「うっせぇわ!!!」
某所、過激に改造されたコスプレのような制服を着た女は、身に降りかかった異常事態に震えていた。
女ーー仮にうっせえわちゃんと呼称するーーは、お冠であった。
女ーー仮にうっせえわちゃんと呼称するーーは、お冠であった。
『―――――――おっぼぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!』
「うっせぇうっせぇうっせぇわ!!!」
脳内に焼き付いた例のアレを振り払うかのように、うっせぇわちゃんは怒鳴る。
派手な格好に反して、うっせぇわちゃんは初心であった。R18は御免被る。
性に関しては全くの無知とは言わないが、あの見せしめのように、生き恥極まる死に方を迎えるのは断じて嫌だ。
かといって、殺し合いに乗るのは社会人の常識として有り得ない。
殺人が許されない事は、子供でもわかる常識だ。
しかし、無情にも彼女の命は主催者に握られている。こうしている瞬間にも、スケベなNPCや下劣な参加者に襲われないとも限らないのだ。
派手な格好に反して、うっせぇわちゃんは初心であった。R18は御免被る。
性に関しては全くの無知とは言わないが、あの見せしめのように、生き恥極まる死に方を迎えるのは断じて嫌だ。
かといって、殺し合いに乗るのは社会人の常識として有り得ない。
殺人が許されない事は、子供でもわかる常識だ。
しかし、無情にも彼女の命は主催者に握られている。こうしている瞬間にも、スケベなNPCや下劣な参加者に襲われないとも限らないのだ。
「(殺る気満々な)ナイフの様な思考回路、持ち合わせる訳もなく……困っちまうこれはエロトラップロワのせい、あてもなくただ混乱するerrday…」
流石に途方に暮れるうっせえわちゃん。
しかし、ただそう漫然と過ごしていては何の意味も無いことは理解している。
こうしている合間も貴重な時間を消費している。殺し合い、しかも性を肯定するような場で後手に回れば、食い物にされる確率はそれだけ高まる。
見知らぬ誰かに踏み台にされるのも、勿論陵辱されるのも真っ平御免だ。
しかし、ただそう漫然と過ごしていては何の意味も無いことは理解している。
こうしている合間も貴重な時間を消費している。殺し合い、しかも性を肯定するような場で後手に回れば、食い物にされる確率はそれだけ高まる。
見知らぬ誰かに踏み台にされるのも、勿論陵辱されるのも真っ平御免だ。
叫び疲れたのか、やがて冷静に思考を切り替えたうっせぇわちゃんはデイバックを手に取ると、真っ先に取り出したのはダブレット。
説明書によると細かい規定はこれで確認できるらしい。
進行役が省いたルールの詳細は勿論、参加者の名簿も確認を怠らない。
やがて確認を終えたうっせえわちゃんは、方針を固めた。
説明書によると細かい規定はこれで確認できるらしい。
進行役が省いたルールの詳細は勿論、参加者の名簿も確認を怠らない。
やがて確認を終えたうっせえわちゃんは、方針を固めた。
「最新のルールは当然の把握、参加者の動向も常時チェック、――結果私は純情な精神で参戦しワーク。社会人じゃ当然のルールです」
うっせえわちゃんは殺し合いに乗る気はない。殺人は重罪である。しつこいようだが社会人以前に人としての常識だ。
20億の魅力より、まるで此方に見世物のような立場を強要してくる主催者への嫌悪が勝ったのだ。
ヒエール・ジョコマンの態度が高圧的な上司を連想させて嫌なのもあるが。
20億の魅力より、まるで此方に見世物のような立場を強要してくる主催者への嫌悪が勝ったのだ。
ヒエール・ジョコマンの態度が高圧的な上司を連想させて嫌なのもあるが。
うっせえわちゃんにもプライドがある。金と暴力で誰もが従うか?ーー否、人間の理性を舐めすぎである。
「一切合切凡庸なあなたじゃ分からないかもね?」
ヒエール・ジョコマンへの侮蔑を吐き捨て、うっせえわちゃんは歩を進める。
求めるのは信頼できる仲間。
認めるのは癪だが、うっせえわちゃんは非力である。参加者は愚か、好戦的なNPCに囲まれれば一溜りもない。
しかし数が揃えば、弱者とて馬鹿にならない。
現状では、徒党を組む事が生き延びる最善の手段なのだ。
参加者の中には20億に吊られてゲームに乗った者も居るだろうが、このゲームはまだまだ序盤。様子見に徹したり同じように仲間を募る者も多いはず。
最低限、自衛を考えると同性とくらいはチームを作れるだろう。
首輪を外せそうな参加者と合流できれば尚良いが、それを望むのは欲張りである。
認めるのは癪だが、うっせえわちゃんは非力である。参加者は愚か、好戦的なNPCに囲まれれば一溜りもない。
しかし数が揃えば、弱者とて馬鹿にならない。
現状では、徒党を組む事が生き延びる最善の手段なのだ。
参加者の中には20億に吊られてゲームに乗った者も居るだろうが、このゲームはまだまだ序盤。様子見に徹したり同じように仲間を募る者も多いはず。
最低限、自衛を考えると同性とくらいはチームを作れるだろう。
首輪を外せそうな参加者と合流できれば尚良いが、それを望むのは欲張りである。
「正しさとは、愚かさとは、それがなにか見せつけてやーーーるーーー!!」
内なる恐怖を覆すように、うっせぇわちゃんの力強い鼓舞が轟いた。
【ナイマ(うっせぇわちゃん)@うっせぇわ】
[状態]:健康
[装備]:???
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0〜3
[思考・状況]基本方針:殺し合いとかうっせぇうっせぇうっせぇわ!(生存優先) 嗚呼、この可もなく不可もない方針!
1:つっても私は模範人間、殴ったりするのはノーセンキュー。
2:(殺し合いとか)マジヤバない?
[備考]
※歌い手ではなくうっせぇわちゃんとして想定していますが、採用された場合は細かい設定は書き手に委ねます
※公式の名前はナイマですが、名簿にはうっせぇわちゃんと書かれているかもしれません。(書かれているとは言ってない)
※タブレットで参加者名簿、及び支給品は確認済みです
[状態]:健康
[装備]:???
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0〜3
[思考・状況]基本方針:殺し合いとかうっせぇうっせぇうっせぇわ!(生存優先) 嗚呼、この可もなく不可もない方針!
1:つっても私は模範人間、殴ったりするのはノーセンキュー。
2:(殺し合いとか)マジヤバない?
[備考]
※歌い手ではなくうっせぇわちゃんとして想定していますが、採用された場合は細かい設定は書き手に委ねます
※公式の名前はナイマですが、名簿にはうっせぇわちゃんと書かれているかもしれません。(書かれているとは言ってない)
※タブレットで参加者名簿、及び支給品は確認済みです