この作品は性的表現が含まれています。
過激な性的描写が苦手な方には不快となる内容なのでご注意ください
過激な性的描写が苦手な方には不快となる内容なのでご注意ください
「GOB GOB GOB」
広い大空洞、その中をぞろぞろぞろと列を為して道を行くゴブリンたち。
彼らが全員去ってからほどなくして、ひょこりと二つの顔が岩陰から現れた。
彼らが全員去ってからほどなくして、ひょこりと二つの顔が岩陰から現れた。
「よし、もう大丈夫だ」
「はっ、はい...」
「はっ、はい...」
精鍛な顔つきの青年、日高雄介は右目に眼帯をつけた少女を連れて目下出口へと向かっていた。
「あの、日高さん。迷惑だったら、その、置いて行ってもらってもいいので...」
少女は時折躓いたり、距離感を間違え雄介の背中にぶつかったりして必要以上に時間を食っていた。
彼女はそれを重荷に感じており、雄介に自分を置いていくよう進言する。
彼女はそれを重荷に感じており、雄介に自分を置いていくよう進言する。
「大丈夫だって!俺はこう見えて警察だし、あんなゴブリン共が襲ってきたところで俺の空手でひねりつぶしてやるからさ!」
少女を安心させるために朗らかな声音で接するも、内心では彼の腸は煮えくり返っていた。
少女に対してではない。こんな催しを開いたあの男に対してだ。
少女に対してではない。こんな催しを開いたあの男に対してだ。
(エロトラップにデスアクメだぁ?ちっくしょー、こいつは俺への当てつけかよ)
雄介は己の兄・日高良司を肛門から射殺した過去を経ている。
良司は夜な夜なモヒカン刈りのレザー姿で男を漁りその23センチのデカチンで何人もの死亡者を出してきた最悪クラスの性犯罪者だった。
彼を射殺し意気消沈していたところにこの殺し合いだ。
ただの殺し合いならまだしも、エロトラップにデスアクメなど、性に関するお題を強めている時点で雄介にとっては唾棄すべき案件に他ならなかった。
それだけではない。
最初にこのダンジョンで出会った眼帯の少女。彼女は噴火の被害に遭ったらしく、右目だけでなく右手も無かった。
そんな怪我人を殺し合いに放り込むというこの所業。警察官としての正義感からして到底許せるものではなかった。
良司は夜な夜なモヒカン刈りのレザー姿で男を漁りその23センチのデカチンで何人もの死亡者を出してきた最悪クラスの性犯罪者だった。
彼を射殺し意気消沈していたところにこの殺し合いだ。
ただの殺し合いならまだしも、エロトラップにデスアクメなど、性に関するお題を強めている時点で雄介にとっては唾棄すべき案件に他ならなかった。
それだけではない。
最初にこのダンジョンで出会った眼帯の少女。彼女は噴火の被害に遭ったらしく、右目だけでなく右手も無かった。
そんな怪我人を殺し合いに放り込むというこの所業。警察官としての正義感からして到底許せるものではなかった。
あのキエールだかピエールだかいうふざけたやつはおれがとっちめてやる!
そう、雄介が決意して幾ばくか経過したころだった。
ヌッ、と曲がり角から人影が伸び、一人の男が現れた。
坊主に近い短髪と黒い肌が特徴的な長身の男だった。
坊主に近い短髪と黒い肌が特徴的な長身の男だった。
雄介は眼帯少女を己の背に隠し、男と向き合った。
「あーっと...ワッツゆあねーむ」
たどたどしい英語で話しかけるも、男は反応を返さない。
ただひたすらに雄介たちの方を見つめているだけだ。
ただひたすらに雄介たちの方を見つめているだけだ。
「―――」
やがて、ポツリと男の口から言葉が漏れる。
それを聞き逃さないよう雄介は耳を澄まし言葉を拾っていく。
それを聞き逃さないよう雄介は耳を澄まし言葉を拾っていく。
「―――女」
「おんなだって?彼女がいったいどうしたっていう...」
「女ぁぁあぁぁぁぁ!!」
「おんなだって?彼女がいったいどうしたっていう...」
「女ぁぁあぁぁぁぁ!!」
男が叫ぶと同時に、筋肉が膨れ上がるように着ているシャツが破れ、その厚い胸板が露わになる。
突然の変貌に雄介は一歩進み出て少女を庇うように立ちふさがる。
突然の変貌に雄介は一歩進み出て少女を庇うように立ちふさがる。
「フェラチオ...パイズリィ、セックスゥ...セェ――――ックス!!!」
股間を膨らませながら突撃してくる男に雄介は良司と同じような匂い―――即ち、性犯罪者の匂いを嗅ぎ取った。
「君は逃げろ!ここは俺が引き受ける!」
雄介は咄嗟に男へと飛びつき、壁際に叩きつけることで拘束し動きを封じる。
その姿に。少女はかつての光景を重ね合わせる。
狼のような異形に変身した少年が、自分たちを護るために戦ってくれたあの時の光景と。
その姿に。少女はかつての光景を重ね合わせる。
狼のような異形に変身した少年が、自分たちを護るために戦ってくれたあの時の光景と。
「ぁ...ぁ...!」
「お嬢ちゃん!いいから早く逃げてくれ!こいつを長くは食い止められない!」
「お嬢ちゃん!いいから早く逃げてくれ!こいつを長くは食い止められない!」
雄介の必死の懇願に、膝が笑いかけていた少女は己を奮い立たせる。
あの時もそうだった。
狼の彼が必死に怖い人を押しとどめてくれていたのに、結局逃げるのが遅れて死んでしまった。
今の自分がいたところでどうにもできない。せめて同じことを繰り返してはいけない。
あの時もそうだった。
狼の彼が必死に怖い人を押しとどめてくれていたのに、結局逃げるのが遅れて死んでしまった。
今の自分がいたところでどうにもできない。せめて同じことを繰り返してはいけない。
少女は後ろ髪を引かれる思いで踵を返し、笑いかける膝でどうにか去っていく。
「あああああああ!!女アアアアアアア!!!」
「くっ...おいあんた!こんなところで女の子襲おうなんて正気かよ!?」
「邪魔するなアァ!!」
「くっ...おいあんた!こんなところで女の子襲おうなんて正気かよ!?」
「邪魔するなアァ!!」
ドゴリ、と豪快な音を立てて雄介の腹部に拳が放たれる。
「ぶげぇ!?」
「女アアアアアア!!」
「女アアアアアア!!」
痛みで拘束が緩んだ隙に男は眼帯少女を追いかけようとするも、雄介は再び拘束を強め男を引きずり留める。
「へへっ逃がすかよ...刑事なめんじゃねえぞ」
「オゥ!ワタシ女のイキのいいのは好きだけど男はそうでもないノ!」
「オゥ!ワタシ女のイキのいいのは好きだけど男はそうでもないノ!」
雄介を無視して、あるいは外そうとして少女を追いかけようとする男だが、しかし雄介は粘りを見せ男を押しとどめる。
数分経ったところで、少女の足音も消え、彼女の行く末はわからなくなった。
数分経ったところで、少女の足音も消え、彼女の行く末はわからなくなった。
「へへっ、どんなもんだい」
「......」
「......」
得意げになる雄介とは対照的に、男は呆然とした表情で少女の去っていった方角を見つめている。
やがて男は雄介へと視線を戻し―――壁際に向けて走り出し、雄介の背を壁に思い切り叩きつけた。
やがて男は雄介へと視線を戻し―――壁際に向けて走り出し、雄介の背を壁に思い切り叩きつけた。
「ぐあっ!」
痛みにこらえきれず、拘束する手の力が緩むのと同時、男は目にも止まらぬ速さで小刻みにジャブを放つ。
その速さに追いつけなかった雄介はどうにか防御の姿勢で辛うじてダメージを減らす。が、痛いものは痛く、思わず尻餅をついてしまった。
その速さに追いつけなかった雄介はどうにか防御の姿勢で辛うじてダメージを減らす。が、痛いものは痛く、思わず尻餅をついてしまった。
「ててて...」
「ミスター、ワタシのここを見て」
「ミスター、ワタシのここを見て」
男はズボンのチャックをずり下ろすと、太く大きく反り立った己のモノを取り出した。
「ユーが邪魔したせいで女犯りそこねたワタシのここはビンビン」
「へっ、だったらなんだってんだ!」
「女抱かないともうダメ。我慢できないよ。キンタマはち切れちゃう」
「へっ、だったらなんだってんだ!」
「女抱かないともうダメ。我慢できないよ。キンタマはち切れちゃう」
だから、と言葉を切り、男は雄介の頭に手を添えると
「ミスター...オナホになれ」
―――己の逸物を、雄介の口に一気に捻じ込んだ。
「んもっ!?」
グポッ、と雄介の喉奥まで男の逸物が届き、口内を強烈な圧迫感が蹂躙する。
(この、噛みついてやらぁ!)
負けじと逸物を噛みつこうとする雄介だが、男はそれを許さない。
雄介が口に力を入れる前に高速で腰を前後させ、その振動で雄介の脳髄をも揺さぶる。
雄介が口に力を入れる前に高速で腰を前後させ、その振動で雄介の脳髄をも揺さぶる。
ズパン、ズパン、と腰が打ち付けられる度に雄介の意識は朧になっていく。
「オゥ、出るよミスター!!」
びゅるるるるる
「んぶっ!?」
男の宣言と共に、白濁液が雄介の口内に発射される。
その熱さと生臭さに雄介の意識は飛びかけるも、男の生命の種は構わずどろどろと喉奥まで流れ込んでいく。
その熱さと生臭さに雄介の意識は飛びかけるも、男の生命の種は構わずどろどろと喉奥まで流れ込んでいく。
「んむっ、んむむむっ...ぶはぁ!」
男の逸物が口から離されると、雄介は反射的に大きく息を吸い込み流し込まれた精液の味と匂いを誤魔化そうとする。
「ヘイミスター!まだ終わってないヨ」
しかし男はそれを許さず、太い二本の指が雄介の口に差し込まれ、呼吸を困難にさせる。
「ワタシのレイプ邪魔した罪重いね...ちんぽスッキリするまで付き合って貰うよ♡」
ニマリと醜悪に歪んだ笑みが視界いっぱいに映し出されると、雄介の尻の穴は恐怖でキュッと締め付けられた。
【日高雄介@男狩り】
[状態]:ダメージ(中)、精神的疲労(大)、喉奥に精液を流し込まれた。
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考]
基本:殺し合いを止める。
1:チッ、ちくしょー!!
[状態]:ダメージ(中)、精神的疲労(大)、喉奥に精液を流し込まれた。
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考]
基本:殺し合いを止める。
1:チッ、ちくしょー!!
[備考]
※参戦時期は本編終了後
※参戦時期は本編終了後
【フロイド・キング@サタノファニ】
[状態]:健康 興奮
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考]
基本:女を犯す。
1:このミスターをオナホにする。
[状態]:健康 興奮
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考]
基本:女を犯す。
1:このミスターをオナホにする。
[備考]
※参戦時期は不明
※参戦時期は不明
「いやっ、いやああああ!!」
「GOB GOB」
「GOB GOB」
雄介に逃がされた眼帯少女はゴブリンに囲まれ衣服に手をかけられていた。
周囲を取り囲む熱気とそそり立つ肉棒に少女は涙を流す。
これから己に降りかかる惨劇に。なにより、またも逃げ切れず善意を踏みにじることになってしまったことに。
周囲を取り囲む熱気とそそり立つ肉棒に少女は涙を流す。
これから己に降りかかる惨劇に。なにより、またも逃げ切れず善意を踏みにじることになってしまったことに。
(ごめんなさい狼さん...日高さん...私なんかを助けようとして傷ついて...)
ごめんなさい、ごめんなさいと小さなうわごとと懺悔と共に涙が地を跳ねる。
(神様、お願いします。私はどうなってもいいから、せめてあの人たちだけは無事に逃がして...!)
世界はいつだって無情で、少女はどこにいても無力だ。
例え少女がなけなしの勇気を振り絞ろうとも、どれだけ優しい願いを抱いていても、命も想いも灰のように儚く踏みにじられる。
そんなモノを、神様はイチイチ掬い取ったりはしない。
例え少女がなけなしの勇気を振り絞ろうとも、どれだけ優しい願いを抱いていても、命も想いも灰のように儚く踏みにじられる。
そんなモノを、神様はイチイチ掬い取ったりはしない。
然らば。
「いけねえなあ。女子供を抱くのは合意の上でってのが紳士の嗜みだぜ小鬼ども」
それを掬い上げられるとしたら、白に黒にも通ずる人間に他ならないだろう。
「GOB!?GOBGOBB!!」
ゴブリンは乱入者である壮年を排除すべく、一斉に襲い掛かる。
「おっと、男はしゃしゃり出てくんなってか...まあ、そういうシンプルなのもおいらは嫌いじゃあねえ」
「にっ、逃げてください!」
「おいおい、危ないのは嬢ちゃんだろ。だのにこんな状況でおいらを気遣ってくれるたぁ、惚れちまいそうだぜ」
「にっ、逃げてください!」
「おいおい、危ないのは嬢ちゃんだろ。だのにこんな状況でおいらを気遣ってくれるたぁ、惚れちまいそうだぜ」
少女の訴えにも構わず、壮年は、ニッ、と重ねた年齢を滲ませる笑みを浮かべる。
コ オ オ オ
壮年の呼吸が奇妙なものに代わる。
迫りくるゴブリンの群れにも怖気づかず、壮年は堂々と名乗りを上げる。
「天童組、谷裕二―――参るぜ」
【39話で芭藤に殺された眼帯の女の子@血と灰の女王】
[状態]:精神的疲労(大)
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考]
基本:殺し合いからの脱出。
1:日高さんやおじさんが心配。負けないで...!
[状態]:精神的疲労(大)
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考]
基本:殺し合いからの脱出。
1:日高さんやおじさんが心配。負けないで...!
[備考]
※参戦時期は死亡後
※参戦時期は死亡後
【谷裕二@サタノファニ】
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考]
基本:ゲームから脱出。
1:ひとまず小鬼どもを倒して眼帯の嬢ちゃんを助ける。
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考]
基本:ゲームから脱出。
1:ひとまず小鬼どもを倒して眼帯の嬢ちゃんを助ける。
[備考]
※参戦時期は不明
※参戦時期は不明