ジョジョの奇妙な冒険

概要

『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて1986年~2004年まで、2005年からは『ウルトラジャンプ』(集英社)にて2025年現在も連載が続いているバトル漫画。荒木飛呂彦作。
非常に濃い絵柄や独特なコマ割りとセリフ・ポーズ、フィクションながら生々しい描写など当初はかなり人を選ぶ作品だったが、徐々にコアなファンを獲得してゆき、またインターネットの普及とともに漫画内のセリフがネットミーム化。また2012年からアニメ化が始まると更に知名度が増加し、2025年現在は国民的漫画の1つと言っても過言ではない。
第3部からは『スタンド』と呼ばれる超能力のような概念が登場する。それまでの少年向けバトル漫画は力と力のぶつかり合いが多く、また低年齢層にも直感的に強さが理解しやすいよう強さを数値で表すことも1種の流行となっていた(キン肉マンやドラゴンボールなど)。しかしスタンドはそれぞれ固有の能力があり、その能力をいかに使うか、また相手の能力の弱点をいかにして突くかといった頭脳戦が多い。この作風は後のサブカルチャー全体に大きな影響を与え、「能力バトルの始祖」の1つと言っても過言ではない*1
本作はいくつかの「部」に分かれており、部ごとに主人公が異なる。また、世界観自体が変わることもある。

作品のテーマと死生観

初期から一貫して「人間賛歌」(人間の素晴らしさを称えること)をテーマとしている。
人間賛歌をどう表現するかは作品によって異なるだろうが、ジョジョシリーズにおいては「人は死んでしまったとしても、気高く生きていればその意志を次ぐ者が現れる」というような形で描写されることが多い。分かりやすいところでは、主人公の仲間が命懸けで敵の弱点や正体を暴くヒントを掴み、それを受け継いだ主人公が敵を倒すといった展開は部を通してよく見られる。また、部によって主人公が変わると上述したが、次の部の主人公は前の部の子や孫であることが多く、かれらはそれぞれ性格こそ異なるものの芯の部分にある「気高い意志」は世代を超えて受け継いでいる。*2
そのため、この作品においては主人公サイドのキャラクターも死亡率が高い。
一方、意外なことに敵キャラクターが明確に死亡したと描写されることは割合少なく、この作品においては「再起不能(リタイア)」と表現されることも多い。

死亡したキャラクター

本項では「再起不能(リタイア)」は死亡ではなく生死不明として扱う。
しかし本作では単純な「死」を迎えていないキャラクターもいる(永遠に死に続けることになったデイアボロなど)ため、その境界はしばしば曖昧である。
※この項目は執筆中です。各編集者さんによる執筆を歓迎します。

第一部 ファントムブラッド

第二部 戦闘潮流


第三部 スターダストクルセイダース

作中地点で故人

第四部 ダイヤモンドは砕けない

作中地点で故人

第五部 黄金の風

第六部 ストーンオーシャン

第七部 スティール・ボール・ラン

第八部 ジョジョリオン

第九部 The JOJOLands

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最終更新:2025年02月16日 09:58

*1 これより古い能力バトル作品もあるだろうが、「スタンドのルール」などを設定して敵味方ともそのルールに則って戦わなければならないということを定めたことや、ジョジョそのものの知名度も大きい

*2 余談だが、逆に敵キャラクター(特にラスボス)は「最終的に自分が欲しいものが得られれば、それまでの過程はどうでもよい」という利己的な考え方をしていることが多い