概要
人物が痛めつけられたり苦しむ様子を見ると興奮してしまう性癖、またはそういった性癖を刺激するシーンのこと。
対象を自分の手で痛めつける必要はないため、サディストとは異なる。
痛めつけられる側に感情移入しているケースもある。
また、必ずしも物理的外傷を伴うとは限らない。
例えば、死ぬよりも嫌な屈辱的な行為や、その人物の尊厳を損なうような行為を強制させられているような場面もリョナに含まれることがある(精神的リョナと呼ばれる)。
逆に、対象が痛めつけられていたとしても、痛めつけられる行為に苦しむ様子が見られない(快感を覚えたり喜んでいる)場合はリョナと見なされない場合が多い。
ただし、死ぬつもりのない人物が危険を察知する間もなく即死してしまった場合、描写によってはリョナとして扱われる。
対象となる人物は一般に女性である。
男性を対象としたリョナは「逆リョナ」や「男リョナ」として区別される。
死との関係性
望まない形で死を迎えることは生物にとって最も辛いことであり、死因によっては多大な苦痛も伴うため、キャラクターの死亡シーンはしばしばリョナを伴う。
一例として、敵役の女幹部が任務に失敗し、組織のトップに再挑戦のチャンスを申し出たり命乞いをするが殺処分されてしまう…といったシーンは漫画やアニメなど様々な媒体でしばしば見られる。
また、一種のサービスシーンとして、キャラクターが殺害される前に必要以上にいたぶられるシーンが描写されることもある。キャラクターが死亡する直前に
そのキャラクターの過去や将来の夢が描写されるのも、そのキャラクターへの感情移入=リョナ要素を強めるファクターの1つである。
残酷な死亡シーンが多い作品はリョナとの関係が非常に根強い(BLOOD-Cやテラフォーマーズ、BIOHAZARD、サムライスピリッツなど)。
最終更新:2025年02月03日 12:14