
戦いは、生か死だ!
ジオン公国が一年戦争末期に開発した宇宙戦用MAで、従来のMAから得られたデータを元に、内蔵式の「大型メガ粒子砲」や特殊兵器「プラズマ・リーダー」を始めとする様々な武装を搭載したジオン公国MAの集大成ともいえる機体である。元となった「ビグロ」が対艦攻撃を重視していたのに対し、対MS戦闘も想定しているのが特徴で、強固な装甲に加えて非常に高い機動性を持つ事で、総合的に高い戦闘能力を獲得していた。一年戦争終結後、元ジオン公国のパイロットであった「ケリィ・レズナー」によってフォン・ブラウン市の最下層に隠され、「デラーズ・フリート」に参加するべく修理されていた。
スペック
分類 | 宇宙戦用モビルアーマー |
生産形態 | 試作機 |
型式番号 | MA-06 |
全長 | 68.0m |
全高 | 22.5m |
全幅 | 46.0m |
本体重量 | 254.1t |
全備重量 | 379.8t |
動力 | 核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 26,030 kW |
スラスター推力 | 184,000kg×3、56,000kg×3 |
スラスター総推力 | 720,000kg |
開発 | ジオン公国軍 |
所属 | ジオン公国軍 |
パイロット | ケリィ・レズナー |
初登場作品 | 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY 第6話「フォン・ブラウンの戦士 MIND OF THE MOON」(1991年10月24日発売) |
パイロットプロフィール
- ケリィ・レズナー
アナベル・ガトーの友人で、一年戦争時、ガトーと肩を並べて戦ったモビルスーツパイロット。ソロモン攻防戦で片腕を失い、退役後は月の都市フォン・ブラウンでジャンク屋を営む。隠し持っていたモビルアーマー「ヴァル・ヴァロ」を片腕で操作できるよう改修して、戦友ガトーの誘いに応じて、デラーズ・フリートに参加する事を考えており、そんな中で失態から自信を失っていたコウ・ウラキはケリィと出会い、彼の改修を手伝う事になる。しかし、ケリィの元に来た相手であるシーマ・ガラハウはヴァル・ヴァロだけを接収する腹積もりだったのを知って激怒。単身ヴァル・ヴァロに乗って出撃する。月面のクレーターでコウの乗るGP01Fbと激戦を繰り広げるが、最後はGP01Fbに撃墜されて戦死する。
CV:玄田哲章
CV:玄田哲章
武装
- 大型クローアーム
近接戦闘用の武装。本体に腕ごと収納可能であるなど、デザインはビグロより水中用MAであるグラブロに近い。
- 110mmモーターガトリングガン
本体に4門内蔵。
- 2連装ミサイルランチャー
本体に2基装備。
- ビームガン
本体に2門内蔵。
- メガ粒子砲
機首に1門内蔵。不使用時はカバーで覆われている。
- プラズマ・リーダー
アッザムのアッザム・リーダーの発展型で、3基1組で運用される。
余談
- 全体的なデザインのベースはグラブロとなっている。
添付ファイル