策略、謀略、そして性欲。
あらゆるものが至る所で混在する浮遊大陸の一角に、一人の男が立っていた。
金髪に赤い瞳、そして一見温和で見るものを男女問わず魅了しそうな彼の名は、ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ。
19世紀のイギリスにて、大学で数学教授をしている男だ。
しかし彼には裏の顔がある。
あらゆるものが至る所で混在する浮遊大陸の一角に、一人の男が立っていた。
金髪に赤い瞳、そして一見温和で見るものを男女問わず魅了しそうな彼の名は、ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ。
19世紀のイギリスにて、大学で数学教授をしている男だ。
しかし彼には裏の顔がある。
それは犯罪相談役(クライムコンサルタント)
権力で守られた、法で裁けない悪に罰を与えるべく仲間たちと暗躍する犯罪卿。
権力で守られた、法で裁けない悪に罰を与えるべく仲間たちと暗躍する犯罪卿。
そんなウィリアムにとって、この殺し合いは醜悪であると同時に、酷く不可解だ。
主に、物理的な部分が。5W1Hでいう所の、Howである。
Whyの部分に興味はない。
彼の元の世界であるイギリスには、自身の苛立ちを晴らすためだけに平民を殺したり、狩りの獲物に孤児達を追い回す貴族がいた。
それらはウィリアム達によって罰を与えられたが、この殺し合いの主催者も同じ類だと考えている。
主に、物理的な部分が。5W1Hでいう所の、Howである。
Whyの部分に興味はない。
彼の元の世界であるイギリスには、自身の苛立ちを晴らすためだけに平民を殺したり、狩りの獲物に孤児達を追い回す貴族がいた。
それらはウィリアム達によって罰を与えられたが、この殺し合いの主催者も同じ類だと考えている。
だが会場となっている浮遊大陸や、NPCと称された謎の生物をどうやって用意したのかという部分については、まるで想像がつかなかった。
裏を返せば、そんな想像を超える技術の持ち主がこんな行いをするという事実に、ウィリアムは怒りを覚える。
しかし恐怖はない。
なぜならそんな輩に罰を与えるのが、己の役目だからだ。
裏を返せば、そんな想像を超える技術の持ち主がこんな行いをするという事実に、ウィリアムは怒りを覚える。
しかし恐怖はない。
なぜならそんな輩に罰を与えるのが、己の役目だからだ。
そして今、ウィリアムの眼前には、十匹ほどのゴブリンの群れがいた。
ゴブリン達はどう見ても優男、武器もないウィリアムを見下している。
しかし彼は逃げることも怯むこともせず、デイバッグから支給品を取り出す。
ゴブリン達はどう見ても優男、武器もないウィリアムを見下している。
しかし彼は逃げることも怯むこともせず、デイバッグから支給品を取り出す。
それの名前はディケイドライバーとライドブッカー。
ウィリアムの世界でも、ゴブリン達のいる世界でもない別の世界にて、ある悪の組織が作り上げた武具。
人類の自由と平和を守る仮面ライダーの力を持つ、世界の破壊者ディケイドに変身するための力。
ウィリアムの世界でも、ゴブリン達のいる世界でもない別の世界にて、ある悪の組織が作り上げた武具。
人類の自由と平和を守る仮面ライダーの力を持つ、世界の破壊者ディケイドに変身するための力。
ウィリアムがこれら二つの説明書きを見たとき、最初に覚えたのは躊躇と共感だ。
彼は自分を市民の自由の為に戦っている存在と信じているが、自分を高尚な人間だと思っているわけでは無い。
むしろここに書いてある仮面ライダーから見れば、自分は裁かれる存在だとすら思っている。
彼は自分を市民の自由の為に戦っている存在と信じているが、自分を高尚な人間だと思っているわけでは無い。
むしろここに書いてある仮面ライダーから見れば、自分は裁かれる存在だとすら思っている。
一方、世界の破壊者には少々共感を覚えた。
ウィリアムが破壊したいものは階級社会。
それは支配者側からすれば不変であってほしいもの。
あるいは、永劫変わらないと信じ切っているもの。
それを壊そうとする存在は、世界の破壊者と言っても差し支えはないに違いない。
最も、元のイギリスに帰った後に仮面ライダーの力を借りるつもりは毛頭ないが。
ウィリアムが破壊したいものは階級社会。
それは支配者側からすれば不変であってほしいもの。
あるいは、永劫変わらないと信じ切っているもの。
それを壊そうとする存在は、世界の破壊者と言っても差し支えはないに違いない。
最も、元のイギリスに帰った後に仮面ライダーの力を借りるつもりは毛頭ないが。
だがその前に、まずはこの殺し合いを破壊する。
ウィリアムは腰に装着したディケイドライバーのサイドハンドを引いて、バックルを回転させ
ウィリアムは腰に装着したディケイドライバーのサイドハンドを引いて、バックルを回転させ
「変身」
ライドブッカーに収納されていたディケイドライダーカードを挿入し
『KAMEN RIDE』
最後に、サイドハンドを戻せば
『DECADE』
マゼンダを基調とし、そこに黒の縦縞を入れた鎧を纏った姿に変身する。
これぞ仮面ライダーディケイド。世界の破壊者の姿。
これぞ仮面ライダーディケイド。世界の破壊者の姿。
そしてウィリアムはゴブリンの群れに立ち向かっていく。
結果など、最早語る必要も無し。
結果など、最早語る必要も無し。
【ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ@憂国のモリアーティ】
[状態]:健康、仮面ライダーディケイドに変身中
[装備]:ディケイドライバー@仮面ライダーディケイド、ライドブッカー@仮面ライダーディケイド
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2(確認済み)
[思考・状況]基本方針:この世界(殺し合い)を破壊し、主催者を裁く
1:いるのならば犯罪卿としての仲間や、ホームズと合流する
2:仮面ライダー……僕には過ぎた代物だ
[状態]:健康、仮面ライダーディケイドに変身中
[装備]:ディケイドライバー@仮面ライダーディケイド、ライドブッカー@仮面ライダーディケイド
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2(確認済み)
[思考・状況]基本方針:この世界(殺し合い)を破壊し、主催者を裁く
1:いるのならば犯罪卿としての仲間や、ホームズと合流する
2:仮面ライダー……僕には過ぎた代物だ
【ディケイドライバー@仮面ライダーディケイド】
ウィリアム・ジェームズ・モリアーティに支給。
仮面ライダーディケイドに変身するためのベルト。
あらゆる世界を征服しようと企む組織、大ショッカーが作り上げたもの。
ウィリアム・ジェームズ・モリアーティに支給。
仮面ライダーディケイドに変身するためのベルト。
あらゆる世界を征服しようと企む組織、大ショッカーが作り上げたもの。
【ライドブッカー@仮面ライダーディケイド】
ディケイドのメインウエポン。
普段は箱型に折りたたまれているが、戦闘時には剣や銃になる。
また、ディケイドや他のライダーに変身するためのライダーカードがしまわれている。
ただし、本ロワではディケイド以外のライダーカードは収納されていない。
他の参加者に支給されているのか、主催者の手にあるのかは不明。
前述のディケイドライバーと合わせて、一つの支給品として扱われている。
ディケイドのメインウエポン。
普段は箱型に折りたたまれているが、戦闘時には剣や銃になる。
また、ディケイドや他のライダーに変身するためのライダーカードがしまわれている。
ただし、本ロワではディケイド以外のライダーカードは収納されていない。
他の参加者に支給されているのか、主催者の手にあるのかは不明。
前述のディケイドライバーと合わせて、一つの支給品として扱われている。