシロン@オーバーロード
[状態]:ダメージ(中)、魔力消費(大)、精神的動揺(大)、半ば錯乱状態
[装備]:アンチバリア発生装置@ケロロ軍曹
[道具]:基本支給品
[思考・状況]基本方針:人間にはなりたいが、そのために誰かを襲うつもりはない。
1:今はとにかく皆の元から離れたい。
[備考]
※参戦時期はライアンの旅に同行した後?人間に生まれ変わる前。
※制限により、『ホイミ』などの回復魔法の効果が下がっています。
※プロフィールから、『ソリュシャン・イプシロン』と彼女の持つ能力、異世界の魔法に関する知識を得ました。
※精神にソリュシャンの影響を受けました。今後更に悪化するかもしれません。
[身体]:ソリュシャン・イプシロン@オーバーロード
[状態]:ダメージ(中)、魔力消費(大)、精神的動揺(大)、半ば錯乱状態
[装備]:アンチバリア発生装置@ケロロ軍曹
[道具]:基本支給品
[思考・状況]基本方針:人間にはなりたいが、そのために誰かを襲うつもりはない。
1:今はとにかく皆の元から離れたい。
[備考]
※参戦時期はライアンの旅に同行した後?人間に生まれ変わる前。
※制限により、『ホイミ』などの回復魔法の効果が下がっています。
※プロフィールから、『ソリュシャン・イプシロン』と彼女の持つ能力、異世界の魔法に関する知識を得ました。
※精神にソリュシャンの影響を受けました。今後更に悪化するかもしれません。
【E-4 街/昼】
【大首領JUDO@仮面ライダーSPIRITS】
[身体]:門矢士@仮面ライダーディケイド
[状態]:負傷(極大)、疲労(極大)
[装備]:ディケイドライバー+ライドブッカ―+アタックライド@仮面ライダーディケイド
[道具]:基本支給品×2(リオン)、精神と身体の組み合わせ名簿@オリジナル
[思考・状況]基本方針:優勝を目指す。
1:闘争を楽しむ。その為に今は休む。
2:人間どもは『敵』として殺す。
3:宿儺と次に出会ったら、力が戻った・戻ってないどちらにせよ殺し合う。
4:優勝後は我もこの催しを開いてみるか。
[備考]
※参戦時期は、第1部終了時点。
※現在クウガ~ブレイドのカードが使用可能です。
[身体]:門矢士@仮面ライダーディケイド
[状態]:負傷(極大)、疲労(極大)
[装備]:ディケイドライバー+ライドブッカ―+アタックライド@仮面ライダーディケイド
[道具]:基本支給品×2(リオン)、精神と身体の組み合わせ名簿@オリジナル
[思考・状況]基本方針:優勝を目指す。
1:闘争を楽しむ。その為に今は休む。
2:人間どもは『敵』として殺す。
3:宿儺と次に出会ったら、力が戻った・戻ってないどちらにせよ殺し合う。
4:優勝後は我もこの催しを開いてみるか。
[備考]
※参戦時期は、第1部終了時点。
※現在クウガ~ブレイドのカードが使用可能です。
90:犬飼ミチルの謎 | 投下順に読む | 92:志々雄しかいない街 |
時系列順に読む | 94:運に身分は関係ない | |
90:犬飼ミチルの謎 | 雨宮蓮 | 109:NEXT W MISSION |
エボルト | ||
空条承太郎 | ||
ホイミン | ||
83:嘘つきな世界 -Wish in the dark- | 環いろは | |
壇黎斗 | ||
ジューダス | ||
88:DD破壊者/君は悪魔と相乗りできない | 志村新八 | GAME OVER |
大首領JUDO | 101:迫る超決戦!ギニューVSJUDO!! |