ベルフ - ファイアーエムブレム用語辞典

ベルフ

BSアカネイア戦記、新・紋章の謎に登場する仲間ユニット。クラスはソシアルナイト。
新紋章ではアカネイア戦記のリメイクだけでなく、本編にも追加キャラとして登場する。
顔グラは七三ならぬ六四分けのような黒髪でデコ出し。垂れ目のロベルト、釣り目のライデンと違って彼は普通。
またその同僚二人と比べると、小柄に描かれているように見える。

暗黒戦争初期、パレスを占領したドルーア軍のグーベルを退けたニーナはカミュに保護されていたが、
ニーナをドルーアに連れてこいという命令を無視し続けたカミュにメディウスは痺れを切らし、実力行使に出る。
そしてカミュはドルーア軍の追討から、ニーナをオレルアンへと送り届ける決意を固める。
これはドルーアに対する反逆行為であり、グルニアとドルーアの同盟維持のためにもカミュは単独でそれを行う。
長くなったがこの際、カミュへの忠誠から軍を脱走してまで彼に従ったのがベルフ、ロベルト、ライデンである。

そんなベルフだが、初出時の彼らはぶっちゃけサジマジバーツやオレルアンズと同じ雑兵であり、
ゲーム的にカミュ一人というわけにもいかないという理由で登場したキャラだと思われる。
BSアカネイア戦記なのでボイス付きで喋るが、新キャラで三人共同じ役割なので誰が誰だか分からない。
唯一、ベルフはカミュに呼び掛けられて応えるシーンがあるため、そこは間違いなく彼だと分かる。
なお、リメイクでは普通に顔グラが表示されるため、当時の音声と照らし合わせて確認できるようになった。

ニーナはオレルアンのハーディンと合流し、カミュはドルーアに捕らえられて紋章1部へと繋がるわけだが、
カミュが敵将のブルザークに追い詰められた際、ブルザークの口からベルフ達部下は先に捕らえたこと、
カミュが降伏すれば部下も寛大な処置が取られるであろうことが語られて、ベルフの出番も終了。
以降何があったのか、どのタイミングで軍を辞めたのかも不明だが、新紋章12章クリア後に突如登場。
元グルニア黒騎士を名乗り、マルス軍に参加する。ちなみに場所は火竜の墓場。よく来れたな。
グルニアの惨状を見る限り、ハーディンを討つべく光のオーブを手に入れようとしていたりだろう。

肝心のユニット性能だが、ただでさえ騎兵の多い新紋章でドカドカ入ってこられても扱いに困る。
初期値は高く、兵種変更もあるので使えなくはないが、この時点ではメンバーも揃っているので正直微妙。
ただし、マイユニットはもちろんシリウスとの会話も存在し、キャラの掘り下げはされている。
前者では礼儀作法を重んじる騎士道精神の持ち主であることが判明、後者ではシリウスの秘密に迫る。
ついでにBSアカネイア戦記の時点でカミュに彼だけ別個に呼ばれるなど特別扱いされており、
マルス軍に参加する際にも挨拶を代表していたりと、三人の中では彼がリーダー格のようである。