カードリスト > > 第2弾 > 緋081_平忠度

武将名 たいらのただのり 薩摩守
平忠度 統一名称:平忠度
   生没年:1144~1184

「行き暮れて 木の下陰を 宿とせば
      花や今宵の 主ならまし」

平忠盛の子。清盛の末弟。富士川の戦いのほか多くの戦に出陣した。
歌人として高名で、一ノ谷で討ち死にした際は矢筒に辞世の句を結びつけていた。
のちに師である藤原俊成は、忠度から託された和歌を詠み人知らずとして歌集に掲載したという。
勢力
時代 平安
レアリティ N
コスト 1.5
兵種 剣豪
武力 5
知力 8
特技 伏兵 技巧
計略 栄華の教え(えいがのおしえ) 平安の味方の知力が上がる。
この効果は士気が多いほど大きい
必要士気 3
効果時間 知力時間
Illust. 船戸明里
声優 弦徳

計略内容
カテゴリ   士気   発動時士気 知力   効果時間   備考  
栄華 3 12以上 +7 23.3c(知力依存0.4c) -
11 +6
10 +5
9 +3
6 +2
(最新Ver.2.5.0E)

調整履歴
修正Ver.   変更点 内容   備考  
Ver.2.5.0E 知力上昇値
士気11時 +5 → +6
-
士気12~15時 +6 → +7

所感
5/8と高めの数値に伏兵と技巧を併せ持つ高スペックの1.5コスト剣豪。
知力8の伏兵はなかなか強力で、解除直後の斬撃で逃がさず撃破を取りやすい。

計略は栄華系の知力上昇。
効果時間は比較的長めで、士気が潤沢な状態でのコストパフォーマンスは高い。
ただし対象は平安限定であることに注意。

士気に対する効果は高いが、栄華計略としては武力上昇が一切ないのがネック。
士気が潤沢な状況ならば、直接戦闘に寄与する他の栄華計略を優先したい。
効果時間を活かして事前に使うという手もあるが、それも準備が完全に整うまで相手が待ってくれるのであればの話。
相手の攻勢を凌ぎつつ士気を溜める関係上、そこまでの余裕があることは少ない。

この計略前提でのフルコンを狙うというよりも、単純に士気溢れで使える効率の良い知力上昇計略、ぐらいの認識で運用すると扱いやすいだろう。

解説
武人、歌人両面で活躍した清盛の弟。
名高い歌人で、数多くの歌が残されている。

「行き暮れて 木の下陰を 宿とせば 花やこよひの 主ならまし」
(行くうちに日が暮れて、桜の木の下を今夜の宿とするならば、花が今夜の主となってこの悔しさを慰めてくれるだろう。)
一ノ谷の合戦で討たれた際に身につけていた辞世の句。

「恋死なん 後の世までの 思ひ出は しのぶこころの かよふばかりか」
(私は恋に死んでしまうだろう。来世まで持ち越す思い出といったら、2人で堪え忍んだ恋心だけか。)
室町前期に編纂された第19番目の勅撰和歌集「新拾遺和歌集」から。

「我のみや いふべかりける 別れ路は 行くもとまるも おなじ思ひを」
(どうして私だけが悲しみを言うべきだろうか。別れにあっては、行く者も、留まる者も、同じ思いなのに。)
摂津に出向した経政が忠度に「どうして音信をくれないのか」と文句を言ってきたときに返事として詠んだ歌。
『玉葉和歌集』に納められている。

「あれにける 宿とて月は かはらねど むかしの影は 猶ぞ床しき」
(荒れたといっても月は変わらないが、昔の月影はやはり心ひかれるものがあった。)
遍昭寺の月見で詠んだ歌で『風雅和歌集』に納められている。

ちなみに名前の読みのせいで彼が就いた「薩摩守」は鉄道などで無賃乗車を指す隠語とされてしまっている。
これは狂言「薩摩守」によるもので、かなり古くから知られた語呂合わせであったとみられる。

大戦シリーズにおいて

台詞
台詞
開幕 この時ばかりは一振りの剣と成り、いざ戦わん!
└自軍に緋083_平経正 我のみや いふべかりける 別れ路は 行くもとまるも おなじ思ひを
計略 あれにける宿とて月はかはらねど、むかしの影は猶ぞ床しき
└絆武将 -
兵種アクション せいっ!
撤退 此処で、散るか…
復活 いざ戦場(いくさば)
伏兵 武芸の法を披露する時
攻城 潔く降伏するのだ
落城 人は散っても、花と歌は残ることであろう……
贈り物① 手厚いおもてなしに深く感謝しております。
贈り物② 桜の木陰を宿とすれば、今宵は
桜の花が主人としてもてなしてくれるであろう。
贈り物(お正月) 行き暮れて 木の下陰を 宿とせば
花や今宵の 主ならまし
贈り物(バレンタインデー) 恋死なん 後の世までの 思ひ出は
しのぶこころの かよふばかりか
贈り物(ホワイトデー) 日頃詠み置いた歌の中から百首ばかり
選んで参りました。どうかお預かりください。
贈り物(ハロウィン) はろうぃーん? 知らぬ祭りだ。
これでは歌が詠めぬ……
友好度上昇 いざ戦場(いくさば)
寵臣 薩摩守忠度、参上しました
└特殊 -

贈り物の特殊演出
対象武将緋063_平清盛
会話武将 台詞
平清盛 歌会なあ……決まった型で詠むのが
どうも堅苦しくてうまく行かないんだよな。
平忠度 兄上は定型に縛られず、大胆自由な言葉で
訴えるほうが、らしさが出ますな。
平清盛 俺なんかは後世に残さないでほしい出来だが
忠度はきっと嫌でも詠み継がれそうだ!
平忠度 どうでしょう……歌人として、勅撰集に一首
載せたい、とは密かに思っているのですがね。


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最終更新:2025年02月06日 00:36