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クラム・ハードシェル

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クラム・ハードシェル

名前:クラム・ハードシェル(クラム・ハードシェル)
性別:身体的には無性、言動は男性的
ルート:Bルート:護衛-escort

特殊能力:蜃気楼鬼貝故事

 騎士の幻覚を見せる能力。

 能力者自体が幻覚と化しており、本来の姿は現世から消失している。
 幻覚ではあるが、その姿を見聞きし触れることは誰にでもできる。
 相対してもなんとなく不気味で現実感がない、というだけで幻覚だと気づかない者もいるだろう。

 甲冑として自然な形での動作はするものの、幻覚の形状を変化させることはできない。
 つまり、クラム・ハードシェルに対して押しのけたり吹っ飛ばしたり縛って動きを封じたりすることはできるが、切ったり潰したり溶かしたり傷つけたりすることはできない。


設定

 上海で語られる怪談の騎士。
 海の向こうから来たのだという。
 七色に輝く剣と鎧を持つのだという。
 煌びやかなダイヤや真珠、様々な宝の隠し場所を知るのだという。
 宝を探す者の前に立ちはだかり、決闘を挑むのだという。
 百年前からそのようなことを続ける亡霊なのだという。
 真相は定かではない。

 今回現れたクラム・ハードシェルが怪談の元となったのか、何者かが怪談になぞらえた姿を取ったのかは不明。
 彼自身、自分がいつから今の状態になったのか、本来の自分が何者だったのかは覚えていない。クラム・ハードシェルという名も騎士の姿になってから名乗り始めたもの。
 能力を解除すればその瞬間に本来の自分も朽ちるのだろうということは直感で理解している。
 西洋の騎士を思わせる板金鎧に両手剣を持つ。
 今や能力により騎士の幻覚とした彼の本質はその外観であり、鎧の中には誰も入っていない。
 鎧の内側から言葉を発することは可能。味覚以外の感覚も鋭敏ではないが備わっている。鎧を着た人間ができることならば大抵は彼にもできる、と考えていい。
 ただし食事と睡眠は不要かつ不可能。
 重量は見た目通り、鋼鉄の鎧と剣と同等の重さ。
 力は戦闘向きの魔人としても強い方。

 戦いでは基本的に正統派の剣術を用いる。
 一方で護衛対象の貴婦人を守ることを何よりも優先しており、共闘・数的有利の上での戦い・罠の使用・裏切り・不意打ち・殺人を含む違法行為などについても特に心理的な抵抗はない。敵がそれらの行為を仕掛けた場合も理不尽だとは思わない。
 知略に長けたタイプではないが取り立てて愚鈍でもない。
 クラム・ハードシェルとして存在した始まりの時から一般的な人間社会の知識は備わっていた。近頃の上海情勢については襲い掛かってきた相手を尋問して情報を得ている。
 指先まで籠手で覆われているため細かい作業は不向き。
 剣以外の道具の扱いも不得意。
 隠密行動については有利な面と不利な面がある。根本的に姿が目立ち、鎧の内側が空洞のため反響音を含む特徴的な足音を隠せない。一方で心音や体温はなく動かなければ非常に気配が薄い。

 貴婦人に関すること以外は執着がない。冷静で非人間的な性格。
 貴婦人の傍に立つ者として騎士らしく振舞おうというつもりはある。
 可能ならば貴婦人と二人きりで穏やかに過ごしたいという望みもある。

 彼自身が幻覚なのではあるが、彼もまたよく幻覚を見ている。

動機

ダイヤへの動機

恋をしている。

護衛対象:貴婦人

 クラム・ハードシェルは名前を知らず、ただ貴婦人と呼んでいる。
 ダイヤのような女。あるいは女の形をしたダイヤ。
 クラム・ハードシェルにはそのように見えている。
 時折、片手に収まるような、ただ美しいだけのダイヤモンドに見えることもある。
 それが現実に存在するダイヤモンドであり、貴婦人は幻覚の世界にしかいないのだとクラム・ハードシェルは理解している。
 しかしそれが彼にとってなんだというのだろう。

 貴婦人としての姿は線の細い美女。清代中期式の満州服に大きな髪飾りをつけている。
 身長は人間の女性として平均的。顎も目も体つきも細く、常に冷淡な微笑を浮かべている。
 その衣服も身体も透き通ったダイヤモンドでできている。
 身動き一つせず、言葉を発することもない。
 ただしクラム・ハードシェルが目を離した隙に体勢や居場所を変えていることがある。
 彼には貴婦人の考えがわからない。来歴も知らない。最初に出会ったのがいつだったかも覚えていない。

 ただのダイヤ、あるいは真贋不明の清王朝のダイヤ候補の一つとして狙われている。
 その存在は上海でも噂になっているらしく、クラム・ハードシェルが貴婦人を守るために戦ったことは一度や二度ではない。
 貴婦人がクラム・ハードシェルに対して何かの反応をして見せたことは一度もない。
 貴婦人に心があるとすれば、きっと冷たい心なのだろう。
 本当は貴婦人に心などないのだと、クラム・ハードシェルは理解している。

 クラム・ハードシェルは美しいだけの貴婦人を愛している。

護衛対象との関係

 クラム・ハードシェルは騎士として貴婦人を守る。
 彼がそう決意しているというだけで、具体的な契約や主従関係はない。
 意思の疎通など起こり得ない。

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