憂国騎士団とは自由惑星同盟における極右民兵組織の一つ。

概略

 前世世界では最高評議会議長ヨブ・トリューニヒトを支持する極右組織の代名詞であった。(29話)疑惑の多い地球教団と深く関わっていたとも言われている。(37話)

 しかし、宇宙歴794年12月時点ではこの2年で急成長した新興組織にすぎない。支部があるのは主要都市のみ。一般会員は七〇万人、行動部隊は二〇〇〇人前後に留まり、極右業界全体では二〇位程度だった。(29話)
 宇宙歴796年、エル・ファシル海賊討伐のため派遣されたエル・ファシル方面軍によりもたらされた特需に沸く惑星エル・ファシルでは、別の極右民兵組織正義の盾エル・ファシル民族主義者とともに街頭で暴力をふるった。(41話)しかし、同盟警察からは反社会的勢力認定を受けていない。(43話)

 宇宙歴796年9月、准将に昇進したトリューニヒト派のホープ、エリヤ・フィリップス提督のもとに将官昇進を祝福するメッセージを送っている。(47話)

 同年の「パトリオット・シンドローム」ではトリューニヒト国防委員長の意に沿って、都合の悪い言論を封殺していると言う噂が流れている。実際に、レグニツァの悲劇として敗戦を美化しようとする動きを批判した歴史学者ダリル・シンクレア教授を襲撃し、全治三週間の重傷を負わせている。(48話)しかし、「パトリオット・シンドローム」の終息とともに批判の対象となった。トリューニヒト派がクーデターを起こす際に参加するとの噂も流れていた(51話)翌年の「ヤン・ウェンリーの春」の訪れによりこの動きはさらに加速する。法秩序委員長コーネリア・ウィンザーが取締りに乗り出した。(52話)
最終更新:2018年02月03日 14:00