コンペロリショタバトルロワイアル@ ウィキ

immortal combat

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だれでも歓迎! 編集
男女を問わず、幼子のみを集めた殺し合いの場。
 そう聞けば誰しもが無力で哀れな子供達に降り掛かった悲劇を思う事だrぴ。
 それは間違いでは無い。だが、間違っている。
 此処にいるのは真正の幼子だけでは無い。幼子の姿をした化物(フリーク)も存在している。


 轟く銃声が、ばら撒かれる銃弾が岩と地面を穿つ度に響く破砕音が、空気を絶えず震わせ、掻き乱す。
 無数の人体を無作為に繋ぎ合わせた様な、同じ空間に無理矢理に押し込めた様な、異形の肉塊が一帯を覆い尽くし、無数の手を伸ばし、悍ましく蠢く蟲を無数に這いずり出させていた。

 「どうした!ええ!!化物(フリーク)!!!」

 左右の手に握った黒白の巨大拳銃から、絶え間なく巨弾をばら撒きながら哄笑するのは、白いコートと帽子の黒髪黒瞳の少女だ。
 底無しの深淵を思わせる黒い瞳を、闘争心と愉悦による狂気に歪ませ、常人ならば気死しかねない妖気を全身から立ち上らせている少女は、当然ではあるが人では無い。
 少女の名はアーカード。英国国教騎士団ヘルシング機関の長である、インテグラ・ファルブルケ・ウィンゲ。ツ・ヘルシングの従僕であり、ヘルシング機関の鬼札(ジョーカー)。
 五百年に渡る歳月を生きた最強の吸血鬼。
 インテグラの命に従い、その殺意に従って、敵を殺す。インテグラの剣にして銃。
 それがアーカードである。

 主人であるインテグラにならばいざ知らず。全く知らない者に、神などを気取る人間から、無力な人間の子供相手に、殺し合いをしろなどと言われて怒り狂い。誰があんな奴の言うことなど聞くものかと荒れ狂い。怒髪天を衝いていたのが十五分前。
 怒りをなんとか鎮めて、乃亜をブチ殺すべく歩き出したのが七分前。
 そして襲撃を受け、相手も同じ人外だと知って、意気揚々と殺し合いを始めたのが五分前の出来事である。
 光の矢で頭を貫かれ、放った巨弾で頭を粉砕し、鉄塊としか形容できない巨剣で身体を撃砕され、弾雨で全身に穴を穿つ。
 互いに致命となる損壊を十度以上与えて、与えられても、なお決着はついていない。
 アーカードが不死(ノスフェラトゥ)ならば、相手も不死(イモータル)。身体を切り裂き穿ち砕いても、即座に再生し戦い続ける。

アーカードの身体が崩れ、二頭の巨大な黒狼が、アーカードの身体から生えて走り出す。
 ガチガチと、忙しなく噛み合わされる牙が噛み裂かんとしているのは、ランドセルを背負い、右手に巨大な鉄塊と見紛う剣を持った全裸の少女だ。
血の気を全く感じさせない、白蠟のように白い肌に長い黒髪を妖しく纏わりつかせた少女は、鮮血で染め上げた様な色の瞳を、黒狼ではなく、真っ直ぐにアーカードへと向けている。
 轟音。少女は右手の巨剣を振り下ろし、迫る狼を地面が砕ける勢いで叩き潰す。
 破砕音。少女は左手を横殴りに振るい、飛びかかってきた狼の頭を粉砕する。
 二匹の獣を屠った少女の、幼女趣味のないものでも吸い付きたくなる様な唇が動き、奇怪な発音の言葉を紡ぐ。
 夜の闇を赫赫と照らす火球を六つ、頭上に作り出した少女は、その全てをアーカードへと殺到させた。

 「HAAAAAAAAA!!!」

 アーカードが周囲に展開していた自身の肉体を操り、自身の前に壁を作り出して火球を防御。壁に炸裂した火球が轟音を発して爆発し、周囲に熱波と火花を撒き散らす。 
 火球を全て防いだ代償に、崩壊して燃え落ちた壁の向こうから、光の矢が十数条飛来し、アーカードの胸を腹を四肢を頭を顔を貫いた。

 「まだだ」

 怯む事なくアーカードは肉体を再生させ、黒白の2丁拳銃を乱射。敵の姿は見えずとも、吸血鬼の超感覚と勘が、正確に敵のいる場所へと銃口を向け、吸血鬼の膂力が、常人ならば一発撃つだけで肩から先に限界が来る巨銃の反動を、無にするレベルで抑え込む。
 耳を聾する銃声が響く中アーカードの耳は確かに聞いた。豪雨が路面を激しく叩く様な音を。無論雨滴が地面やアスファルトの路面を叩く音が、この様な時と場所で生じる訳がない。
 金属と金属が激しくぶつかり合う音が間断無く聞こえ、しかもその音が近づいて来ているのだ。
 アーカードは即座に理解する、あの少女が此方に向かって来ている事を。
 アーカードの口が笑みを形作る。口の端が耳まで裂けたかの様に見える凶笑を浮かべ、アーカードは身体から無数の腕を生やす。

 「シャアアアアアアアアアアアアアアッッ!!」

 アーカードが咆哮し、無数の腕を貫手として、音の発生源へと叩き込んだ。
 大型のダンプが、正面からエンジン全開で激突すれば、この様な音がするかもしれない。
 それ程の衝突音と、周囲を揺るがす震動。アーカードは叩き込んだ貫手から伝わる感触により、自身の想像が当たっていた事を知る。
 あの少女は巨剣の影に身を隠し、弾雨を防御(ふせ)ぎつつ接近して来ていたのだ。

 「ほう」

 アーカードは初めてこの敵に感嘆した。アレだけの貫手を撃ち込んで、飛ばされるどころか、後退すらしなかったのだ。あの鉄塊を軽々と振り回しているところから察するに相当な怪力の主だが、これ程とは思わなかった。

 「だが、それだけだ」

 アーカードに迫る不死性と怪力。化物(フリーク)としては充分どころか最上位に入る能力だ。更に得体の知れない魔法染みた───魔法そのものかも知れない───攻撃。
 今でも乃亜に対する怒りと殺意は消えてはいないが、この様な強敵を配してくれた事には感謝してやっても良い。
 だが、この敵はそれだけなのだ。
 不死性と怪力に物を言わせて只々暴を振るうだけの存在なのだ。
 アーカードが知る強者達。アレクサンド・アンデルセンやウォルター・C・ドムネーズ。同じ化物(フリーク)という括りでならば、ワルシャワで戦った狼男。彼等の様な技巧の類を一切持たない。
 研鑽し、練り上げ、思索と改良を繰り返し、強者との実戦で用い、それを元にまた研鑽し…。気の遠くなる様な歳月と努力の果てに到達する極みからは程遠い。
 決して雑魚とは言えない。だが、闘争の愉悦に浸り切るには程遠い。この敵はそういうレベルの相手なのだ。
 だが、それでも。乃亜に殺された二人と較べれば。比べようもない程に、この敵は愉しめる。
 この敵は、無力な子供などでは、無いのだから。


 アーカードが伸ばした腕を展開して、巨剣の影の少女へと伸ばす。腕の一つ一つがボディアーマーに護られた人体を、アーマーもろとも引き裂き粉砕する暴力を秘めた腕だ。そんな腕が数十もその身を抉り、掴んで仕舞えば、破格の再生能力を誇る少女の肉体も八つ裂きにされるだろう。
 少女は動かない。いや、動けない。
 動けば未だに巨剣を圧し続けるアーカードの腕に押し切られる。
 だからと言って動かなければ、アーカードに捉えられる。
 詰み。と言うべき状況であったが、少女が再び奇怪な響きの呟きを漏らす。
 その途端。大気が激しく鳴動し、地面が捲れ上がった。少女の全身から放たれた衝撃波の起こした現象だった。
 アーカードの伸ばした腕もまた、衝撃波に吹き飛ばされ、幾本かは衝撃波の勢いに耐えきれずにへし折れた。

 此処までの攻防を繰り広げて尚。二人には目立った外傷と呼べるものが存在しない。小さな傷では受ける端から再生し、大きな傷も時間が経てば回復、少なくとも目立たない程度には再生するからだ。

 アーカードは動きを止め、これまでの戦闘の経緯を振り返って、明らかに能力が落ちている事を認識した。
 傷の治りが遅い。身体能力も完全に発揮出来ていない。拘束制御術式(クロムウェル)も本来の圧倒的な物量には程遠い。そして姿も変えられない。
 詰まらない真似をしてくれたと思うと共に、どうでも良いとも思う。
 この地にアンデルセンの様な、アーカードが全力を死力を尽くして戦うに値する敵が居るとは思えないのだから。心臓をくれてやっても良いと思えるだけの相手がいるとは思えないのだから。
 少女もまた、何やら考え込んでいる様だった。おそらくはアーカードと同じく自身に施された制限について考えていたのだろう。
 互いに自身の状況を把握するのに使用した時間は数秒。両者の再生能力からすれば、傷を治すには充分な時間だった。
 戦闘で得た知識を元に、制限について考察し。再生能力で傷を治す。そうして二人は再度対峙した。

 「貴様は、奴の言う事に従うのか」

 此処でアーカードは、少女に話し掛ける。いきなり襲ってきた事もあるが、少女が全く言葉を発しなかった為に、会話をするという発想が出てこなかったのだ。

 「我は数百年前に魔術師共に召喚され、使役され続けた。彼奴らが滅んだ後は、我の世界と物質界の間に長きに渡り囚われ続けたのだ。そして遂に愚かな王により漸く自由を獲得したのだ。
 今また人間の言葉に従うなどあり得ん」

 だが、と少女は続ける。
 その身から立ち昇る濃密な妖気よ。周囲の空間を軋ませ、歪める程の密度の妖気に、アーカードの口元が喜悦の笑みを形作る。

 「あの者に従う訳ではないが、此処にいる者共を見逃す気にはなれぬ。故に殺し尽くし、最後にあの者を殺す」 

 少女は人の形をしているが人では無い。魔界の住人である魔神(デーモン)であり、魔神達の中でも物質としての肉体を持たないと言う性質を有し、魔界より召喚され、召喚時に生贄となった人間の身体を器として物資界で活動する存在である。
 この魔神(デーモン)に名前は無い。その強大な力と、配下として魔神の軍勢を従える事から魔神王(デーモンロード)と呼ばれる。

 少女の姿を持った怪物は、右手に握った巨剣───ドラゴンころしを一振りし、アーカードに感情の籠らぬ視線を向けた。

 「先ずはお前からだ」

 「クックック…只々泣くか、無力なまま粋がるしかできない子供ばかりと思っていたが、少しは噛んだ気になれる者がいたとはな。良いだろう!化物(フリーク)!!吸血鬼の闘争というものを教えてやる!!!」

 アーカードの身体が原型が無くなる程に崩壊、黒い影に覆われた血肉の塊の様な姿に変わり、魔神王を包囲する様に展開。無数の百足が、蝙蝠が、腕が、黒犬が魔神王目掛けて襲い掛かる。
 再度全身から衝撃波を放ってその全てを打ち払った魔神王の胸から、アーカードの腕が生えた。
 全方位からの攻撃は陽動(フェイント)。本命は背後からのアーカード自身による奇襲。
 魔神王の背後から身体を穿ち貫いて、ニヤリと笑ったアーカードの顔が驚愕に歪む。
 まるで腕を硫酸にでも突き入れたかの様に、アーカードの腕が溶けていく。真銀(ミスリル)ですら蝕み腐らせる魔神王の血と瘴気の為だ。
 急いで引き抜こうとするのを、魔神王は手首を掴んで阻止、奇怪な発音による詠唱を開始するも、最初の一音を発音したと同時に、背骨が砕けるどころか、胸から折れた背骨が飛び出す勢いで蹴り飛ばされ、13mも飛んだところで漸く接地。身体の前面が擦り下ろされる勢いで滑って行く。
 魔神王が晒したそんな隙を、当然アーカードは見逃さない。右肩から巨大な獣の頭を生やし、そのまま魔神王目掛けて襲い掛からせる。
 イングランドの伝承にある黒犬獣(ブラックドッグ)。またの呼び名をヘルハウンド。その名をパスカヴィルという妖獣は、地面に伏した魔神王目掛けて真っ直ぐと伸びていく。
 魔神王の肉体に直接攻撃を行えば、血と瘴気によりカウンターダメージを受ける。その危険性を知れば、直接攻撃どころか接触すら通常は避ける。
 然し、魔神王の相手は不死王(ノーライフキング)アーカード。瘴気に侵されたところで、再生能力にものを言わせて無効化するだけだ。
 そうして放たれた黒犬獣は魔神王の矮躯に牙を突き立てる…その寸前。

 「ヘルハウンドか」

 パスカヴィルの上下の顎を縫い合わせる様に、ドラゴンころしを突き立てて、パスカヴィルの口を塞いだ魔神王が、感情の籠らぬ声で言う。

 「我の知るものとは違うな」

 腹に響く重低音。至近距離から放たれた火球が、パスカヴィルの頭に直撃。急激な燃焼は燃えるという現象を飛び越して、爆発という結果を生じた。
 自らも至近で爆風と熱を浴びたにも関わらず、妖々と立ち上がる魔神王に、アーカードは獰猛な笑みを浮かべる。

 取り込んだ無数の命により世に溢れる不死者の中でも別格の不死性を誇り、数多の人間と化物(フリーク)を恐怖させた不死王と。
 物質としての肉体を持たず、少女の肉体は仮初の器で有る為に、いくら傷ついても決して斃れることが無く、破格の英雄達をすら絶望させた魔神王と。
 生命の尽きる事のない身体を持つ化物(フリーク)同士の死闘は、これからが本番だった。

 「HAAAAAAAAA!!!」

 咆哮したアーカードが、頭部を吹き飛ばされたパスカヴィルを切り離し、胸から腹から背中から数十のの腕を生やし、瞬間数十撃の猛打として魔神王の全身を乱打。
 更に腕の一本一本が、人間に限界を遥かに超えた回転率で魔神王を撃ち続ける。結果、魔神王の四肢が胴が頭が砕ける端から再生し、再生と同時に砕けまた再生する。
 アーカードの腕も皮膚が溶け、肉が崩れるが、その端から再生し、魔神王の身体に拳を貫手を掌打を手刀を叩き込む。
 アーカードの狙いは単純。自身の再生力にモノを言わせたゴリ押し。魔神王の再生能力が破格であろうと、こうして打ち続ければいつかは限界が来る。
 回避する余地などない。一つの腕を躱した先には三本の腕がある。
 防ぐ術など存在しない。一つの腕を防いでも、五本の腕が身体を撃つ。
 反撃する事は許さない。腕を動かせばその場で殴り砕き、呪文を詠唱しようとすれば、顎を撃ち砕き、喉を抉って黙らせる。
 魔神王の血と瘴気によりアーカードも傷を負うが、魔神王が全身を打ち砕かれ続けるのに比べれば、大した問題では無い。
 正しく吸血鬼の闘争。不死身の身体と人の域を超えた身体能力を駆使した人外の闘法。

 「この程度か?吸血鬼の闘争とやらは」

 なれども同じく人外の魔神王には決め手とならない。

 顔面目掛けて迫るアーカードの手刀に、自身もまた拳を振るう!!
 肉が潰れ骨が砕ける音と共に、双方の拳から鮮血が噴き出し、アーカードが激しく咳き込んだ。
 魔神王の血が瘴気と変わり、吸い込んだアーカードの喉から肺腑にかけて焼いたのだ。
 動きの止まったアーカードへと魔神王がドラゴンころしを振るい、アーカードの腕数本ごとアーカードの首を斬り飛ばした。 
 魔神王が奇怪な発音と音節による詠唱を立て続けに行い、アーカードの身体を火球で爆ぜさせ、稲妻で灼き、魔力で撃ち砕く。
 燃え上がり、四肢が捩じくれ、胴が爆ぜた身体が、魔力による衝撃で砕け散りながら宙を舞い、辺りに燃えカスと燃える肉片が転がった。

 「HAHAHAHAHAHA!!!」

 常人どころか人外であっても塵すら残らぬ猛攻を受けて、なお再生し、なお哮笑するアーカードを前に、魔神王は背中から翼を生やすと、宙へと舞いがった。

 「今のところ、お前を滅ぼすのはできぬ様だ。お前を滅ぼせる手段を得たら、その時がお前の最期だ」

 再生途上のアーカードに、十数条の光の矢を撃ち込んで再生を鈍らせると、魔神王は何処へかと飛び去った。


【魔神王@ロードス島伝説】
[状態]:健康 (魔力消費・中)
[装備]:ドラゴンころし@ベルセルク
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×1~2
[思考・状況]基本方針:乃亜込みで皆殺し
1:アーカードを滅ぼせる道具が欲しい。
2:
[備考]
自身の再生能力が落ちている事と、魔力消費が激しくなっている事に気付きました。

装備品紹介
ドラゴンころし@ベルセルク
鍛冶屋ゴドーが鍛え、狂戦士ガッツが振るい、幾つもの夜を越えた後に、再度鍛え直された巨大な剣。
ガッツがこの剣で数多の魔を斬り殺したために、対魔の効果を持ち、霊的な存在に対しても効果を発揮する。




 「去ったか」

 飛び去った魔神王を見送って、アーカードは愉しげに笑った。
 魔神王と同じで、アーカードもまた滅ぼし切る手段を持ち合わせていない。
 あのまま戦い続けても良かったが、それでは芸が無い。あの敵にはやはり決め手となるモノを用意するべきだろう。
 戦闘の高揚が収まってくると、つい先刻まで胸を焼いていた怒りも収まっているのを感じる。闘争を愉しんだことで程よくストレスが解消されたらしい。
 闘争はやはり良いモノだと、アーカードは思った。
 途端に、闘争の相手には到底なり得ない子供を相手に、殺し合いを強いた乃亜に激怒する。
 だが、乃亜よりも、乃亜に殺された二人の方が、今のアーカードには気に掛かるものがあった。
 特にあの様な状況下で、生殺与奪の権を握られながら、なおも乃亜に叛旗を翻したルフィという名の子供。子供ゆえの無知からくる蛮勇かもしれないが、育てばインテグラにも負けぬ素晴らしい人間になったかもしれない。
 全ては可能性の域を出ない。だが、もしもそうだったとしたら?素晴らしい可能性の芽を乃亜が摘み取った。或いはこのバトルロイアルで摘み取ろうとしているとしたら?
 最初は自分やあの化物(フリーク)のような人外の者以外は心身共に無力な子供ばかりだと思っていたアーカードは、この可能性に気づいて愕然とした。
 それに、もし仮に、この場にアーカードの心胆を震わせるに足る、幼いとは言えアーカードが認める様な精神を持った人間が居たら?
 そんな人間をアーカードは殺すのか?乃亜の意思に沿って?
 あんな奴に素晴らしいと認める人間が殺されるだけでも業腹なのに、それを行うのがアーカード自身である。
 アーカードが乃亜の凶器として、乃亜の意志によって、行動し、殺戮する。

 「ククッ」

 アーカードは獰猛に笑った。

 「随分と、随分と舐めてくれるじゃあないか」

 一度退いた怒りが再度込み上げる。いや、此れは先程の怒りとは異なる怒りだ。
 アーカードの在り方を虚仮にし抜いた乃亜への怒りだ。

 「貴様の思い通りになどなって堪るか!!!」

 アーカードの声は怒りに満ちていた。


【アーカード@HELLSING】
[状態]:健康 疲労(中)
[装備]:エボニー&アイボリー@Devil May Cry
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×1~2
[思考・状況]基本方針:乃亜を殺す。
1:乃亜の思い通りには動かない。
2:魔神王を殺し切れる武器が欲しい
[備考]
自身に掛けられた制限により、身体能力と再生能力がが低下し、拘束制御術式による数の暴力が大幅に落ちていることを知りました。
幼女の姿。通称ロリカードで固定された状態で参戦しています。

装備品紹介
エボニー&アイボリー@Devil May Cry
悪魔狩人ダンテが使う黒白の二丁拳銃。エボニーは威力に、アイボリーは連射性に優れる。二丁で一つの扱いの為、どちらかが壊れると連動してもう片方も壊れる。
もともと装弾数や、再装填といったものが概念レベルで存在しない銃であるために、この銃は残弾数というものが設定されていない。
代わりに一発撃つたびに魔力を消費する。魔力のない者は体力を消費する仕様となっている。


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