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etorarowa @ ウィキ

Twin Tales

最終更新:2021年11月11日 00:18

etorarowa

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だれでも歓迎! 編集
 武装探偵、もとい武偵。凶悪化する犯罪に対し、武装を以て立ち向かうことが許された国家機関である。各分野のスペシャリストが集った上で逮捕権を含む警察権の多くを内包した権能まで有しているため、検挙した犯罪者は数知れない。今や武偵は凶悪犯罪者の天敵となる組織であり、命を狙われる日々を送る武偵も少なからず存在する。

 武偵の中でも上から二番目の階級であるAランクに位置する少女、峰理子。彼女は『怪盗』の二つ名を持つ情報収集のスペシャリストであった。

 拉致監禁の罪に加え、殺し合いの強制という殺人教唆、首輪による脅迫。さらには、幼い少女に薬物を投与して殺害まで重ねている。目に余るばかりの凶悪犯罪を前に、武偵である彼女は――

「えっちぃのは困っちゃうなぁー。そーゆーの、まだキーくんにだって許してないのにぃ。」

――あざといポーズをキメながら、目の前の少女にそう言い放った。

「そ、そういう問題なの……かしら?」

 そんな理子に対して困惑で返す少女の名は、コーディ・トスカリナ。明色の制服に包まれた理子と対をなすかのごとき暗色の衣装を纏い、首からはロザリオを提げている。

 二人の位置する森は夜の常闇に包まれ、前もロクに見えないほど視界が狭い。殺し合いやエロトラップなど関係なしに充分に危険な場所と言えるのだが、しかし理子がまるで通学路を歩くように堂々と闊歩するものだから、その不安も比較的軽減されるというものだ。

「その……エ……エロトラップ……っていうのがイヤなのもそりゃもちろんなんだけどね? でもそうじゃなくって、もっとツッコむべきところはあるっていうか……殺し合いの方がもっと怖いんじゃないの……?」

 当然、おませ気味な思春期の少女であるコーディも、エロトラップなどという露骨な単語を前にしてはさすがに臆するところはある。しかしそれよりも、殺し合いなどという非日常、目の前で殺された幼い少女の死に様。自分もああなるかもしれないという恐怖――否、もっと心の底から湧き上がってくる根源的な死への恐怖があった。

「こう見えてりこりん、武偵だからね。命のやり取りなんて茶飯事ってわけだよっ!」
「ええ……物騒……。っていうか、そのブテイ?っていうのは一体何なの?」
「…………ぎにゃっ!?ㅤもしかしてこでにゃん……武偵を知らない!?」
「ちょっと……こでにゃんって私のこと?ㅤ……まあいいけど。ブテイなんて聞いたことないわよ。」
「ふぅーん……?」

 理子はその天真爛漫さから一転し、考え込むような仕草を見せた。敵情を知るのは武偵としての彼女の専門分野だ。情報媒体が奪われていても、持ち前の頭脳だけは奪えない。

(何ていうか、掴みどころのない子ね……。ちょっと、ガーデニアみたい。)

 ぐいぐいと距離を詰めてくる一方で、その根底に垣間見える僅かばかりの聡明さ。コーディには同じ町に住む少女の姿が思い浮かべられた。

「ブテイってのを知らないの、そんなに不思議かしら?」
「そりゃもうビックリとしか言えないよー。こでにゃん、もしかして外国から来たとか? ……言語は一緒みたいだけど。」
「でも確かに、この世界は全体的に私の常識からかけ離れてる気はするわ。私、植物については結構詳しいと思ってたんだけど……この森の植物、知らないものばっかりだから。」
「……ホントに?」

 辺りを見渡せば、確かに色とりどりの植物が咲き並んでいる。だが、さすがに全てではないが、見覚えのある草花は決して少なくない。

「じゃあ例えば、この花は?」

 理子はそこに生えた白い花を摘んで、コーディに手渡す。それを不思議そうな顔持ちでジロジロと見ながら、間もなく自信なさげに『薔薇』と答えた。

「ぶっぶ~。正解はクチナシ。」
「……聞いたことないわね。」
「う~ん、そっかぁ~……。」
「……一体、どういうことなのかしら……。」

――妙だ。

 理子が花についての知識を有しているのは、友人であり教師でもある夾竹桃と、互いの技術を伝達し合ったからだ。常識など人ごとに差異があるだろうし、誰もかもがクチナシの名を当てられるとまでは思わない。しかし、『詳しい』と自称するからには答えられなければいけない程度の知名度のものは出題したつもりだ。

……或いは、武偵を知らないと言ったことと統合するに、コーディが植生も文化も全く異なる地域に住んでいるという可能性もある。その場合、何故そこまで自分たちと縁遠い人物を巻き込むのかは分からない。だが、現代の日本に生きていながら武偵を知らないことよりは、まだ有り得ると思える。



「――私は植物を知らない。あの森の植物は、全部架空のもの。」



 思索に耽る理子の耳に、抑揚の無いコーディの声が唐突に入り込んだ。不気味な声、そして殺気じみた何かを察知し、バッと振り返る理子。

「ッ……!」

 そして同時に理子は目を疑う。

「――それはラッセルが、植物をよく知らないから。」

――そこにいたコーディは、いつの間にか、焼死体の如く顔面が焼け爛れていた……ように見えた。

「……あれ?」

 確かにそう見えたのだ。だが、次の瞬間には今までと同じ、仏頂面地味た顔付きに変わっていた。あの一瞬の光景が見間違いだったのだろうか。武偵という職業の中でも情報を司る立場である以上、死体の写真を見ることは少なくない。一瞬見えたコーディの顔面は、その中でも火事で焼けて亡くなった死体のそれに酷似していた。

「今の、どういう意味?」

 恐る恐る尋ねると、コーディは俯いた顔を理子に傾け、目が合った。訝しげに見つめる理子の目を見て、コーディは口を開く。

「……あら? ……私今、何してたんだっけ?」

 指を顎に当てて考える仕草のまま、そう言った。

「ええっ、覚えてないの?」
「ええ……。ちょっと私、しっかりしなきゃ。ボケるには早いわよ……。」

 ぽかんとしたままのコーディの様子は、とても演技だとは思えない。よしんば演技だったとして、その意図も読めない。ハニートラップのように、相手を警戒させないまま欺くために無害な少女を演じるならまだしも、少なくとも自分は今、コーディの振る舞いによって彼女を少なからず警戒している。

 だが、数秒前の記憶を失っているのが演技であってもそうでないとしても、さっきの発言がどういう意味であったのかを尋ねることそれ自体は無意味だ。だから、少し趣向を変えて尋ねることとする。

「ところで……ラッセルってだぁれ?」
「……え? 私、アイツのことなんて言ったかしら。」

 コーディが口走った名前を尋ねると、反応があった。やはり惚けている演技のようには見えないが、念のためどちらであっても不自然ではない返しをしておく。

「アイツ? おやおやぁ? もしかしてオトコノコの名前かなぁー? さっきこでにゃんがボーッとしてた時、呟いてたよ?」
「ええっ!? わ、私無意識にそんなことを……!? ち、違うの、わわわ私ラッセルのことなんかそんな……」
「はっはーん……。」
「ちょっと……! 勘違い! それ勘違いだからっ……!」

 必死に否定するコーディに、何かを察する風に振る舞う理子。仮にコーディがただボーッとしていただけで、その時無意識に好きな男の子の名前を呟いた……というのなら、何とも微笑ましく、そして弄りやすいのだが。一点、顔が焼き尽くされていたように見えたことが理子の頭を支配していた。あれも見間違いだったのだろうか。直感だけは、それで済ませてはならないと警鐘を鳴らしている。

(あの一瞬の光景のことは分からないけれど……遠山家の一族みたいに何かの鍵で別の人格が目覚めることは有り得るわね。……別に、どうでもいいけど。)

 その場合、鍵は何であるのか。武偵や植物を知らなかったりといった常識の乖離と何か関係はあるのか。断片的な情報を繋ぎ合わせつつも想像を巡らせるが、しかし理子の持ち合わせた常識から、コーディの真相に辿り着くことは決してなかった。

――コーディ・トスカリナという少女の本当の出自は彼女自身も知らない――否、少なくともこの時は、知る役割を与えられていない、とでも言った方が正確だろうか。

 本来、コーディは既に、住んでいた教会の火事で兄のドグマ共々死亡している。その後間もなくして、放火犯のラッセルは、それを含む連続殺人の容疑で逮捕。そして裁判を経て死刑判決が下ることとなった。

 そしてラッセルは、人体には危険な薬品『ハッピードリーム』を用いた更生プログラムの実験台となることが決まった。夢の中の世界で、自分が殺してきた者たちと共に過ごしながら、過去の自分の罪、そして自分が破壊してきたものの重みと、改めて向き合うというものだ。それは、幸せを知らなかった少年に、もう取り戻せない前提の幸せを教えるという罰でもあった。

 この世界に招かれたコーディは、元を辿ればラッセルの夢の世界の住人である。だから、彼女は真にコーディという少女ではない。夢の主であるラッセルが罪悪感を覚え始めた影響で、その人格には歪みが生まれ始めている。ラッセルの罪悪感が生んだ死者人格が稀に現れては、己の虚無を訴えかける。垣間見える現実、夢の終わりは近い。されどこの殺し合いは始まってしまった。更生と断罪、与えられた生と共にあった二つの役割から逸脱しつつも、ラッセルの精神から独立した人物としてコーディはここに立っている。人格を宿した現実存在として、外界への干渉を可能としている。

(何にせよ、そろそろ目当ての情報収集といくべきかな。)

 コーディの死者人格の考察を諦めた理子。コーディと接触した本来の目的に移ることに決める。

「ところでこでにゃん、そのおっきい胸にロザリオ付けてるけど、もしかしてシスターか何かだったり?」
「ちょっ……何言ってんのよ!」

 慣れない方向性のアプローチについつい声を荒らげるコーディ。

「まあ……その通りだけど。…………胸じゃなくてシスターの方ね!?」
「くふっ……ちょっとそのロザリオ、見せてくれないかなー?」
「えっ、どうして?」
「りこりん、こういうアクセサリーとか大好きだもんっ!」

 コーディは暫しの間ロザリオをじっと見つめ、そして申し訳なさそうな顔をして言った。

「ごめん……これは大切なものだから、少しの間でも渡せないわ。」
「そーなんだ。何か特別なチカラが宿ってる、とか?」
「ううん、そういうのじゃないんだけど……亡くなったお母さんがくれたロザリオだから。」
「……そっ、か。……それじゃあ、仕方ないよ。」

 少しだけ表情に影を落としながら、理子はあっさりと引き下がった。どの道、特別なチカラを備えていないロザリオに興味はない。大切なのは、コーディのロザリオは、この世界に呼ばれる前から持っているものであるという点だ。

「元々持ってたロザリオを奪われたのはあたしだけ……ってことか。」
「…………理子?」

 出会って真っ先に目に付いたコーディのロザリオについての情報は分かったし、その上で簡潔ではあるが結論も出た。だから――そろそろ潮時、といったところだろうか。



――タァンッ!



 一発の銃声が、闇の中に響き渡った。その意味が即座に理解できなかったのか、コーディの目と口はぽかんと開いたままで。全身から込み上げる熱さに視線を落としたその時、緑色の服の真ん中に空いた穴と、そこから溢れ出る紅い液体に気付きその顔を絶望の色に染めた。

「えっ……なん、で……」

 裏切られたことへの怒りか、それとも罪に対する報いの役割に縛られてか、覚束無い足取りのままコーディは顔を上げる。そこに見たのは、先ほどの愛嬌を何ら感じさせぬ冷徹な表情のままにこちらを見下ろしている理子の姿。その景色とて、痛みに霞む視界の中にフェードアウトしていく。

「えっ……あっ……いや……いやだっ……。」

 ああ、そうだ。新月の晩、月明かりひとつない常闇の夜――私は、知っていたじゃないか。微かに見えた紅い光とともに、ごうごうと音を立てて世界が終わっていく光景を。かみさまの思し召しというにも理不尽に、死というものがなんの脈絡もなく唐突に与えられるものであったのだということを。

「こんなところで、独りで死ぬの?ㅤいやだよ……助けてっ……兄さん……かみ、さま――」

 怨嗟では足りぬ怒りを。嘆くだけでは足りない悲しみを。様々な感情が、ひとつの言葉となって消えていく。

「――いや、だ。私、しにたく……」

 その言葉を言い終えることもできないままに、コーディは"再び"その命を散らした。それをどこか冷めた目で見ながら、理子は遺物となった支給品を回収する作業にかかる。続いて、穴の空いた胸元に垂れ下がったロザリオに手をかけ、念じる。

(――やっぱりこのロザリオじゃ、あたしの髪は操れない。)

 ダメ元の検証を終えると、コーディの胸の弾痕を隠すようにロザリオを備え直した。或いは何かの役に立つかもしれないと思いつつも、母から授かったというこのロザリオだけは持っていくことができなかった。

――峰理子、もとい峰・理子・リュパン4世。彼女はこの殺し合いに乗っていた。

 得意とするハニートラップを仕掛ける場合において、男の『好き』なものへの理解は欠かせない。だから、理子は男性向けゲーム――通称『ギャルゲー』というものを、少なくとも語れるくらいには嗜んできた。そしてエロトラップダンジョンという言葉も、その知識の範囲内に存在した。

 単に見世物としての価値ならば殺し合いだけを、或いは性的暴力のみを映し出せばいい。前者であれば、闘技場に似た娯楽として、後者は単に人間の三大欲求に基づいて、それぞれ単体でも需要には事欠かないだろう。もちろん、その二つの需要が暴力と強く結びつく以上、そこになんの関連もないとは言わない。だけど、その二つをあえて掛け合わせることに何らかの意味を見出すのならば、そこに適合する答えを理子は知っている。

 ヒステリアモード――性的興奮をトリガーとし、身体能力を激的に向上させることができる遠山家一族に遺伝する体質である。

 殺し合いという実力勝負に、性的要素を加える意味など、むしろ理子にはそれ以外に思い当たるものは無かった。現に理子自身、その身体を用いて遠山キンジのヒステリアモードを実験がてら呼び覚ましたこともある。

 そしてこの殺し合いが、ヒステリアモードの実験・開発を兼ねているのだとしたら、その主催者はヒステリアモードの秘密を知る数少ない人物に限られる。まさか遠山キンジがこのような催しを主催するとは思えないため、おそらくは遠山金一の加入によってヒステリアモードの秘密を握った犯罪集団イ・ウーの仕業だろう。

(――くそったれ。)

 この想像が正しいのだとしたら、それに招かれている自分はイ・ウーに捨てられた、ということだ。神崎・H・アリアを始末できずイ・ウーを退学になった地点で彼らから何かしらの接触を受ける可能性は考えていたし、この催しがその接触であることは想像に難くない。

 イ・ウーに捨てられることそれ自体は百歩譲って良しとしよう。だが、五歳の誕生日にお母さまがくれて以来、ずっと肌身離さず持っていたロザリオを回収されていることは、到底看過できたものではない。特殊な金属を素材に用いたあの十字架が無ければ髪を操る理子の能力による『双剣双銃(カドラ)』を実現することが出来ない。そうなれば、理子に残るのは遺伝子レベルで無能の烙印を押された身ひとつのみ。それを分かった上でロザリオを取り上げたということは――殺し合いの中で敗れ、死ぬことを期待されているのだろうか。それとも、エロトラップとやらに掛かって純潔を散らし、その果てにNPCとやら、或いは他参加者との子を"孕ませ"ることの方が狙いか。

(……ふざけんな。あたしは遺伝子か? 数字の『4』だってのか?)

――かの名怪盗の血を引く彼女は、しかし怪盗としての才に恵まれることは無かった。親族や、理子を監禁してきたイ・ウーのNo.2、ヴラドに唯一望まれた役目はリュパン一族の遺伝子を後世に継承し、突然変異的に無能であった4世とは異なるリュパン5世を産むことでしかなかった。

 母が死んでからヴラドに拾われた理子は、養殖用雌犬(ブルード・ビッチ)のごとく狭い檻の中で"飼われ"ながら育ってきた。十字架の力で檻の中からは脱出できても、まだ、心は囚われたままでいる。理子が理子のまま存在する価値を否定する初代リュパンの亡霊が、まだずっと、心の中に宿してしまっている。

(やってやるよ。奴らが生存競争を吹っかけてきやがるんなら……こんな殺し合いなんざ勝ち残って、あたしの……峰理子の価値を、奴らに証明してやるんだ!!)

 その顔を絶望に染めた死体を最後に目に入れて、理子はその場を離れ始める。常闇の中には、少女の死体がひとつ。かつて同じ教会の中で死んだ兄は、傍にはいない。かつて彼女の死を悼んだ埋葬者も、傍にはいない。信じるものは救われる、というのならば。何故、聖十字と共に在り続けた少女たちが、かくも悲惨な運命を辿らねばならぬというのか。

ㅤ神なる者はなおも、道ならぬ道を示し続ける。その不条理の解も、示さぬままに。

【コーディ・トスカリナ@END ROLLㅤ死亡】

【峰・理子・リュパン4世@緋弾のアリア】
[状態]:健康
[装備]:ジェファーソン・ホープの拳銃@憂国のモリアーティ、キクル・マダンのナイフ@不徳のギルド
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~1
[思考・状況]基本方針:殺し合いに優勝し、主催者に自分の価値を示す。
1:イロカネのロザリオ@緋弾のアリア が誰かに支給されている場合、それの確保を最優先にする。
2:イロカネのロザリオやいつもの本数の武器が無ければ戦力が心許ないので、ステルスマーダーとして行動するのも手か。
[備考]
飛行機でアリアと戦った後、再会する前からの参戦です。

【支給品紹介】
【ジェファーソン・ホープの拳銃@憂国のモリアーティ】
ジェファーソン・ホープからシャーロック・ホームズに手渡された拳銃。ロワ内における特殊な効力は無い。

【キクル・マダンのナイフ@不徳のギルド】
キクル・マダンが狩りに用いるナイフ。ロワ内における特殊な効力は無い。

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