俺達は話し合いの結果、先にコッコロとメグを寝室に向かわせることにした。
コッコロはきっと、積もる話があるはずだ。それならば先に気持ちを楽にしてやった方が疲労も多少はマシになるだろう。
その際にメグからゴーストドライバーというベルトとディープスペクターゴースト眼魂というものを渡された。……たしかメグが仮面ライダーに変身する時に使っていたものだ。
今のメグには必要ないから――と渡されたものだが、これは俺が捻くれているのか……何か皮肉なようなものを感じた。
コッコロはきっと、積もる話があるはずだ。それならば先に気持ちを楽にしてやった方が疲労も多少はマシになるだろう。
その際にメグからゴーストドライバーというベルトとディープスペクターゴースト眼魂というものを渡された。……たしかメグが仮面ライダーに変身する時に使っていたものだ。
今のメグには必要ないから――と渡されたものだが、これは俺が捻くれているのか……何か皮肉なようなものを感じた。
ゴーストドライバー。幽霊の名を冠するベルトだろうというのは簡単にわかる。小学生レベルの英語なのだからな。
そしてディープスペクター――ディープとは、深淵という意味だろう。メグが変身した際に姿も見たが、確かに深淵の名に相応しい見た目をしていた。
そしてディープスペクター――ディープとは、深淵という意味だろう。メグが変身した際に姿も見たが、確かに深淵の名に相応しい見た目をしていた。
……そして、そんな言葉を冠したアイテムが俺に渡るというのは、なんとも複雑な気分にさせられる。
――深淵。俺の人生はリュシア達に出会うまで、その一言で片付けられる程度には虚しいものだった。
――深淵。俺の人生はリュシア達に出会うまで、その一言で片付けられる程度には虚しいものだった。
もしも親が幼い頃の俺を捨てなかったら、だとか。
そんなことをたまに考えることもある。
あの時の俺はまだ純粋で――母親に見捨てられるのが嫌だった。
しかし現実は非情だ。結果的に俺は親に捨てられ、ここまで捻くれた性格になっていた。……正に深淵だ。
そんなことをたまに考えることもある。
あの時の俺はまだ純粋で――母親に見捨てられるのが嫌だった。
しかし現実は非情だ。結果的に俺は親に捨てられ、ここまで捻くれた性格になっていた。……正に深淵だ。
無論、それ以上に苦しい人生を歩んでる者もいるだろう。俺はなんだかんだリュシア達に出会い――家族の絆というものを知ることが出来た。そこに血の繋がりだとか、そういうものは何もない。ただただ、全員身寄りのない者が孤児院に集まり――そしていつしか家族になっていた。……もっとも親の愛というものを知らない俺が孤児院長をやるなど、不適任にも程があるとは思っていたが。だがエリンを失った時――やはり俺はあいつらと家族で居たいと強く自覚した。……今更そんなことを考えても、エリンは帰ってこないというのにな。
エリンは死ぬ間際――何を考えていたのだろうか?
俺が守るのを最期まで頼っていた――というわけではないのだろうな。エリンは気の強い奴だ、泣き喚いて命乞いをするのは想像が出来ん。だがきっと――俺が守りに来ることを信じていた可能性は高いだろう。それを俺は裏切った。……やれやれ、我ながら最悪な奴だ。
もうルーナ孤児院ファミリーが揃うことがないと考えるだけで、嫌な気分になる。……普段はやかましい奴らだと思っていたのだが……失ってからわかることもあるとでもいうのか。
俺が守るのを最期まで頼っていた――というわけではないのだろうな。エリンは気の強い奴だ、泣き喚いて命乞いをするのは想像が出来ん。だがきっと――俺が守りに来ることを信じていた可能性は高いだろう。それを俺は裏切った。……やれやれ、我ながら最悪な奴だ。
もうルーナ孤児院ファミリーが揃うことがないと考えるだけで、嫌な気分になる。……普段はやかましい奴らだと思っていたのだが……失ってからわかることもあるとでもいうのか。
だが――。
『マサツグさん。お願いです。クウカやメグちゃんのために――生きるのを諦めないでください』
チラリ、とクウカを見る。
……性癖は終わっているが、黙っていれば整った顔立ちの美少女だ。
まったく、どうしてこんな奴が俺の面倒なんかを見ているのかわからん。
……性癖は終わっているが、黙っていれば整った顔立ちの美少女だ。
まったく、どうしてこんな奴が俺の面倒なんかを見ているのかわからん。
しかしまあ……クウカに助けられたことに感謝はしている。それにコイツと居ると、何故だか不思議と落ち着く。
ディープスペクター。深淵、か……。
たしかに数時間前の俺は深淵だったのだろうな。エリンを失い、ルーナ孤児院ファミリーが揃うことはなくなったからな。
ディープスペクター。深淵、か……。
たしかに数時間前の俺は深淵だったのだろうな。エリンを失い、ルーナ孤児院ファミリーが揃うことはなくなったからな。
『マサツグさん。……一人で、背負い込まないでください。あの場にはクウカも居ました。クウカだってヴァイスフリューゲルの一員で……色々と戦ってきたつもりです。
だから――クウカだって戦えます!マサツグさんだけで背負い込まないで、クウカのことも頼ってくださいっ!』
だから――クウカだって戦えます!マサツグさんだけで背負い込まないで、クウカのことも頼ってくださいっ!』
やれやれ……。
あまり認めたくない事実だが。どこぞのマゾの影響で今の俺は言うほど深淵じゃないらしい。
あまり認めたくない事実だが。どこぞのマゾの影響で今の俺は言うほど深淵じゃないらしい。
それにしても仮面ライダーか。
俺も『守る』スキルがあるから不要なのだが……クウカにでも渡すか?名前的には不謹慎だが。
俺も『守る』スキルがあるから不要なのだが……クウカにでも渡すか?名前的には不謹慎だが。
「ぐふふ。マサツグさん、クウカをそんなにじろじろと見てどうしましたか?♡じゅるり……」
「相変わらず下品な奴だな。単純にこの変身道具をどうするか迷っていただけだ」
「それって……メグちゃんが仮面ライダーに変身する時に使ってたアイテムですか?」
「そういうことだ。守るスキルを持つ俺にも不要だからな」
「それならクウカが使いますぅ。頑丈さ以外はクウカに取り柄がないので」
クウカが少し申し訳なさそうに苦笑いを浮かべる。
頑丈さしか取り柄がないと言うが、コイツが居なければ今頃、俺はへし折れていたのだがな。それにクウカがいなければメグやコッコロと手を組むこともなかった。だからどう考えても過小評価だが……戦闘面では頑丈さ以外だと不利なのも事実だ。
ここはクウカに渡すのが一番か。
頑丈さしか取り柄がないと言うが、コイツが居なければ今頃、俺はへし折れていたのだがな。それにクウカがいなければメグやコッコロと手を組むこともなかった。だからどう考えても過小評価だが……戦闘面では頑丈さ以外だと不利なのも事実だ。
ここはクウカに渡すのが一番か。
「そうだな、ならばこのアイテムはクウカにやろう。お前の場合、頑丈さというよりただのマゾさだと思うがな」
「はうっ♡またマサツグさんの容赦のない罵声が……♡」
クウカはよだれを垂らしながらだらしなく喜ぶ。本当にみっともない残念な女だ。
「……でも、良かったです。これでクウカも役に立てますね」
「……は?」
役に立つ?
お前は既に俺を立ち直らせたり、メグを救っただろう。それなのに今更何を言ってるんだ、こいつは。
お前は既に俺を立ち直らせたり、メグを救っただろう。それなのに今更何を言ってるんだ、こいつは。
「……こ、これだけじゃマサツグさんの役に立つには頼りなかったでしょうか?」
マゾな面も鳴りをひそめて、おどおどとクウカが問いかけてきた。……普段はマゾに振る舞っているが、こういう部分もまたクウカの本心の1つなのだろう。
「頼りない?何を勘違いしている?お前は自覚してないようだが、今までも散々、俺やメグはお前に助けられてるぞ。
たしかにクウカはどうしようもないマゾで気持ち悪いド変態だが、友人の死を無駄にせず前を向こうとする――そんな愚直で馬鹿な女だ。お前自身が思ってるほど安くない」
たしかにクウカはどうしようもないマゾで気持ち悪いド変態だが、友人の死を無駄にせず前を向こうとする――そんな愚直で馬鹿な女だ。お前自身が思ってるほど安くない」
俺はクウカに対して思っていることを吐き出してやった。
こいつの頭や性癖は残念極まりないものだ。それこそシーにも引けを取らん。だが頼りないかと言われたら――決してそうじゃない。
クウカが居なければ、俺は間違いなくエリンの死で腑抜けていたのだからな。そんな俺を立ち直らせたのがクウカという女でもある。自分でもこんなド変態でマゾの痴女が俺を助けたクウカと同一人物なんて信じ難い事実だが、その行いを否定するつもりはない。
こいつの頭や性癖は残念極まりないものだ。それこそシーにも引けを取らん。だが頼りないかと言われたら――決してそうじゃない。
クウカが居なければ、俺は間違いなくエリンの死で腑抜けていたのだからな。そんな俺を立ち直らせたのがクウカという女でもある。自分でもこんなド変態でマゾの痴女が俺を助けたクウカと同一人物なんて信じ難い事実だが、その行いを否定するつもりはない。
変態で痴女な部分があろうと、クウカはクウカだ。……女神の癖にルーナ孤児院ファミリーで頭が最も残念なシーという例を知ってるだけに、今更その二面性に驚く気もない。シーもなんだかんだ家族想いの悪くないバカなのでな。クウカもそんなものだろう。きっとヴァイスフリューゲルではシーのようなポジションだったに違いない。
それに俺に“守りたい”と思わせた女が勝手に自分を安く見積もってるのは、俺としても癪だ。
俺はただの孤児院長であり、クウカのように正義感があるわけじゃない。そんな俺が“守りたい”と思ったのは、当然だが正義感なんかが理由じゃない。誰でもなんでも守るほど、お人好しなつもりもない。俺は守りたいものを守るだけだ。
俺はただの孤児院長であり、クウカのように正義感があるわけじゃない。そんな俺が“守りたい”と思ったのは、当然だが正義感なんかが理由じゃない。誰でもなんでも守るほど、お人好しなつもりもない。俺は守りたいものを守るだけだ。
「クウカは、マサツグさんのお役に立ててるんですね。良かったですぅ……」
安堵したようにクウカが俺を見つめてくる。
やれやれ、こいつはあまり自分に自信がないタイプか?
やれやれ、こいつはあまり自分に自信がないタイプか?
「今までのマゾっぷりとは打って変わって、随分と自信がないのだな」
「……クウカ、戦闘でマサツグさん達を支えられた自信がありませんから」
「世の中、戦闘が全てではあるまい。それにこれはあまり言わんが――クウカ、お前は俺が守りたいと心から思った女だ。その意味を考えてみるんだな」
「マサツグさんが……クウカを……」
クウカの頬が、赤く染まる。
守りたいと告げられたことがそんなに恥ずかしかったのか?
そしてクウカらしからぬ――真っ当な美少女らしい笑顔で俺にはにかむ。
守りたいと告げられたことがそんなに恥ずかしかったのか?
そしてクウカらしからぬ――真っ当な美少女らしい笑顔で俺にはにかむ。
「ぐふふ……♪マサツグさんがクウカを……♪」
――そんな美少女らしい一面を見せたかと思えば、すぐにいつものだらしない変態でマゾ丸出しの表情になった。
全く、よくわからん奴だ。だがまあ――精神的に悪い影響は与えてないのだろうな。
全く、よくわからん奴だ。だがまあ――精神的に悪い影響は与えてないのだろうな。
❄︎
孤独なふりをしてるの?なぜだろう 気になっていた。
気付けばいつのまにか 誰より気になっていた
気付けばいつのまにか 誰より気になっていた
❄︎
『世の中、戦闘が全てではあるまい。それにこれはあまり言わんが――クウカ、お前は俺が守りたいと心から思った女だ。その意味を考えてみるんだな』
マサツグさんに告げられた一言に、思わずクウカは笑みが零れてしまうのでした。
クウカはハッキリ言って、本当に戦闘では何も出来ていません。せいぜい、肉壁になったくらいです。
ですのでクウカは戦力外だと自分のことを考えている節がありました。それでも必死に戦ってきたつもりではあるのですが、クウカはあまり戦う術がなかったので。支給品のナイフがそこまで強くなかったというのもありますが……それはただの言い訳です。支給品が強くなくてもモニカさんやニノンさんは普通に戦えるし、ユキさんだって魔法で支援が出来ます。
クウカはハッキリ言って、本当に戦闘では何も出来ていません。せいぜい、肉壁になったくらいです。
ですのでクウカは戦力外だと自分のことを考えている節がありました。それでも必死に戦ってきたつもりではあるのですが、クウカはあまり戦う術がなかったので。支給品のナイフがそこまで強くなかったというのもありますが……それはただの言い訳です。支給品が強くなくてもモニカさんやニノンさんは普通に戦えるし、ユキさんだって魔法で支援が出来ます。
……その点、クウカは頑丈なだけ。同じヴァイスフリューゲルの一員としては恥ずかしいものですが、それがクウカという女なのです。……本当に情けないと、内心では思っていました。
大好きなマサツグさんに罵られて喜ぶ変態さんな部分も本心ですが――こういう情けない部分もまたクウカの本音なのです。マサツグさんやメグちゃん、コッコロちゃんの力になれないことに歯痒さを感じてしまっていました。――頼ってほしい、なんて大言壮語したマサツグさんには、特にですぅ。
頼ってほしいなんて手を差し伸ばして、何も役に立てないなんて……あまりにも悔しかったです。
戦闘以外では皆さんを支えようとしましたが、いざ戦闘では何も役に立たないとんでもない落ちこぼれですし……。
戦闘以外では皆さんを支えようとしましたが、いざ戦闘では何も役に立たないとんでもない落ちこぼれですし……。
ですが――マサツグさんの言葉を聞いて嬉しさが込み上げてきました。
ネガティブな気持ちもなくなって……ぐふふ、と笑ってしまいますぅ。
ネガティブな気持ちもなくなって……ぐふふ、と笑ってしまいますぅ。
マサツグさんがクウカを守りたいと思う理由――。
男性が女性を守りたいと思うその理由は、きっと1つしかありません。……もちろんコッコロちゃんみたいに女性同士の人もいますけど……。
男性が女性を守りたいと思うその理由は、きっと1つしかありません。……もちろんコッコロちゃんみたいに女性同士の人もいますけど……。
「男性が女性を守りたい気持ちなんて一つしかありません」
「……ん?急にニヤニヤしてどうした」
「ももも、もしやですが……。マサツグさんはクウカのことが……」
「お前のことが、なんだ?」
マサツグさんは相変わらずの仏頂面で、やはりこんなことを言うのはクウカとしても恥ずかしいのですが……。
はっ!これはマサツグさんなりの辱め!?ぐふ……そうだとしたら、マサツグさんはとんでもないドSさんですぅ。
はっ!これはマサツグさんなりの辱め!?ぐふ……そうだとしたら、マサツグさんはとんでもないドSさんですぅ。
「急に気持ち悪い表情になったな……。いや、平常運転か」
「はっ!今は色々と考えてる場合じゃありませんでした!」
マサツグさんのドSな態度も興奮しますが、今はそれどころじゃありません!
だってクウカは、マサツグさんのことが好きなのですから――。
コッコロちゃんもきっと今頃、頑張っています。それならばクウカも勇気を振り絞って……!
だってクウカは、マサツグさんのことが好きなのですから――。
コッコロちゃんもきっと今頃、頑張っています。それならばクウカも勇気を振り絞って……!
「マサツグさんは、クウカのことがお好きなのですか!?」
私は緊張のあまり震え切って、少し大きな声でそう聞いてしまいました。
うぅ……。これがコッコロちゃんやメグちゃんに聞かれていたらどうしましょう。いや、それはそれで……ぐふふ。
うぅ……。これがコッコロちゃんやメグちゃんに聞かれていたらどうしましょう。いや、それはそれで……ぐふふ。
「……………………は?」
そんなドキドキと胸を高鳴らせるクウカとは正反対に、マサツグさんの反応はこれ以上なくシンプルなものでした。
『何を言ってるんだ、こいつは』みたいな、なんとも言えない視線が容赦なく浴びせられて――流石のクウカも心が折れそうです。
勝手に誤解してドキドキして。
好きな男性と両想いになったかもしれない――なんて。
そんなことを考えていたクウカの幻想が、一瞬にして崩れ去って。
普段ならば興奮しそうな視線が、今は酷く痛くて。心がズキズキします。
ククク……クウカはとんでもない勘違いをしてしまったのですね……。
『何を言ってるんだ、こいつは』みたいな、なんとも言えない視線が容赦なく浴びせられて――流石のクウカも心が折れそうです。
勝手に誤解してドキドキして。
好きな男性と両想いになったかもしれない――なんて。
そんなことを考えていたクウカの幻想が、一瞬にして崩れ去って。
普段ならば興奮しそうな視線が、今は酷く痛くて。心がズキズキします。
ククク……クウカはとんでもない勘違いをしてしまったのですね……。
「ごめんなさい、マサツグさん。クウカなんかじゃ……マサツグさんには釣り合いませんよね……」
――ズキズキ。
心が痛い。今まであんなに愛おしかったはずの痛みが――本当にたまらなく辛いです。悲し過ぎて、涙まで溢れてきます。
そしてマサツグさんはクウカに向かって何か言おうと口を開きましたが――ごめんなさい、聞きたくありません。
きっとマサツグさんなら不器用なりに優しい言葉を掛けてくださいますが――その優しさが、今は痛いのです!
心が痛い。今まであんなに愛おしかったはずの痛みが――本当にたまらなく辛いです。悲し過ぎて、涙まで溢れてきます。
そしてマサツグさんはクウカに向かって何か言おうと口を開きましたが――ごめんなさい、聞きたくありません。
きっとマサツグさんなら不器用なりに優しい言葉を掛けてくださいますが――その優しさが、今は痛いのです!
❄︎
どうすればこの心は鏡に映るの?
❄︎
「ごめんなさい、マサツグさん。クウカなんかじゃ……マサツグさんには釣り合いませんよね……」
――バン!
俺が口を開こうとした瞬間、クウカが勢い良く扉を開いて、民家から飛び出した。
やれやれ……。何がクウカじゃ釣り合わない、だ。釣り合ってないのは、俺の方だろう……。
クウカは変態だ。とんでもなく変態だ。
そこは誰もが認める事実に違いない。
俺が口を開こうとした瞬間、クウカが勢い良く扉を開いて、民家から飛び出した。
やれやれ……。何がクウカじゃ釣り合わない、だ。釣り合ってないのは、俺の方だろう……。
クウカは変態だ。とんでもなく変態だ。
そこは誰もが認める事実に違いない。
だが――クウカは底抜けにお人好しだ。
まだ出会って数時間の俺やメグのために奔走して、その心を支えた。
クウカがいなければ俺は野垂れ死ぬか、最悪優勝を狙っていたかもしれない。クウカがいなければ、メグもコッコロもあのまま闇に呑まれていただろう。
――ルーナフリューゲルを誰よりも支えている女。それがクウカだと俺は思っている。
まだ出会って数時間の俺やメグのために奔走して、その心を支えた。
クウカがいなければ俺は野垂れ死ぬか、最悪優勝を狙っていたかもしれない。クウカがいなければ、メグもコッコロもあのまま闇に呑まれていただろう。
――ルーナフリューゲルを誰よりも支えている女。それがクウカだと俺は思っている。
それなのに勝手に自分を卑下して、釣り合わないだと?
やれやれ……。俺が釣り合わないなら、わかる。俺などがクウカのような底抜けにお人好しの女と釣り合うはずがない。
だが――クウカ。お前が自分は俺と釣り合わないと考えるのは、流石に自分を低く見積り過ぎだ。
……まあ俺も他人をとやかく言える性格ではないがな。それにしても誰がどう見ても、俺なんかがクウカと釣り合うわけがなかろう。
やれやれ……。俺が釣り合わないなら、わかる。俺などがクウカのような底抜けにお人好しの女と釣り合うはずがない。
だが――クウカ。お前が自分は俺と釣り合わないと考えるのは、流石に自分を低く見積り過ぎだ。
……まあ俺も他人をとやかく言える性格ではないがな。それにしても誰がどう見ても、俺なんかがクウカと釣り合うわけがなかろう。
……女心は複雑だと言うが、全くもってわからんな。
『マサツグさんは、クウカのことがお好きなのですか!?』
どうしてクウカがいきなりあんな言葉を発したのかもわからん。
たしかに俺はクウカが嫌いじゃない。大切な守るべき存在だ。太陽のような女だ。俺のような男を照らすには、あれくらい馬鹿な方がいいのかもしれん。
一応、俺なりに態度でそう示してるつもりだが……あまりにも唐突なわけのわからない質問で俺は困惑を隠せなかった。
それに後のクウカの反応からして恋愛的な意味の“好き”なようだが――生憎と俺は誰かにそういう感情を向ける資格を持ち合わせていない。俺が誰かに恋愛感情を持つなど考えたことがないし、仮に持ち合わせてもこんな男じゃ相手を不幸にするだけだ。――リュシア達のような『家族』ならともかく、誰かと結ばれるなんて大それたこと……俺が出来るわけないだろう。
たしかに俺はクウカが嫌いじゃない。大切な守るべき存在だ。太陽のような女だ。俺のような男を照らすには、あれくらい馬鹿な方がいいのかもしれん。
一応、俺なりに態度でそう示してるつもりだが……あまりにも唐突なわけのわからない質問で俺は困惑を隠せなかった。
それに後のクウカの反応からして恋愛的な意味の“好き”なようだが――生憎と俺は誰かにそういう感情を向ける資格を持ち合わせていない。俺が誰かに恋愛感情を持つなど考えたことがないし、仮に持ち合わせてもこんな男じゃ相手を不幸にするだけだ。――リュシア達のような『家族』ならともかく、誰かと結ばれるなんて大それたこと……俺が出来るわけないだろう。
それに俺は恋愛や結婚に対して良い印象がない。
もっとも以前は家族に対してもそうだったが……それは孤児院を経営して変わった。
だが、恋愛や結婚だけは……っ!
もっとも以前は家族に対してもそうだったが……それは孤児院を経営して変わった。
だが、恋愛や結婚だけは……っ!
「――ッ!」
脳裏を過ぎるのは、あの忌々しい記憶。
親が俺を見捨てた時の記憶だった。
あんなトラウマを植え付けられたら――自分が恋愛をしようだなんて思わない。
コッコロのように自分以外が恋愛をするのは許すし、多少は気を配ることもしてやる。
だがそれが自分となれば、話は別だ。
脳裏に刻まれた強烈なトラウマが否が応でも呼び起こされる。
親が俺を見捨てた時の記憶だった。
あんなトラウマを植え付けられたら――自分が恋愛をしようだなんて思わない。
コッコロのように自分以外が恋愛をするのは許すし、多少は気を配ることもしてやる。
だがそれが自分となれば、話は別だ。
脳裏に刻まれた強烈なトラウマが否が応でも呼び起こされる。
どうせ自分が誰かを好きになっても、最後は不幸な結末を迎えるだけだと――そんなふうに考えてしまう。
それならば、そんな感情は持たない方がマシだ。無論、向けられない方がマシでもある。
それならば、そんな感情は持たない方がマシだ。無論、向けられない方がマシでもある。
だがクウカが大切だという感情には――嘘がつけない。
しかしアイツはどうやら俺を好きになってしまったようだ。
これはいったい――どうしたらいい?
しかしアイツはどうやら俺を好きになってしまったようだ。
これはいったい――どうしたらいい?
わからない。
理解不能、理解不能、理解不能、理解不能――。
俺は恋愛なんて感情を知らない。持ち合わせるつもりもなかった。
だからこそ、答えがわからない。
理解不能、理解不能、理解不能、理解不能――。
俺は恋愛なんて感情を知らない。持ち合わせるつもりもなかった。
だからこそ、答えがわからない。
そんな俺は呆然と立ち尽くすしかなく――
「今、何かすごい音がしたけど、どうしたの〜?」
「……!?クウカさまがいないですね。マサツグさま、事情を教えてくださいまし!」
気を遣ってやったつもりのチビ二人が、寝室から飛び出してきた。
やれやれ……。こんなガキ共にも心配を掛けたのか、俺は。
やれやれ……。こんなガキ共にも心配を掛けたのか、俺は。
「クウカに好きなのか聞かれた」
そう答えると、コッコロが駆け寄って俺に顔を近付ける。……クウカの同類だからか?
「それでマサツグさまはなんと答えたのですか?」
「俺は質問の意図がその時は理解出来ず、困惑した」
「ふむ……。それはとんだ鈍感さんですね」
「そうしたらクウカが“自分なんかじゃ俺と釣り合わない”だなんてわけのわからんことを言って飛び出した。やれやれ……釣り合わないのは俺の方な……」
――パシンっ!
頬に痛みを感じ、乾いた音が鳴り響く。
俺の前には――厳しい顰め面をして俺にビンタを繰り出したコッコロが立っていた。
俺の前には――厳しい顰め面をして俺にビンタを繰り出したコッコロが立っていた。
「申し訳ありません、マサツグさま。しかしたとえマサツグさまでも……今の発言はクウカさまと同じ感情を持つわたくしとしても、許せません」
「……どういうことだ?誰がどう見ても俺とクウカは釣り合ってないだろう。俺たちがこうして生きているのも、クウカが居たからなのだが……」
「たしかにクウカさまはとてもお優しいです。しかしだからといってマサツグさまと“釣り合わない”とは思いません。クウカさまがマサツグさまのことが好きなら――その時点でもう釣り合っているのですよ」
「……やはり女心とやらはわからんな」
「これは女心ではありません。マサツグさまはご自分が思ってる以上に、周りから慕われているのです。自覚してくださいまし」
「ロクな環境で育たなかったこんな俺が――か?」
「育った環境なんて関係ないです。マサツグさまは、マサツグさまなのですから」
「私もそう思うよ。だってマサツグさん優しいもん」
「メグ……。お前までそんな戯言を口にするのか」
「? 戯言じゃなくて本当にそう思ってるよ?」
メグの純粋な瞳に見つめられ、気が抜けてしまう。
やれやれ……。これを嘘だと切り捨てるのは、無理なようだな。
やれやれ……。これを嘘だと切り捨てるのは、無理なようだな。
「……そうか」
「マサツグさま。クウカさまを追い掛けてくださいまし。出て行ったばかりの今ならば、まだ追い付けるはずです」
「やけに積極的だな、コッコロ」
「はい。クウカさまはわたくし達の大切なお仲間で――それにわたくしと同じ気持ちを秘めているようですから♪」
やれやれ……。
仲間、か。たしかに俺もそう思っていた。
だが恋愛感情を向けられてるならば、また違った形を求められてるのだろう。
仲間、か。たしかに俺もそう思っていた。
だが恋愛感情を向けられてるならば、また違った形を求められてるのだろう。
「無論、クウカのことは追い掛ける。だがアイツの気持ちに応えるつもりはない」
「マサツグさまはクウカさまがお好きじゃないのですか?なかなか息の合う関係だと思っていましたが……」
「誰があんな変態と息が合うか。……それに俺は恋愛に興味がない。そういう感情を持ちたくもない」
「何か理由がありそうですね」
「ああ。話せば長くなるが――俺は親に捨てられた。だから恋愛も所詮はそんなものだと思っている。他人が他人を見捨てるなど、簡単なことだからな。
それに当時は幼くて気付かなかったが――母親が俺を捨てたということは、きっとその時にはもう父親と別れていたのだろう」
それに当時は幼くて気付かなかったが――母親が俺を捨てたということは、きっとその時にはもう父親と別れていたのだろう」
「マサツグさま。その過去はたしかに辛いものだと、わたくしも思います。
ですが――いつまでも過去に囚われていたら何も変わりませんよ。わたくしは、それをメグさまに学びました」
ですが――いつまでも過去に囚われていたら何も変わりませんよ。わたくしは、それをメグさまに学びました」
「え?私に?」
「はい。わたくしは――親しい方々から存在を忘れ去られてしまいました。そこをオレイカルコスに付け込まれたのです。しかし――メグさまは言ってくれました。この殺し合いを生き抜いて、ハッピーエンドのその先を目指そう、と――。
だからわたくしはメグさまの言葉に感銘を受けて、過去を振り切り現在(いま)を生きて――やがてハッピーエンドのその先にある未来を見据えるようになりました。
だからマサツグさまも過去に囚われず――現在(いま)を生きてくださいまし」
だからわたくしはメグさまの言葉に感銘を受けて、過去を振り切り現在(いま)を生きて――やがてハッピーエンドのその先にある未来を見据えるようになりました。
だからマサツグさまも過去に囚われず――現在(いま)を生きてくださいまし」
「今を生きろ、か。そんなことを言われても俺はまだ恋愛感情に向き合うつもりはない。……トラウマというものは、そう簡単に消え去るものじゃない」
だが――
「だが――クウカは追い掛ける。アイツが大切だという気持ちに偽りはない。たとえあいつの恋心とやらを傷付ける結果になっても――俺はアイツを守りたいのでな」
「ふふ……“まだ向き合うつもりはない”ですか。恋愛は強制するものじゃありませんし、少しでも前を向けたならなによりです。さぁ、マサツグさま――クウカさまを連れてきてくださいまし♪」
「ああ。行ってくる」
「いってらっしゃい、マサツグさん」
コッコロとメグの笑顔に見送られて――俺は扉を開け、外に出ると走り出した。
❄︎
届かない恋をしていても 映し出す日がくるかな。
ぼやけた答えが見え始めるまでは――。
今もこの恋は 動き出せない。
ぼやけた答えが見え始めるまでは――。
今もこの恋は 動き出せない。
❄︎
はぁ、はぁ、はぁ――。
どれだけ走ったでしょうか。体感時間だとまだそんなに経ってませんが……やはりマサツグさんは追い掛けてきませんでした。
それもそうですよね。あんな盛大な勘違いをして、クウカが恥を晒しただけなのですから。……もしかしたらマサツグさんには迷惑を掛けてしまったのかもしれません。
どれだけ走ったでしょうか。体感時間だとまだそんなに経ってませんが……やはりマサツグさんは追い掛けてきませんでした。
それもそうですよね。あんな盛大な勘違いをして、クウカが恥を晒しただけなのですから。……もしかしたらマサツグさんには迷惑を掛けてしまったのかもしれません。
マサツグさんが追い掛けてくれるかもしれない――なんてそんな甘い幻想を少しでも脳裏を過ったクウカが馬鹿なのです。
はぁ――孤立しちゃいましたね。
こんな危険極まりない殺し合いで孤立して――それでも誰かを返り討ちに出来るほど、クウカは強くありません。
クウカは戦士としては落ちこぼれなのです……。
こんな危険極まりない殺し合いで孤立して――それでも誰かを返り討ちに出来るほど、クウカは強くありません。
クウカは戦士としては落ちこぼれなのです……。
それにしても、なんだか肌寒いですね。
孤独になった影響でしょうか。妙に肌寒く感じます。
先程までは、あんなに暖かかったのに。
叶わぬ恋をして、一時的な感情で逃げ出して――クウカは本当に馬鹿でした。今更、自分の行動を反省しても遅いのですが……。
孤独になった影響でしょうか。妙に肌寒く感じます。
先程までは、あんなに暖かかったのに。
叶わぬ恋をして、一時的な感情で逃げ出して――クウカは本当に馬鹿でした。今更、自分の行動を反省しても遅いのですが……。
「はぁ……。クウカは本当に、大馬鹿です……」
思わずため息混じりの独り言が、喉から出てしまいました。
きっとそれだけ疲れてるのでしょうか……。本当に精神が痛くて、辛くて、心細くて――しんどいです。
きっとそれだけ疲れてるのでしょうか……。本当に精神が痛くて、辛くて、心細くて――しんどいです。
「――ああ、本当にお前は大馬鹿者だな」
――!?
クウカの声に応えた、こここ――この声は!?
声の方向を見ると、相変わらず無愛想な態度で――私の大好きな人が居ました。走って疲れたのでしょうか、少しだけ息切れしていますが……それがまた嬉しいです。
クウカの声に応えた、こここ――この声は!?
声の方向を見ると、相変わらず無愛想な態度で――私の大好きな人が居ました。走って疲れたのでしょうか、少しだけ息切れしていますが……それがまた嬉しいです。
「マサツグさん!」
「――待たせたな、クウカ。いきなり民家を出て行くこの大馬鹿変態女め」
「……ごめんなさい。やっぱり怒っていますか?」
「当然だ。危うく俺はまた大切な存在を失うところだったのだからな」
――大切な、存在?
「大切な存在、とは……?」
「お前のことだ、クウカ」
「え?でもマサツグさんはきっとクウカのことは好きじゃないですよね……?」
「そうだな。まだお前に対して恋愛感情はない。というか誰にも向けないようにしてるというのが、正確なところだが」
「……恋愛関係で何か嫌な思い出でも?」
「俺の母親は幼い俺を捨てた毒親だった。お互い好きで結婚したはずなのに、別れたのだろうな。だから俺は恋愛というものにトラウマがある」
「そうですか……。クウカ、マサツグさんのトラウマを抉ってしまいましたね……」
「……いや、大して気にしてないが?お前が勝手に出て行っただけだろう。それに本当に俺の逆鱗に触れたなら、わざわざ追わん」
マサツグさんの、不器用な優しさ。
その優しい心は今のクウカには特に沁みます。
そんなマサツグさんだからこそ、クウカは――。
その優しい心は今のクウカには特に沁みます。
そんなマサツグさんだからこそ、クウカは――。
「マサツグさん。好き、です……」
「そうか……。お前のその気持ちを否定はしないが――俺はまだ誰かに恋愛感情を向ける気はないぞ」
「わかってます。それはマサツグさんの過去を考えたら、当たり前だと思います」
「ならば、どうする?」
――クウカが今していることは……酷いことかもしれません。マサツグさんのトラウマを知ったのに、それでも自分の感情を優先するなんて……良いことのわけがないのです。
でも――それでも。
クウカはマサツグさんに気持ちを伝えたくて……。
でも――それでも。
クウカはマサツグさんに気持ちを伝えたくて……。
だだだ、だからクウカは――。
「クウカは諦めません。――マサツグさんがいつかクウカを好きになっていただけるまで、クウカはこの恋心を大切にします。
だだだ、だから――いつかクウカがマサツグさんを振り向かせてみせるのです!」
だだだ、だから――いつかクウカがマサツグさんを振り向かせてみせるのです!」
「フッ……。そうか」
マサツグさんは頬を緩めて少し柔らかな表情になって。
「やれやれ。ただのお人好しな変態だと思っていたが、意外と諦めの悪い女だな。まさかドMのお前にそんなことを言われるとは思わなかったが――まあいい」
マサツグさんの声音は、不思議といつもより優しく聞こえて。クウカの心を刺激します。
「そこまで言うなら、やってみせるがいい。俺のトラウマを取り除き、お前に振り向かせてみろ。
――その時は本気でお前を愛してやろう。もっとも、今の俺には恋愛感情などわからないがな」
――その時は本気でお前を愛してやろう。もっとも、今の俺には恋愛感情などわからないがな」
「……!わかりました!クウカ、がんばります!絶対にマサツグさんを振り向かせて……じゅるり」
「やれやれ……。ようやくまたその下品な表情を見せたか。――とにかく、これで一件落着だな。コッコロとメグの元に帰るぞ、クウカ」
「はい、マサツグさん♪」
❄︎
叶わない恋をしていても 写しだす日がくるかな。
ぼやけた答えが少しでも見えたら――きっとこの恋は動き始める
ぼやけた答えが少しでも見えたら――きっとこの恋は動き始める
❄︎
そして俺達はコッコロとメグの居る民家に戻った。
二人が笑顔で俺たちを出迎える。……こいつらには迷惑を掛けたな。
二人が笑顔で俺たちを出迎える。……こいつらには迷惑を掛けたな。
「それで、お二人はどうなりましたか?」
「どうもなってない。俺達はいつも通りだ」
そう。俺とクウカの関係に変化はない。
俺たちはこれからも、こういう関係を続けていく。――本当にクウカが俺を変えるなら、別だが。
俺たちはこれからも、こういう関係を続けていく。――本当にクウカが俺を変えるなら、別だが。
「違いますぅ。今はまだ無理でも――クウカはいつかマサツグさんを振り向かせると宣言しました!」
「おお……!なんと素晴らしい目標でしょう……!」
クウカの言葉に、コッコロが目をキラキラと輝かせる。
恋愛感情を秘めた者同士、シンパシーでもあるのか?恋愛感情などない俺にはあまりわからんが。
恋愛感情を秘めた者同士、シンパシーでもあるのか?恋愛感情などない俺にはあまりわからんが。
まあともかく――クウカはクウカで納得したようだ。
「マサツグさま」
「なんだ?コッコロ」
「いつかトラウマが消え去って――クウカさまの恋心と向き合えるといいですね♪」
「別に俺はそんなこと望んでないがな。どちらにせよ、クウカは俺にとって守るべき存在だ。それは変わらない」
――そう。恋愛感情があろうがなかろうが、クウカは俺にとって大切だ。コイツが居なければどうなっていたかもわからん。
だから俺はこれからも変わりなくクウカ達を大切にする。それだけの話だ。
だから俺はこれからも変わりなくクウカ達を大切にする。それだけの話だ。
「そうですか。……もしかしたらそう思われている時点で、クウカさまは恵まれているのかもしれませんね♪」
コッコロがニコリと微笑み。
「そうです。クウカとマサツグさんは恵まれた関係で……ぐへ、ぐへへ」
「ええい、いきなり気持ち悪い顔をするな、この変態女」
「はい、クウカは変態です。マサツグさんだけの変態女です……♪」
そんなことを口にするクウカは、何故か幸せそうな顔をしていた。まったく、マゾの考えることはわからん。
「クウカさまが満足そうでなによりです。やはり、想いを伝えるのは大切ですね♪」
「うん、やっぱり気持ちって伝えなきゃわからないもんね〜」
コッコロの言葉にメグが同意する。
やれやれ……。俺が言えたことではないが、メグも大概鈍感だな
やれやれ……。俺が言えたことではないが、メグも大概鈍感だな
「とりあえずこれで解決だな。そして休憩は大切だから、コッコロとメグは寝室に戻るといい。クウカも気が済んだようだしな」
「そうですね、クウカのせいでコッコロちゃんとメグちゃんにも迷惑を掛けてすいません。それと……コッコロちゃん、応援してますぅ」
「ありがとうございます♪」
「? コッコロちゃんの何を応援するの?」
「それは秘密ですぅ」
「え〜!?どうしてかな!?」
「まあすぐにわかりますよ、メグさま。とりあえず戻りましょう」
そしてコッコロとメグは寝室に戻った。
女同士の恋愛感情――要するにレズは色々と大変だろうが、どうなるだろうな。
まあ――たった今クウカを振った俺がどうこう言うことじゃないが。コッコロが傷付かなければ何よりだ。
女同士の恋愛感情――要するにレズは色々と大変だろうが、どうなるだろうな。
まあ――たった今クウカを振った俺がどうこう言うことじゃないが。コッコロが傷付かなければ何よりだ。
それにしても――まさか俺が誰かから、恋愛感情を向けられるとはな。
☀︎
陽の満ちるこの部屋。
そっとトキを待つよ――。
そっとトキを待つよ――。
【C-7(民家)/一日目/昼】
【直見真嗣@異世界で孤児院を開いたけど、なぜか誰一人巣立とうとしない件(漫画版)】
[状態]:ダメージ(小、包帯、ガーゼなどにより処置済み)、疲労(中)、左目失明(眼帯により処置済み)、メグとクウカとコッコロを守りたいという強い想い
[装備]:竈門炭治郎の日輪刀@鬼滅の刃
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2
[思考・状況]基本方針:ラスボスを倒す。殺し合いを脱出するには、これしか手段がないようだな
1:クウカ、メグ、コッコロとその友人を守る。
2:やれやれ。ようやくメグを取り戻せたか
3:もう失うことは御免だな。
4:エリン……
5:コッコロとメグの罪は許す。俺は正義の味方でも英雄でもない、ただの孤児院長だ
6:疲労をマシにするために次の放送まで寝室を利用して休息をとる
7:コッコロとメグがカップルになろうが知らん。俺があいつらを見る目を変える気はないのでな
8:俺は恋愛感情など持ち合わせていないが、クウカの想いを否定するつもりはない。だがまだそれに向き合う気にはなれん
[備考]
※「守る」スキルは想いの力で変動しますが、制限によりバランスブレイカーになるような化け物染みた力は発揮出来ません
※参戦時期はリュシア達が里親に行ってから。アルノンとも面識があります
【直見真嗣@異世界で孤児院を開いたけど、なぜか誰一人巣立とうとしない件(漫画版)】
[状態]:ダメージ(小、包帯、ガーゼなどにより処置済み)、疲労(中)、左目失明(眼帯により処置済み)、メグとクウカとコッコロを守りたいという強い想い
[装備]:竈門炭治郎の日輪刀@鬼滅の刃
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2
[思考・状況]基本方針:ラスボスを倒す。殺し合いを脱出するには、これしか手段がないようだな
1:クウカ、メグ、コッコロとその友人を守る。
2:やれやれ。ようやくメグを取り戻せたか
3:もう失うことは御免だな。
4:エリン……
5:コッコロとメグの罪は許す。俺は正義の味方でも英雄でもない、ただの孤児院長だ
6:疲労をマシにするために次の放送まで寝室を利用して休息をとる
7:コッコロとメグがカップルになろうが知らん。俺があいつらを見る目を変える気はないのでな
8:俺は恋愛感情など持ち合わせていないが、クウカの想いを否定するつもりはない。だがまだそれに向き合う気にはなれん
[備考]
※「守る」スキルは想いの力で変動しますが、制限によりバランスブレイカーになるような化け物染みた力は発揮出来ません
※参戦時期はリュシア達が里親に行ってから。アルノンとも面識があります
【クウカ@プリンセスコネクトRe:Dive】
[状態]:ダメージ(中)、疲労(中)、魔力消費(小)、身体中に打撲痕、直見真嗣への恋愛感情
[装備]:ガーディアン・エルマの短剣@遊戯王OCG、フライングランチャー@遊☆戯☆王ZEXAL、ゴーストドライバー&ディープスペクターゴースト眼魂@仮面ライダーゴースト
[道具]:基本支給品、応急処置セット@現実
[思考・状況]基本方針:こ、困ってる人を助けます……
1:マサツグさんやメグちゃん、コッコロちゃんと一緒に戦いますぅ!
2:モニカさん達と合流したいです
3:クウカ、マサツグさんにやっと気持ちを伝えられました……。結果は結果でしたが、満足ですぅ
4:マサツグさんの心の支えになりたいです。そしていつかマサツグさんのトラウマを治して、振り向かせてみせます……!
5:やっぱりコッコロちゃんはメグちゃんが好きそうですぅ
[備考]
※頑丈です。各種スキルも使えますが魔力を消費します。魔力は時間経過で回復していきます
※応急処置セットの包帯は使い切りました
[状態]:ダメージ(中)、疲労(中)、魔力消費(小)、身体中に打撲痕、直見真嗣への恋愛感情
[装備]:ガーディアン・エルマの短剣@遊戯王OCG、フライングランチャー@遊☆戯☆王ZEXAL、ゴーストドライバー&ディープスペクターゴースト眼魂@仮面ライダーゴースト
[道具]:基本支給品、応急処置セット@現実
[思考・状況]基本方針:こ、困ってる人を助けます……
1:マサツグさんやメグちゃん、コッコロちゃんと一緒に戦いますぅ!
2:モニカさん達と合流したいです
3:クウカ、マサツグさんにやっと気持ちを伝えられました……。結果は結果でしたが、満足ですぅ
4:マサツグさんの心の支えになりたいです。そしていつかマサツグさんのトラウマを治して、振り向かせてみせます……!
5:やっぱりコッコロちゃんはメグちゃんが好きそうですぅ
[備考]
※頑丈です。各種スキルも使えますが魔力を消費します。魔力は時間経過で回復していきます
※応急処置セットの包帯は使い切りました
【奈津恵@ご注文はうさぎですか?】
[状態]:疲労(大)、ダメージ(中)、魔力消費(小)
[装備]:メグ専用ロッド@きららファンタジア
[道具]:基本支給品×2、巨大化@遊戯王OCG、ランダム支給品0~2(ボーちゃんの分)
[思考・状況]基本方針:マサツグさん達と一緒に抗うよ!
1:チマメ隊の絆は永遠……だけど優勝して生き返らせてもマヤちゃんが喜ばないよね
2:マサツグさん、クウカさん、ありがとうね。ルーナフリューゲル、いくよ~!
3:今まで酷いことしたみんな……ごめんね
4:マヤちゃん、リゼさん……天国で見守っててね!
5:またよろしくね、コッコロちゃん
6:次の放送まで交代制で寝室で休むよ〜
[備考]
※ディープスペクターの武器であるディープスラッシャーについては、変身しても出現しません。他の参加者に武器として支給されている可能性があります。
※ディープスペクターへの変身は他の仮面ライダーと同じく魔力を消耗しません。
※魔力は時間経過で回復します
※心意により右が白、左が黒い翼が生やせます。この際、身体能力が一気に上昇します
[状態]:疲労(大)、ダメージ(中)、魔力消費(小)
[装備]:メグ専用ロッド@きららファンタジア
[道具]:基本支給品×2、巨大化@遊戯王OCG、ランダム支給品0~2(ボーちゃんの分)
[思考・状況]基本方針:マサツグさん達と一緒に抗うよ!
1:チマメ隊の絆は永遠……だけど優勝して生き返らせてもマヤちゃんが喜ばないよね
2:マサツグさん、クウカさん、ありがとうね。ルーナフリューゲル、いくよ~!
3:今まで酷いことしたみんな……ごめんね
4:マヤちゃん、リゼさん……天国で見守っててね!
5:またよろしくね、コッコロちゃん
6:次の放送まで交代制で寝室で休むよ〜
[備考]
※ディープスペクターの武器であるディープスラッシャーについては、変身しても出現しません。他の参加者に武器として支給されている可能性があります。
※ディープスペクターへの変身は他の仮面ライダーと同じく魔力を消耗しません。
※魔力は時間経過で回復します
※心意により右が白、左が黒い翼が生やせます。この際、身体能力が一気に上昇します
【コッコロ@プリンセスコネクトRe:Dive】
[状態]:疲労(大)、ダメージ(中)、魔力消費(小)
[装備]:量産型戦極ドライバー+バナナロックシード(ナンバー無し)+マンゴーロックシード(全て破損)@仮面ライダー鎧武、タンポポロックシード@仮面ライダー鎧武
[道具]:基本支給品一式×2、破れて効果を失ったオレイカルコスの結界@遊戯王デュエルモンスターズ(アニメ版)、盗人の煙玉@遊戯王OCG、スイカロックシード@仮面ライダー鎧武、デスノート(複製品)@DEATH NOTE
[思考]
基本:メグさま達とこの殺し合いを終わらせて、ハッピーエンドのその先を目指します
1:メグさま、マサツグさま、クウカさま……ありがとうございます……
2:今まで襲った方々……ごめんなさい……
3:カイザーインサイトを要警戒
4:メグさまに“恋”という感情が芽生えてしまったかもしれません。……今はまだ内緒……のつもりでございましたが……
5:交代制で寝室で休みます。メグさまと二人きりで寝室でございますか……
6:クウカさまが満足そうで何よりです。次はわたくしの番ですね
[備考]
※参戦時期は『絆、つないで。こころ、結んで』前編3話、騎士くんに別れを告げて出ていった後
※心意により右が黒、左が白い翼が生やせます。この際、身体能力が一気に上昇します
[状態]:疲労(大)、ダメージ(中)、魔力消費(小)
[装備]:量産型戦極ドライバー+バナナロックシード(ナンバー無し)+マンゴーロックシード(全て破損)@仮面ライダー鎧武、タンポポロックシード@仮面ライダー鎧武
[道具]:基本支給品一式×2、破れて効果を失ったオレイカルコスの結界@遊戯王デュエルモンスターズ(アニメ版)、盗人の煙玉@遊戯王OCG、スイカロックシード@仮面ライダー鎧武、デスノート(複製品)@DEATH NOTE
[思考]
基本:メグさま達とこの殺し合いを終わらせて、ハッピーエンドのその先を目指します
1:メグさま、マサツグさま、クウカさま……ありがとうございます……
2:今まで襲った方々……ごめんなさい……
3:カイザーインサイトを要警戒
4:メグさまに“恋”という感情が芽生えてしまったかもしれません。……今はまだ内緒……のつもりでございましたが……
5:交代制で寝室で休みます。メグさまと二人きりで寝室でございますか……
6:クウカさまが満足そうで何よりです。次はわたくしの番ですね
[備考]
※参戦時期は『絆、つないで。こころ、結んで』前編3話、騎士くんに別れを告げて出ていった後
※心意により右が黒、左が白い翼が生やせます。この際、身体能力が一気に上昇します
| 133:真紅鎧の凶炎皇 | 投下順 | 135:PP-ピアニッシモ-〈操リ人形ノ輪舞〉 |
| 時系列順 | ||
| 126:Candy a Mine 〜ひとくちの魔法かけてみて〜 | 直見真嗣 | 138:これは自称神ですか?違う、私は善神オルティスさ! |
| クウカ | ||
| コッコロ | 139:Won (*3*) Chu Kiss Me! | |
| 奈津恵 |