鬼滅の刃

概要

『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて2016年11号から2020年24号まで連載された吾峠呼世晴による日本の漫画作品。コロナ禍という巣ごもり特需なども相まって国内で話題沸騰による社会現象にもなり、漫画史を塗り替える伝説的な作品である。

国内累計発行部数は2021年2月時点で1億5000万部を突破しているが、海外圏も含むと2024年5月時点(アニメ4期・柱稽古編放送開始)で世界発行部数は2億部超えの可能性が高い。また、メディアミックスによる劇場版アニメ『無限列車編』は日本国内での興行収入は404.3億円に達し、日本歴代興行収入第1位を保持している。アジア圏と北米でもヒットし、2020年に公開された映画の年間興行収入で世界第1位を記録した。

作風と死概念


大正時代の日本を舞台に、に家族を惨殺された主人公・竈門炭治郎が、鬼に変えられた妹の禰豆子を人に戻すべく、古より鬼退治を生業とする組織「鬼殺隊」の隊士となり、仲間たちと共に人々を守りながらを退治する物語

身内を鬼に殺された人間が集まる「鬼殺隊」を主軸とし、因縁のを仲間たちと共に討ち取る復讐物語。本作は「禰󠄀豆子を人に戻し、無惨を討つ!」という目標が明確に存在し、これを前提に単純明快な展開が繰り広げられる。実は吾峠の読み切り作品の「吸血鬼退治モノ」、「大正時代」という要素をブレンドしながら、担当編集者の協力で「小学生でも分かるお話」をこだわって構築されている。これより、明るく個性的な登場人物の喜劇を導入しながら鬼狩りVS悪鬼という理解できる構図であり、テンポ感重視で取捨選択の構造による見応えが秀逸的だ。ジャンプ王道を征く作品として、ONE PIECEと引を取らない代表作の仲間入りを果たしている。

ただし、ONE PIECEのように漫画的なご都合主義や人気キャラ補正も一才存在せず、流血表現の描写が多く、戦闘後の欠損(後遺症)と犠牲も物語のロジックである。「竈門炭治郎 立志編」と「最終章・無限城編」の通り、「起承転結」である「起・結」でサブキャラとメインキャラの死亡ラッシュが起きており、特に後者(原作版人気ピーク時)はSNS媒介で「鬱」「悲しい」とのネガティブな報告が相次いでいる。それでも鬼殺隊と鬼を問わず、各々の信念を貫いた印象的な最期から出る名言は読者にも感銘を与えており、コロナ禍でも人々を励まし続けた。
人生で悩みを抱える人はこの漫画の名言で励まされよう。

死亡キャラ一覧

竈門炭治郎 立志編

無限列車編

遊郭編

刀鍛冶の里編

柱稽古編

無限城編

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最終更新:2024年11月05日 17:48
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