カスパー・リンツ(宇宙暦771年 - )は自由惑星同盟の軍人。原作登場人物である。男性。

1 外見

 脱色した麦藁のような髪と、ブルーグリーンの瞳をした機能的な体つきの青年。

2 略歴

2-1 前世

 第一四代薔薇の騎士連隊長、シェーンコップ、ブルームハルト、デア=デッケンと親しかった。シヴァ星域会戦における帝国総旗艦ブリュンヒルト突入作戦で重傷を負うも生き延びる。
 バーラト自治区成立後も自治区の要職を務めた。(1話)

2-2 新版

 宇宙歴787年にシャンプール陸戦専科学校を卒業し、宇宙軍伍長に任官。第七方面軍所属の陸戦隊に配属された。
 宇宙歴789年には国境星域のシリストラやクエッタで武勲を重ね、宇宙軍曹長に昇進すると同時に上官から推薦を受けて、第七幹部候補生養成所に入所した。入所中にエリヤ・フィリップス宇宙軍准尉と友人となる。
 宇宙歴790年に同養成所を卒業。薔薇の騎士連隊に配属願いを出す。(7話)
 宇宙歴791年には薔薇の騎士連隊に所属している。階級は宇宙軍少尉(8話)
 宇宙歴793年には宇宙軍中尉に昇進している。(14話)
 宇宙歴794年には宇宙軍大尉に昇進している。同年のヴァンフリート四=二基地攻防戦では終盤に精鋭三九名を率いて憲兵隊長代理エリヤ・フィリップス宇宙軍少佐に同行した。同攻防戦で元連隊長ヘルマン・フォン・リューネブルクと交戦し重傷を負う。(19話)
 同年の第六次イゼルローン要塞攻防戦時には宇宙軍少佐に昇進しており、薔薇の騎士連隊作戦主任幕僚となっている。(24話)この戦いの中で第一三代連隊長ワルター・フォン・シェーンコップ宇宙軍大佐がリューネブルクを打ち取った為、受勲対象となった。(29話)
 宇宙歴796年には薔薇の騎士連隊副隊長を務めており、階級は宇宙軍中佐。エリヤ・フィリップスの宇宙軍准将昇進パーティーに出席した。(50話)
 宇宙歴798年の「神々の黄昏(ラグナロック)作戦」では第一三艦隊司令官ヤン・ウェンリー宇宙軍中将の指揮の下、薔薇の騎士連隊長として戦った。階級は宇宙軍大佐。(58話)同年中、宇宙軍代将に昇進した。(60話)
 宇宙歴802年、イゼルローン要塞陸戦隊司令官を務めている。この時階級は宇宙軍中将。(106話)同年の第九次イゼルローン要塞攻防戦では要塞防衛を指揮した。同攻防戦の後、宇宙軍殊勲星章を授与された。(113話)

3 能力

 地上軍最強のアマラ・ムルティと何でも有りで一〇〇回戦えば五五回勝つ。帝国軍の砂漠の狐(ヴューステン・フクス)連隊長ギュンター・キスリング大佐と互角。


最終更新:2018年09月26日 16:13