
やってやろうじゃん!
4体のヴァリアブル・ビースト・マシン(以降VBM)が超獣合神した姿。初代の飛行用追加装備「ブースターユニット」にあたるものは無く、単独での飛行は不可能。合神や必殺技はメインパイロットの飛鷹葵の掛け声によって発動する。断空砲のセットアップ、発射、ブーストノヴァナックルの使用はそれぞれジョニー・バーネット、館華くらら、加門朔哉が行う。また各VBMの制御は各々の搭乗者が可能なことは初代と同じ。操縦方法は射撃以外は脊髄反射コネクタと葵の動作のトレース。作中世界におけるあらゆる兵器を凌駕するなど無類の強さを誇るが、主機関「アブソリュート・アクティブ・フォース・ジェネレーター」の出力が通常形態では正しく機体全体に行き渡らず、5分の連続稼働で機内温度が急上昇し機関が暴走するという時間的な制約がある。これを防ぐには「ゴッドビーストモード」への移行が必要である。なお、主機関を停止させれば形としてのダンクーガノヴァ形態を保つことは可能である。機内には地球の全生物のDNAデータを収めたブラックボックスが搭載されており、ドラゴンズハイヴの真の目的と密接に関係する。それは地球外からの人知を超えた敵(=ムーンWILL)が地球侵攻を開始した際、それによる地球の生命を絶やさぬよう、「生命の種」を戦いながら他の惑星へと脱出させるための、「ノアの箱舟」のような役割を担っている。本来この機体は無人機となることを前提に開発された機体であり、パイロット達は操縦者というよりはAIの思考にバリエーションを持たせるための「教育者」にすぎない。しかし、作中では無人機として自律するまでの成長に至ることはなかった。「Nova」はラテン語で「新しい」を意味し、同時に形容詞「novus」の女性単数主格形でもあり、女性パイロットの操る新型ダンクーガである本機を的確に表している。
スペック
分類 | 巨大ロボット |
全高 | 37.8m |
重量 | 108.26t |
動力 | アブソリュート・アクティブ・フォース・ジェネレーター |
合体形態 | ダンクーガノヴァ・マックスゴッド |
開発者 | WILL |
パイロット | 飛鷹葵(メインパイロット)、館華くらら(断空砲の発射)、 加門朔哉(ブーストノヴァナックルの制御)、ジョニー・バーネット(断空砲のセットアップ) |
初登場作品 | 獣装機攻ダンクーガノヴァ MISSION-01「謎のダンクーガ」(2007年2月15日放送) |
メインパイロットプロフィール
- 飛鷹葵
ノヴァイーグルのパイロットにして、ダンクーガノヴァのメインパイロットを務める少女。元々の職業はカーレーサー兼ファッションモデルだったが、少なくともレーサーの方は作中で引退した。職業故か自分の容姿に絶対の自信を持っている。あまり物事に執着心を見せないサバサバとした性格の持ち主で、恋愛に対しても情が浅くすぐに縁が切れてしまう。実は託児ポストに預けられた事実上の孤児(放送当時託児ポストが話題になっていた事による時事ネタ)であり、そのため自分が他者に心から必要とされる事を無意識的に信じられないという状態にあった。葵がこれを克服していくことがダンクーガノヴァが真の力を解放する引き金になっていく。
血液型:A型、CV:池澤春菜
血液型:A型、CV:池澤春菜
武装
- ゴッドパウンド
ノヴァ版鉄拳。原作にて敵の心臓部を握りつぶす演出があるが、これは大張氏が参加した『勇者特急マイトガイン』のトライボンバーの必殺技と共通している。
- ブーストノヴァナックル
いわゆるロケットパンチ。原作での扱いは悪い。
- ミサイルデトネイター
腰の左右にランチャーを展開し放つ多連装ミサイル。ノヴァエレファントの装備であるため合神しなくても使用できるし、当然ダンクーガノヴァでも使用できたはずだが、なぜかノヴァエレファント単体以外ではマックスゴッドになるまで使わなかった。
- アブソリュートキャノン
ノヴァエレファントと同じく背面に装備したキャノン砲。断空砲で使用。
- 腕部キャノン
左右の腕部に装備。手を収納して砲身がせり出す。断空砲で使用。
- 断空剣
ダンクーガノヴァの切り札とされる武装。比較的早期に封印が解除され使用可能に。初代と異なり「断空斬!」と掛け声を放つ。大張監督曰く、断空剣は初代ダンクーガが二本所持しており、ダンクーガノヴァが使用しているのはそのうちの一本である。
必殺技
- 断空砲
アブソリュートキャノンとミサイルデトネイター、そして腕部キャノンを展開し、両足のアンカーで機体を固定した上で「断空砲アルティメットフォーメーション!」の掛け声と共に、一斉射する。発射のトリガーはくららが担う。
- ゴッドビーストモード
ゴッドビーストモードを発動しての連続攻撃。
ドラゴニュートの人形劇では…
家にある人形大体登場ムービーに登場したのが最初だが、それ以降長らく登場しておらず、アースゴモラ動画にて久々の登場。その後、サイドストーリー「ゴーデスの復活」にて登場し、スラン星人がゴーデスを呼び出した直後に現れ、ウルトラマンジョーニアス、ウルトラマングレート、ウルトラマンパワードの援護をする為、アポロガイストと戦闘していた。続けてサイドストーリー「スーパーロボット作戦」にも登場、スーパーロボット軍団の一員として登場していた。撮影にはYAMATO 群雄【動】No.010 獣装機攻ダンクーガノヴァを使用している。
名(迷)台詞
- 「やってやろうじゃん!」
ノヴァ版「やってやるぜ!」。紛れもなくダンクーガのパイロットである事を感じさせてくれる台詞。
- 「見られたくない格好で寝ているの。特に男にはね」
MISSION-02-より。なぜモニターが写らないかをルゥに質問されての一言。彼女は就寝時に全裸で寝る癖があるためである。
- 「ダイエットには、良さそうね!」
同上。初出撃時、ダンクーガノヴァ合体時、ジェネレータの出力の問題を聞いて。そんな事心配しなくていい容姿だが。
- 「無人島に裸の美女2人、なんてテレビ的には良いネタだろーけど…」
MISSION-05-より。くららと露天風呂を満喫していた折、TV局のヘリが竜牙島に上陸した際の嘆き。自分の事は勿論、くららの事も美人だと認めているのがわかる。なお、この直後にワープした先で男2人にバスタオル1枚の姿を見られ絶叫している。
- 「私のお父さんとお母さんは…」
- (いないわ…あなたは生まれてすぐに赤ちゃんポストに入れられたの)
- 「じゃあ、なんで私は生きてるの?」
ムーンWILLに見せられたビジョンだが、葵にとっては発奮材料にしかならなかった。
- 「負けたくない…もう、負けたくない!」
R-ダイガンに追い詰められ絶体絶命の時の台詞。この台詞とともにダンクーガノヴァはゴッドビーストモードへ覚醒する。
添付ファイル