大渦の中のシーバルバ帝国
大渦の中のシーバルバ帝国とは2011年8月1日に帰還した、
深海の幽霊船事件で大渦に飛び込んだエンドブレイカーの情報により判明した
獣王・バンガイアが統べるバルバ王国のこと。
この項ではそのバルバ王国の情勢と、エンドブレイカーの行動によって起こった出来事の記載する。
王国の概要
大渦の下は大きな空洞となっており、大渦が飲み込んだ『ゴミ』を集めシーチッタニアンを始めとした
マスカレイド化していない下級シーバルバが暮らしてている。
上級のシーバルバは大船を作り、その中で数千人が集まり生活をしているようだ。
統治体制は帝政を敷いており、
獣王・バンガイアが現在統治者として君臨している。帝国内の各地に領主も存在しており、その直属の部下は全員マスカレイドシーバルバとなっている。
バンガイアは地上進出を目論んでおり準備を進めてきたが、今まで長きに渡って地上から隔離されていたため、地上の情報がまったくない状況だった。
そのため地上へマスカレイドになっていない下級シーバルバを派遣し、地上にたどり着ける証として生きた人間を連れて帰ればどのような褒美でも望みのままであるという言葉の元地上へと送り出していたようだ。(大半は奴隷かいきゅうであった彼らが脱走のために利用した可能性もある)
水棲系バルバ浮上事件
先の幽霊船は、帰ってこないシーバルバに業を煮やして派遣したマスカレイドシーバルバだったのかもしれない。
3人のエンドブレイカーの行動
大渦に飛び込みなんとかシーバルバ帝国内に入り込んだ3人は、一匹のシーチッタニアンと出会い交流を持つことに成功した。大渦の中の帝国の情報をいろいろ聞き出すことに成功し、
しかし、上位と思われるシーバルバがエンドブレイカーたちが乗ってきた船の『獣王』の船首像を捜索に現れたため、その時間も長くは続かなかった。
友好的だったシーチッタニアンに迷惑をかけられないと考えた彼らは二手に別れることとした。
片方は自らシーバルバに名乗り出ることで本拠地へと向かい、内部から情報を得ること。
そして、もう片方はここに潜み、外から退路の確保を行うこと。
目的達成後はなんとか合流し、3人全員無事戻ることを誓って。
バンガイアの野望
彼らが求めたやまぬ『地上』の生き物『人間』。
彼らの存在によって地上へ行き来できることが実証されたと考えたバンガイアは、人間を自らの妻とし地上への侵攻を決定した。
地上へ行くことは彼らの悲願であり、結婚の義の慣例で1ヶ月の間各地の領主を巡ったのちには大軍団がアクエリオに押し寄せるのは間違いないだろう。
獣王の妻に選ばれてしまったエンドブレイカーは、せめて仲間を逃がすためにバンガイアにとある交渉を行った。
「……あなたの妻となりましょう。そのかわり、残り2人はすぐに地上に帰してあげて下さい」と…。
もちろん、本心ではなかったのだが、バンガイアはエンドブレイカーさえもマスカレイドにしてしまうほどの強い力を持っていた。
バンガイアは約束を守り、二人のエンドブレイカーを地上へと送り出した。
しかし、獣王の妻となったエンドブレイカーは、拒絶体とはいえエンドブレイカーとしての力を失いマスカレイド「獣王妃」として「獣王」と共に1ヵ月後にはアクエリオに侵攻してくる。
果たして、エンドブレイカーたちはこれを退けることが出来るだろうか・・・。
該当のシナリオ
深海の幽霊船にて渦に飛び込んだ3人のエンドブレイカーが
生死不明の状態の裏で行った冒険。
3回選択肢とプレイングを書く大冒険だった。
結果
2人のエンドブレイカーはなんとかシーバルバの帝国から脱出することが出来た。
しかし、彼らを逃がすために残ったエンドブレイカーは、獣王のもつ
魔王の『部位』の力によりマスカレイド化。
『獣王妃』として、1ヵ月後シーバルバの大軍を率いてアクエリオへと侵攻してくることとなってしまった。
アクエリオに戻った彼らは他の仲間に現状を報告。エンドブレイカーたちはこれまでになかった大会議を行う運びとなるのであった。
登場人物
- 獣王・バンガイア
大渦の中のバルバ王国を統べる王。
この国において、絶大なカリスマを誇る青き獅子のバルバ。
種族は不明ながら、ジャグランツを上回る巨大な体躯を持つ。
右半身が異形化・肥大化し、右頭部は黒い炎のような異形に包まれているほか、戦いになると左頭部、左半身も異型化できるという魔王の『部位』を4つも所持している存在。
その魔王の『部位』の力を使い一人のエンドブレイカーをマスカレイド化させてしまった。
- 獣王妃ファム
バンガイアの力によりマスカレイド化してしまったエンドブレイカー。
彼女は他の二人のエンドブレイカーを助けるため獣王の妻となり、棘に呑まれて仮面憑きと化した。
なんとか拒絶体として抵抗を続けているが、かつての妖精騎士のように彼女の本来の意識は奥深くに押し込まれ、獣王と共に地上侵攻を仕掛けてくると予想される。
関連項目
最終更新:2011年08月03日 00:43